オクトパストラベラー2 テメノス主人公で初見プレイの感想(ネタバレ注意)
またまたアナザーエデンのコラボから入ったオタクがオクトラ2を遊び尽くしただけの感想備忘録になります。
協奏やる度に思うんですけどアナザーエデンという神ゲー、ミリしらオタクにコラボ先のゲームに興味持たせる調整がうますぎる。
アナデン内のオクトラコラボについて簡単に説明しておくと、
1、2、大陸の覇者から数人ずつキャラクターが出張してきて3つの時代に分かれて「旅」をテーマに話が進んでいくボリューム満点の群像劇イベントになります。フィールドコマンドなども実装されていてシステム的にもかなりオクトラ。
では何故まずいきなり2から遊ぶことにしたのか。
簡単な話です。
テメノスさんが最高すぎて全てが癖にぶっささったから(正直)
それとキャスティの記憶喪失が気になったのと、アナデンでもプレイアブルとして実装されたパルテティオがこんな気持ちの良い芯のある爽やか兄貴に育った経緯を是非とも浴びてぇ~!と思ったからです。
軽率オタクすぎる自覚はあります。でもそんぐらい気軽でオッケーじゃないかな。腰の重さでせっかくの機会を逃すのはもったいないですからね。
例の如く、オクトラシリーズに触れたのは初めてで何も知らなかったので1からやらないと世界観とか分かんないかなとも考えました。
軽く調べた所、1と2は全く違う大陸どころか、いっそパラレルワールドぐらい切って離されてるらしい。
ヨッシャじゃあ早速やってみっか!!!!(即ポチ)
気になったゲーム大体あるSteam君には感謝しかないです。足向けて寝れん。
うっかりネタバレと匂わせを踏まない様に、始める前にあんまり下調べせずコラボで得たいい塩梅の情報以外何も知らない状態でスタート。
はい。
オクトパストラベラー2サイコ―――!!!!!!!
開始1分でこれになった。3DCGとの合せ技で空間の描き方が完璧すぎた。これで行こう!と決めたスタッフさん全員に直接振り込みたい。そのぐらい理想の世界が広がってました。
デザインに関わった方々は皆さんすごくドットグラフィックを愛してるんだろうなあ…
ただその辺を歩き回るだけでもノスタルジーなエモさを感じるし、もうとにかく超絶綺麗で楽しい。SEや音楽もすごくグラフィックに馴染んでいて、画面を見てる目からの情報と、耳から入ってくる環境音、どれを取っても美しすぎて幸せだった。一生歩いてたいよソリスティア大陸。
グラ周りだけで延々語れててしまいそうな勢いですが、前置き長すぎなのでそろそろストーリーの話にいきたいと思います。
※テメノス主人公でやった時の初見プレイ感想なので、比較的テメノス寄りの内容になります。ご了承ください。
書いてる内に文字数がえらい事になってページ激重になったのでメイン8人の感想とサブの感想の記事分けました。
サブキャラの方の感想記事のリンクは目次の「サブキャラと黒幕への感想」の方からどうぞ。
8人のストーリーの進め方
個々のストーリーは並行してやってたら私の頭だとこんがらがりそうだったので「なるべく一人に絞って最終章までクリアしてから次の人に行く」スタイルで進めてました。
結果として、没入感もあったし細かい所とか拾って行きやすかったので話の理解についてはすごく良かったと思う。ただ
大体ほぼ毎回三章辺りのボスで辛酸舐めたぞ!!!
これ、レベル上げとかジョブや強装備集め辺りのバトル効率とは相性がよくない進め方なのかもしれない。
4,5人目ぐらいからは流石に全体レベルも高くなってきたし慣れてきて楽になりましたが、今思うと無自覚に縛りプレイに片足突っ込んでたかも。
それがまた古の鬼畜ゲーを嗜んできたゲームオタクとしては程よい難易度で歯ごたえあって楽しかったです。
仮にこれ一本絞り無理!ってなってたとしても、並行スタイルに移行して全然路線変更できたので詰む心配は一切なかった。
こういう自由な進め方で満喫できるのが本当に「旅人になれる」感じで素敵なゲームです。
メインキャラ達への感想
ストーリーを進めた順番で書いていきます。
テメノス
私をオクトラ2沼に一瞬で引き込んだ張本人。主人公は速攻で彼に決定しました。というかオクトラやるぞ!!!と決めた時点で決定してた。
普段は教会で紙芝居神官やってる異端審問官。30歳。
さんじゅっさい!?!!!!!??!?
コラボの発表後に気になってとりあえず検索して出てきた彼の紹介動画(確認したら2ではなく、大陸の覇者の実装PVだった)を見て得た情報がこちら。
えっ……めっちゃええやん……優勝……(爆速判断)
まだコラボストーリーすらやってないのにあの動画だけで推しになった。その間約1分。我ながらチョロすぎるな。
30歳情報は2本編を始めた時にステータスに書いてあって五度見しました。立場ある職だから成人はしとるやろ、ぐらいで呑気してた。30歳って何歳ですか。見間違えか?疲れ目かと思って目薬もさした。
ただただ圧倒的ベビーフェイスだった
後に公式の設定画を拝見して分かったのですが、デザイナーさんが意図して童顔の30歳として描かれてたみたいですね。
異端審問官自らがある意味で罪深いスタイルとは恐れ入りました。最高具合が完璧すぎて逆に怖い。皆好きじゃんそんなん(クソデカ主語)
しかし、話を全て読み終えると中身は年齢相応でしっかり大人で人間できてるとストンと納得できる人でした。その上であの見た目よ。童顔と無邪気は別物…
ギャップからの納得、おいしいです!!!最高!!!!
ストーリーはいきなり神話らしきものが始まって、若干置いてけぼりになりかけた。かと思えば、聖火神ともあろう人が邪神を前に急に記憶消えるじゃん…どうした…神といえどボケたんか…?(不敬)
とかなり困惑したんですが、思い返してみるとすごく彼らしいというか。
声は違うんですけどめちゃくちゃこれテメノスさんが読んでる!感が出てて自然と顔が緩みます。
本人は紙芝居は得意としてなかったみたいですが、子供達からの懐かれっぷりや、台詞を忘れても皆なんだかんだ楽しんでくれてた所とか、本人が子供の相手の仕方が上手い所を見ると、フレイムチャーチ教会の紙芝居読んでくれる神官様という立ち位置も彼の一部で、彼にとても合ってるなあと思った。
彼という人間を知れば知るほど、深い関係のある教皇とロイもおそらくできる限りはテメノスさんには審問官でなく、こういうただの神官で居てほしかったんじゃないかな…とかも考えてしまった。
そりゃこんな情に厚く貸し借りにきっちりしてる義理堅い人を疑い合いと危険がともなう身内の闇案件に巻き込むのは気が引けるし極力やりたくないよなあ。
これはちょっと余談ですが、実は一章の最初の方は本当に1やってなくても大丈夫かどうかとか、軽く確認の為にとりあえず低容量の体験版で進めてたんです。
ただ、労働終わりの疲労困憊状態で勢いで始めたのと、教会での場面があまりに穏やかすぎた事、テメノスさんとミントさんの優しい声とフレイムチャーチのBGMが耳に心地よすぎた事。この3つが相まってなんとそのまま机で寝落ちしてしまい、体験版の3時間を消費してしまい盛大にやらかした
まあそれは製品版に引き継げば全く問題はなかったんですが、それぐらいもう最初から雰囲気の良さとドットRPGの実家感とテメノスさんの周りの居心地のいい空気が疲れにめっちゃ効きまくってましたね…全身ヒーリング効果浴びたわ。
これ、なんかの学会とかで研究したら名前付く現象では…?
彼といえば異端審問官としての「暴く」コマンド。
シールド割りするのがルールなので、煽りセリフのオンパレードでぶん殴ったり切り刻みまくるのが、神官にあるまじき荒くれムーブであり、テメノスさんの独特スタイルとして確立しちゃってるのが大好きです。思えば「導く」で連れてる人を戦闘でけしかけられるのも中々な気もする
しかしフィジカルで荒くれムーブをしても、不思議と品位が保たれてるのもテメノスさんと石田さんのなせる技だ……強い。
あと本人も含めてほとんどの人が彼をほぼ神官扱いしてないのめっちゃ好きです。探偵とか、紙芝居の人とか。なんかこう……
良いよね!!!!!!!(語彙力✘)
異端審問官職はロイから引き継いだものなので、元は普通に神官だったとかと思うんですが、にしては板につきすぎなんだよな~
異端審問官への適正が高すぎる。
天職でしょう。経緯を考えると手放しでよかったとは絶対言えませんが
昼コマンド「導く」をした人をけしかける際に「羊さん」と呼ぶ彼ですが、似たような呼び方でちょっとした例外がいますね。
「子羊くん」こと新人聖堂騎士のクリック君です。
教皇暗殺事件を調べる探偵役テメノスさんに対して成り行きでワトソン君の立ち位置になった彼ですが、本当にここ二人の信頼関係の形、かっこよくて痺れるし大好きでぐっとくる。
時間と共にちょっとずつ変化する距離も良いですし、特に二人のやりとりが多い三章は、彼らの関係性の集大成が詰まってるなと感じます。
フレイムチャーチで偶然出会って、最初はちょっと憧れに裏切られた感見え見えでテメノスさんを軽蔑しかけてた彼ですが、最後には誰よりもテメノスさんを分かっていて信じてくれてる人になってましたね…
テメノスさんが頑張ってる時にクリック君はクリック君でテメノスさんの事をちゃんと見て、影響を受けて彼のようにやるべきことを見極めて着実に成長してるのが滅茶苦茶に良い……
二章で見立て殺人の犯人ヴァドスをとっ捕まえる下りとか、特にそうでしたね。緊急事態にルーチ―の家のドアをぶっ壊してくれました。とりま人命優先で許可は事後報告&承諾で!!
アグネアがテメノスさんに「クリックさんに厳しすぎない?」って聞いた時のテメノスさんの返しが「子羊は厳しくしたほうが育つ」これもいいけど
「反応が面白くてつい……」って本音出ちゃってるの笑った。わかる
最終的にテメノスさんなりの優しさだと解釈されてたのもアグネア…おもしれー女…になった。けど多分楽しんでる面が一番でかいと思うわ
なんてったってからかい上手のテメノスさんですからね~!
クリック君、ドアをやっちゃった後の「主よお許しください…」が不憫だったけど、まあ致し方なし…と承諾してくれたり、テメノスさんが「真実は炎の中に」モードになってる時も待ってくれてたりとか、その辺りの譲歩やら歩み寄りやらがおっ!柔軟になってきてていいねえ!と笑顔になった。
半ば強引な手段に訴えたり、酒場で派手に大立ち回りしたりと、クリック君一人じゃ絶対やらなかっただろうなっていう事が盛り沢山でナイスコンビ感が見てて楽しかった。
探偵バディものの凸凹感、栄養価が高い
しかしあの情報量の少なさで見立て殺人なんてよく分かったよねテメノスさん。聖典の内容を熟知してる神官としての知識だけでなく観察力や頭の回転の早さ、柔軟な発想力、全てが高スペックでないと到底無理では。
しかも見抜いた上で、次の犠牲者の「踊り子」の殺人を未然に防げた功績、あまりにでかすぎるよね。
もっと褒め称えろよ聖堂機関の連中はよぉ!!!!!
事件の捜査は異端審問官の仕事じゃないのにここまでやってんだよ~!!審問官の本来の仕事は捕まえた後の犯人の審問!!本職の連中は何やってたんだよ~柿が甘くなるまで待って美味しいところだけ持ってってよぉ~
なにが「渋柿をつつく暇はない」だ。治安維持しっかりせえ!!
クリック君のことももっとしっかり褒めて昇進させなさいよ!!
まあトップがあの人なんで無理な話なんですけどね……解せぬ……
とにかくよ。
事件の捜査を通してテメノスさんもクリック君に自分の個人的な話をしたり、気に入ってる上にとても信頼してた所がね
事のしんどさを加速させますねぇ………
テメノス編三章の月影教とカル族の下り。真実に確実に一歩近づいたあれ。
うん……暗黒闇深歴史すぎてよ……
クラックレッジ。教会から随分遠い街だからなのか知らんけど、なーんか全く歓迎されてない嫌な空気。
いきなり「この町に炎は要らん。帰れ」と言われるし、明らか避けられてるし、ただの塩対応とはちょっと違う異様さ。排他的にしてもやりすぎ感。
こんなきな臭い街で宿を取るのも躊躇されたけど、長旅だったし一旦休んだら、夢で例のテメノスさんの親友ロイの回想。
ここで初めて核心にがっつり絡む黒血系武器が出てきましたが、正直それどころじゃなかった。
テメノスさんにもちゃんと信頼できる親友が居たんだなあって言うのと
その人ももう居ないのかあ……が一気に押し寄せてきて。
テメノス編でこれを言うのも気が引けるけど
教会の隠蔽とか、そんなのいいから行かないで欲しかった。
そう思ってしまうぐらいには切ない記憶を見せられましたね…
でも真実を無視できないのがロイという男。彼は結局、そのまま帰らぬ人になってしまいました。
今でも夢にみるぐらいだから、テメノスさんの中に強烈な後悔があるんでしょうね。あの日からずっと。
体から力が抜けたような声のこのセリフと、その後のアグネアとの会話。
彼にしては珍しく、素直な気持ちをそのまま口にしてました。
なんか…あのテメノスさんが弱ってる…感がしんどかった。ロイに関することはどうしても本心を偽れないんだろうなあ。
次の日、街の信者にけしかけられたテメノスさんを見え見えの色仕掛けからの始末しようとしたリエザの話だと、クラックレッジの住民は皆大きな隠し事をしていて、それはどうやら「罪の記憶」らしい。
諦めたリエザを置いて、遺跡の方も入って調べてみた所…
入口に謎の壁画があり、奥にいけばいくほど黒い血の跡があちこちにべったりと残っていて、そこら中に人骨が散乱してる無惨な光景が…
もう真っ黒でしょう。
こんな歴史的規模の虐殺事件を街ぐるみで隠蔽してたの怖すぎ笑えん……
それと
そんな街に一泊した事実も、後から思うと怖すぎる
テメノスさんが無事朝を迎えられて何より過ぎる…
彼だったから地に足つけて冷静に調べられてるけど、相当な闇深案件ですよこれ。私だったらひっくり返って泡吹きながら全力ダッシュで逃げてる幽霊系は全然だけど、人怖系はどうにも対処が難しい
どうやら月影教の発足はかなり昔の事らしく、件の虐殺があったのも何十年も前ですが、今も人骨が無造作に散乱してるってことは、無数の死体や事件現場自体がずっとここにそのまま全部放置されてたってことで……
罪の意識で目を背けていたかったんだろうけど、だからって放置はそれはそれで怖すぎるでしょうに…死臭もエグそうだし、そんな光景想像したくもないな…
全員が極端に排他的だったのも、月影教がアンチ聖火教な信仰ってのもあるけど、事件を察知させない隠蔽の為のものだったのがもうやばい。
どうも公の歴史の記録上に全く残っていないようなので、長い事隠蔽が成功していたのも不気味すぎて……リエザのように罪の意識に耐えかねて告白する人だってこれまでいただろうに、これだけの事をそんな綺麗に隠しきれるかね…?
エクストラまで全部クリアした後だと分かる。
匂いますねえ……「あの女」の汚い手段の匂いがなあ……!!
これだけの虐殺をして何も感じてないんだから、自分の作った月影教の信者を殺すのだって訳ないでしょうあの女は。
絶対裏切った信者相手に口封じもやってるってこれ……!!(断定)
そして聖堂機関のトップのカルディナはその虐殺されたカル族の生き残り二人のうちの一人で、もう一人は一連の事件の実行犯、ヴァドスだった。
思っきり異端に入りこまれとるが!!!!!
こんな人が聖堂機関のトップだったんですから世も末よ。
カル族自体は炎を守る使命からいくと異端ではないしむしろ聖火側で、カルディナは虐殺事件に関しては完全に被害者です。
ただ理由がどうであれ、カルディナ個人は聖火教を信仰していたわけでもない上にむしろ神を嘲笑ってたので、間違いなく異端だった。ヴァドスは言うまでもないですね。
「仇敵(月影教の先導者)は探し出して絶対殺す(意訳)」と恨み言が書き殴られていた遺跡に落ちてた「カルディナの手記」
短い文章だけど月影教に対する復讐の意思がガッチガチで。でも、
実はその仇敵本人の掌の上で何十年も踊らされていたとは……
そう考えると、あまりに可哀想で気の毒すぎるしどのツラ下げてカルディナに近づいたんやあのアルカネットとかいう女は
あまりにも人を馬鹿にしすぎだよ
そしてとりあえずクラックレッジで手に入れたエグい情報を手に、今度は聖堂機関のある街ストームヘイルにGO
あっ!!!!クリック君だ~~~!!!!!!(無邪気)
からの遅刻遅刻~!!激突展開。パン咥えてたら恋が始まってしまう所だったから危なかった
ちょっと呆れたようなテメノスさんに、相変わらず真面目なクリック君。
はあーーーーーこれこれ!!生き返るーーーーー!!癒やし……
この二人の会話、もはや実家以上の安心感があったのになあ
クリック君はおそらく、メタ的な意味でテメノスさんの相棒として最初から死ぬことが決まってたキャラだったんだろうな……と全部を終えて改めて考えても思います。
実際そうなったことで、テメノスさんの義理堅い部分や真実を明らかにしようとする姿勢が強調されたり、オルトも立場や命令より亡き友人や真実の為に行動できるきっかけになった。展開としては悲しすぎるけど、同時に熱くてとても素晴らしいものになってたなあ。
でもなあ〜!!いちオタクの気持ちの面ではやっぱりテメノスさんとこれから先もずっとコンビでいてほしかった願望しかないよ。からかい上手のテメノスさんに翻弄される生真面目クリック君っていう図がめっちゃ和みで大好きなんだ!!!!
クリック君もロイや教皇と同じでテメノスさんが眠っていたり、側に居ない間にいなくなってしまったのもきつい話。
三回もそんな形で凄惨な死が身近な人を襲うなんて、耐えられずに心がぽっきり折れたり自暴自棄になってもおかしくないぐらいのトラウマだと思うんです。
事故とかでなく第三者の悪意のせいとなると尚更。
しかし、何が起きても最終的には感情を御して、やるべきことを見失わないのがテメノスさんという男。
彼らしい冷静な言葉ですごく好きな台詞です。
そんないつだって冷静な人が、クリック君を愚弄されて少しの間だけ感情を抑えるのをやめたシーンもそりゃそうだよ!!!過ぎてしんどいけど、人として信用しかなくて大好き。
個人的に、特にクバリーはテメノスさんに対して最初から無駄にすんごい煽りまくってきてやなやつやな~…と思ってたので
お前……!!!この……!!!いよいよ覚悟しろよ!!!(全ギレ)
躾の必要な犬はお前の方じゃあ!!!
と息巻いて全力で挑みました。
まあ、その後全然レベル不足で順調に3回ぐらいぶっとばされたんですが。
あの弱点変化シールドと無慈悲二回行動と全体攻撃何……厄介すぎるでしょ……腹立つ~~!!
クバリーが「クリックは手強かった」と言っていたのは、腕っぷしも勿論ながら、内部調査をしてる異端審問官テメノスさんへのサポート力が高すぎる事も含んでたんじゃないかなあ。
本人的には最大の煽りのつもりで言ってたんだろうけど、クリック君への信頼度がカンストした三章だともう褒め言葉にしか聞こえねえんだよなあ!!!!
これが無敵状態ってやつだ。どうだこの手の人間がリアルに一番厄介でこえーだろ!!ガハハ!!
テメノス編の黒幕、カルディナにとってのクリック君も、間違いなくテメノスさんと同等の脅威だったと思うんですよね。最終的には本人が排除しにかかったぐらいだから。
黒幕にとって「敵」とみなされたならそれはもう十二分に立派に一人前。
だからこそ殺されてしまった訳ですが……つらいけど、彼がとても頼もしい助手君だった証拠だった。
ともあれ、何があってもちゃんと前を向いて進める底力が強みでとてつもなくかっこいいテメノスさんですが、そういう強いストレスのかかる極端につらいことに対する耐性が今までの嫌な経験のせいで人より格段にある点は全然素直に喜べない。
頼もしすぎるのが逆に不安になることもあるんだな
もっと素直に弱音を言える人だったらとか、もっと教会とか聖堂機関内に彼の味方がいてくれたらなとか、色々考えてしまうけど、そうなっちゃうと今のテメノスさんとは違う人になっちゃう訳で……
まず前提として、異端審問官という仕事自体必要だけどきっと外より教会内部の人間から一番忌避されるものですもんね。味方が少なくなるのもある程度致し方ないとはいえ多方面キッツイ仕事だと思う。
そういうつらい立場や思い出が今の真実の為に働く異端審問官テメノスを作ってる部分がでかすぎるのが、好きだけど同じだけ嫌でもある
「ロイがまっすぐで正直すぎる人だったから自分は代わりに疑り深くなることにした」旨の事を言っていた彼ですが、一応の身内である聖火教内部にも躊躇なく疑いの目を向けるほどの人が信頼を寄せていたロイと教皇、そしてクリック君の存在は、これから先もテメノスさんの中に生き続ける確信があるのが頼もしい。
彼が進んで自分からは見せようとはしない、一旦信用すると決めたら無尽蔵に注がれる義理堅さや情が思い出をしっかり維持してくれると思う。
彼の信用と信頼の形って「誰が信用できる人間なのか見極める」というより「どうやっても疑えない人が見つかる」なのかもしれませんね。
根拠や証拠をしっかり見つけて相手を見極めるのは疑う時で、誰かを信用する時はかなり直感に近い感覚説はわりとありそう。
元々聖堂機関をカラス呼ばわりするぐらい毛嫌いしてた様ですし、なら所属してる人とわざわざ親しくしたくもないだろうし、仕事上でもテメノスさんには何の得もない。周りに癒着を疑われたら内部調査をする審問官としての仕事に疑問が生まれてしまいかねなくて本末転倒。異端側に攻撃材料を与えるだけですからね。
だから、クリック君の存在はテメノスさんがどういう人なら素直に味方と思えるのか、信用できるのかのすごくいい例だったと思います。
偶然出会って直感で見つけたなんでも疑ってかからないといけないテメノスさんが聖堂騎士の立場を考慮してもどうやっても疑えない人だった。
カーーーーー!!!!たまらん!!!!(情緒✘)
相手が自分を同じように信用してくれるかどうか。見返りがあるか。そういう打算や計算を一切感じない。決めたから自分は彼を信用するスタイル。
そういう形だからこそ、クリック君にとってもテメノスさんは信用できる人になっていったのかもしれませんね。関係性オタク大歓喜!!!
カルディナとアルカネットの下りが分かったのはかなり後の事だったので、最初にカルディナを倒した時は「仇はきっちり取ったぞクリック君。だから心配せずゆっくり眠ってくれ…!」とひっかかりもなく思ってたんだけど、知っちゃった後はもうね…虚しいよ。
ラストに暗黒の力を求めて化け物になっちゃったあれだってオリの手記にあったけどアルカネットが「絶対失敗する間違った儀式を教えた」からなんだよね
他キャラの話でも似たような事をやって失敗してる例がありましたね。
暗黒って人間がコントロールできるレベルの力じゃないもんねどうみても。
それにしたって分かった上で教えるのは酷すぎるよ…
とにかく、奴の掌の上だったのはカルディナだけじゃなくて私もだったんです。仇敵を倒してスカッとした気にさせられてた。事はそう単純じゃなかった。
絶対許さんからな!!!!!
四章では教皇暗殺事件や一連の騒動とは別に、オクトラ2の世界の「真実」に関する情報も拾えました。
ラスダンの遺跡の前で、守り人のシルルットという獣人が教えてくれるのですが、どうも大魔術師ダーケストとかいう奴がかなりキーマンらしい。
テメノスさんが手に入れた彼に関する情報は、かつて「儀式」を行い、「夜」を招いた大魔術師という話。
しかしシルルット曰くダーケストが呼んだのは「夜」ではなく「暗黒」だと
そしてあらかじめ遺跡に入る前からもうはっきり「このおく、あんこくでる」と予告されていた。ふむふむ
大体ダーケストのせいやんけ!!!!!!
