2年で私はどこまで走れた?
私がデジハリでwebデザインを学び、卒業してから2年。つまりそれを仕事にしてから2年。
2年???
時の流れ早すぎない???
卒業した頃は卒業した!というその事実で頭がいっぱいで2年後の自分の姿を想像することなんて不可能でした。
霧がかかった海に手漕ぎボートで漕ぎ出すような感じというか。
でもこの2年、思い悩みつつもこの仕事を辞めようと思ったことは一度もないんですよね。
いやそれはちょっと嘘かな…失敗した時とかうまくいかない時とか難しそうなことをやる時とか一瞬「逃げたい…」と思ったこともあります、一瞬ですが。
思い悩むこともあるけど、やっぱり手を動かして何かを作る仕事が好きです。
最近はすっかりコーディングのお仕事がメインになっていますが、デザインにしてもコーディングにしてもイラストにしても形にしていくのが面白いし好きです。
あとは、「それは社会人の常識では?」という話ですが一度お受けした仕事はよほど何かない限り最後まで責任を持ってやり遂げなければという気持ちで働いています。
最近はwebデザインを学ぶ主婦・ママのサポートのお仕事もしておりまして、そんな中でふと卒業から今までのことを振り返ってみようと思いこの記事を書き始めました。
ではこの2年を振り返ってみましょう
1年目
走り出した時はweb制作の中で自分がどの分野をやりたいのかはっきりしなくて、というか全部やりたくて、そして実績と収入を得たい気持ちで「とにかく今できることを何でもやってみよう」と思っていました。
だけどやはり走り出した頃は実績が少ないからなかなか思うようにはいかず、色々と不安でした。自分よりも少し前に走り出した先輩たちのように私も走れるんだろうか?と。
そんな中でお世話になった先生からお仕事をいただけたことや、クライアントワークに参加できたことは実績はもちろん安心に繋がり、本当に有難かったです。大感謝です。
そしてクリエイターズオーディション出場やしばらくの就活ののち今も勤めているフルリモートのコーダーのアルバイトが決まり、そこからコーディングの仕事を中心とする方向に走り始めました。
出産前は問題なくできていた遠距離通勤も育児中はちょっと難しいので、フルリモートのお仕事に巡り会えて本当によかったなと思います。
入社して比較的すぐの頃、その時点の私には難しい案件を担当することになり泣きながらSTUDIOに行って皆さんに励ましてもらったりして、そこでようやく人に相談する、人に助けてもらうことの大切さを理解し始めます。
今でもそういう傾向はあるなという自覚があるんですが、どうも何事も1人で全部抱え込んで自分で解決しなきゃと思ってしまうんですよね。
元々の性格とか育った環境とか、昔いた職場での経験(多分これが一番強い影響だと思う)とかからそうなったんではと思うんですけども。
でも困ったときに1人で抱え込んでなんか解決するか?っていうと、しないんですよね〜
そして抱え込んでそこでストップすると一緒に仕事してる人も困ってしまう。
そもそもまともな人や職場、環境なら真摯に対応してそこで困ってる人からのヘルプを邪険に扱ったり怒ったりいなしたりしないんですよ。
邪険にされたり怒られたりいなされたりみたいな対応されたらその環境から距離を置くとか逃げるとかしたほうがいいよと過去の自分に言ってあげたいw
STUDIOで誰かに相談する勇気をもらい、その後実際に会社に相談して対策をしてもらい、本当に良い環境、良い仲間、良い会社に巡り会えたんだなと実感した出来事でした。ありがたや…
2年目
2年目に入ると、パートの他に個人でのお仕事も増え始めます。
その頃SAにもなりました。
SAになる前から全然何の欲もなく「近くに来たんで寄りました〜」なんて言いながらちょこちょこSTUDIOに遊びにいってたりしていて、その流れでお仕事を紹介していただけたりもして、大変ありがたい限りです。
2年目に入ると「自分は成長できているのか、卒業した時と何か変わっているのか」という壁にぶち当たります。
私より歴の長い先輩たちの2年目の頃のレベルに達しているとは到底思えない、私の後に卒業した人たちは私よりレベルが高い。私は置いて行かれている…という気持ちになり、それはそれはめちゃくちゃ悩みました。半年かそれ以上悩んでいたと思います。
だけどSAという立場上、またお仕事を個人でいただいている立場上、ちょっとならともかくそんな長い期間悩んでいると口にしたら絶対信用を失うと思い、悩んでいることを言えませんでした。
今思えば大っぴらにせずとも口にできる場もあったのにね。渦中にいるとわかんないんですよね。
というか、1年目の時の件でその