この遺跡に絡むナ・ナシの里と獣人についてはオーシュットの項で色々書いてますのでここでは端折ります。
人間が力を巡って争ったのもかなり悪かったけど、そもそもダーケストが呼んだ「暗黒」そのものも他キャラの話を踏まえてもどう考えてもまずいものですからね!!!!何呼んでくれてんねんお前!!!!!
しかもそれ求めて争う人間に呆れた?お前が言うな案件すぎませんか
力は所詮ただのパワーで、全部扱う側の使い方次第。そんな事は分かってます。だけど、暗黒そのものの性質がまずいとなると話は別よ。
呼んだ目的の方は分からんし……結局呼んで何したかったんやあんたは……ヴィーデの口寄せとかか…?
とまあ、なんやかんやありつつとりあえずは追っていた事件の真相を解き明かして、教会の闇を打ち払いテメノス編は終了。
彼のストーリーを終えた時点ではアルカネットとカルディナの事も情報が出ていなかったので、月影教関連とダーケスト周りだけ謎残ったな、と思ってたけどまあ
テメノスさんならそのうち解き明かしてくれるっしょ!!!(丸投げ呑気)
という絶大信頼が、四章終える頃にはしっかり生まれてました。
今思えばその呑気&クリック君への巨大感情で別の伏線を汲みきれてなかった訳ですが
マジでプレイヤー(私)だけずっとポンコツですみません過ぎる
テメノスさんは旅をしたことで真実と引き換えに大事な人達をどんどん喪っていく旅人で、エクストラの最後の劇場前のシーンで、彼の関係者はもうオルト一人しか残ってないんだということを突きつけられて、体から力が抜けてしまった。
全体ストーリーとしては綺麗な大団円エンドで、ベストを尽くした結果で、これでよかったんだと納得してるしすごく好きな纏め方だったんだけど、テメノスさん個人のことで考えると、やっぱどうしても手放しで喜べない所もありました。
せめてこれから先はもう「異端審問官」が必要ないクリーンな聖火教になっていってほしいですね。
NPCの加勢台詞もね…他の仲間に比べて人数が極端に少なくて、多分オルトしかいない(自分で調べた限りは彼しか見つけられなかった)のも本当に悲しくて……一章みたいにさ…クリック君との掛け合いも、もっと聞いていたかったよ。
こうしてテメノスさんを主人公にして始まった私のオクトラ2の旅。
全体的な話が8人がそれぞれの目的を持って一緒に旅をしている裏で、得体のしれない何者かがずっと付きまとうように暗躍している。がベースになっていて。
そういう意味では「真実を求めて」旅をしている彼を主人公に選んだ事は、オクトラ2の入口に立ったばかりの初心者としてかなりいい感じの選択だったのかもしれないです。
教皇の事件の真実分かってこの件が一先ず片付いた後も彼の旅は続いて、他のキャラのストーリーも含めてあちこちで情報を拾いつつエクストラで黒幕の真実に辿り着く。これだったので、流れとしてすごく適任感があった。
彼の旅は「目的は黒幕の正体を暴いて倒す事じゃなく、真実を明らかにすること」で教皇暗殺の件もエクストラの件もそこがしっかりしてて事実に立ち向かってくれるのが頼もしいし好きすぎる。
「これが仕事なもんで」
意思がぶれない仕事人ってやっぱかっこよすぎる
ソローネ
ストーリー二人目は彼女を選びました。初めはコラボに来てくれたパルテティオかキャスティにしようと思ってたんですが、最初の画面で見てどうしても気になった彼女を選択。
闇討ちや”掃除”も辞さない組織に所属する盗賊の女性。23歳。血の匂いがする…
もう不穏なんですけど!!!(大歓喜)
ミステリアスでセクシーな激マブ美女は元々大大大好きですが、おまけに闇の匂いを察知するといてもたってもいられなかったよね。
下調べが最低限だったのでキャラ同士のクロスストーリーシステムの存在も一切知らずに始めたんですが、まさか彼女がテメノスさんと探偵と助手のようなコンビを組むことになるとは。
謎に嗅覚エグかったかもしれん
テメノス編で限界すぎて助手ポジはクリック君以外認めねえ!!と息巻いてたけど、むしろクリック君の後継(先にテメノス編終わらせてきたから私の中では後継みたいになってる)で考えるなら彼女しか居ないな!とまで思ってます。
性格やテンションの波長がとても合ってるし、お互い柔軟な考え方ができる二人だし、ちょっとグレーな方法でもそれぞれの特技で持ちつ持たれつ行こうや感がクリックテメノスコンビとはまた一風変わった相棒感があってすごく推せる。
アルパテスの件も、ソローネの話がなかったらたどり着けなかったし、重要アイテムの「鏡の破片」も手に入らなかったと思うと、テメノスさんとソローネの出会いは相当重要でしたね。
なんで黒蛇の人間が教会の人間すら知らないアルパテスの噂を知ってたのか。盗賊だから「お宝」の情報に詳しいってだけかもしれんけど、そこも気になったなあ。クロードが探してて流した説ワンチャンあるな
さて、ソローネ編について語っていきたいと思います。
ソローネ編の始まりは、同じ黒蛇の仲間達と受けた「仕事」で色々あって散々な目に合った後、なんとか一緒に生き延びたピルロとお互いにちょっとだけ理想や欲しいものという明るい話をした直後に、仕組まれた疑心暗鬼でやりたくもないのに共食いの殺し合いをするはめに。
そして、血生臭い生活の果てに自由を求めて旅に出るといういきなりのごっついヘビー展開。
全力でふかしすぎですよ!!!いきなりさあ!!!!!
裏社会のやばい組織の話なんで闇&鬱展開なのは分かってたし好きだけどさあ!!にしてもいきなりエグすぎん!?まずは軽いジャブから下さいよ!!テメノス編の内部抗争でやられた傷口に早速塩を塗るなーー!!!!
……と完全なる自業自得で気持ちの上で暴れた訳ですが、今思えばこれはほんの序盤。望み通りのジャブだった。
こっからどんどん胸クソ悪くなるから覚悟しとけ!の表明でしかなかった訳です。とはいえこういうの、実は嫌いじゃない
彼女を語る上で私がやっぱ外せないのが、オアーズラッシュでの人買いとの毒の飲み比べ勝負のシーン。
謎の馬具屋から意味深な話を聞いて、情報の為にヤバい「賭場」で命を賭けた大勝負に挑む。ここの一連の展開さ……
訳わからんぐらいかっこよすぎませんか……??
ピルロや父母対決もかっこよかったけど、個人的に彼女の一番痺れたシーンは間違いなくあそこです。
仕掛けてきた「人買い」は毒の洞察力がすごいのか、それとも実はイカサマで毒入りか判別できるのか、そもそもが出来レースなのか。
どれにしても、ソローネが圧倒的に不利なあの状況で動じず杯を飲んでいく様もそうですが、最後には自由を勝ち取るだけの覚悟を人買いに認めさせた上に、しっかり勝った報酬として目当ての情報も得て「どうも」の一言で颯爽と立ち去り、バックではソローネのかっこいいテーマ曲が流れてる………
惚れざるを得まいて!!!!!!!
最高。エグいかっこいい。全プレイヤー惚れさせに来てますねあれは……
まんまと落ちちまいました……姐さんと呼ばせてほしい……
ちなみになんですが、私は偶然一発で正解の杯を引けたから完全勝利じゃ!見たか!!!このツキさえ味方にできるソローネ様を!!!!と謎後方腕組みドヤ顔ルートを行けたんですが、ちょっと気になって調べたらアレ、外れを引いてしまうとそのままあっさり普通に服毒死するらしい
怖すぎだろ!!!!!!!!
本当に紙一重だったんだな……死なせずに済んでよかったわあ……ひえぇ……
そしてピルロ似の謎の子供とものすごい意味深な会話をして終了。
うん。ピルロの「欲しいもの」の話を踏まえると彼がこの子の父親であってもワンチャンおかしくはなさそうだったけど、ピルロはソローネと年が変わらなそうだったので、考えてみたらその割にこの子、大きすぎやせんか……??
今はこれ以上の情報がないから邪推はよしとくか……と一旦横において置いて、よし。ゲットした情報を元にレッツ暗殺と洒落込むか!
いざ本題のマザーとファーザー戦。
私はマザーを先に倒してファーザーを後回しにしました。
本当に完全なる勘だったんですが、ソローネとの個人的な関係性を考えた時にファーザーの方が直接的で、深い関係がある気がしたんですよね。
マザーは個々というよりも組織全体の運用を管理してるスタイルっぽかったので。
あとファーザーに「仕事を終えたら来い」って言われてたりメタ的にもマザーの方を先にやっといた方がいいのかなってのもあった。
結果としてその勘は大当たりでした
システムとしてはどっちからやってもいいらしいけどね。
しかし、想像よりも遥かに深すぎてファーザーの話を聞いた時開いた口が塞がらなくなっちゃった。
何からなにまで闇が深いよぉ!!!!!!!
殺し合いをするには穏やかすぎる地、ウィンターブルームの廃教会跡。
せめて愛した人との思い出の地を死地に選んだファーザーの気持ちを考えると……なんかもう、彼の人生は悲劇でしかなかったなあ……
マリエッタがクロードのようなどうしようもない人だとはっきり言い切れたらもっと気が楽だったかも。
でもなあ、マリエッタの最期のシーンを見るとなんか……進んで恨み言をぶつける気にならないんだよな……
ファーザー戦が終わった後のソローネとテメノスさんとの会話、うまくいえないけどすごく好きです。子羊のジレンマの話。
テメノスさんなりに実の父親も同然になったファーザーを殺した彼女を元気付けてあげようとして、でもこういう話は何言っても響かないのも分かってて、ソローネもそのテメノスさんの心情を汲んで応じてる雰囲気……二人の間にあるなんともいえない空気感がBGMも相まってしっとり染みた。
親同然の大事な人を喪った事がある大人同士のあの二人だからこそ、その場のうすっぺらい励ましじゃなくてしっかり成立する会話だったなあ。
ああいう比喩で大事な話するやつ、大好きすぎる……
ファーザーが唯一愛した女性、ソローネの実母マリエッタの件は、ファーザーが語った事が本当に全部事実かどうかは微妙だし、マリエッタのソローネに対する最期の言葉からしてこの人、本当にファーザーとの子供を殺すような人か……?という強烈な違和感がありました。
ソローネはマリエッタの生き写しレベルで母親似だから父親が誰かは見た目からじゃ判別できないし、実際殺したのはクロードの子の方で、彼女は本人達も分かってないけどファーザーの実の子説を個人的には爆推ししたい……!!
けど、そうするとファーザーの話の時系列がよくわからんことになるし、ファーザーの子は殺したのに何故ソローネは守ろうとしたのかっていう支離滅裂感と、教会跡でのなぞなぞの件「誰にも盗めないもの」の答えが「赤ちゃん」も含めて謎が多い。
極め付けにアルカネットが一目見ただけでソローネに言った
が何故分かった…すぎるので、多分九割ぐらいの確率で本当に血の上ではクロードの子なんだろう。
はあ……あいつが父親かぁ……
シンプルにものすごい嫌すぎるな
事実は確かめようがないんで、父親の件は最終的に自分がどう考えたいかでいいか……に着地した。
実際、こういう話は血の繋がりどうこうより、作ってきた関係性に対する気持ちのが優先されるものだと思うしさ。
それにソローネはファーザーを「父さん」と呼んだ。ファーザーはそれを受け入れて最期は「娘を持つ父親」になった
それが全てでいい。
アルカネットの発言の真意も、彼女にそっくりのマリエッタの事を知ってたり、クロードから諸々聞いてただけかもしれないし。それはそれとして、
アルカネット~~!!お前~~~!!!意味ありげに呪いの言葉残していくなや~~!!!!
触れるならちゃんと説明してからいけーーーー!!!!(呪詛返し)
おまけに「首輪が見える」だの「あなたは逃れられない」だの……
ソローネ編ラストのやっと本当の鍵をゲットして毒の首輪を外して、もうどこにでもいける、殺しもしなくて良い自由の身になれたのに、黒蛇にいた時に言ってた言葉と変わらず
で締めくくられるのと微妙にリンクしてて…
なんか苦し紛れにすっげーーー嫌な事言われたんだけど!?何なの!?
ソローネの話は、望んでたものは手に入れて諸悪の根源のクロードもぶっ飛ばしてきっちり片がついたはずなのに全く気分爽快!!!といかないのがなんとも……ある意味で「らしい」のかもなあ。と思ってしまいましたね。
両手を散々血に染めた勝利だし、孤児院ではマザーを殺してミラからしっかり恨みも買ってしまったし、二重の「父親殺し」だって業が深いし
そう簡単には過去から逃げられないし、幸せになれないしさせないって事なのかもな…
残ったロストシードの人達もなんの救いもないし(求められてもないけど)
四章後にいつのまにか登場した多分最後のクロードの子っぽい「器」も、あのまま他の器達のようになにもせず、なにもないロストシードでただ息をして時間を消費するように生きていくのかな……それもまた自由って事か。
あの子はクロードの子として生まれたけど、最初で最後のクロードの目的や黒蛇に縛られることもない子だから、生まれながらに確かに自由ではあるのか……。でも自分が「真に自由」なことにも気付けてないんだよな。
んん…??あれ………?
自由って何なんだっけ……???
考えすぎてうっかり概念に足突っ込みそうになった。
ラストで一気に重大情報が分かったので情緒はぐちゃぐちゃだけど、とにかくソローネは自分の人生を自分の責任で好きにできる自由を得たというのは確か。
ここから先は世界中を見て回ってゆっくりと新しい人生について考える。その為の旅のスタート地点に本当の意味で彼女はようやく立てた気がしました。おめでとうソローネ。
その第一歩で、マザーを慕っていてソローネに復讐する宣言をした女の子「ミラ」との話に決着をつけることにしました。
マザーズガーデンの守衛のおじいさんが、いなくなった彼女の行方を探していてとても心配していたので話を聞いてみました。
そういえば、彼は何故か無関係のはずのロストシードの渡し守さんと瓜二つらしいから、守衛さんもまたクロードの子なんでしょうね。つまりよ。クロードの子+孤児院関係者なら一応は蛇という事になる。
ぶっ倒してこの世から消してもずっと嫌な要素としてあちらこちらに残り続けてるクロードって男、ほんとに嫌!!!!!!!あっちいって!!!シッシッ!!
すみません。話を戻しますね。守衛さんを連れてロストシードにとんぼ返り。
これはあくまでサブストーリーで、ソローネとミラというよりは、「母親」を亡くしてなにもなくなった後のミラと、子供たちを気にかけていたけど、今まで何もできなかった守衛さんがこれから先どう生きていくかの話。
送り届けた後は二人だけの会話で話が進んでいくんですが、ミラの声が本当に何もかもに絶望しきってる子供の声でつらすぎる。
ソローネに言われた通り、ひたすら執念だけで単身仇である彼女を追いかけて入った街は「生まれ故郷」で、辿り着いてしまった事で不意に全部を悟ってしまった訳です。
とっくに全部に片が付いてて、自分はここに漂うように生きている「器」達と同じで、すでに生まれた意味も生きていく意味もなくした存在になってしまってた事に。
いや………きっついわこれ………
ミラが孤児院外の世界も知ってる大人だったらまだもうちょっとマシだったと思う。あの閉鎖空間で母親が世界の全てだった子供が更に追い打ちで絶望の上塗りをされてるのがな……滅茶苦茶心にきたわ……
ここでミラは城の中じゃなくて、ロストシード内の一番高い何もないちょっと高い塔の上にいるんだよね。これってさ
やっぱもう、そういうつもりでもあったよな……
かなり間一髪だったと思う。よかったよ守衛さんが間に合って……
ミラは母親と生まれた意味を、守衛さんは長年縛られてきた役目を、クロードが死んだことで一切合切なくした。
なら全部なくした者同士、親子としてガーデンで新しい人生をみんなで一緒に生き直そうと。
ここは大人と子どもの考え方の違い、視野の広さの違いがミラを救ったなあと思いました。
狭い世界で一方的に支配されてずっと生きていると、考え方やものの見方を変えるって発想そのものができなくなると思うんです。
だから生きる目的もどんどん絞られて、最後にはたったひとつになってしまう。つまりその唯一の目的がなくなっちゃうと「本当に何もない自分」が完成してしまって、八方塞がりでただ絶望しかできない。ミラはまさにその状態だった。
目的がなくなったなら、ゆっくり新しいのを見つければ良い。
考えてみれば当たり前で誰もが知ってる筈の事ですが、追い詰められるとついもう後がない気がして忘れがちになる事でもある。
あんな遠い所まで迎えに来てくれて、今から新しく生き直せるんだよって教えてくれて、本当の帰る家を作ってくれた守衛さんがいた事が、彼女の新しい希望になるといいなあ。
うん。これで新しく卵から「蛇」がかえることもなくなったし、頭の二人とバックにいたクロードが一度に消えて組織はもうぐちゃぐちゃ。人目につく場所で蛇同士の殺し合いが発生し始める事態に。あの様子じゃ黒蛇はもうなにもせずとも勝手に瓦解するでしょうね。
ガーデンの方も見に行ったら、いい感じにめっちゃ明るい空気になってて嬉しかった。ミラも守衛さんも他の子供たちも幸せそうで安心しました。
よし。蛇やソローネの件についてはこれで本当にしっかり片がついたなと思いましたね。
だからね、
その復讐の短剣、怪我とかするかもしれんし危ないからこっちで処理しとくわ!!!任せてくれ!!!!!(台無し)
断じて短剣目的でサブストと進めたとかじゃないですよ!!本当に!!!偶然ゲットしただけ!!!!!
かなり強い武器なんで最後まで世話になったのは事実ですけど!!
名前と経緯的にかなり血生臭い武器で、その復讐対象だった張本人ソローネに持たせるのは気が引けましたけど、ミラがもうこれを必要としなくなったのはソローネにとっても良いことだと思うし、ソローネの性格的に「使えるものなら使う」って言ってくれそう感が……ワンチャン……!!!ぐらいは……!!!
ごめんなさい!!許して!!!
強い武器をホイホイ買える財力が私のパーティにはないんだ~!!
キャスティ
三人目は彼女。コラボからバックボーンが気になっていた人でした。
記憶喪失の薬師。29歳。薬師という事自体は素性が一切謎。本人も思い出せそう感が全くない雰囲気でした。
それよかいつも自分の事よりも目の前の患者さんが優先って感じの人。
まずコラボで得ていた情報はこちら。
ざっとこんな所でしょうか。
記憶喪失という設定上他の二人より情報は少なめですが、コラボの話は叫び声を聞いて速攻患者さんめがけて突っ走ったり、島中の患者さんの面倒を一人で見て回る(シェイネがめっちゃ有能サポートしてたの偉い!!ありがとう!!)ほどの腕があって、頼りになるかっこいい女性だと丁寧に説明されてる話だった。
年齢はあくまでプレイヤーがメタ情報として知ってるだけで本人は忘れちゃっているんだろうけど、やっぱコラボの三人の中でテメノスさんが一番歳上なの絶対分からんと思う
彼女の話はずっとドラマ性が凄まじくて度肝抜かれました。二章、三章はもう我慢できずに泣いてしまった。
謎の記憶喪失もそうですが、薬師という生死がかかわる立場上平和に話が進むなんてことはまずないというのは最初からわかってたつもりだったけど、キャスティが必死に頑張って一人でも多くを救おうとして、それでも救えない命が無数にあった現実が苦しくて、残された人達の苦しみも亡くなった人達の思い残しも、何もかもをひとりで背負っていくのが見てられなかった。
パーティチャットがなかったら圧倒的心の支えが足りませんでした。
ストーリー上ではキャスティは基本ひとりで行動してることになってたけど、本当は一緒に旅してるみんながキャスティを支えてくれてるんですよね。あの補完のおかげでなんとか乗り切れた。
でないと無理だってあれはさあ!!!(ガチ泣きした勢)
特に病気で死別の経験がある人は、かなり心に来る内容だと思う。
死の床に伏せてる当人だけでなく、その周りの人間模様とかの描写がね……本人も周りももうすぐ死ぬことを前提にして話してくるとか、そういう空気感がかなり生々しかったのですごく嫌な所でも身近。相続関係の話も絡んでたからある程度は仕方ないのかもだけど…二章は特にそんな感じ。
キャスティの支えといえば、パーティメンバー以外だと行く先々に現れてアドバイスをくれていた謎の薬師マレーヤ。
彼女については、一章のかなり早い段階から不自然を感じてました。
最初の回想もですが、特にカナルブラインで街の人達との会話シーン。あれ、会話がうまく成立してないんですよね。
と言っても露骨じゃなくて、後で彼女のセリフだけ抜いても全体の会話が成立する巧妙にセッティングされてる不自然さ。
ただ、状況が切迫してる関係でそこに触れる隙もなく話が進んでいくのが、なんとなくわかっていても目の前の事態とは別のぞわぞわする怖さがありました。
こりゃ今見えてるもの以上にとんでもない爆弾があるぞと。
カナルブラインの件は、解決した後は街の人からのキャスティとエイル薬師団の評判は無事回復。よかったよかった……
後に判明しますが、やっぱり彼女は本格的にキャスティの心が壊れないように彼女自身が無意識な自己防衛として用意した幻覚でした。
でも最後の最後にお別れを言いに現れたマレーヤと薬師団のみんなは、何の根拠もないですが「本物」だったんじゃないかって思いたいです。
幻覚に頼らなくてもこれからは大丈夫だっていう立ち直りの証明という方でも、それはそれでキャスティらしくて最高なので絶対そうであってくれ!という程ではないんだけどね。どちらかというと私の中では、という話です。
現実の話だと私個人としては死後の世界はないと思ってるけど、一方であるところにはあっていいし、キャスティみたいな人の為にならあって欲しいとすらと思う。
せめて最後のお別れぐらい互いに望むようにしてあげられたら、亡くなった人の事が全部辛い思い出にかわることもなくて、楽しかったことは楽しいこととしてありのままを残しておけるんじゃないかな……とか。
前にプレイした二人がどんどん喪っていく旅をしたテメノスさんとソローネの話だったので余計にそう思っちゃったなあ。
何にしても、つらい場面も多々あったけど、キャスティ編はすごく綺麗にまとまった話だったなと切に思いました。
オクトラ2に興味を引くという点で、話の展開上性格や薬師であること以外の素性をほぼ書けないと分かっててもアナデンのコラボにキャスティを引っ張ってきた判断、全てを読んだ後だと神采配だと思う。
それに、今思うとアナデンコラボの2メンバーのストーリーは、ベースにキャスティ編の影響を強く感じました。
……って。やっぱり「人なき村」の事件のオマージュなのかなあと。
そこに上手い事パルテティオの商人としての手腕とテメノスさんのやり手頭脳派審問官としての立ち回りが絡んでまとまってるの、構成が上手すぎる。そして覚えてなくても、やることは変わらないキャスティ……素敵すぎますね。そんなん絶対好きになっちゃうって!!!
本編を終えた上でコラボの方を見返してみると、細かい仕込みに気付けて二度楽しめました。話の性質上めっちゃくちゃしんどいけど!!!!!
さて、キャスティ編で絶対語らなきゃいけない人がもうひとりいますね。
元エイル薬師団所属の闇落ちしたラスボス君こと、トルーソー。
彼は人の生死に関わる知識も技術もある人間が闇落ちすると本当にやべえんだな……が分かるとんでもないケースだなと思った男でした。
元々、生死に関わる薬師をやるにはちょっと純粋すぎたり、過去のつらい経験もあってロストシードに迷い込んだ時クロードの口車にのせられてしまった…と考えると暗黒勢の被害者ではあるんだけど、全然被害者面していい立場じゃないというか……偶然のたった一回の出会いで何も救えない人間になってしまったのが悲しい。
彼は真の黒幕達に比べると核心まで把握してたわけではなさそうだし、クロードの手のひらの上の駒でしかなかった印象でしたね。本人もクロード達の真の目的なんかどうでもよさそうで、目の前の人間達を「どうやってこの醜い世界から一度に大勢救うか」しか見えてない感じ。
救うと書いて殺すと読む。ルビが怖ぇよ……
黒幕勢の中だとかなり新参で、いいとこ体の良い実働要員止まりとは思う。だとしても技術と知識の伴ってた人間だったから、暗黒勢の中でも一番一人で楽に一度に大量虐殺する術を持ってたのがマジで洒落にならない。
駆けつけたキャスティを見た時に「まだ生きてたんですか」と口にした彼でしたが、本音は口で言った程の意外は全くなかったと思う。
全員の死体を確かめてないのもあるけど、エイル薬師団の悪評をわざわざばらまいて回ったのは「自分を追って邪魔してくるかもしれない薬師団の行動を封じて身動きしにくくする為」ぐらいしか理由がないんですよね。完全に全員殺したと思ってるならわざわざ悪評を流布する必要も無いし。
それも、仕込みが徹底していて用心深い頭脳派だった…というよりかは、彼らがあれぐらいで全滅するわけがない。的なある種の信頼すら感じる始末。
なんなんだよこの男はよぉ~~~!!!!!!!
まだ相当若いみたいだし、生きてりゃ全部嫌になってこじらす事もまあ一回ぐらいは誰にでもあるだろうけどさ、その一回のこじらせ方がやばすぎるだろ!!!!!!
元々のものごとの受け取り方が素直で純粋だと第三者の悪意で染まっちゃったらここまで振り切っちゃう事もあるのかあ……のやべえケースでもありましたね彼は。
更に信じていたかったトルーソーの現状を見て、もう倒さないと皆を救えないと悟り彼の前に立ちはだかったキャスティに、彼が言い放った一言がこちら。
は??????おいちょっと待てよ
お前が言うなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
お前だけは!!!絶対!!!!!それ言うなや!!!!!!!!
どの口が言ってんねんアワードでも狙ってんのか!?!!?
いっそ清々しいぐらいの棚上げにびっくりしましたよこっちは
もしキャスティが止めに行けてなかったら、ティンバーレインは戴冠式に奇病で国が滅亡したっていう歴史に残る大量虐殺事件が起きてたのはまず間違いなかった。
その後も、アルカネット達が最終手段に訴えるまでもなく世界がとんでもないことになってたと思う。ほんと間一髪。時の運も絡んでた。
最初はキャスティを毛嫌いしたりバカにしてたNPC達も、彼女の薬師としての尊敬できる生き様や覚悟を目の当たりにして彼女の力になってくれたのが頼もしかったし、何より嬉しかった。
そしてやっぱり、キャスティならなんとかできると信じて自分の命と引き換えにしてでも守ったマレーヤ達の判断は、間違いなくソリスティア全土にとって英断だった。
ただ、それを知ってるのが今はもうキャスティだけな現実が切なすぎるじゃんこんなの………と、最後に残ったこのやりきれなさをどう処理するか、と頭の隅っこで考えてた時に、彼女が四章で最後の最後にオリという記者にティンバーレインを救った英雄薬師として取材されました。
それに対してのキャスティのシメの言葉。
ほんまそれ!!!!!!!!!(感情大爆発して半泣きでクソデカボイスで画面を指差す)
思わず地でこれをやった普通にやべーやつになってしまった……
いいんです。本当にその通りなので。画面の向こうで奇人(私)が暴れてようと、キャスティには何の悪影響も出ない。ならオールオッケーじゃい!!!(ヤケクソ)
きっちり汚名返上、名誉挽回!!これは誰も文句言えんでしょ!!
素晴らしいストーリーと締めくくりをありがとう……!!
個人的にはどうにかして薬師団はみんな生きててほしかったなあ、という思いがかなり強いですが……あの極限状況でそれぞれができる最善をやり遂げたのが薬師としての生き様、信念を貫く事に命を使う選択をし、最期まで生ききった所、全部がかっこよすぎて、ドラマとして完成しきってたんだよな……
こうして皆に背中を押され、旅先で大勢の心も体も救ってきた彼女ですが、彼女本人は大事な人も帰れる場所も、なにもかも亡くしてしまったこの現実。あまりにもきついしつらすぎる……
テメノスさんもソローネもだったけど、ここまでの3人分のストーリー、なにかを引き換えに喪う旅ばっかりだったなあ……
次は明るい話だといいなあ…(遠い目)
エイル薬師団という存在自体は、キャスティが居る限り不滅なので、希望はある!!!!救いもある!!と信じられるし、皆の団長様キャスティの生き様がかっこいい……もうかっこいいしか言えない……毎秒痺れる……
それから、幸いにも経験のない私にはどうやってもただ想像するしかできないんだけど、ショックで記憶が消えるっていうのはどれほどの事なんでしょうね。
凄腕薬師として人の死に正面からずっと向き合ってきた人が自己防衛の為にそうなるぐらいだから、常軌を逸したダメージが一気にきたのだけは確か。
トルーソーの所業は人なき村のことだけ切り取ってもやばいとかいうレベルじゃないし、更にあれは過去回想だから、誰も救えないと分かってて、仲間や村人がどんどん死んでいくのを見てるしかないプレイヤー側の私もかなり精神攻撃でやられました。
見てるだけの私がこうだから、当事者ともなるとこのダメージが何倍にも……って考えると途方もない話でもうよくわかんないよ……
人なき村(ヒールリークス)はテメノスさんのいたフレイムチャーチからそう離れてないので始めてから比較的すぐに通りがかった街だったんですが、ただ事でない名前の割に説明もなく、廃村に見えるけどその割には建物は綺麗。ただ、奥に見える牧場によく見ると墓っぽい無数の棒が立てられてるだけの無人の不気味な村で、その後も誰かのストーリーに関わってる表示だけ出てて……
あれ結構なホラー表現だと思う
元々ホラーは大好きで、ありとあらゆる種類のホラー要素にかなり耐性ある方ですが、そういう怖さとは別の、絶対なんかあったのに何の説明もない未知に対する恐怖を煽られたらもう……そりゃ怖いわ(雑魚)
さて、ここからはちょっとした余談になります。
彼女の二章で出てくるローサの娘さんのメリアが持ってる幸せのブローチ。ローサさんの形見でメリアにとってすごく大事なブローチです。
プレイヤーは全員二章で、まだ12歳になったばかりの小さな娘さんが死の床のお母さんから引き受けて看取って…って切なくも美しい場面をしっかり見届けて、あれがどれだけ大事な品かを熟知してると思うんです。
それをレベリングアイテムに設定してくるの、さては人の心ないな???
ここにきての急にスタータス上で倫欠働いてくるの何!?どうして!!!
そういうとこでCERO Dみ出してこないでください!!勘弁!!!!
ヴィーデ戦が第一形態にすら全く刃が立たず、レベル不足を痛感し、最後はヒーヒー言いながらレベリングしてたんですが、最適解のアルロンドは昼が消えてるから導けない。雇うにしてもお金ほぼ装備に消えて全然足りない。パルテティオの加勢枠は火力&シールド割りの観点で一番大金を叩く暗殺軍団にしておかないと勝てない……どうしよう……流石に高レベル帯になってくるとアビだけだと上がり悪いしこれクソ時間かかるな……となって、なんかいい方法ないかと焦って調べたらこれが出てきてさ………
そんなんさあ!!!!!盗めるわけないでしょう!!!!!!!!
無理!!!っていうかソローネの盗むコマンドも昼だし!!!いや盗めたとしても絶対やってたまるかってんですけど!!!!!!
ヤダーーーーーーーー!!!!!!!!!(床をのたうち回る絵文字)
セーブデータ戻すかも悩んだけど、そのデータからレベル10ずつ上がっちゃってた後だったから、苦肉の策で強いモンスター捕まえてレベル高い洞窟でひたすら戦闘に明け暮れました。もう床ペロペロで辛酸もなめまくりだし草も生えなかった。
RPGでレベル上げをサボったら後々絶対ツケくるぞ!!覚えておけ!!!(自戒)
パルテティオ
4人目は彼。コラボでも大活躍、アナデンでもプレイアブルなイカした気さくな爽やか兄貴。商人で皆の幸せを考えている24歳。
コラボで得た情報はこちら。
こんな感じでした。
フレッシュだったけど芯がかなりしっかりしてるし、とにかく立ち回りがうまいので経験豊富でアラサーぐらいかな~と考えてたけど、思ってたより若かった。人としての成熟が早いな
彼の信条は「良いもんは分け合う」だから、どっちかというと社会主義に近い感じなのかもしれませんね。蒸気機関といい産業革命前といい、なかなか交渉を武器とする商人という設定に絡んでるいい背景設定されてるなと思った。
オアーズラッシュという栄枯盛衰の街から始まる彼のストーリー。
コラボでも本人が概要を話してましたが、一章の過去回想からして昔はかなりいい感じに栄えてた西部劇風の雰囲気のある街だったんですね。
しかし銀という当時勢いのある後押し材料があったとはいえ、一代で何もない土地にここまでしっかりした街を作りあげた親父さん達の手腕、なにげにすごすぎでは?
最初はソローネ編で出てきた黒蛇にとって重要な闇のある街という印象が強かったり、こんな簡単に足着きそうな闇深い要素あるの誰も何も気付かなかったんか?とか考えたりもした。
でも今思うと、あんだけ街も人も色々あって廃れきってたら「例の賭場」で闇の温床になってる事は気付けなくても無理ない話かなと。
そのぐらいオアーズラッシュは全体的にもう立て直し不可能状態に見えました。いわゆる限界集落状態。
あんな場所だと、パルテティオの弟分達みたいに他人に構ってられない状態が普通だったと思うんですよね。むしろずっと居ても人間性が変わらずにいられたパルテティオや彼の親父さんの方が異端に見えた。
ソウルが「光」すぎるし、経験から得た心持ちも圧倒的光属性だ……
後に、商人にとって一番の宝は?(意訳)と聞かれるサブストーリーがでてきますが、「自分自身」とは言いえて妙。彼自身の生き方や人柄の良さや人望で道を切り開いていく様を見ていても本当にそうだなっていう納得が得られる形でした。あれ、聞いてきた大商人の娘さん連れてきた人、私以外にも絶対めっちゃいるでしょ
一章は、貧しく苦しい生活の描写を経て、オアーズラッシュ全体を不当マージン契約で実質支配していた銀鉱山の管理者ギフを、堪忍袋が切れてぶっとばしにいきます。全ブラック企業労働者の憧れェ!!!!!!兄貴と呼ばせてくだせえ!!!一生ついていきやす!!!!
しっかりわからせをした後、聞いてみりゃ彼らを縛っていた「例の契約書」
その一番の問題だった文言は、どうやら地主の指示でギフが後から書き足したものだったらしい。
シンプルにめちゃめちゃこすい上に完全アウトなやつだった!!!!
時代背景を考えると、契約に関する法整備がしっかりなされてるとは思えんもんな。物的証拠もないし……
仮にあったとしても、国や地域をまたぐと機能しない法律はざらだし、そういうのが詐欺師やらよくない企業の手札に利用されたりは珍しくもない。
きっとオアーズラッシュ以外の以外の場所も同じ目に合って散々だったんだろうな……
しかもそれをやってた件の地主は、パルテティオの親父さんと一緒に街を開拓したロックのおやっさんだったという。
えぇ~~!!?あの人なの!?がっかりすぎるんですけど!?!?!
なんかそういう事しなさそうな風格あるように見えたけどなあ……
「先を見てたやり手の商人」っていうか「フツーにガチ詐欺師」だからなんも評価できないし!!
親父といい相棒感もあったし、全然そんな感じじゃなかったじゃん……
一気に格が落ちたと言うか。このガッカリ感……失望しちゃったよぉ
それもあってパルテティオと感情が完全にシンクロしましたね。よし。
これはもう直接凸して根掘り葉掘り話聞き出すしかねえそれからきっちり物理的労働者パワーでもわからせて懺悔させっか
その後、二章ではクロックバンクにて嗅ぎつけた商売の匂いをたどって「蒸気機関」というこれからの社会に貢献してくれそうな夢しかないものを作っているフロイドに出会います。
面白そうなので色々回って材料をあつめたり技師を雇ったり一緒に試行錯誤して協力。
ものづくりのワクワク感が出てていいですねえ~!!
しかも作ってるのが歴史的大発明品ですからね。楽しい。そして
パルニキの先見の明と嗅覚、やっぱ半端ねえな!!!
コラボの方でも、塩の発掘をしてる傍らで一見価値のなさそうな鉱石を学を生かして立派な商品にして、メインの塩とは別の角度から島の為の利益を出すという功績を成していましたが、まさか蒸気機関という未来技術の可能性まで見出していたとは。
商人として強すぎる…ッ!!
ここまでくると、ロックは「この男は将来的に絶対やばい商売敵になるからここらで潰しとこう」とか、直感で危機察知をしてあのヤバ行動に出た節もあるんじゃなかろうかって気にすらなってきた。
後のウェルグローブの百貨店の件といい、あまりに有能すぎますからね。
今ほどではないけど子供の頃からその才覚は発揮されてましたから、自分の利益が最優先派としてはそれはもう恐ろしいでしょうとも
しかし、苦労して完成させた蒸気機関は、またまた後出しの「ロックカンパニーの蒸気機関の独占権」により美味しいところだけ持っていかれてしまいます。
確かに会社のもんではあるんだろうし、インフラ整備に使える技術って独占されがちではあるしそりゃ暫くは私腹肥えるだろうけど、独占は発展とか将来性を潰しちゃう面が相当デカい。
実際、フロイドの研究だってそういう独占のデメリットの影響で行き詰まってた節あったしね。完成の決め手になったのだって社外のパルテティオ、武器屋、時計職人さんの力添えだったし
ってか、そもそも開発者の意見をガン無視するのは駄目だろ~~わざわざ社内に敵を作るムーブにも得なんかないしさあ~なんも筋通ってねえなあ~?
独占禁止法を立案&制定&交付して!!!!今!!この瞬間!!!!ここで!!!!!さんハイ!!!!!
そういう考え方の基礎すらない時代の話なんだろうけどそう思っちゃったよ。おもしろ秘書サースティを謂わしたらロック本人が出てきてやろうぜ!商談バトルってやつをよお!と身構えた所で、向こうはパルテティオの商才を認めた風な事を言って逆に吸収しにかかってきます。
「一緒に働く気になったか」だと~~???
こいつ~~~!!!ぬけぬけと~~!!!完全にナメてんなあ!!
なんか喋る度にどんどん小物っぷりが露呈してきてるんですけどこのロックとかいう人!!!見てらんないんだけど!!
オアーズラッシュに対してやった事も認めたし、なんか他にも強者っぽく色々能書き垂れてた言ってたけどさあ
ちょっと黙ってもらっていいですかね!?!?!
土師さんの渋い声と演技はマジで最高でずっと聞いてたいぐらい大好きだけど、それはそれとしてロックは喋る度に毎秒パルテティオの憧れがどんどん壊れていくやつじゃん……すっげーやだ~~!!やめたげてよぉ!!
あの頃追っていた背中はどこにもいなくなってたし片鱗もなかった。
けどここで諦めないのが商人パルテティオという男。
「いいもんは分け合う」理想の為に、俺が蒸気機関の権利を買い取ると、交渉に打って出ます。しかも言い値でいいと。漢すぎる。
そしてふっかけられた金額はなんと800億。
数字を誇張しがちオタクみてえな額ふっかけてきてんじゃないよ!!!!!
お前は私かよ!!!!
無茶苦茶すぎる金額ですが、パルテティオはそこに躊躇なく乗った上に、契約書まで発行してしっかり言質&契約をとりつけます。
しかもきっちり次に合う時の土産にするとまで豪語。
しかし漢パルニキを尻目に社会の歯車一般人オタク社会人の私はまあ日和った。
えっ……パルニキって会社とか持ってるタイプの商人じゃないよね……?どうやって用意する気だろ……なんか担保にして借り入れるにしたって途方もない額よな…?銀行融資に頼る…?にしても無理あるよね…?ええ…?
ま、まあ、あれだけ思い切りよく宣言したんだし、なんか彼の中じゃ策があるんでしょ。うん。
いやそれはそうだけどなんもないんかい!!!!!!!!!
ガチで勢いで言っただけだった!!!!
どうすんの!?と思ってたら、クロックバンクで出会った新聞記者オリから「西大陸にロックと並ぶ資産を持った大富豪が居る」という耳寄りすぎる情報をゲットします。た、助かった~~!!!
あくまでアテがあるってぐらいだからどう転ぶかは分からんけど、ないよりはマシっしょ!!!!(呑気)
それにパルテティオならなんとかしてくれる感がコラボの時からずっと下地にあるので心配は吹っ飛びましたね。
よーしじゃあいっちょ行きますか。待ってろウェルグローブの大富豪さんよ!!(呑気の上塗り)
三章のウェルグローブといえば、ソローネ三章のマザー編で出てきた街ですね。
あの時街は一通り調べはしましたが、緑や景観はきれいな街なんですけどなんか廃れてるなあという印象がありました。
屋敷の方にも行きましたが当時はフラグを踏んでいないので誰もいませんでした。そこそこ広い街なのに全体的に人気がまばらと言うか。栄えてる感じは全然ない。近所の森にやべー孤児院があるのもこうなってる原因なのでは……??
今のガーデンはクリーンな普通の孤児院だから自然と周りの治安も回復してると思うんだけど、以前はあそこの子達は全員街で盗みをするように仕込まれて訓練されてたんですよね……
アルロンドは街が今廃れてる原因は「自分の父親の投資ミス」と言ってましたし、実際それはデカかったんだろうなとは思うけど
やっぱマザーズガーデン、原因のひとつに入ってた気しかせんなあ
スリが横行しまくってるぐらい治安悪かったらいくら色々揃ってる商人街でも行きたくないでしょうよ
ともあれ、オリに聞いた例の大富豪ことアルロンドに会えました。
あっ!!!おもしれー男だ!!!!!!!!!
ヒャッホウ!!!オデ、オマエスキ!!!
パルテティオの特徴といえば、おもしれー男に行く先々で好かれまくるおもしれー男っぷり。これを声を大にして言いたい。
アルロンド主従だけでなく、サースティとかいうムーブがちっちゃいけどいいキャラしてるおもしれー敵秘書も引き寄せて最終的にいい感じの信頼関係になってますからね。
対おもしろ男の吸引力どうなってんの??
途中まではここに来た理由や街のことなどを普通に話していた二人ですが、いよいよ融資の話になった時の条件で、アルロンドは「まずパルテティオを品定めさせてもらう」と切り出します。
絶対違うと思うよパルニキ!!!!!!!!
びっくりした。突然普通に脱ごうする男。文脈からして絶対そんな話じゃなかったよな!?
急にどうしたの!?もしかして結構天然も入ってる!?
そんなん大好きでしかないけど!?!?
しかもすぐアルロンドにさりげなく話の軌道修正されててめちゃくちゃ笑った。
アルロンドもまあまあボケていくタイプの人っぽいのに、地でゆうにその上を行ってるパルニキ、おもしろすぎるでしょ……
あと時々不意つかれて「へ?」とか言うのなんなんですかアレ……
そういうのに私みたいなのは弱いんだからさあ!!!!!
もう!!こっちはチョロいオタクなんですよ!!オタクへ撒く栄養素としては満点だけどな!!!!
アナデンで出会ったときからおもしれー男とは思ってたけど、ここまでとは思ってなかったです。本編はさらに茶目っ気が爆発しててすごいな。やってよかったオクトパストラベラー2。
アルロンドと執事のミシャもパルニキに負けないぐらいそれぞれにおもしれー男で関係性も面白くて尊くて大好き。
更に彼ね、最終的には大富豪アルロンドに800億の価値がある男と言い切られてある意味で人として価値を買われる事になります。あっ!!なんか同人誌で見たことある風のやつ!!!!!
更に、敵だった強欲商人にも見直されて一緒に会社まで立ち上げちゃうおもしれー大商人に成り上がるパルテティオの兄貴。
ふーん………マジでおもしれー男じゃん……(スタンディングオベーション)色々すいません。
四章はこれまで見てきた中でも比じゃないぐらいの島ごとロックのものという権力誇示しまくり諸島ことロック島で記者会見に突撃!からの商談をこなし、小切手が無効?800億現ナマで持参したで!!これで文句ないやろ!!というトンデモ展開で往生際の悪いロックをぶっとばしつつ、見事蒸気機関の権利の買い取りを成功させます。
しかも話を聞くに、どうやらロックは蒸気機関をインフラ整備だけじゃなく軍事転用することでもっとデカい利益の出し方を模索するつもりだったらしい。
あっっっっっっぶねえーーーーー!!!!!!!!
買い取ってよかったよマジで!!!洒落ならんわ!!
おまけにパルテティオはここまで散々色々やらかしてきたロックを警察に突き出すどころか「雇って」パルテ&ロックカンパニーが爆誕。
もうね、商人としての手腕も人間力もロックはパルテティオにとっくの昔に負けてたんだなあと思ったね。
敵をシバいて片して終わり!じゃないのが彼の旅らしいエンドといいますか。彼はいいもんは分け合うんです。世界中のみんなと。そこにはロックも入ってる。
世界の「幸せを求めて」の旅だからね!彼や、彼の周りだけが幸せなんじゃ駄目なんです。みんながそうじゃないとね。だから悪者を作らないグッドエンド。
しかしラストのシーン、アルロンドの
船で来た。(例のポーズ)
めっちゃ笑った。てか800億の現ナマ積んでてよう船沈まんかったな!?
終始楽しそうなアルロンドもだけど、ミシャも大変そうだけどなんだかんだ主と一緒で楽しそうにしてるし、口では嗜めたりしつつも人生が潤ってる感がいいわあ。
許せ!ミシャよ!
これすき。
とまあ、苦労もある中ギャグ描写も豊富で、前にクリアしてきた3人のストーリーとは打って変わって明るくて楽しい話が続きますが、その道中で出会ったこれまたおもしれー女ことオリちゃん
おもしれー商人であるパルテティオの可能性と、彼が巻き起こす新しい風に目をつけて、取材&なにかと助けてくれるキーパーソンな新聞記者の彼女。キャスティ編でも最後にちらっと出てきました。
ちょっと無鉄砲であぶなっかしさもあるけど、明るく天真爛漫。デザインもいい。かわいい子来たでおい!!
商人って立場を考えても情報力はすごいパワーになると思うので商人&新聞記者かあ。めっちゃいいコンビ結成されたなあ。とニコニコで見守ってました。
ふたりともそれぞれに茶目っ気があるのでもう会話が楽しいこと楽しいこと。
もう9人目として仲間になってくれたりしないかな~!!もしくは加勢枠で連れて歩かせてほしいなあ~!
そのぐらい気に入ってましたこのかわいいコンビ。まあ、
そのオリは大半が嘘で固められてたんですけどね……
全部が分かった後で彼女が喋ってるシーンを見返してみると、滅茶苦茶キャラ作ってるじゃんこれ……感がバリバリなんですよね……初見の時は1ミリもそんな気してなかったんだけどなあ。不思議だなあ……
あとタンジーの「女神様」と同じで、要所要所で「兄様」って言ってる……全部終わった後で気付く系の仕込みがここにも……うう……
しかも、周りに見せてた記者としてのあの人物像を演じる事にはっきり打算を見出してて、エクストラストーリーで拾える彼女の手記にそこが書かれてるのがこれは知りたくなかった~~!!だったよ本当に…
頭では「そりゃ打算でしかないでしょ」ってはっきり分かってんだけどね。なんだろう……感覚だけで言うとアイドルとかに近いのかな……
作ってるのは口にしないけど誰もが分かってる事で、でもいっちゃん露骨に見せちゃ駄目なもので、できれば見たくなかった生々しい部分、見ちゃったなあ感……といいますか。
それって、完璧に偽物だったって突きつけることになりますもんね。
オリはアイドルじゃないし私もそうは思ってないけど、あくまで感覚的な話です。
ただ、そんな彼女もどうにも完璧に嘘を演じきれてない部分があったのも確か。
ここのセリフにその全部が詰まってる。
ムーブとしてはパルテティオ四章の話になります。
記者会見に突撃する為にロックの会社に忍び込んだ時の事。
警備に見つかってこれ完全にこっちの不法侵入だしやっべー……言い訳の余地がねえ……
司法取引とかもなさそうな世界だし、これじゃ商談以前にとっ捕まって投獄エンドだよ!って時に、オリは体を張ってかなり強引な誰がどうみても丸わかりの大根演技を繰り出し、囮になってパルテティオを援護してくれました。
あの大根演技が演技力大根に見せかけるための二重演技って考えるとやべえ……となりかけましたが、部分的にはそれも合ってると思うけど、本質は違うかなって。
ロックは暗黒勢とは無関係だし、パルテティオのストーリーも黒幕案件とは関係なく、彼が商人としてのパワーで皆でいいもん(幸せ)を分け合っていくための土台や、産業革命を含んだ世界経済の回し方を整える話。
つまり、オリがそこまで手間をかけたり骨を折って肩入れする必要性は、言っちゃうと全くない
「暗黒勢のオリ」にとっては完全な寄り道、蛇足だった訳です。
そしてそのどうでもいい筈の寄り道で出会っちゃったんですよ。パルテティオと。
彼女のこれまでの人生や考えてたこと、8人の旅の裏でどういう風に暗躍してきたのか。そこらは遺跡に落ちてた手記を読むと大体の概要がちゃんと補完できるんですが、どうやら彼女はずっと兄オボロと情報共有をしつつ新聞記者としての立場を利用して旅人勢を監視しながら、兄様との誓いを果たすべく、各地を走り回っていたようですね。
加えて暗黒勢のほぼ全員と直接的な交流があった連絡役のような立ち位置だった。
かなり確信に迫ってきたな
手記の中には旅人側のヒカリ、キャスティについても彼女の評価が書かれており、その中には勿論パルテティオとの出会い、旅の途中の事、彼が成した事についての思いが書かれていました。
これはパルテティオ三章のシーンの事ですね。
どう考えたってそうだよ~~~~!!!!!!!!
別の手記で「人に期待したって裏切られるだけ」とも言っていた彼女ですが、元々は誰に見せるつもりもなかっただろう手記、つまり嘘をついたり演じる必要が全くない場所にこうやって期待について綴ってしまっている時点でもう言い訳がききませんよね…
彼女は育ての親同然の兄オボロを見て育ったので基本的な思考回路や行動の仕方がどうしても彼と似てしまっている傾向があって、それ+環境の事もあって人に対して最初から何の希望も持ってないし、いつも一歩引いた冷めた目線で周りを観察していた。それが常だったようですが、
パルテティオに対してだけは、初めからそれができてなかった
きっとパルテティオは、オリのこれまでの人生に全く居なかったタイプの人間だったんだろうな。
なので、彼のような人間に対する上手い対処法が全然分からなくて内心かなり困惑したんだと思う。
だからこそ、ヒカリやキャスティとも少し違って「ちょっと追いかけてこの人を観察してみようか」になったんだろうし、そのちょっとした興味、軽い好奇心で始まったパルテティオの観察が次第に「ちょっと」で済まなくなって、黒血と全く関係がないのに結局なんだかんだ最後までついてって助けてしまって。
その結果、兄と目指したものとは真逆にある「まだ見ぬ明日の可能性」とか「パルテティオがこれから作っていく世界に期待したい自分」の存在に気がついちゃったんだと思う。
好奇心は猫を殺す。まさにこれ。
オリは人の可能性というものを一切知らずに生きてきた。
パルテティオという得体のしれない人も、これまで通り観察してればそのうち対処法が分かると、この人もどうせ見てればそのうち尻尾を出すんだと。ある種の高を括っていた節もあったのかもしれないですね。それが彼女の心の「蓋」
変に蓋をしちゃった結果、その下で期待が育ってしまっていたせいで、悪役として手遅れになるまで自分でも見えなくて、気付けなかった。
そんな感じがしました。
そうなっちゃったらもう、気持ちの上では実質兄を裏切った事になってしまった訳です。
だから「パルテティオに出会わなければよかった」「ごめんなさい兄様」と。
きっとせめてもの兄への義理や明日を望まぬ者としての責務で、行動の上では自分にナイフを突き立てて贄になろうとした。
でも急所を外してしまっていて、結局は死にきれず何も果たせなかった。
長い年月をかけて手間のかかる回りくどい面倒な手を使って頑張って仕込みをやってきて、ついに大願が叶うって一歩手前の大詰めで、致命的な失敗をしてしまった。
悪役としては散々な結末で無様、という事になるんだろうけど、とてもじゃないがざまあみろ、とかは一切言う気にはならなかったですね……。
その記憶を見た後のパルテティオとオズバルドの会話が、悲しいけど優しくてすごく切なかった。
オズバルドがパルテティオの為にオリらしき子の情報を街で集めてくれてたり、オリの苦しさを知って彼がどう思うかもちゃんと理解した上で恩着せがましさが一切ない言葉を選んでたのがもう……優しすぎて……
パルテティオもそれを受けて「オリが生きてんならいいや」と。そして締めくくりにオズバルドにありがとさん。と感謝して、この会話は終了。
待って……なにこれつら……………
何がつらいって、二人がオリに対して優しいのが何よりつらい……
思いっきり裏切ってた相手にも歩み寄ってるのがな……
そしてそのまま行方不明になってしまったと思った彼女でしたが、なんとラストの劇場のシーン。ピントは合わないけど右上の扉の前に一人、見覚えのある配色のシルエットが………!!!!!!
これやっぱオリだよね!?ねえ!!!!!!
そうだと言って!!!お願いします!!!!
あの観客側を映してるちょっとずつカメラが引くシーン、結構秒数が長いのと、見知った顔がたくさん居るので「誰が来てるかな!?」と、プレイヤーはアグネアの語り部を聞きながら、これまでの旅を振り返りながら、ぐるっと見回すんじゃないでしょうか。
で、隅々までじっくり見てたら発見できました。人数が多いし目が忙しかったから危うく見逃す所だった!!!あぶな!!!!!
劇場に行く前の街で皆とお話できるシーンでは街中歩き回って全員に話しかけたんだけど(おそらく)見当たらなかったからきっと皆が座席に座った後、こっそりと入ってきたんでしょうね……
当然、ステージを向いていて背中を向けているパルテティオからは見えない位置です。唯一ステージに立っているアグネアだけが見えてる……かもしれない可能性がワンチャン……?ぐらい。
なにせ場所が最後部席より後ろで距離的に人相はわかんないでしょうから、気付いてても「誰か居るなあ……劇場のスタッフさんかな」ぐらいの認識だと思う。
あれが本当にオリだったのか。私がそう思いたいって部分が滅茶苦茶デカいのと、確かめようがないからとりあえず横に置いておくとして……
今の彼女はきっと、唯一信頼できる人で自分のことも信頼して色々任せてくれていた兄を裏切ってしまったという自責の念や、誓いをやり遂げられなかった。たった一人生き残ってしまった。これから一人でどうしたらいいんだろう、という類の絶望は抱えたままだと思うんです。
当然パルテティオとオズバルドの会話の事はオリは知らないでしょうし、あの祭壇での記憶を見られてる事も、自分の手記をパルテティオが読んだとも思ってないかもしれない。
だからパルテティオ側から「オリが生きててよかった」と思ってもらえてるとは夢にも思ってないんだろうな。
それに気付けたら、また彼と再会して今度は「蓋」なしに会話できたら、ソローネ編のミラと守衛さんみたいに絶望感も少しずつ薄れて「誰かと一緒に新しく生き直す」ができるようになる、と思うんだよな~~!!!!
オボロも、オリが失敗したことを知ったとしても責めないと思うんですよ。
むしろ彼はただの兄として、パルテティオと同じ事を言ってくれるんじゃなかろうか。
唯一大事に育ててきたオリが期待できる人を見つけたって分かったら、自分の考えと違ったとしても、なんにも言わずに背中を押して見守ってくれそうな気がする。
圧倒的希望的観測だけどね!!
オリの気持ちを動かせるのはオボロ亡き今、パルテティオしかいないのは確かだと思うんで、あとは根気の勝負なのかなと。
生きてる限りはどうしたって明日は来るし、いつか彼女も自分から明日を望めるようになるといいよね。
オーシュット
5人目は彼女。獣人でみんなの為に狩りをしながら村を守っている凄腕狩人。20歳。
見た目で子供だと思ってたから余裕で成人しててまずそこにびっくりした。成人って概念あるかは知らんけど。
小柄でもふもふでデザインがめっちゃ可愛い!!声も演技もコロコロしててかわいいし、いるだけで和む枠マジで助かる!!
平野さんって個人的にツンデレとか強気な役のイメージ強かったけどこういう素直な子の演技もすごくいいなあ。声色が優しげだから聞いてるだけで和む。最高。
相棒は狐が好きなのでアカラにしました。かわいいもふもふ様だ~!おすわりしてるグラフィックとか、ずっと後ろをついてきてる所とか……
もうめっっっっっちゃかわいい……
オーシュットとおそろで尻尾がある生き物なのもいいよね。感情表現近そうだからいい感じに仲良くなれそう!と思ってニコニコしながら見てたら
急にとんでもねえイケボで喋りだしてoh……って言っちゃった。
ジ◯リソウルを感じたわ……バロンとか、山犬とかその辺り。
最近のアナデンだとぴーたんも同じギャップ持ちで良きです(急な布教)
オーシュット編は彼女の優しくおおらかで明るい性格とは対照的に、一章から核心に近そうな不穏要素が結構多くて本人との温度差が怖かった。
まず選ばなかった方の相方がいきなり不穏な様子で襲いかかってきたのがもうやばい。
アカラもフクロウさん(マヒナ)もあの時点では自我がそんなに強くなさそうだったから野生が出ちゃったとか、実は魔物が化けてたとかなんかな…?ぐらいに考えてた。
後々わかるけどさ、そんなレベルの話じゃなかった
むしろそういう方向性のほうが平和だったかもしれん……
まず一章のボス。どうみても普通じゃない化け物。もはや生き物かどうかも怪しい。ジュバも「災い」呼びしてたからどっちかというと災害に近い存在とか災いが具現化したのか?とか。うめき声がなんとなく人っぽい感じで不気味だなあ…とか考えてたらいきなり人語喋りだして背筋凍った。
いや待って…………なんか見覚えも聞き覚えもある………
ロイのセリフじゃねこれ……???
てか声がそのまんまじゃね……???
テメノス編を先にやっててよかったけど、全然なんにも良くないよ!!!!!気づきたくなかったんですけど!!!!!!!!!
ロイの最後の言葉はテメノスさんしか知らないし、オーシュット側も「人語を喋る得体のしれない奴が村を襲撃してきた」ぐらいの情報量で、しかもこれ一章の敵だから誰も仲間になってないし、仲間内で話題に上がる事もないだろう。
両方把握してるのは第四の壁の向こうのプレイヤーだけ………真実は確かめようがない……
おれにだけ分かるガチ地獄じゃん……
いや、本当にロイなのかは分からんし…違って欲しい!!!!!!けど、否定できる材料がねえ~!!!!くれよ~!!!!
オタクはモニターの前で無様にのたうち回るしかできねえんだ~~!!!
一章のボスなのでそんなに強くないのもなんか……妙な説得力と言うんでしょうか。普通の人がなんか無理やり亡者っぽい何かにされて、今にも自分のが死にそうにうめいてたらそりゃ、そんな強さバリバリではないよね感………
外堀を埋めるのをやめろ!!!!!!
かわいい獣人ちゃんだ!!かわいいきつねもいる!!もふもふキャッキャ!!で始めた一章でいきなりこれ顔面グーパンで叩き込まれた……
全く油断ならんゲームだ……
しかもよ。ロイっぽいなにかを倒してええ……ってなってる所に、すかさず人間の嫌な所を浴びせてくる隣村の村長と人間共の自分本意ムーブよ
ニンゲンキライ……カエレーーーーーーー!!!!
助けてもらっといてあんな自分勝手な事言われても嫌いとは思わないオーシュットの余裕と懐の深さよ……。私だったら唾ぺっぺってしてた
マジでそれな!!!!!
人間って行動の原動力がまず自分の欲からきてるとこあるからね!!!ほんとしょーもないんすわ!!!
純粋に不思議そうに言ってる彼女を見てると、一応同じ人間名乗ってる身として「なんかごめん……」って心の中でめっちゃ謝った。
とりあえず収拾がついたので、オーシュットは島に迫る災いから皆を守るため、伝説の魔物たちを求めて島を出ることに。
……の前にひとつ言わせてくれ。
ジュバ師匠!!!!紛らわしいから寝る前に意味深なこと言うのやめてもらっていいですか!?!?ねえ!!!!!
BGMも相まって死んじゃうのかとおもったじゃん!!!!!勘弁して!!!
心臓に悪いんですよもう!!!!!
何事もなくて何よりでしたけどね!!ゆっくり養生してくださいね!!
旅の目的そのものはこれまでのように道中で情報を拾っていくタイプでなく、目的地含めきっちり最初から決まってたのでその点では結構シンプル。
聞いた通りにグラチェスくん、テラくん、カタルアクタくんがいる場所に出向いて島を守る為協力を仰ぐ。地図上ではかなりの広範囲を一気に移動するストーリー。
オーシュットのくん付け呼びめっちゃかわいいな
それでまず分かった事ですが、どうもソリスティア大陸は獣人がかなり珍しいみたいですね。
トトハハではそこら中に居ましたが、人間の街となるとまあほぼいない。いる方がレア。
お祭りの付け耳とかしっぽも毛皮と勘違いされてたぐらいなので、そもそも存在をそんなに知られてないっぽい?
一章でもありましたが、彼らは領土を必要以上に求めてないので基本他の地方に遠征する必要もないからトトハハ外にほぼ居ないのかもしれません。
自分から外に出るって発想する子の方が珍しいし、外の子はある種「異端」なのかもしれない。悪い意味じゃなくてね。
確かに島外の獣人達って皆キャラ濃くて好奇心旺盛だったり個性的だったり、島にいる子達とは全然違う感じあったなあ。
生活の面は、狩りをするのも必要最低限で、ちゃんと獲物に感謝して敬意を払ってしっかり美味しく頂く。性質なのかやっぱり肉が一番好みのようですが、海産物も美味しそうに食べてましたし選り好みをする感じも一切ない。
食事や他の生き物に対する向き合い方が人間よりできてるな
この伝説の魔物三体関連の話もそうですが、オーシュットのお話は獣人という人じゃない種族の視点で話が進むので、全体的に人間の嫌な所がかなり客観的に見えるし節々に散りばめられてるなあと思いました。
自分達の都合で守り神同然のカタルアクタくんを狩ってしまったり、テラくんは眠ってるだけなのに怖がられて厄介者扱いだったり、グラチェスくんに至っては人間に対して激しい憎しみを植え付けられるやり方で生まれてくる筈だった子供を殺されたり……
特にグラチェスくんの話は人間め……!!!!と、自分も人間なのに謎視点になるぐらい嫌な話だった。
あの狩人達は同情の余地ゼロで自業自得でしかないと思う。グラチェスくんは卵を守ろうと応戦しただけだしな。
元々グラチェスくんは山や山の麓に生きる者達の為に強さを使える慈愛に満ちた守護者だったのに、怒りと同レベルのものすごい悲しみに支配されちゃって、現実が見えなくなって、自分で自分を止められない状態になってたのがなあ……事の重大さを感じさせましたね。
で、狩人は狩人の方で自分本位の理由で襲って返り討ちにされたのに今度は「仲間を殺された」とかいって、グラチェスくんをまた狩ろうとするというどうしようもない地獄のような連鎖
いくらなんでも自分勝手すぎだろ
被害者ヅラすなーーー!!!被害者はグラチェスくんと卵だよ!!!都合よく勘違いしてんじゃないよ!!!
しかもグラチェスくんの卵を潰したのは「グラチェスは狩れなかったけど、せめてもの狩人の名誉にかけてやった」とかいうあまりにも下らないプライドが理由だった。
ほんとだよ……
流石のオーシュットもこれには明らかに怒ってましたね。
そんな他者を傷つけた名誉なんて所詮見栄を食って生きてる奴にしか通用せん程度の価値しかないし、他の生き物の社会に持ち込んで良い理屈じゃない。更に「狩人」は生きる為に獲物の命を必要な分「だけ」を敬意を持って頂く仕事なので、それを生業にしてるならこれは一番やっちゃ駄目な所業でしょう。
そうなると密猟者となんも変わらん。
そこの線引ができないのに狩人を名乗るな―――――!!!!!!!
お前狩人じゃない癖に偉そうな事を言うな発言だけど、少なくともオーシュットというしっかりした「狩人」を見てきてる立場としてそれだけははっきり分かるよ。
人の業、あまりに深すぎる。
主語がデカいって怒られそうだな。すいません。でもこれまでの積み重ねもあったけど、そう思っちゃうぐらいグラチェスくん編は特に人間の嫌な性質に終始ガチで嫌気がさすタイプの話だった。
カタルアクタくんは人間の都合で死んじゃって、悲しい話だけどまだ海守さんが居て真実を見ていてくれたり、二代目が生まれたりまだ希望があった。
あと、解決した後は単純に赤ちゃんアクタかわいい!!!!!とデレデレしたりね。
テラくんはちょっと寝起きの悪さがアレだったけど、すぐ話を分かってくれたので結果的にモーマンタイ。話の雰囲気も全体的に明るかったし、テラくん自身もすごく良いキャラしててかなり愛嬌もあって暗い気持ちは一切湧かなかった。
というかテラくん本人よりも、テラくん編はあの闇深クラックレッジの話の割に住人の印象が違いすぎてそこが一番滅茶苦茶びっくりした。聖火教が絡んでないのが明らかな相手だとこうも対応が違うんか……とアカラに塩対応されてる住人、クソ羨ましい…
オーシュットもアカラもただただ可愛いから警戒心が湧かないものめっちゃ分かる。分かるけどさあ……
極端に排他的になるのが宗教関連案件だけというのも、ある種闇深を加速させてるんだよ……やっぱどう転んでもクソ怖いわあの街
初手の印象が最悪すぎて一生拭える気がしない
もしテメノス編よりオーシュット編を先にやっていたとしてもそれはそれで「こんな普通そうに見える連中があんなヤバいこと隠しとったんか」になったと思うんでどっちにしても怖すぎたと思う
にしてもあの虐殺遺跡もそうだけど、街の下の谷にはテラくんも眠ってるとか色々重大案件抱え込みすぎだろあの街……街として普通に存在し続けてるのが不思議だよ……もう街ごとどっかに移り住んだ方が良いのでは……どういうメンタル……?
月影教って土地由来の信仰も含んでて離れられないとかもあるのかな…
話がちょっと脱線しましたね。戻しましょう。
とにかく、グラチェスくんは三体の中でも特にオーシュットがくるまでは本当に誰も寄り添ってあげない上に、出会うまでの長い間ずっと人間にも自分自身にも傷つけられ続けてたのがしんどすぎる。
一応聖堂機関が過去にグラチェスくん周りで起きた事を把握してて、関所を設けてグラチェスくんを守っては居ましたが……件の狩人一味だったヘイグは今も普通に潜り込んでましたからね。物理的にも守れてなかったし、歩み寄ってたともちょっと言い難い感じで。
オーシュットという命の大切さを理解してる「本物の狩人」が居たからグラチェスくんはなんとか自分を取り戻せて前を向けたし、最終的には卵とは別の、もうひとつの守るべきものの為に立ち上がってくれて嬉しかったけど、人間側的には罪悪感の方が強かった。
そして件のグラチェス狩りの犯人一味の一人、狩人ヘイグのおっさんですが、オーシュットの手腕を認めて改心。はいいけど、仇を討てなくなったから死に場所はここだと。
ハァ……………?
簡単に死んで終われると思うなよ!!!!!!!
甘えんな!!ちゃんとやった事と向き合え!!!きっちり生きて償わせてやっからな!!!逃さんぞ!!!と画面の向こうの無関係の私が怒り爆発しそうになった所でオーシュットの言った言葉
ウス…………誠に申し訳御座いませんでした………
私が浅はかでした。オーシュットの言葉にはいつもはっとさせられます。
私もまたどうしようもなく「人」なんだなあと……
同族嫌悪ってヤツですかねこれは。嫌になるね。
その後の小屋の会話でしっかり反省してたし、黒の狩人にそそのかされた自分達の意思の弱さや責任や罪の重さを認めて、自分の事として受け入れていたので、ヘイグに関してはきっちり落とし所がありました。
ので彼に対するヘイトにはそこで整理がつきましたね。ここは私もしっかり負の感情の連鎖を断ち切らねば、オーシュットを操作するプレイヤーとして不適格でしょう。
それもこれもオーシュットが居てくれたからこそ。彼女のおかげでプレイヤーの私もヘイグ周りのあれこれに納得できた感じでした。
謎に上から目線になっちゃったけど、これに関しては他に的確な表現が思いつかないから許して下さい……
オーシュットの人徳っていうのかなあ。人じゃないから獣徳か…?分からんけど。
そして、グラチェスくんと同じことが言える子がいます。
そう、最初に襲いかかってきた選ばなかった相棒枠のフクロウさん。
名前はマヒナちゃんと言うらしい。可愛いね。
この子に関して嫌な予感はずっとあったけど、いよいよ最終局面でラスボスとして出てきてしまいました……
あの最初に見せた不穏な影も、勘違いじゃなくてマヒナちゃん自身の嫉妬とか、そういう負の感情から生まれてたものだったんですね……
もうさ………なにもかもが可哀想すぎるし申し訳なさすぎて………
だってさ、もし私がマヒナちゃんを選んでたらこんな酷い目に合わずに済んだんですよ間違いなく。その場合はアカラが……になっちゃうから、どっちを選んでも最終的にはプレイヤーが罪悪感で一番苦しむことになるんだけどな……
もういいじゃんどっちも相棒になるルートでさあ!!!!
これまで道中で人間の嫌な所を浴びに浴びて嫌気を感じつつ「全然他人事じゃない話よな。明日は我が身……」と精神的ダメージも散々食らってきた訳ですが
最後の最後で画面のこっち側の人間(私)にいっちゃん効く追い打ち掛けてきた!!!!!!
私の選択のせいで悲しい運命を歩んだ子がいたんだとはっきり理解らせられるの、あまりにきつすぎましたね!!!!うわああああああああ!!!
ごめんなさいなんて言葉じゃ全然足らない。今更何をしたってなんにもならん。後悔しても引き返せないのが旅だ……
最後の最後で災い「緋月の夜」に立ち向かうべく、やっと隣村の人間達が協力してくれたり、伝説の魔物たちも駆けつけてくれて、アカラが覚醒して、とにかく激アツ展開が畳み掛けるように続いて、私的オクトラ2大好きBGMの「伝説を求めて」が流れて鳥肌立ちっぱなしだったんだけど、それはそれとして
動物がひどいことされてひどいことになる話だけは……どうか……どうかもう勘弁してくれ……
唸り声を上げながら、神BGMを支えにマヒナちゃんの悲しい運命に決着と終止符を打ちました。
最後の方はもう、マヒナちゃんの息してるだけで辛そうな姿がただただものすごい悲しかった……
私が昔鳥さんを飼ってたのもあって色々思い出しちゃって、マジでリアルにきつかったよこの結末……
オーシュットが動けなくなったマヒナちゃんにずっと優しい言葉を掛けてあげてたのがもうね……つらいって言葉だけじゃ表現しきれんぐらいつらい………「てなずける」で最初で最後の美味しいお肉をあげたのも……涙腺爆発しました……耐えられんてこんなん……
なんでマヒナちゃんはこんな事になっちゃったのか、誰にこんな風にされたのか。全ての元凶が居ます。
エクストラストーリーの回想に出てきたペトリコール
黒の狩人という名前で各地で存在を匂わされてた人です。
時系列にはヘイグの話からするともう10年以上も前みたいですが、オーシュットの一歩前を歩いていて各地で伝説の魔物を相手に色々やらかしてた人。マヒナちゃんの事も酷い方法で負の感情が増すように調教していた。
しかも彼女……回想から察するに、どうやらマヒナちゃんへの暗黒的仕込みの数々を終えた後食べられたっぽいよねあれは……
ヒィ!!!!!ほんと勘弁してください!!!!グロすぎるわ!!!
画的には見切れてたけど!!!音が!!!バリボリされてる音が最悪だった!!!SEさん!!お願いだからここは仕事しないで!!!
生きたまま自分から食われに行くとか……どんな精神状態だよ……やばすぎるだろ……明らか狂人じゃないですか……人じゃないけど……
それもその筈。全てを知った後には納得しかない。
アルカネット!!!!貴様あ!!!!!!!(再三)
またこの女ですよ…クロードもだけどホントどこにでも関係してるな……!!間接的なのがまたいやらしくて腹立つわ……
更にペトリコールは恍惚とした「アルカネット様」呼びといい、もう明白にあの女の精神的奴隷だったようですからね……
マヒナちゃんにした事も伝説の魔物たちへの所業も全部許せないけど、アルカネットが絡んでるってなると彼女自身も実質ほぼマヒナちゃんと同じ目にあってるんですよ……勝手な理由で支配されて、負の感情を増幅させられて。
そう考えると可哀想で、カルディナに対してと同じで恨み言ばかりも言えん……
ペトリコール関連かはわからないけど、獣人で気になる事といえば、テメノス編でもカルディナを追いかけた時に通ったナ・ナシの里。
あそこは因習と言っていいようなものがあるのも相当闇深かったですね。
テメノス編の時は一通り軽く調べただけだったのと、トトハハやら獣人周りの事情をほぼ知らなかったので変な空気を感じつつも「まあ獣人って人と価値観違うやろうし、彼らにとっては試練とか里の決め事関連はとても大事なんだろう」ぐらいにしか思ってなかった。シルルットの件も含めて。
全部が分かった上であの里そのものがおそらくその為だけに存在してるって考えると中々きついものがありました。
特に里長さんのプロフィールに関するお話。
どうやらこの里には「継ぎ子」というシステムがあるらしく、選ばれてしまうと誰とも接触を許されずに、一定の年齢まで長い間一人で閉じ込められて孤独に暮らすことになるアレ。
当人は勿論ですが、選ばれなかった子達も同じ里の中にそんな目にあってる子がいるって分かってて、無意識に不安や負い目を感じて生きている。
かつて継ぎ子だった里長さん本人は今は外に居て普通に生活してて、因習そのものには特に疑問がなさそうだけど、過去にそんな壮絶な体験をしていたらしい。そして現在進行系で隔離されてる新しい継ぎ子もいるという。
誰やこんなイカれきった因習作った奴は………
まあ十中八九外から来た「人間」で高確率でダーケスト辺りでしょう。
人に呪いかけて獣人にした当人だし、あの因習だって獣人だけで生きてたら一切必要のない決め事だし、なんかの目的で彼らの性質を利用しようとしたとしか思えん。
獣人って人と違って基本無欲だし、話してみると分かるけど感情を強く表現する術も元々持ってないっぽいんですよね。それも価値観以前の話で、獣人のおこりからしてそういう風になってる。ナ・ナシはオーシュットのケノモの村以上に人の社会と離れてるからなのか、その傾向が強かった。
だから人からするとやばすぎるあの因習が、他の価値観を知らない事で「そもそもがおかしいもの」とは誰も思わない。里の住人や選ばれた継ぎ子本人すらも。なので誰の為にもならない意味の分からん因習だけど何故かずっと続いてる。
住人の中にはうっすらと違和感を覚えてるっぽい人も居ましたが、その表現の仕方が自分でも分からないんだと感じました。プレイヤーの私は台詞とかからなんとなく感じ取れたけど、言ってる本人達はあんまりはっきり自覚できてないっぽかったので……
あの里、掘り下げれば掘り下げる程闇が溢れ出してくるな……
因習のある土地って現実にもわりとあるけど、人じゃない生き物の集落でもここまで歪さが表現できるものなんですね……獣人の世界に人の価値観を私が勝手に持ち込んでるからより強くそう見えるだけかもしれないけど。
ペトリコールはあの里や継ぎ子の関係者なのかは正直分からないんですが、それは置いとくとしても「獣人」のペトリコールがあんなになっちゃったのは元々周りと一緒で無欲に生きてた所にやってきたアルカネットにずっとうっすら感じてた「嫌なもの」の正体を最悪の人の価値観で納得されられちゃったから、なのかもしれないなあと。
ペトリコールは群を抜いてマジで情報が少ないのでこうやって推測を立てていくしかないんだけど、過去の情報をあんまり拾えなかったとしても
アルカネットが関わってるって一点だけで闇落ちの説明完了なんだよないよいよ広辞苑とかでアルカネットって調べたら「悪意」「諸悪の根源」「邪悪」とかって意味で出てこい
もしなあ、ペトリコールが同じ狩人だったオーシュットに出会えてたらまた話変わってきたと思うんだよな…
私はマヒナちゃんを選ばなかったけど、ペトリコールには選ばれたある種の相棒枠だった。
扱いは完全に目的の為の道具だったんだけど、先ほど書いたナ・ナシ関連の獣人の本来の姿の事を踏まえるとなんか…ペトリコールは暗黒以前に単純に「相棒」ってものがなにかを知らなかったのかもなと思った。
「相棒」って存在は、普通に生きてる獣人には必要がないと思う。
一緒に生きてる他の獣人や生き物達はただ共生サイクルとして共にいるだけで、狩りをして命を頂くのも必要だから。動物の群れと一緒です。生き物の摂理の一環でしかない。
村や里というグループは一緒に生きている以上一定の信頼関係はあると思うけど、互いの特長を生かしてもっとより良く効率のいい狩りをしようとか、いい暮らしをしようとか、そういう欲がないからその発想に生きてきて、居ると良い特別な存在である「相棒」を作る必要はない。
つまり、扱い方を知ってる筈もない。
オーシュットはジュバ師匠が居たのでそういう心構えとか対等な存在としての特別な信頼の預け方を自然に身につけられたんだけど、きっとペトリコールにはそういう機会はなくて、それどころか逆にその「知る術がない」をアルカネットに利用されてしまった。その結果があのマヒナちゃんに対する酷い実験や調教だったんじゃないかな。
グラチェスくんの話でオーシュットが
って復讐心で狩りをしようとしてたヘイグに対して言ってたけど、これってペトリコールにもまんま当てはまる事じゃないかなって。
最期のペトリコールはもう完全に全身で暗黒勢だったんだけど、それだって「アルカネットにそうてなづけられただけ」な気がしました。
だって彼女の発言ってアルカネットを筆頭に他黒幕関係者が言ってた事そのままコピペして口調だけ弄った風でほぼ同じなんだよ……
私は彼女の事をよく知ってる訳じゃないけど、それでも分かる自分の意思で言ってると思わされてる「言わされてる感」
そのぐらい色濃く洗脳されてた節を感じざるを得なかった。
長年の洗脳から誰かを解き放つのはかなり根気がいるし相当難しい事だと思うんだけど、オーシュットの物語を見た今、彼女ならペトリコール相手にも成し遂げてくれそう感があって、もし彼女がオーシュットと話せる事があったら「そうしなくてもいい」事を後からでも知れたんじゃないかな……と可能性の妄想が止まらなくなります。
オーシュットとの出会いで変わったヘイグと一緒で、ペトリコールは取り返しのつかない罪を犯したけど、過去への向き合い方とかものの考え方を変えるきっかけが生まれたかもしれない。
結局最期までその機会に恵まれなかったのは悲しいけど、ペトリコールが自分からとはいえ人知れず食われて死んだ事も、やった事に対しての正しい報いでもあったとも思うから、すっごい複雑な感情になる…
同じ獣人で狩人なのに綺麗に真逆の運命を行ったオーシュットとペトリコールですが、スタートラインは同じだったと思うとオーシュットだって出会いが違えば十分ペトリコールのようになってしまう可能性があった訳ですからね……考えてみると恐ろしすぎる紙一重です。
途中からほぼ妄想になっちゃいましたが、やっぱ人外キャラが主人公の話となると人の本質関係やら考察やらが色々滾って楽しいですね。あとそれとは別に
いかに自分が普段人間本位で考えてるかをめちゃくちゃ突きつけられた
人間同士だけのやり取り上なら別にそう悪い事ばかりじゃないとは思うけど、他の生き物と接する時も分からないなりにも歩み寄りの姿勢、すごく大事……!!と改めて思いました。
教訓って言っていいんでしょうか。オーシュットの話は節々でそういうメッセージ性をとても強く感じた。
オーシュット編は、最初に出てきたロイっぽいなにかが結局なんだったのか……そこの謎は残ったけど、なんとなく緋月の夜やナ・ナシ関連の匂わせからして、どういう経緯で得体の知れないやばい「何か」が生まれてるかの枠組みだけはぼんやり掴めた感じでした。
緋月の夜の事を振り返ると、まだ出てきてないけど裏にでかい何かがいるなあという実感がいよいよ湧きましたね。
これまで旅してきた4人分は比較的個人間の事が発端になって最終的に大変な事態になってた感じだったけど、オーシュット編は最初から島レベルの厄災で世界に関わる壮大な話だったのでここで黒幕のスケール感が一気に広がったなと思った。
オーシュットとキャスティのクロスストーリーに関しても、出てきたロイっぽい何かと似てる謎の魔物や、心の闇につけ込んでくる謎の黒いモヤと声、呑まれかけたキャスティの心からそれを払うオーシュットの心に宿る原始の炎……
気になることだらけだなあ!!!!!
旅は5人目クリアなので全体として半分を過ぎちゃったけど、これからまた新しい事が色々分かってくるんやろなあ感は尽きないのでワクワクスピードは加速するばかりでした。
彼女とキャスティのクロスストーリーに関して。
キャスティに縋ったり責める声がもう……とんでもなくしんどくて……
これはほんの一部抜粋だけど、これだけでもきつい……
あの場では幻聴ではあるけど、キャスティの反応からしておそらく実際に言われた経験がある言葉なんでしょうね……
大事な人を失ったら何かを責めないと心を保てなくなるのも理解できるけど、道理は通ってないし無茶苦茶で、全部間違ってるけど、それでも安易に否定したり言い返せない事もまた事実で…
これは正直、オーシュットが居なかったら私も保てなかったと思う。
キャスティの凄惨な過去から逃げなかった姿をこっちはしっかり見てますからね。こんな心無い事を言われてもきっと、記憶をなくす前の彼女も同じように恨みも全部受け入れてきたんだろうね……
おふくろの心をこれ以上傷つけるのは断じて許さんぞ!!!!!!!
クロスストーリーの相方がオーシュットという圧倒的「光」でほんとよかった……心の底からそう思いました。
解決後の森の生き物たちとのほのぼのさ加減がガチで五臓六腑に染み渡ったよ……
二人の周りは一生こんな空気感で居てくれと思いましたね。まあ
無理なのも分かってんだけども……
ヒカリ
6人目は彼。剣士でク国という大国の第二王子様。21歳。
声が絶対どっかで聞いた事あるのに思い出せない~~~!!!ってなって調べたらもののけ姫のアシタカ役の松田さんだった……レジェンドすぎません!?
イケメンですごく優しいけど闇つきまとってて、剣豪で、真摯で人情に厚くて義理と周りと、何より友を大事にしててめっちゃ頼りになるそなたはアシタカ!?東の果てよりこの地に来た!?
ついオタクの悪い面出てしまった。ごめんねヒカリ。ク国は西の国だしおまけに砂漠だ。全部違うわ。逆だ逆。
とにかく優しげだけど強い心を感じるヒカリのキャラにすっごく合ってる声と演技だし、思い出的にもぐっときたのでもう最高だよね!!!!
彼といえば剣士ジョブ。これすごい便利で重宝した。強いしシールドガンガン削れて気持ちいいし、弱点分かってる敵相手だと剣士3人神官1人で挑んだりとかしてた。THE脳筋パがすぎるな
うちだと常にスタメンにいるテメノスさんとも多段攻撃かつ底力の相性よくて剣士テメノス鬼のように使い倒してました。テメノスさんで一気にシールド壊してヒカリの火力でピヨってる所を押し切るの、超黄金コンビです。
あとヒカリはウェポンマスター適正高すぎるのもいいですね。あれ彼の為にあるジョブじゃない?
鬼火力出せるのでダメージ見るのが楽しいし気持ちいい。ここぞという場面のアタッカーとして重宝しまくりです。
彼のフィールドコマンド昼はタイマンの「試合」で夜は賄賂を渡して情報を聞き出す「買収」
昼はわかるよ。剣士として自然。けど夜コマンド君さあ
王族の悪いところでちまってますわよ~~!!!
しかも払った額にしては大したことない話でなんだぁ?テメェ…案件地味に多かった気がする……体感だけど。
ヒカリは許すだろう。だがこの私が許すかな!!!!
ただでさえ常に金欠で貧困プレイだったのでイラッとした場合は稀に闇討ちで落として喧嘩両成敗(?)してました。ごめんなさい。
キャラは皆人間できてても動かしてる私は器極小だからよ……へへっ
彼のストーリーですが、なんと5章まである!
国や戦争絡みの話なので登場人物も多いですし、全員覚えきれるかなあ。と心配したけど、NPCもひとりひとりが個性的なのでそこは全然問題なかったです。
中でもベンケイ(ベンケイじゃない)が好きで面白かった。
昔は喧嘩っ早くて先王ジゴに負けて忠誠を誓ったが、そのきっかけになった戦いで立ったまま気絶して以来「ベンケイ」と呼ばれている
が、実は本名はムサシというらしい
あだ名だったんかい!!!!
本人的にもいいんだ!?てかムサシて!!なんか絶妙にややこしいな!!
おもしれー男がここにもいたわね
彼相当いいキャラしてます。登場場面はそこまで多くないんだけど、ヒカリの良き部下だしなんかすごい可愛げもあるおっさんで。
クソデカボイス「殿下ーーーー!!!!」とかもさ。元気か?
目覚ましに設定したい
最初にいいキャラが死んじゃった……と残念に思ってたから、後々全力ダッシュで元気に再登場した時はすごい嬉しかったなあ。
テメノスさんの項目で話したけど、私にとっては彼が「どうにも疑えない人」だったよ。
死んだと思わせといて暗躍しまくってる系はフィクション内だと結構あるムーブで、王族と直接の関係のある部下ポジってなるとなんか特にそういうの多いじゃん?(体感)
でもベンケイは全然そんな風に思わなかったな。全部に全く嘘を感じなかった。何の根拠もなかったけど不思議とね。かわいげあるおっさんキャラが単純にでえ好きなのもデカい
彼のストーリーは、これまでの5人のストーリーでは一切出てこないし入れなかった新マップ西の大国「ク国」から始まります。
砂漠の中にある三国志にありそうないかにもな覇道を歩む大国で、町並みもお城も城郭も建造物がとにかく綺麗なので景観も圧巻。まあ
戦争で広げてきた結果こうなってるって考えちゃうとあんま素直に楽しめないんだけどな…
でも街の雰囲気はすごく好き。
砂漠での長い戦いのシーンでざっくり主要人物の紹介がありました。
ヒカリと、彼の幼馴染の兵士リツ、二人の戦友の「ク国の槍」ライ・メイ
そしてヒカリの兄である将ムゲン、ヒカリとムゲンの父であり現王のジゴ、「ク国の鷲」こと天才軍師カザン
それに部下ポジの臣下ベンケイやムゲンに仕えている兵長アゲハなど、彼に絡む関係者は一章で大体がまるっと登場。
合わせてク国を取り巻く情勢の説明もありましたね。
長年戦争を続けたことで大国となったらしいク国。この戦いはその決着の場面らしい。
この時点で相当キナ臭いですわ~~~~~~!!!!!
まずムゲンの人間性がもうアカン。リツもヒカリの頼れる味方だけど言動になんかちょいちょい影を感じる……
ジゴはジゴで自国の栄華の為に長年戦争をしてきてる王なのでまあ……褒められた王ではないし、あげく敵将に「呪われし一族」呼ばわりされるヒカリ
一章の最初だけでここまで一気にぶっ込めるの、逆にすごいな。
城下でのシーンも、モブ一般兵さえもが平民達に対する態度が最悪で、見下したり愚弄したりやりたい放題。第二王子のヒカリは城から実質追い出されてるので兵士も一応敬意を払ってるフリはしてたけど王家として認めてない感がビンビン。ムゲン直属の兵は特に酷いですね。
もう全くもって一丸岩でないのはまず間違いない。
唯一の救いは、ヒカリには本物の人徳があって民に心から尊敬されて慕われてる所ですね。
王のなんたるかは知らんけど、とりあえずあの二人より彼が圧倒的最適なのだけはこの時点ではっきりしてました。
で、治安はよくないけど、城下で平民に混じってそれなりに充実した生活をしていた所、父ジゴに呼び出されなんと次王として指名される事に。
これは匂いますよ。謀反の匂いが!!!!
あのムゲンが黙ってる筈無いというある種の信頼があるの、頂けないですね~……そんでもって
こういうケースは大体父ポジはストレートに殺されるって相場が…!!
それだけならまだギリ立て直しの目処は建てられたけど、極めつけに
親友だったリツが、説得の余地なくムゲン側に寝返ってた…
まーね!?成り上がりに執着してる節あったし、功績を立ててムゲンに名前覚えられてたりフラグは乱立してたから分かってはいたけど
それにしたって回収早くねーですかね!?
やだーーーー!!!!
とりあえず一章ではリツを殺す事態まではいかなくて一瞬安心したけど、後々を考えるとなんも良くないしただ地獄を先送りにしただけだった
しかもリツのケースは時間が経つ事でどんどん地獄具合が増す作りだからいっちゃんアカン延命だったんですね……はあ……
焼け落ちる城下で慕ってくれていたツキを助けられず、駆けつけた瞬間目の前で父が兄に斬られてしまい、絶体絶命状態をベンケイに助けられ、彼なら切り抜けられると信じかつての仲間を集めるべく一人ク国を飛び出すヒカリ
ベンケイ!!!!せめてお前だけは死んでくれるなーーーー!!!!!!!
どうみても多勢に無勢だったので、もうこれ言う事自体が当時はフラグでしかないと思ったけど、考えてる時間も惜しい。彼の為にも一刻も早く味方を集めて戻らないと
どうもムゲンによって謀反人の汚名まで着せられたようで散々だ…
こうしてヒカリのなにもかも失った所から取り戻していく旅がスタート。からの
地下闘技場で新人闘士としてデビューじゃあ!!!!!
なんで!?!!!??
目当ての元最強軍師カザンにいきなり会えたのは豪運だったけど、賭けで盛大にスッたらしく借金返済をしないとどうも身動きが取れないらしい。
なのでヒカリが闘士になってカザンは彼に賭けて大儲けする作戦をもちかけられました。上手く行けばヒカリのお願いも聞いてくれると。
カザンはヒカリの腕を、ヒカリはカザンが約束を守ってくれると信じてないとできない博打なので「信頼」あります!
一章後半からここまでずっとスピード感のある展開が続いて、そこでこの微妙に駄目な大人な所出してくるゆるいカザンが出てきたので急ブレーキ掛けざるを得なかったよね。テンションの。
ヒカリによるとカザンの博打好きは昔からのようで。この何気ないちょっとした会話でもこれまでの付き合いが分かるのがなんかいいですね。
で、カザンに言われた通りに闘士達と「試合」で戦います。
そして実態が露呈してきますが、この地下闘技場も運営がまたキナ臭い
行く所全部キナ臭いの、宿命なんですかね…?そういやテメノスさんとソローネの時もこんな感覚だったなあ…
流行ってる賭場や闘技場は八百長やってるって相場が決まってんだよオラァ!!(言いがかり)
てな感じで疑って掛かった結果、どうもここの興行主に闘士は皆弱みを握られて怪我をしてようとなんだろうと脅されて戦わされてるのが判明
一章のボス闘士バンデラムは闘士達に罰を与える役でもあると
まさかの逆八百長!?
そんなんどんな業前でも勝てるもんも勝てなくなっていくの明らかよね!?え!?もしかして興行主頭があんまりよろしくない!?(率直)
言葉が過ぎました。すいません。
そんなこんなで、闘士達を救うという意味も含め友の為に磨いてきたヒカリの剣でバンデラムを叩っ斬って、興行主もわからせ、ついでに持ち前の人望でカザン以外の新しい味方達もゲット!!!順風満帆!!
賭けの配当金は30億。イキってた割に金額がでかすぎて払えない!とか抜かし始めた興行主にカザンが取引を持ちかけます。
ちょっと怖え!!でも好き!!!
しかしカザン曰く本当の目的は最初から闘士達を救う事だったらしい。
「自分もかつては無力な下民で、先王に拾われ認められた事で今の自分がある。だから彼らにも居場所を与えたかった」と。
カザーーーーーーーーン!!!!
最高すぎかよ。
カザンも約束通りヒカリに手を貸してくれるそうです。先に決戦の準備をして待っててくれるとか。
しかし皆が安牌のバンデラムに賭ける中、堂々と一人ヒカリを信じて大金を賭けていくカザン…めっちゃかっこよかったですね。
杉田さんの渋ボイスと油断ならん腹の底が読めん軍師の演技も染みる~!!
ヒカリはいいなあ。カザンにお酒に誘われてさあ。私だってカザンと一緒にお酒飲んでみたいよ。
色々興味深い話とかしてくれそうですごい楽しい場になりそう。
闘技場の一件が終わった後のヒカリとキャスティの会話で、ヒカリがカザンという男について語ってくれるのですが、
ツラッツラでてくる~~!!!!
闘技場での一連のムーブはまさにヒカリが語った通りでした。ガチでやり手で有能。この人に策で勝てる奴この世にいんの?
それに対して「ヒカリくんは心が広いから、カザンさんも安心して作戦が立てられるのよ」と言ってくれるキャスティ好き……流石聞き上手のおふくろ様。
この会話、カザンとヒカリのいい関係が分かるのもそうだし、毎秒カザンに関するほんまそれ!!!!がつまりまくってて大好き。
本当に「ほんとにこれ」なんですよねずっと。カザンって人は。
それと、テメノスさんとの会話でカザンの逸話も教えてくれました。
カザンはある日王の顔を見るなり「岩塩を掘ってみてはいかがですか」と提案したらしい。
貧民を憂いて国を潤す策を考えていた所、王に相談されるより前に察してこの進言。そしてしばらくの間は岩塩のお陰でク国は潤ったとか。
経緯は違うけど
アナザーエデンコラボストーリーでみたやつやん!!!!!!!!!
大興奮だった。オクトラからアナデンに来た勢の皆さん絶対ニヤッとしたでしょこれ~~!!!私は逆パターンだけど歯茎剥き出した
テメノスさんも未来を見通すク国の鷲の手腕に驚きのご様子。
ちょっと突然の自己紹介になってませんかテメノスさん!?
変人ではないと思うけど頭良すぎるのもずば抜けた知恵が出るのもテメノスさんでしかないんだよな。
っっっぱヒカリさんぱねえっすわ!!マジ卍!!!!!!!!
(歯茎剥き出し大満足スマイル)
あのテメノスさんを素で戸惑わせられる時点で天然として強すぎる。
じゃ、次はライ・メイだ!と思ったら待てが入りました。
ク国の追加戦力を削ぐ為に武器取引現場を押さえて阻止してくれとカザン。人海戦術で押せるク国も武装なしは流石にキツイですからね阻止ついでにパクる選択もワンチャン……という訳でその現場のウェルグローブにGO!
ソローネ編、パルテティオ編でも出てきた街だけど、やはり商人街だけあってあらゆる「品」が豊富らしい。
あとまあ、流石に町中ではないにしても、普通に武器取引の現場にもなってるんでやっぱり治安がそんなに良くないんだろうなこの一帯って。
アルロンドの屋敷、警備とかおらんし常時オープンやけど大丈夫なんやろか
いよいよいらん心配が降って湧いてくるよ。
武器取引の現場に向かうと、ク国の将軍ローと、なんと一章でやりあったリツが来ていました。
三章は過去回想やパーティチャットでリツの深堀りが一気にありましたね。
ヒカリにとってリツがどれだけ大切な友達だったのか、リツとミッカの兄妹がこれまでどういう風に生きてきたのか。良い思い出のと悪い思い出が一気に判明。
リツ達のお父さんの件はガチで胸クソ悪い話すぎてなあ
まさかの自国の兵士に「小蝿を潰すのと変わらねえ」と、ただちょっと声を掛けただけで何の落ち度もないのに殺されて道端に放置されて……
本当の小蝿はどっちだよ…
リツ達の目の前で斬られた訳じゃないけど、見てなくても最悪だよ!!!民を守る筈の兵士の実態がこれなのも含めて最悪!!!
国がでかくなるからちっぽけな命はどうでもいいとこのクソ兵士は言ってましたが、思考の止まった無知って怖いですね。
国って人が居ないと国にならんし、その「小さい」人達がたくさん集まって初めてできるのがデカい国。そんなちょっと考えりゃ誰でも分かる事すら気付けないとは。あーあかわいそ。
ま、そのデカい国の恩恵を受けることもなくとっくに戦死してそうですけどねこいつらに関しては
ヒカリもお墓にお参りして「犯人は見つけて必ず罰する」と言っていたし、仮に生きてても既にまともな人生は送れてないでしょうね。
戦乱の世を生き残るのに必要なのは力より賢さと思うけどな。
安易に人の命を奪った自分の馬鹿さ加減を死ぬほど後悔してるといいですね
あんな過去があったらリツがああいう思考になっちゃうのも仕方ないし、境遇にはほんと同情しかない
同情されるのはリツにとっては大地雷だけど、他にこの感情を言い表せない。そのぐらい気の毒で可哀想過ぎてな……
「空の上の親父に見えるぐらい高くまで成り上がる」
最初のこの決意と屈せずに立ち上がる精神力は良かったんだけどなあリツ…
武器取引の話に戻りましょう。現場を押さえていざローを倒します。
しかしこのローという将軍、ク国の上の立場にしては珍しくかなり人ができていらっしゃる。
まず、ちゃんとヒカリの試合をタイマンで受けて尋常に勝負してくれる。
その上「謀反人」として流布されてるヒカリの事をまだ様付けで呼んでくれて、敬意を持って接してくれて。
ヒカリ!!!今すぐこの人買収して味方につけよ!?ね!?
私もすっかり買収ムーブが板についちまったよ。
こっちは大国に追われる身で圧倒的不利ですからね。使える手段は全部使うつもりで来てんだよ!!!と思っても、ヒカリは闇ヒカリが出てきちゃって殺人衝動を抑えるのに精一杯でそれどころじゃねえ!
分かった!!財布だけ貸して!!ちょっと行って買収してくるからよ!!!
パルテティオが!!
だってパルニキの方が私がやるより絶対成功確率高いからな!!
詰められたらそこは私が肉壁になるんで何卒!!頼みます兄貴!!!!
……とまあ、試合で勝った後は敗者は去るのみ……と、一人うるさいオタク(私)と苦しむヒカリ置いて潔く去っていくロー。納得はしてないけど上官命令なので捨て台詞を吐いてついていくリツ。
とりあえずカザンに頼まれた任務はこれで完了だな。一安心。と思ってたが甘かった。
なんとリツは武器取引の失敗の汚名を全かぶせする形で、ク国の唯一の良心ロー将軍を殺し、首をしれっとムゲンへの手土産に持って帰って
「ローはヒカリと通じてた裏切り者だった。だから自分が処断した」と堂々と嘘報告までしてしまいました。
あーーーーーもう駄目だこれは……本格的に堕ちちゃったよ……
そしてリツが王座を出ていった後のアゲハとムゲン。
リツがそこまでしてもムゲンはリツは取るに足らんし報告の仔細はどうでもいいと思ってるのがな……リスクに対して得られるものが全然見合ってない……
なんかムゲンは嘘と見抜いた上で「将軍の命まで利用する肝が気に入った」らしいから今回はたまたま上手く行ったけどね…
まあ確かに…かなり大胆だしあそこまで堂々としてると相当度胸はあると思うけど、それってさ
ムゲン自身にも跳ね返りかねん系統の肝の据わり方じゃないかね…?
上を蹴落とし登る執念に関しちゃ、今リツの右に出るものはおらんよ。もう王すら取って食いそうな勢いですよ。ちょっとリツを甘く見すぎじゃないか?
まあムゲンが飼い犬に手を噛まれようと知ったこっちゃないしむしろ噛まれてほしいですけどね一刻も早く。
リツもさ、本当にいいのか?このムゲンって男
さっき和平条約を反故にしてサ国の王あっさり殺して捕虜の全虐殺命令出しとったぞ
それ、君のとーちゃんがあの兵士にされた扱いと何も変わらんぞ……後で絶対後悔するしそんなのに仕えてたらミッカにも顔向けできなくなるでしょ…
成り上がるにしても場所は変えようよ…やめてくれぇ…
ク国内も相変わらず荒れに荒れてるみたいだけど、とりあえず四章へ。
早速アゲハがヒカリの動向に関する報告をムゲンに上げてます。
当時は全然気付かなかったし、どっかから斥候に監視されてるのかと思ってたけど、今思うとこれ「彼」が直々にアゲハにリークしてたんでしょうねえ……
なにせ実質二重どころかやり手の三重スパイだからなあ…恐ろしい人だよあの軍師様は…
ともあれメイ家が城を構えてるストームヘイル。
この街もウェルグローブ並みによく来てますね。来る度にクリックくんのお墓参りしてます。私にもお花供えさせてくれ…
しかし「ク国の槍」であるメイ家が城構えているにしては本国からあまりに離れすぎてるのはなんでなんだろうな
過去回想。メイ家は代々ク家に仕えていたそうで、現城主のライの兄、ジン・メイが出てきます。
メイ家はヒカリやヒカリのママにとても良くしてくれて。側室とその子で肩身狭い親子二人にとって心の拠り所だった。
それからヒカリのママ。クラさん。
もう全ムーブがヒカリのママすぎてもうめっちゃヒカリのママ
彼女は元平民だったようだけど、どうもク家の血に対抗できる「特別な血」の家系の出らしい。
そしてその血を表すかのように、性格やものの考え方も圧倒的「光」で優しくて、今のヒカリのように民にも慕われていて素敵な人だった。でも、
「恨むなら、腐りきった国を恨みな」と
リツ父の時と違い兵士ではないけど、性質は同じどうしようもない力だけに縋った賊にクラさんは斬られて、そのまま亡くなってしまいました
まともな人から殺されていくこの国、ほんと終わってんな…
その悲しみと憎しみとでク家の血が刺激されたのか、ついに奴が顔を出しました。
三章でも散々ヒカリを煽ってきた闇ヒカリです。
あれは闇遊戯みたいに善性をちゃんと持ってる完全別人格とかでもなくシンプルに血に飢えてるガチ邪悪な「一面」みたいですね。
ク家の血に由来していて普段の彼とは乖離してるけど、ヒカリ本人の発言からして完全な別人格でもなさそうな、ある意味で正しく「ク家のヒカリ」の一部でもあるという厄介な性質。
解離性同一症じゃないので治療で好転させる選択も不可能。だからク家の人間は誰も逃れられないし自分では御せないけどどうにか付き合ってかないといけない。
そういう性分を持った家系が王家ならもう、ク国がずっと戦争を続けてしまうのも必至だよな……
まだ幼いヒカリでしたが、初めて覚醒したにも関わらずそのまま手練れの大人の賊三人を手にかけてしまいました。
そして佇む闇ヒカリが言った台詞。
なんかすごい心当たりある事言ってるんだけど
あれです。テメノスさん編で出てきた月影関係者が言ってたやつ。
ニュアンスが近いし、炎は間違いなく聖火の事だろう。
夜に関して言えばオーシュット編の「緋月の夜」もありますね。
かといって月影教やトトハハと直接関係があるかって言うと違う気がする。ただ絶対に無関係ではない雰囲気
詳しい事は全く分からんけど絶対やばいってク家の血~~!!
そしてヒカリがこれ以上手を汚さぬようにと、ジン・メイが体を張って闇ヒカリを止めます。
ライの話からしても、ク家の血が呪われてる事は結構周知の事実みたいですね。それもかなり具体的で「血」がヒカリに悪さをしてる事も共通認識になってるらしい。敵国の将も知ってたしなあ。
あんなに知れ渡るぐらいク家の闇の歴史は長いって事ですよね。
ク家の子孫、運命だけ見るとあまりに不憫すぎる
後に判明しますが、元々聖火神の娘のアルパテスの家系と一緒で、かなり古い時代にいた大魔術師ダーケストの血が人の子と混じったのがク家の起こりらしい。クロードと親戚かよ……
つまり実質、暗黒が直接人の血に入り込んで普段から暴れ回ってる状態だから信仰や言い伝えだった「月影教」や「緋月の夜」よりずっとダイレクトに一番厄介。
ク家のヤバさの理由にきっちり説明ついたなあ。そりゃ人じゃ簡単に抗えないしヤバムーブし続ける訳ですよね…
家宝の黒血剣の話といい、ある程度代を経て血が薄まってもこの状態なんで業が相当深いのだけは確か
血と同じぐらい積み重ねてきた戦争関連の怨念も絡んで、ここまでのものになっちゃってるのかもしれませんね。
だけど、たとえ血の所為であっても、それで済ませられるスケールを超える事を先祖代々度々引き起こして無関係の多大な犠牲が出てるので一切フォローもきかない。
闇ヒカリは賊だけでなくジンを傷つけてしまって……やべえ…やっちゃった……でも一応まだ怪我で済む範囲かこれ…?と心配していた所、
賊をけしかけたのは自分だと、ジンがライに告白します。
なんでよ………嘘でしょ……
しかし私怨ではなく、ムゲンの命令で略奪に見せかけて殺そうとしたらしい。断れば家を潰すと。
結局は返り討ちにあい、なんとか暴走するヒカリを止めた後、全部をメイに託したジンはメイ家の存続の約束をとりつけ、妹の前でムゲンに斬られてしまいました。
あんなに優しくしてくれたジンに実は恨まれてたとかでなかったのだけはよかったけど、全然良くないよ。
ライに協力を頼みに言ったはいいけど家来と戦った後ライの技で橋から落とされて投獄されてという散々な展開。
極寒の地であの高さから落ちてよく生きてたなヒカリツシマの冥人並のタフガイがすぎる
ライもね、ジンが志と命を捨ててまで守った家を守らないといけないんですよね。もちろんメイの名だけでなく自分に仕えてる家来達の生活もある。
以前、「自分に守れるのは家だけだと気付いた」と、ジンが亡くなった時にライは言ってました。
リアルな事を言うとマジでその通りすぎると思う。人一人ができる事には限りがあるし、ヒカリの一見無謀な戦への協力を断られるのも当然で責める気にはならない。
けど引き下がる気もないぞ!!
彼女の立場からすると現状家を守る=ムゲンに従うなので、ヒカリをひっ捕らえて処刑するのは本意ではない。でもやるしかないという辛い選択。
彼女の家来のクンゾがライに心から忠誠を誓ってて彼女の為に最善の行動できる人なのがよかった。事情は複雑なれどメイ家はいい人ばっかなのでまだ安心して見てられた。
あと急に挟まったオズバルドとのド天然ガバガバ脱獄計画パーティチャットで癒やしてもろたのも助かった。
純朴な真面目くんと天才だけど天然なおっさんの会話から得られる栄養、一生摂らせてほしい。
ライ・メイとの決戦はもーーーアツいけどすっげえ複雑だった…
かつての友情からくる葛藤と、家を守らないといけない城主としての立場と、ク家の血に兄を殺された妹としての立場と、もう色んな面ががんじがらめになってて…結局は戦うことに。
自分を処刑しようとしたライに対してヒカリが言います。
だから、今こそク国を変えなければならない。その為にはライ・メイの力が必要だと。
ヒカリーーーーーー!!!!!!!!!
血のせいで罵倒されたり母を殺され父を失い、友にも裏切られたり、本意でないとはいえ今まさに自分を殺そうとした人に対して21年しか生きてない人がこれ言える!?
どんだけ「「「光」」」」なの!??
人として一生適う気がせん
「純血じゃない」「軟弱者」とか言って常にヒカリを下に見てたムゲンですが、その取るに足らん筈のヒカリを自分に逆らえないメイ家を使って根回しで消そうとするなんてさ
意識しまくってるでしかない
母方の血云々じゃなく、何より自分にはない強さを持ってるヒカリ自身が怖かったんちゃうの己は~~!!
戦闘コマンドの底力でも闇ヒカリに由来する「陰の力」を使うことができますが、確かにムゲンが強者と豪語する「ク家の血由来のパワー」なんでまあ強いんだけど、選ぶ時のヒカリのすんごい嫌そうな声よ
そりゃそうだ。過去の事もあるし自分から使いたい訳が無い
ごめんて………
ひょんな事で自分の意思に関係なく簡単に人殺しを働いてしまいかねない爆弾を抱えて生きなきゃならなくて、結婚して家庭の幸せを手に入れたとしても子供には必ずその呪われた性質が受け継がれてしまうんですよね
生きづらすぎるわ
それを考えると、ムゲンがああいう風になったのも、前王ジゴも結局戦争を続けてしまったのももある意味では自然な流れだったかもしれない。でも
もう血に甘んじてる場合じゃない!!!
今やもう血云々よかムゲン個人のムーブで不幸になってる人が多すぎるこの凄惨な状況。「血のせいだから」じゃ済みません。最初からそうだけど。
ク家とク国そのものを根本から変えるしかない。
ヒカリの言う通りです。
そしてそれができるのはもうヒカリと、ヒカリの友たちだけ。
こっちだってやったろやないかい!レッツクーデター!!!!!!!
そしてヒカリが各地で集めた皆がク国前に集結。ついに最終決戦です。
ちゃっかり阻止した武器取引のブツもパクって頂いてきてて使えるものは全部使うスタイルで全力投球です。
ライ・メイの姿はないけど、きっと来てくれるはずだと信じ、天才軍師カザンの立てた作戦通り戦闘開始!!
とにかく数がいるク国の包囲網を砂漠の国らしい砂嵐を利用してなんと正面突破。ク国と城の防衛網を熟知してるからこそ立てられた大胆な策です。
ここの一連は完全にキャスティが言ってた「ヒカリくんは心が広いから、カザンさんも安心して作戦が立てられるのよ」だった。
ただ突破しても、その先でどうしても大軍と戦わないといけませんからね。ヒカリに切り抜けられる実力があると信じてないと、最初の突破法が成功しても意味がなくなります。ヒカリとカザンのタッグだからできた作戦。
そしてライ・メイ!メイ家の皆さんも一緒駆けつけて一時危なくなりかけた場面をなんとか切り抜ける怒涛の激アツ展開!
ベンケイとメイ家がアゲハとその軍勢を抑えてくれている間に城の中へ。
頼もしい皆の後押しを背に、あとはムゲンをぶっ倒すだけじゃあ!!!
という所で立ちはだかったのが、血の道で今や将軍にまで上り詰めたリツという男。
待って下さい。何卒やめてくださいお願いします
ライ・メイの件でもかつての友人と揉めに揉めてきた後だったのもあり様々なダメージが蓄積しきっている状態からの、リツ。ほんともう全部きつくて……
彼については既に上で叫んだし、サブキャラの項目で更に追加で散々叫んでるのでそちらを参照して頂けますと有り難いです。
何をやってもうまく行かない時ってあるけど、リツはもう八方塞がりすぎて戦って倒す以外に止める方法がないじゃん……という王座の前のシーン。
国の為にヒカリが「王道を求めて」しまうと今のリツはもう完全に障害になるという……ヒカリとミッカの事を考えるとしんどいけど、これが唯一の手段だと、ここはプレイヤーの自分も納得と覚悟をしないといけないな。
無理ーーーーーーーー!!!!!!!
なんで友達と殺し合いしないといけないの!!!ヒカリにとっては友達ってなにより大事なものでリツはその中でも一番斬りたくない相手ってわかってんのにさあ!!もう最初に一回やり合って退けたんだからいいじゃん!!ねえ!!
それが戦争なんだろうね
いやだな……なんかもう、ただただ嫌だ。そう思った。
先王ジゴも言ってました。
リツが手を汚してまでやってきた事と、私がこれからヒカリ達を操作してやる事の先にあるのも、言っちゃうとこれなんだろうな。
ヒカリが王になってク国が平和な理想の国に生まれ変わるとしても、そこに一番いてほしかったリツが居ないんじゃ、幸せの中でも虚無感は絶対生まれるんだよ……
もうやめてくれーーーーーーーー!!!!!!
戦争の話でいうと、パルテティオ編や、ヒカリ編で発生するパルテティオとのパーティチャットでも少し触れられてましたね。
武器取引の話やらロックの蒸気機関の軍事転用の話。
ロックは実際に利用した兵器(パルニキ編のラスボス)も作ってましたが、本格的に世界レベルでやる前にやり直す機会を得られた+オボロに直接聞かれてなくてよかったな。
絶対速攻で消されてたぞ
オボロだけじゃなくリツやヒカリ、ひいてはク国全体と周りの難民達全員の大地雷ですからねそんな話。
白兵戦で殺し合ってる時からとんでもない人数が亡くなってて、オボロの闇落ちの原因にもなってたのに、そこに兵器まで導入されるともう収拾がつかない。
各人の思惑や戦いを上手く利用していたオボロでしたが、これはオボロ個人の人生レベルの大地雷を踏んでるし、あのままいってたら利用するってよりも消す方針で固まってたと思うなあ……
仮にオボロがやらなくても、戦争の被害者達から恨みしか買いませんからね。誰かしらには殺される展開になってたと思う。
ヒカリ編の話を見て改めて思ったけど、命拾いしたのも含めロックはもっとパルテティオに感謝したほうがいいと思う
戦争をまず自分の利益から捉えるのは甘く見積もりすぎてるよね色々。
平和ボケした私が言うなだけど、そう思わざるを得なかったな。
ちょっと脱線したけど話を戻します。
リツを倒してこっちも今にも死にそうなぐらいの嫌なしんどい気持ちでついにムゲンと対峙。
覚悟しろムゲンお前この野郎!!!!!!!!!
こっちは秒で腹が決まりました。当てつけじゃないよ!!
この男はなんだかんだ言うてもヒカリの兄ではあるし、なんか闇ヒカリの方が精神攻撃で色々言ってきてるけどもう全部関係ねえ!!!
俺は決めたからこいつを倒す!!!そしてヒカリを王にする!!!
リツや犠牲者達の為にもな!!もうそれで行くからな!!全力でかかってこいや!!!
ここまでくるともはや思惑とかじゃなく単純に決意のぶつかり合い。
ヒカリとムゲンの最後はそういう戦いでした。
ラストは強さに執着するあまり、ムゲンは人かどうかも怪しくなっちゃって。「儀式」はないにしてもこの堕ち方はカルディナと、後に出てくるハーヴェイと一緒。
ダーケストの血が入ってても黒血剣を操れないならもう終わりだよ。暗黒がいかに人には扱いきれない力なのかがよく分かった。
ヒカリだけが呑まれずに正気を保って陰の力を「陽の力」に変えることができたのは、偶然母方がク家の血に抗える家系の出だからなのか、ヒカリの精神的強さが血に打ち勝ったのか。そのどちらもだったのか。細かいことは分からん!!
勝って御したって結果が全てじゃ!!!
最期にはク国からムゲン一派を全て討ち払い、数日後、ヒカリが王として擁立されました。勿論、これまで一緒に戦ってきてくれた戦友と民、「友」たちが居る場で。
これからは皆で平和な国を作っていくという誓いを改めて立てます。
しかしムゲン、全部を終えて考えてみるとヒカリに対してもだったけど、最初から見事なまでにカザンの前で地雷発言しかしてないんだよな……
弱者を踏みにじるものだと思ってたり、カザンの策で死んでいく人たちをなんとも思ってないのも全部。
そりゃ用済みになったら秒で消されるわの応酬だった。
人好きされない将であったのは最初から明白だったけど、そんな綺麗に地雷原の上で踊り切るかね…?って具合にまあヤバい。
ク家の血の二面性どうこうよりもはや素でずっとアレだから何も救えんという。
カザン、ずっと軽蔑の目で見てたんだろうなあ…
ムゲンに関してだけはカザンもといオボロの気持ち、手に取るように分かるわ……
あんなのに仕えなきゃならんくて、あんな奴の為に沢山人を殺す策を用意しないといけないなんて、軍師としても人としてもあまりに嫌すぎるでしょう。
だからといってオボロの所業を肯定はしないけどね。それはそれ、これはこれってやつです。
彼はムゲンを「裏切った」ってより、そもそも最初から全く味方でもなかった
オボロの手記にそんな風の記述もありましたもんね。
彼は元々ク国の敵国の生まれで、当時将であったジゴを殺そうと策を講じて忍び込んだ時に捕まってその才能を見出されたとか。ク国にきた経緯はそんな感じだった筈。
敵国出身とはいえ、ク国に来て暫くの間はまだ今のように闇落ちはしていなかった。皆が見捨てた赤ちゃんのオリを拾って大事に育てたりもしてたしね。
しかしながら、ちょっとずつク国や人間や世界に対して絶望していった。
ムゲンは人の才能をみる目は確かだったようですが、本質を見抜く目までは養えなかったようですね。その時点ですでに命運も尽きていたと。
カザンに嵌められたけど全部自業自得だし、ク家から追い出したヒカリに討たれたのまで含めて因果応報。
こんなに綺麗に因果応報って言葉が似合う敵キャラも中々おらんでってレベルでした。
そして結局、全てを客観的に見ると、ムゲンが歩んだ覇道も、ヒカリが自分の道だと信じて友と一緒に突っ走った王道の道も全部、カザン(オボロ)の敷いたレールの上だったという話に。
そんなん関係ないね!!!!!!!!!!!
カザンの思惑がどうとか以前に、ヒカリ自身が自分で悩んで選んで決めて信じて突っ走った道がこれだからよ!!!
ムゲン?そっちは知らん!!
ヒカリは過去を投げ出したりなんてしないし、自分のしてきた事にちゃんと自分で全責任をとってる人だからね。ならなんも問題ないよ。
そういう確信が持てる人、ヒカリが王様になってくれたんでク国の未来は安泰でしょう!!
未来に関しての憂いを一切合切人間性からくるムーブでとっぱらってもらえるのが一番信頼できるわ。
オズバルド
7人目。通称とっつぁん。38歳。天才的な魔法学者。実は妻子持ち。
おもてたより若いな!?
40は超えてると思ってた。失礼しました先生。
声は譲治さんだったらいいなあって思いながら仲間にしたら本当に譲治さんで大歓喜だった。譲治さんの素敵おじ様演技からしか得られん栄養素は実在する。
オズバルドといえばオーシュット命名の「とっつぁん」呼び、見た目も名前もいかつい彼の特徴を掴んでて一気に親しみが湧く素敵ネーミングでかなり気に入ってるので、私の方も平素よりそう呼ばさせて頂いております。
パーティチャットでも要所要所でかなり可愛げが出る彼ですが、その片鱗がとっつぁん呼びから感じられるのも好きです!
まず、初手コラボにいたサイラス先生と同じジョブがこの方で驚きました。
なんで驚いたかって?
仕事に没頭して研究室にずっといる感じのTHE学者…という感じにしては謎にガタイ良すぎるからだよ。
タッパもあるから余計にそう見えるし、下手すりゃ銀鉱山で発掘もやってたパルテティオより仕上がってるまである……魔導士や踊り子で脱ぐとすごいのは一目で証明終了してる徹底ぶり。
かといって、キャラ性能はフィジカルタイプではないんですよね。完全にビジュのためだけの筋肉では?助かるちなみに踊り子で「おはだけ」すると、男女問わず何故か皆ノリノリでやる中、とっつぁんだけがちょっと恥ずかしそうにする。スタッフさん新しい扉開きに来てない?
素で三属性扱えて魔力にかなり振ってるステータスで、魔法系ジョブが本当にエグい強く属性シールド割りがものすごい頼りになる。
研究対象も魔法特化みたいですね。ここは学問全般に興味のあるっぽかったサイラス先生とちょっと違う。計算式で魔力を操ってるのでどっちかっていうと理系の研究者肌なのかな。何にしてもフィールドワーク系ではない。
普通、長い事収監されたら痩せる方向にいくと思うんですよ…しかも場所が劣悪な極寒地だから、鍛えたとしても筋肉が育つような環境じゃないし…そもそも収監される前から見た目さほど変わってないし
そういえばハーヴェイもかなり体格いいよね…ソリスティアの天才学者は頭脳だけでなく肉体もすごい説あるのか…?あの二人が飛び抜けてるだけか…??わからん……解を……解をくれとっつぁん……
このままだとあのパーフェクトわがままボディについて延々語りそうなのでこの辺にしときます。気持ち悪くて本当にすいません。とっつぁんを語る上でどうしても無視できんし、しちゃならん要素な気がしてよ
1はやってないから同じかどうかは知らないんですが、とっつぁんのコマンド、「探る」と「強奪」なんですがサイラス先生もなのかな。
先生も「好きじゃない」って言ってたけど夜は荒事行使で強奪したりするんだろうか…?あの感じで…?それはそれで良きすぎるな(?)
調べるコマンドはともかくとしても、強奪はめちゃくちゃ荒くれムーブで冤罪案件とは別で普通にやべーけど大丈夫か……?
とはいえ、パルニキコマンドで持ち物をゲットできないくらい貧困な時は乱用しまくったコマンドでもある……すまんな!ガハハ!!
まあ、他のキャラでも闇討ちとか暴くとか眠らせる(強引)とか買収(賄賂)とか、夜コマンドは何かと「これ大丈夫か?」と思っちゃうの盛りだくさんなので今に始まった事じゃないけど。
とにかく線が細いサイラス先生とあまりに毛色が違いすぎてすごい。きっちり同ジョブキャラ内で前作とかなり差分がありそうな感じでした。私のように2から始めた人は1の学者はどうなんだろ~とかこういう角度でシリーズが気になるのもいいですね。
そんなとっつぁんですが、ストーリーはいきなり無実の家族殺しの罪を着せられて投獄されて無期懲役を言い渡され1879日目の散々な場面からスタート。
いくらなんでも捜査全部ガバガバすぎんでしょ!?
身内殺しには必ず強い動機ってもんがあるんだぜ~ちゃんと調べな~?と
いい感じにどこもかしこも腐ってて買収されてんなあ!!がまあ状況から見て見えだったので、ボス達はぶっ飛ばすのにはなんの躊躇もなかったです。彼らは動機も人間性もしょうもなくてほんと、いい感じに社会のゴミ掃除が捗りましたよぉ。これが復讐の味……!!ウマいッ!!!
そんな輩共に反して、彼の助手のレディクラリッサさんは冷静で芯の強い人で「この人は信頼できる…!!」とすぐ思えたのたよかったなあ。終始安心してお話できた。
オリの手記でも一度会話しただけなのに「油断ならない」って評価になってたし、お声と話し方も強者みがすごい。人として相当強え淑女でしかないのマジ推せる……
彼女の旦那さんの事は悲しいし聞いてるだけでも嫌な話だった……いい人から勝手な事情で殺されていくんだこのソリスティア大陸って場所は……
そうやって人の命も簡単に奪うし、しょうもないプライドの為に汚い手で隠蔽工作ばっかやってたやつらが平気でのさばりまくってたのも、とっつぁん編の悪役周りはマジで最悪でしたね…
最後には全員物理的にも社会的にも抹殺するんで安心してくれ
とっつぁんの旅は復讐が目的なのでハーヴェイに加担した汚い輩達をしばいていくのが常で、それ故にある種の爽快感とざまあ感のようなものがあって「復讐を求めて」という物騒な旅の割にはそこまで暗い気持ちにはなってなかった。
むしろ復讐しがいのある奴ばっかでウキウキだった(ゲス顔)
だけど、そんな道中でティンバーレインのNPCの中に意味ありげな事を言っている女性が居ました。
キャスティ編で来た時話聞いてたんですが「エメラルド」という投獄された息子がいるという話をしてくれるルビーという名前のおばあさん。
今となっては圧倒的心当たりしかないんですが……
キャスティ編で来た時はその場では特にそれ以上の説明がなくて、とりあえず頭の隅に置いとくかで済ませてました。
のちにとっつぁん編で場所は忘れちゃったけどある手紙をもらって、ルビーさん宛だと言われたので速攻向かった。
内容からしておそらく、とっつぁんと一緒に脱獄する直前にエメラルドが書いたものだったようです。今から会いに行くから待っててくれ母ちゃん、と……
エメラルドは、誰もが見捨てたとっつぁんの初めての味方になってくれた人だったから、一章のラストの自分を犠牲に彼を逃がしてくれた事はかなり心にきてたけど、この手紙の二段構えでただ悔し泣きするしかなかった。
ルビーさん、エメラルドの実のお母さんなんですよ。しかもとっつぁんはとっつぁんで子の親なんですよ。ルビーさんと同じで子供を亡くした経験のある………
どんな顔したらいいんですかこれ………
このサブスト、マジでもらった手紙をルビーさんに渡すだけだから事前に手紙を発見できてさえいれば一瞬で終わるっちゃ終わる話なんだけど、尾の引き方は半端ないんだよな
エメラルドが居なかったらとっつぁんは復讐どころかテメノスさん達という旅の仲間達と出会う事すらもなく獄中死してたと思うんです。
だから本当に一番の命の恩人だし、助けてくれた借りを返せなかったのもずっと心のこりしかなかった。
勿論エメラルドは悪い事をしたから投獄されたんだし、どうやら自分の撒いた種で家族を死なせちゃったみたいで、その過去の罪は流石に擁護はできないけど、それでもとっつぁんとの事に限っては感謝しかない人なのは間違いなくて。
本人に直接返せないならもう、脱獄した目的をきっちりやり遂げることで恩に報いるしかないでしょう。
さあ始めるか。徹底的かつ完全なる復讐ってやつをな!!!!!!!!!
ハーヴェイ&ハーヴェイに味方した奴ら、全員覚悟しとけ!!!!!!
そんなこんなでエメラルドとルビーさんの件でこっちも改めて気が引き締まりました。
目的もはっきりしてて、流石に七人目なので皆育ってきてて戦闘でそこまで苦労することもなく、気分的に旅もスイスイで順風満帆。
そう。四章までは。
四章はね……かなりきつめの内容だった。
とっつぁんもハーヴェイも研究者気質ということで、そのうち
かなりブラックな研究ネタが仕込まれてきそうな気がするな
と一応構えてはいたんですが、案の定地下室にどうみてもやばい検体の入った謎の槽がなんかちらほらと散見しとるわ……
アナデンのロストラボで見た実家のような光景がそこに!!
どうやらハーヴェイは禁忌の学問を応用して、魔法の新根源解析の為にあらゆる組み合わせを検討してキメラを作ってたらしい。
確かにどれも生き物にしては色が変だったり、自然になさそうな歪さが……と思ってたらなんかよくみたら人型の何かもいて、もう完全にアウトなやつだった。
これまでの所業だけでも十分アウトなんですけどね!!
逆に上の階に無関係の一般人滅茶苦茶出入りしてるのによくバレずにこれだけのもん一人で管理してたな!?と謎に感動した。これが天才のなせる技なんだろうか
リスクがでかいのに大都市モンテワイズの地下を研究施設にしてたのは地下室研究所持ちのとっつぁんへのある意味のリスペクトというか、憧れやら意識の裏返しなんか……?だとしたらこじらせすぎだろう
てかモンテワイズ、闘技場といい地下に色々ありすぎじゃない!?
渋滞起きてますよ!!
そのうち闘技場にキメラがなだれ込む「事故」が起きてもなんも不思議ないて……
極め付けに出てきたボスがもう造形からしてやばいのに、人語喋り出した上に、とっつぁんの亡くなったはずの奥さん、リタさんの声がする……
ねえ…………
せっかく生きてるのに全然喜べないんですけど!!!!!!!
シテ……コロシテ……案件はこりごりなんですよこっちはさあ!!
しかも、いきなりどう考えても人の声で人語を喋り出す化け物……もうお気づきでしょうか。心当たりしかしかない案件ですね……そうです
オーシュット編に出てきたロイっぽいことをいってた「何か」です。
検体達をよくよく観察したら、造形もなんか似てる気がする!!!
もしかしてロイは暗黒勢にただ殺されたのではなく、ハーヴェイに実験台にされたか、カルディナのやってた「儀式」をされたのかもしれない。
その後は生き地獄をオーシュットに倒されるまでずっと味わってた可能性…全然あるわ……
あれはリタさん以上に自我があるのかは怪しいところだったけど、たとえロイとして意識がなくてもきつすぎる末路……研究所とか暗黒関連の「儀式的なアレ」とかの示唆ぐらいで何の根拠もなけりゃ明確に説明もないんですが、これは普通に可能性としてありすぎるのでは……
地獄かよお!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロイの死について。これは想像するしかないけど、実は彼は死体が出たかもよくわからないんですよね。
テメノスさんは彼がはっきり「死んだ」とは言ってなかったと思う。例の弓を隠すために出ていった後「帰ってこなかった」と言ってただけで。
律儀なロイが彼に何も言わずに蒸発することはまずないだろうし、彼の最後のセリフも含め、確かめようがなくても「もう生きては居ないだろう」って察せられるぐらいの時間が経ってしまったってことなんでしょう。所謂事実上の死。
つまりですよ……テメノスさんがロイの遺体を確認してない=例の化け物はやっぱりロイである可能性はめちゃくちゃ高いって事になっちゃう……
はあ………
なんでそんなことするの!!!!!!!!
よりによってテメノスさんの大事な人に対してよ……狙い撃ちなんか…?そうでなくても最悪だけど……
この推測があたっているのだとしたら、こればっかりはテメノスさんは知らずにいてよかった真実だと思います。本当に心の底から
そんなん第三者が判断することじゃないけどね……でも流石にそう思っちゃうよ……
親友の死の真相がこんなひどい話だなんて、あってたまるか
科学力がまだ最先端でも蒸気機関止まりで、科学より断然魔法の方が発展してるっぽい世界で、こんな生々しい実験施設や人体実験らしき痕跡を見ることになるとは思わなかったし、見たくなかったですね……
何の罪もない動物達だけでなく、確実に人が犠牲になってる証拠が見え見えなのもヤダーーー!!!
元々とんでもない人でなしのゴミクズだな〜と思ってたハーヴェイでしたが、順調にヘイト稼ぐなあと思ってた矢先にとどめが来ました。
なんと、とっつぁんの娘さんが生きてました!!
嬉しい誤算でしたが、どうもキャスティと同じく記憶喪失状態。それだけならまだなんとか……と思ってたら、何故かハーヴェイのことを父親と思っていて、それを利用して実験に協力させる洗脳工作済み。
いくらなんでもここまで徹底するかね???????
とっつぁんの何もかもをブチ折るためだけに存在してるマジで地獄のような男ですねハーヴェイは。ここまで誰かに執着できるのは逆にすごいとまで思いました。全然褒められたことじゃないけどな!!
リタさんの声がする例の化け物は、とっつぁんの分析とハーヴェイ本人の発言もあり「本人ではない」のは確定だけど、それにしたってリタさんはすでに用済みで殺されていて、死後も尊厳を踏みにじるような仕打ちをされたのは違いない。
その上エレナに対してやった事も酷すぎるし、しょうもないプライドだけでここまでとっつぁんの大事なものを散々奪い尽くしたハーヴェイとかいう男のこの発言
よほど復讐されてえらしいなこの狂人は……
その後、リタさんをゆっくり弔っている時間的余裕もなく、娘の為に必死に天才の頭脳をフル回転させて、未知の新根源「暗黒」の事も踏まえ、ハーヴェイを追いかけます。
リタさんの家系が「特殊な血を引いた家系」という重要情報もあったけど、今はそれよりもまず生きていたエレナの「奪還」がとっつぁんの目的だった「復讐」よりも最優先事項に切り替わったのが大事よ。
普段叫んだりしないとっつぁんがここで慟哭するのもきたわ……
頑張れーーー!!!!!とっつぁーーーーーん!!!!!!!!!!!!
画面の向こうの凡人の私は信じて応援するしかできねえ~~!!無力ですまん!!
そしてついに最終章、ハーヴェイとエレナを追ってグラヴェルへ。
辿り着いて早速異変。どうやら礼拝の為に遺跡に向かった人達が謎のモヤのせいで正気を失ってるらしい。
遺跡関連はロクな事ないのもう知ってんだよこっちは!!!!!
テメノス編でもうこりごりではあるけど、エレナの為にはそうも言ってられん訳です。
明らかヤバいモヤを突っ切り信徒達をシバいて正気に戻しつつなんとか辿り着きました。
遺跡そのものにはクラックレッジの遺跡みたいな血生臭さはないものの、それでも「これなんかあるわ」感。やっぱ人の手が入ってる古い場所はどうしてもそういう嫌な雰囲気漂いがちなとこあるよね。まあ
ダーケストの遺骸があった場所らしいんでそれはそうなんだが。
ハーヴェイのエレナに対する毒養父っぷりも進軍スピードをいい感じに加速させてくれました。オズバルド一家のあったか回想との温度差よ。
エレナに愛情が一切無いことは最初から分かってるけど、いくらなんでも子供が物落としたぐらいであんな怒鳴る事無いでしょ。
しかも「エレナにも大事な事なんだ」とか言って一連の自分を正当化する始末よ。ほんま
存在の全部がガチでしょーもないわコイツ(単純罵倒)
でも子安さん相変わらずの良い声と神演技なんよな~~ヒール役の子安さんの演技大好きだからにくいわ~~~!!クーーーー!!!
そんでもって辿り着いた遺跡最奥でエレナを贄にする気満々スタイルで待ち構えてるハーヴェイ。
ここでダーケストという大魔術師の話や、エレナの持つ「特別な血」、魔の書など確信に迫りそうな事を色々言ってたけど正直プレイしてる時はあんまり頭に入ってこなかった。
どうやってこの男に屈辱を味わわせてやろうかね……
娘を危険に晒されても冷静を保っているとっつぁんを差し置いて、脳筋単細胞プレイヤーの私はほぼそれだけ考えてました。
それでもとっつぁんに嫉妬してたと認めた所だけはばっちり耳に入ってたので
「ふーん??認めたな?人としての『負け』を。えらいじゃん(褒めてない」
とはしっかり思いました(小さい)
同じ最悪の親パターンのクロードの時も「うるせえ!!御託はいい!!ぶっ潰す!!」が何より先に来たし、上手く言えないんだけどなんかこういう毒親の側面持ってる奴が生理的に一番嫌だしどう頑張っても受け入れがたいんだよなあ
ともあれ、やっと諸悪の根源の超本人を合法的に堂々と潰せる好機がやってきました。
ならば良し。お前の求めた究極の「新根源」の解をくれてやろう。
演 算 終 了!!!
「愛」じゃあ!!!!!!!!!!!!!
今更だけど、とっつぁんの「思考開始」と「演算終了」声に出して真似したい日本語すぎる。イタい自覚はちゃんとあるよ!
ともあれよ
ここ、マジで痺れるし大好きすぎる。
理屈や情報を元に思考し続けた魔法学者オズバルド大先生の出した究極の根源の解が、天才にも言語化できない「娘への愛」だったの、あまりに最高すぎるんだよな……
彼はちゃんと娘を愛している父親なんですよ。そしてこれは子供を利用する事しか考えてない偽者風情には絶対に出せない解なんですよ。
しかも暗黒を使った癖にその「解」にちゃんとしっかり敗れる無様なハーヴェイ。
こんなに気持ちのいいざまあ構図が他にあるかね!!!??
ハーヴェイに一番効く何よりも理解しがたい屈辱的な答えでやりとげた、すごく爽快な「復讐」でした。本当に。
謎は残ったけど、目的だった復讐と奪還を同時にきっちり完了して、遺跡からエレナを無事連れ帰ってオズバルド編はエピローグへ。
エレナの記憶は完全には戻ってないけど、おぼろげながらも「本当のパパ」の輪郭を掴んでいて、ママが亡くなった事も理解していて、ハーヴェイとの決着はスカッとしたけどやっぱハッピーばっかでもない終わり方なんですよね。犠牲者が出てる以上は当然そうなるのは分かってはいたけど……
ここではエレナ本人ととっつぁんは直接は話してないけど、最後のレディクラリッサとの会話が未来ある子供を見守る大人同士の信頼関係の会話~~!!!でエモすぎるし、なんだかんだクラリッサさんの強さに弱いとっつぁんの構図も大好きすぎる。
この二人は夫婦じゃなくてあくまで学者と助手で、一人の紳士と淑女で。
それを基盤としてる独自の絆と信頼関係があって、エレナを含めた3人での揺るがぬ新しい家族の形が生まれてるのがいいですね……リタさんが居た時の三人家族の形とは違うけど、ちゃんと「家族」を感じさせる雰囲気がすごくグッと来る。
一度は3人共が大事なものを失ったけど、こうして揃って生きている限りは形は違っても人生をやり直せる。
レディクラリッサは勿論、同じく記憶喪失になったけどちゃんと過去を取り戻せた凄腕薬師キャスティ先生という頼れる仲間も居るので、とっつぁんとエレナは焦る必要もなくゆっくりいつかはまた自然と親子になっていけると思うんです。
しかもエレナには生きていく新しい目標、夢ができました。それもなんととっつぁんと同じ「魔法学者」になること。父との絆を信じる為に。
あまりにもめちゃくちゃ「「「親子」」」すぎる
これ以上のエモくて素晴らしい解はないよ。
復讐という中々に黒い目的から始まったとっつぁんの旅でしたが、全部でなくても大切なものを取り戻せて、更にこれからの明るくなっていく未来もあると思うと、多大な犠牲はあったけど最終的な気分としてはかなり浮かばれました。
その未来の為に邪魔者は綺麗に全員ぶっ飛ばした訳だしな!!!!いや~~良いことした後は気持ちがいいですね!!ワハハ!!!
下卑た私はともかく、3人の未来に幸あれ!!!
アグネア
8人目。ラストは彼女。ド田舎出身のスターに憧れる、夢を叶えたい踊り子さん。18歳
おもてたより若い!!!!(通算二人目)
シンデレラストーリーの主役として申し分ない設定と年齢です。しかし流石に最年少とは思ってなかった。設定的には田舎っ子だけどデザインはきれい目でしっかり洗練された踊り子ってイメージを持ってたからかも。
そのギャップも最高すぎる。びっくりすると方言でちゃうのもいいよね
それを普段は意識して隠してるのもね………
かわいい……………(深く噛みしめる絵文字)
ずっと方言喋ってる子も好きだけど、たまに飛び出るタイプの子からあふれる可愛さとかそんなんたまらんやろがい
「だべ」系なのもいいよね!!!!
彼女はテメノスさんとキャスティがずっとスタメンかなり飛び抜けて育ってたので、底力を使わずとも回復が容易にできてたのと、踊り子ジョブはほぼパルニキにつけてたり、最初の方はあんまり活躍させてあげられなくて酒場待機が多かった。ごめんよ…
冷遇とかじゃなくて、何のジョブがよく使ってる主力メンバーとかみ合うのか、これだ!っていうのが中々見つけられなくて…底力の使い方を覚えたらクソ強いし最後にはガッツリ主力に躍り出てたけどな!!
ステータス上ではやっぱ薬師とか神官とか、どっちかというとヒーラー向きなのかな?発明家はかなりシナジーあって使いやすかった。
なんにせよ、もっと早くから育ててればよかった!!という後悔はありました。二周目以降はもうバチバチに使ってます!!
一周目の踊り子のジョブライセンス全確保、パルテティオ、テメノスさん、オズバルドの男の踊り子トリオで取ったとは言えん(言ってる)
彼女のストーリーは地元の酒場で働きながら夢の為の軍資金貯めをしている所からスタート。
地元でもかなり人気者で、皆がアグネアの踊りで笑顔になってくれて、酒場の店主ガスもすっげーーーいい……声も優しいイケボで絵に書いたような村の好青年感最高。方言も使うから話し方も和むし性格もかわいい。そういう要素は一切ないけど軽率カプ厨ソウルが勝手に血沸き肉踊った彼は軍資金の目標金額達成と、精神の面、それから一章のバトルの補佐など、アグネアの旅の為の最後の一押しを滅茶苦茶してくれました。
そして旅立つ彼女の地元での最後の舞台、お祭りでのステージの前で妹のパーラが森に入ったまま帰ってこないトラブルが発生。
ガスと一緒に探しに行くと、なんとお腹を空かせた乙事主でかいイノシシが。パーラが襲われたとかじゃないけど、このままだとお祭り会場の皆が危ない!スターになる女として皆の楽しみを奪わせる訳にもいきません。
やるしかないべ!!為せば成る!!!
アグネアの土壇場で誰よりも度胸と根性ありまくる所マジで大好き……
あとでご飯あげるからね。ごめんね。ちょっと大人しくしてね。って声かけてあげるアグネア…優しすぎた…
なんとか二人でボスを倒すと、パーラがひょっこり後ろから顔を出しました。無事でよかった~~!!!心配したよ!!
中々森から帰ってこなかったのは、お祭りで出すお菓子の材料のとっておき木苺が見つからなくてずっと探してたらしい。
も~~~~!!!叱るに叱れないじゃんそんなん~~~!!!!
姉妹そろっていい子すぎだべ…
そして、妹と村人達の無事には変えられんが一張羅が戦闘で台無しに……
服がどうであれアグネアの踊りそのものが素晴らしいから問題ないでしょ!とも思うけど、やっぱ大好きでお世話になった村での旅立ち前の最後の晴れ舞台ですからね。装いだって華やかにバッチリ決めたいよね。
という所で登場したアグネアのお父さん。なにやら言いたげにしていたので「おねだり」してみると、お母さんの衣装をアグネアに合わせて仕立て直してプレゼントしてくれました。
大明神エモ神様じゃあ~~~~!!!ありがたやありがたや……
そう。アグネアが通常グラフィックで着ているあの衣装です。
やたらに洗練された綺麗さを感じたのは、かつてスターだったお母さんの「踊り子としての最高最強の戦闘服」だったからなんですね。
そして今最高の仕立て屋の神技により復活して母と同じ夢を追う娘に受け継がれた。
おれがいっちゃんすきなやつ~~~~!!!!
こういうエンターテイナーの話で衣装にすごく意味が持たされてるやつ大好きすぎ侍と申す者でござ候
そして着替えてついにアグネア、オンステージ!!
あまりに神曲すぎて全身鳥肌総立ち不可避だった
歌詞はソリスティア語なのかな?旅立ちにふさわしい曲で、かつメロディと楽器の音色がアイリッシュ系で耳に心地よく癒やされまくり。更にお母さんが遺してくれた曲とのことでエモさも一入。
サントラで癒やされたい時鬼リピしてます。大好き。
無事に踊りきってステージは大成功。翌日皆に見送られながら夢を追ってアグネアは旅立ちます。
そしてやってきた街がニューデルスタ!ソローネが住んでいた街です。
華やかだけど汚れても居て、賭場に娼館に飲み屋街に劇場に、色んな欲望が混沌と存在してる街。
その大劇場で人気スタードルシネアのステージを見ることができました。
「あなたに全てを捧げる」
アグネアとは全然タイプが違い、派手で重厚なメロディーにオペラ歌手のような抜群の力強い歌唱力。お客さん皆を一瞬で虜にする大スターがそこに居ました。
一発で強い…!これはプロ中のプロ…!って納得させてくるカリスマキャラ、すごくいいし好きになっちゃうんだよなあ。
圧巻のステージに興奮冷めやらぬアグネアは、劇場前でついつい体が踊りだしちゃってましたね。「憧れ」を見つけたなあ!
そこにやってきたギルさん。ニューデルスタの片隅でバーを経営してる人で、アグネアの踊りを見てひと目で彼女を気に入りました。
ギルさんの話もかなり好きだったなあ。
彼もかつては夢追い人で、バーで働く傍らピアノ弾きとして曲を書いたり演奏したりしていたそうです。相当な努力家だけど結局実らず、今は先代から引き継いだお店をひっそりと守って、大好きなピアノも店の隅でただのオブジェになってしまっていた。
けどアグネアとの出会いで、彼の中にもまた夢を追う気持ちが復活します。
二人で一緒にお店を盛り上げ、閑古鳥が泣いていたのが嘘のように大繁盛。アグネア編はほんと「こういうのいいよなあ!!!」がずっと続いててすごい。
しかし後に彼の生演奏が聞けるけど、とても「才能がなかった」男の演奏じゃないんだよなあ!!
こういうのって本人の技量と同じぐらい「世界に見つけてもらえるか」「上手く自分をアピールしていくか」が大事と思うんだけど、今までのギルさんはちょっと機会がなかったりそこの力が不足してただけだったんだと思ったね……実際演奏を聞いた観客が甘い音色にすごい人数が吸い寄せられてきたからね!!そして最後には見つかったんですよついに!!報われてよかった~!!
二章の話に戻りますね。
二人でお店を盛り上げていると、それが面白くないのか劇場の難癖ジジイ支配人がやってきてなんか偏屈をこねた上に、人雇って暴力で店を滅茶苦茶にしやがりました。
うるせえなコイツ……(シンプル罵倒)
別に劇場は普通にすごい繁盛してるんだし、街中のバーが盛り上がったぐらいで客とられたりとかもないでしょ。そっちにはスーパースタードルシネアがいるんだしさ。そのちっせえ振る舞いはドルシネアに対してもすごい失礼だと思うわ。
よし、身の程わからせっか(即決)
私がイラッとした所で、同じくあまりの横暴さに流石にキレたアグネアは、単身劇場に乗り込んで支配人と対峙します。
相変わらずつえー女すぎて最高。一切躊躇がないのが良すぎる
わからせ完了した後、お店の事に感謝しつつも、アグネアはバーで踊ってる器じゃない。もっと大きな舞台に立つべきとギルさんは一念発起して、彼女の為に曲を書いて餞別に持たせてくれました。
アグネアのストーリ―でキーになる「きぼうの唄」です
この時点ではまだ歌詞がなくてメロディーだけ。そこにアグネアが歌詞を付けたい!と、ヒントになるフレーズを旅の中で見つけて曲を歌にしていく事に。
まず初手はニューデルスタでの出来事で感じた3つのフレーズ。
全部それはそう!!!で相当迷ったけど、私は「夢の大切さ」を選びました。
やっぱこの街で一番大きいのはギルさんとの出会いで、お互いに夢を持つ大切さを確認して今こうして「きぼうの唄」のメロディが出来上がった。なのでそこを頂きました。
三章ではトトハハの水上舞台がある街トロップホップでジゼル座という旅芸人一座に出会います。
メンバーは座長ジゼルに団員はリコとコーダ。二人の名前はリコーダーから来てるのかな?
それから舞台の演出担当のタンジー。
メンバーは4人で規模はこじんまりとしてるけど、苦労がありつつもかなり仲良く楽しくやってる様子。ショーの内容もすごく人気があるようです。
この一座についてはアグネア編をプレイした時はフラットな目線で見てたけど、エクストラストーリーを終えた後はもう特にタンジーに対しては色んな意味でかなり好きだし、複雑だし、悲しいし、クソデカ感情を見事にこじらせました。
言い出したら止まらんし長いのでここでは端折りますが、タンジーを中心にしたあれこれについて以前勢いで書いたものがこちら。貼っておきます。
見返したらこれだけで五千字も感想書いてて自分でも草です。どんだけ情緒破壊されたんだよ。
ジゼル座のモットーは「世界の隅々まで笑わせる」こと。
それを聞いたアグネアも皆を笑顔にする為に踊る踊り子として共感しつつステージを楽しみにしていると、早速トラブル発生。
なんと、逃げられて舞台ができなくなりそうだという話になってました。
アグネアがマジックの鳩が逃げたと勘違いしてたのは可愛かったけど、正直言ってる場合じゃない!興行主に逃げられたとなると舞台以前の話でここまで来て洒落にならんわ!
しかし、話を聞くと逃げたのは興行主でなく「座長のジゼル」らしい。
なんで!?!?!!?!
お金が目当てで持ち逃げとか、そういうセコい発想の人じゃないよね!?と困惑しつつ聞いてみると、どうもジゼルはたまにこうなるらしい。
だから3人はある意味で慣れっこではあるけど、それはそうとしても連れ戻さないと主役不在になるのでまずい。来てくれたお客さんをがっかりさせるのだけは何としても阻止せねば!!
手伝いを申し出て慌てて街の周りを探すと、逃げたジゼルは浜辺に座って「貝になりたい…」と何故か某映画の理髪店主人のような事を言ってました。あの映画とは重みのスケールが桁違いだけどにしても
急に情緒どうしたよ!?
エンターテイナーって華やかな人間を演じて見せないといけないからすごく神経を使う大変なお仕事だろうし、演じる姿が素の自分とかけ離れてれば離れてるほど負担の度合いも比例してデカくなる。
そういう無理からくる負担は真っ先に心に蓄積していくから、ある種ジゼルのこれは「自然」なことではあると思う。
「メンタル弱い」ってより「ちょっと振れ幅が極端」って表現が最適かな。
とはいえ、一気にマイナス触れたタイミングがちっとばっかし致命的にまずかった
気持ちはなんとなく理解できるよ。とはいえね、もう時間ないしタンジー達も皆困ってるからここはいっちょ為せば成る度胸の女アグねえ、頼むわ!
んだんだ!!!!!だべ!!!!!!
躓いたって踊り続けなきゃならんのですよ。ステージの上でも、自分に負けそうな時も。そういう星の元に生まれてきてるのがきっとスタァなんだ
この時点で既に風格しか無いアグネア……流石すぎる
発破をかけられステージ上に舞い戻ったジゼルとコーダとリコの三人でジゼル座の公演は無事大成功!!更にはアグネアもスペシャルサンクスとして踊りを披露することに。
見守ってくれたタンジーがジゼルについて色々教えてくれました。
あの逃げ癖のせいで劇団を転々としていたけど、お芝居の力は本物で舞台に立ちさえすれば誰よりも輝く人。それがジゼルなんだと。
本人の輝きは勿論ですが、そのジゼルの力を最大限活かせる場を演出できるタンジーの手腕も確かですし、一番の理解者だよね。
舞台上で輝いてるジゼルを見ていて本当に嬉しそうにしてるのが良かった。それを例の「女神様」に感謝してるのは今思うとクソ複雑だが
じゃあ舞台は無事やりきった事だしシメにやりますか。打ち上げ!!!!!
お疲れ様でーーーす!!!!乾杯!!!やりきった1日の終わりのキンキン生ビールは最高!!!まあ私はなんもやっとらんけどな!!ガハハ!!
そして打ち上げの席でタンジーが舞台の世界の皆の憧れ、大舞踏祭の話を教えてくれます。ジゼル座の次のステージでもあるらしいですね。
話を聞いたアグネアも舞踏祭を目指す!と具体的な目標ができました。
そして充実した1日が終了。次の日の別れ際にジゼルと会話します。
「躓いたって踊り続ける」というアグネアのスタンスは、ジゼルにもしっかり引き継がれ、彼女たちも自分達の夢「世界の隅々まで笑わせる」を叶えるため、一足先に舞踏祭の街へと旅立って生きました。
あの様子だとジゼルはもう心配いらなさそうです。アグネアの影響力はすごいなあ。
そしてきぼうの唄の歌詞のヒントはこちら。
今回もそれはそう!!!ワードしかないですが、悩んだ末「許しあえる仲間」にしました。
逃げちゃった事を責めたりせず、そんなことより目の前のお客さん達を笑顔にすることが最優先!それがジゼル座スタイルなんです。
なんてったって「世界の隅々まで笑わせる」には自分たちも入ってますし、揉めてたら笑顔になんかなれないし、自分達が笑えないのに人を笑わすなんて土台無理な話ですからね。
一座でやってる以上、仲間のパワーは絶対必要!ってことでこちらのワードを頂くことに。
四章はサイの街。アグネアのお母さん伝説の踊り子クアリーさんに絡む話でした。
サイの街はサイの街でも東の貧民街の方が舞台。スラムのように治安終わってるとかではないけど、比較的貧しい暮らしをしてる住民が身を寄せ合って生きている区画です。
そこに孤児達を育てているプラットさん夫婦の家があり、ライラという子と出会います。オレっ娘で、性格もちょっと擦れててTHE問題児
何にでも食って掛かるのはこのぐらいの歳の子なら珍しくもないけど、鬱憤の元は孤児だったりお金やいい食事ができない環境から来てたりが複雑で、その不満を街の人が大事にしてた「母の像」にいたずらでぶつけていたり、故郷をゴミ溜め呼ばわりしてたりで、あーこれは確かにわかりやすく問題児だといった印象。
母の像はアグネアのお母さんクアニーさんがモデルで、旅で訪れた際に援助をしてくれたりと、街全体が彼女を母のように慕っていた。この街にも希望はあるということを忘れない為に住人が建てた像らしいです。
いい話すぎる………
実母が家族に対してだけでなく、こうして訪れた旅先に対してもすごく親切にできる人って知ったらそりゃもう嬉しいだろうなあ。自慢のお母さんだよね。
この話を聞くと、ライラに対して「ちょっと一回話さなあかんな」と思いました。
彼女の鬱憤も理解はできるけど、それでもやっちゃ駄目な事だし、ライラの今後の為にもなんで駄目かの理由はしっかり分かって貰ったほうがいい。
アグネアに見せてもらって初めて触れた「踊り」というものに対しての反応といい、元々はすごく素直なんだろうし真剣に話せばちゃんと分かってくれる子だと思った。だから話してみたい。
と考えてると、なんと突然、街に大スタードルシネアがやってきました。
廃れたゴミ溜めの皆さん!!て。
いきなりぶっ込んできたな!?
しかし貧民街だからの発言ではなく、彼女自身もこの街の出身者で、かつてはライラと同じくプラットさん夫婦に育てられた孤児でクアニーさんに憧れた「名もなき踊り子」だった。
この街の生活の苦しさ、ここで生きている人たちの気持ちを誰よりも分かっていて、過去の自分を辛く惨めに感じていてという感情が下地にある発言。
とはいえ言葉強すぎていらっしゃいますわよ!?
私が言えたことじゃなさすぎるけどな!!!すみません!!!
ドルシネアと彼女の用心棒、ベロニカさんに関してはサブキャラの項で色々語ってるので少し省略めに行きます。
ライラはドルシネアと同じ街出身で、孤児で、ある日訪れた踊り子に影響されて踊りの楽しさに目覚めて、って、まんまドルシネアと同じ境遇なんですよね。ゴミ溜め発言まで同じなのはちょっとあれだけど
更に口では色々言いつつもあの小さい体で街の為にがんばったり、後にアグネアの大舞台を大好きな踊りでサポートしてくれたり。
感じます。大スタァの波動を……!!!
サイの街、才能の宝庫過ぎるな。
しかし街を潰してドルシネアランドを作るって、発想が中々ぶっとんでいらしておビビリあそばされましたわ。
そりゃ横暴すぎるし駄目でしょ!とここでも度胸の女、アグネアが炸裂します。憧れの大スターに対しても臆さないの半端なさすぎてすげえ……
丘上に陣取ってその様を見物していたドルシネアと対峙。
の前に立ちはだかったのはドルシネアの激マブ用心棒ベロニカさん。
この人ほんとに大好きすぎてつらい
彼女に対する私のクソデカ感情はサブキャラの項目を見て下さい。先に謝っときます。気持ち悪くてごめんなさい
流石に弊時空では8人目の旅なのでそこまでの苦戦はしなかったけど、順番が違ったら相当な強敵だったと思う。基本が多段攻撃で連続でバカスカ殴られた記憶ある。相当物理デバフ積まないと防ぎきれなくなりそう。
オクトラ2の行動回数多い敵めっちゃ厄介だからな……(クバリーを思い出して歯ぎしりする顔)
そしてベロニカさんを倒すと、ドルシネアはアグネアに大舞踏祭への招待状をくれました。この続きは「大舞踏祭」のステージ上でやって、どちらが真にスターか雌雄を決しようと。
ついに憧れの人のライバルに上り詰めたぞーーーー!!!!!!リツもこれぐらい平和な成り上がりをしてくれたらなあ……
サイの街の顛末は勝負まで保留という事になり、住人達もホッと一息。
と思いきや、どうも母の像が壊されてしまったらしい。
いっちゃん壊れたらあかんのを一番に壊すなーーーー!!!!!
ようそっからいったな業者!??人の心を傷つける心得でもあるのか…?
と思ったところで、落ち込んだ街の人達の前でライラが宣言します。
オレがみんなの希望にやってやる!!とみんなの前で踊り出しました。母の像のモデルのクアリーさんの遺した「旅立ちの唄」で
あの街一番の問題児ライラがですよ……ゴミ溜めと吐き捨ててた街の為にですよ……成長性SSかよ……
これは紛れもない胸アツ…!アグネアも一緒です。母の像はこわれてしまったけど、みんなの胸の中には間違いなく希望が再び湧き上がりました。
「つらい時は思い出して。この声を」っていう歌詞が大好きすぎるんよこの曲。
色々あったけど、ギルさんやジゼル座と同じく、ライラの中にも夢が芽生えました。
そしてきぼうの唄の歌詞ヒントがこちら
めっちゃ悩む~~!!お母さんの事も重要だしな~~!!
けどやっぱりここはライラと踊りの出会いが印象的だったので「踊ることの楽しさ」を選びました。
ちょっとした楽しいが夢に繋がって人生が変わる瞬間を目撃して、それがみんなの新しい希望に繋がりましたからね!ライラとの出会いも大事にしたいチョイスです。
五章はついにラスト。大舞踏祭の開催される芸能の街「メリーヒルズ」
ここは7人のストーリーには出てこなかった街で新天地で新鮮でした。
見るからに華やかで、そこかしこの芸者さんが居て路上でショーを披露していて全体的に楽しげな雰囲気。
そして、いよいよドルシネアとの踊り子としての頂上決戦です。
と思ってたら
二章のわからせた劇場の支配人がアグネアを逆恨みして輩共をけしかけてきました
あの野郎……!!!!全然懲りてねえな!!!!!
厄介粘着野郎がよぉ……!!テメノスさんの杖のサビにされてえらしいなあ……!!と思っていたら、なんとこれまで出会ってきた人たちがここで勢揃い。劇場前まではジゼル座やギルさんにライラの機転をきかせた観客たちの陽動でなんとか撒いてついにステージへ!!!!
と思った矢先に、支配人本人が登場。お前の再登場は要らん!!!
一応話を聞いてやると、あの時アグネアに負けた後、無関係な所でイライラして踏みつけた犬に襲われてあの日は踏んだり蹴ったりで散々で屈辱だったから追いかけてきてやり返そうとしたとか。
1から10までクソしょーーーーもね~~~~~!!!!
初見からちっせえなコイツと思ってたけど、相変わらずちっさくて逆に笑ってしまった。そんぐらいの事でここまで拘れるの逆にすごいわ。アグネアにも何も関係ないし……
てかわんこを傷付けた時点で絶許ポイントカンストしてんだよなあ~~~
なんか他にも色々言ってたけどどうでも良すぎてほぼ覚えてない(酷い)
もう存在が面倒だし黙らすついでに前歯でもブチ折って奥歯ガタガタいわせたろかと思った所で突然のベロニカさんの高速腹パンが炸裂。
神アシストありがとうございます!!!!!!!!!
やはり暴力……!!暴力は全てを解決する……!!某推理漫画の犯人もこう言ってるし、某ハリウッドスターも最高おもろ映画ワイスピで言ってました。「時には殴った方が話が早い」と。
現実ではNGだけど勢いと肉体言語で押し切るやつ、正直言うとめちゃめちゃ好き。
パワーアシストだけでなく、ちゃんとアグネアに「言いがかりだから気にするな」って言ってくれて、お礼に対しても「主の舞台を守っただけ」とクールに答えるベロニカさん。やさしいしかっこよくて渋い……ほんと大好き…
しかし四章のボスのパンチまともに食らったのに気絶で済んでるタフさだけは評価できるよ支配人。無駄にしぶてえなコイツ
そしてやっと!ついに!憧れであり、今は舞台に立つライバルであるドルシネアとの決戦です!!!
これまでのみんなも駆けつけてくれて全力の声出し応援や、旅を経てついに完成したきぼうの唄が流れてきたり激アツだったり……音響さんいい仕事しすぎですよ!!鳥肌展開すぎますわ~~~!!!
ドルシネアの過去回想も挟まって、クアニーさんと幼いドルシネアの回想も………切ないけど美しい思い出だった。
負けを潔く認めて、アグネアの踊り子としての素晴らしい姿を称えてくれて。ドルシネアは自分自身の勝ち負けよりも本当にお客さんの楽しみを思えるし、踊りの素晴らしさを知っている真の踊り子なんですよね………去り際までもがかっこいい………
おい支配人聞いてっかお前
お前も曲がりなりにも芸能の世界に生きてる立場なんだからそこ一番大事にせんといかんだろ!ドルシネア様に学べ!!そして人間としてしゃきっとせえ!!いい年して情けねえぞ!!!
ボスとしてのドルシネアはね、こっちも8人目だしまあ攻略はそんな難しくないでしょ~と高を括ってた私を見事にわからせてきました。
何がそんなに厄介かって「恋の傀儡」技でやってくる「魅了」がやばかった。
うちのパーティはテメノスさんとキャスティがほぼ固定で、次点でパルテティオとソローネがスタメン率高め、ヒカリ、とっつぁん、オーシュット、アグネアの4人が気分や必要に応じて入れ替えという感じだったので結構レベル差が開いてたんです。
魅了はランダムに一人ドルシネアの味方についてしまう技で、そんなレベル差あるパーティの中一人だけ鬼高のテメノスさんを引っこ抜かれたらもうね
大脅威でしかないよ!!!
しかもテメノスさんは貴重な全体ヒーラー役なんですよ!!あと剣士としてシールドブレイカー担当!!
キャスティもいるけど基本的にバッファー役踊り子か発明家で手数を増やす使い方をしてたので回復が間に合わない!!回復ばっかしてるとシールド割りのスピードも足らずピヨらんので敵の行動も防げない!!
あとファンボ達も地味に厄介で弱点無効も撒いてくる!!
八方塞がりENDじゃあーーー!!
ここにきてテメノスさんの強さを敵として身を持って味わいました
普通に3回ぐらい負けてジョブとメンバー、全体レベルも見直しましたね。
なんでこんなテメノスさんばっかり引き抜かれるの!?高レベルキャラ狙われやすい調整されてる!?って思ったぐらい何故かテメノスさんばっか魅了されてた。
分かるよ。ぐうの根もでんぐらい顔よくて美形オブ美形だし、剣士テメノスかっこいいものな。並大抵のアピールじゃ一切靡かなさそうなのもスター的に魅了しがいがありそうだしドルシネアの好みやったんかな…?
ナメてた訳じゃないけど思ってたより遥かに厄介だった。紛れもなくすごい強敵で、8人の群像パートの旅のシメにふさわしいラスボスでした。
クロスストーリーはヒカリ君とのコンビで、ク国周りの事でした。
リューの宿場で出会った琵琶弾きのヨミさんとのストーリー。
「千の音色を持つ」らしく、とても素晴らしい琵琶弾きさんのようですが、演奏して貰うにはそれなりのお金だったり、やたらに日を跨いだり、弦の張替えが必要だったり……こんな事はあんま言いたくないけど、お金はともかくとしてもなんか怪しくねーべか……???
実際に弾いてくれた曲はすごく綺麗だったから技量がある本物の名琵琶弾きさんであるのは確か。
でもなんかムーブと歌詞が気になるなあ………
歌詞の方ですが「夜」とか「鏡」とか「炎」とか。そもそもの曲名が「心の灯火」だったり。
これ明らか暗黒一派に対抗する術を歌ってる語り草では!?
関係性は不明ですが、ヒカリの母方の家系だったりアルパテスの家系だったりが関係ありまくりそうな曲でしかない。自分にとって大事な曲って言ってたけど、なんでそんなの知ってたんだろう。
そしてなんか怪しい……と思っていたら、ヒカリ曰く、一章で出てきて亡くなったツキさんも琵琶を弾けたそうで、彼は昔この曲を弾いてもらった事があった。でもツキとヨミでは全然音色が違って、ヨミのは悲しげだと。
気になる事が多い中、ベンケイの提案でク国で鎮魂祭を行う事になりアグネアの踊りに合う琵琶の音色の聞こえた静かの洞窟に向かいます。
クラックレッジのカル族のものと画風の似た壁画が入口にあって「ク家の始まり」と言われているとか。
ぱっと見ただけじゃ四角と三角や丸が並べられてるだけでよく分からんけど
どう考えても暗黒側の遺跡じゃねーか!!!!
ク国の近くにこれがあるのがもうなんていうか、めちゃくちゃ業………
音色を追って奥に向かうとやっぱりいたのはヨミさん。
なんと彼女は、ツキさんの双子の妹だったらしい
子供の頃、経済的理由で両親がどちらかを間引きしようとしていたらしく、ツキさんは妹の為に幼くして家を出て生き別れになっていたとか。
「どうして双子なんて産んだ」って親以前に人として勝手だし酷すぎるよ。双子として生まれたのは誰も悪くないし、そもそも経済的に不安があるなら間引きよりそっちを死ぬ気でなんとかする発想に転換しなさいよ………親の癖に子供に責任を負わすな……
そんなつらい過去を経験して分かれたツキは、ク国に仕えていてちゃんと生きてた。二人は実際にク国で再会して会話もしてた。そこまではよかった。でも、
復讐相手間違えてます!!!!!!!!!!
とはいえ本当の復讐対象はもうヒカリ編できっちりしばき倒したのでいなくなってるんですよね……
本人もヒカリを恨むのは筋違いと分かっていつつも、あなた様の血を見れば悲しみを払えるのでしょうかと、タイマン試合。
ムゲンこらあ!!!!!!お前もう一回しばかせてくれや!!!(無慈悲)
ク家が奪った系はもうなんにもならん虚無でしかなくて懲り懲りなんですよ!!それにヒカリは全く悪くないのに皆の恨み言を全部正面から受け入れちゃうんだからさあ~~~!!やめてくれえ!!!!
とっつぁんの復讐の旅は正当な権利があって、相手も復讐されてしかるべしからまだよかったけど、ヒカリ周りはほんとにガチ虚無……
家系の一員というだけで過去から現在に至るまでのすべての業をたった一人で背負わされてるし、本人も背負う気でいるのが見てられん……つらすぎるんです……勘弁してくれ……
それでもヒカリはヨミさんの悲しみを受け止め、ヨミさんも最終的にはヒカリの言葉を受け止めてくれて、鎮魂祭は灯籠の明かりとク国の夜景の美しさと琵琶の音色とアグネアの癒やしの為の踊りとで厳粛だけどすごく綺麗で戦死者や生き残った人たち両方の為のお祭りとしてとても素晴らしいものになりました。
あんだけ無茶苦茶やってて城下ですらもそこかしこで血が流れてた国と同じ場所とは思えんぐらい、もうク国はヒカリ編本編とは雰囲気そのものが全然違いましたね。
私は見守っているだけだけど、本当にク国はこれから変わるんだなあ。という実感も得られて、これから先への切り替えにとてもいいクロスストーリーでした。
話の筋はク家関連なのでしんどさはあったけど、それとは別にアグネアとヒカリの仲良し具合はほっこりしました。お互いに優しくてまっすぐて素直だから並んで喋ってるだけでもすごく癒やされます。
こけちゃったアグネアに掛けたさりげないヒカリの
発言もさ……あまりに生まれながらのイケメンすぎるんだけど、それに下手に恋愛フラグを立てるでもなく、対等な仲間として、彼の「友」としてお礼をいうアグネアの関係性……よすぎる………
「つまずいたって踊り続ける」アグネアを良く分かっている言葉すぎるのがぐっとくるんだよなあ……本当に素敵な関係です。
サブキャラと黒幕への感想
メインキャラについてはこのぐらいでしょうか。
これだけでも文字数、なんと約8万字。字数だけなら普通に卒論ぐらいある
そして正気か?とお思いでしょうがまだまだ語ります。
個人的に気に入ってるサブキャラと黒幕について。
リンクはこちら。
ダラダラと書いてしまいましたが、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!!大変読みづらい文章で申し訳ありませんでした。
もしよければもうちょっとだけお付き合い頂けますと幸いです!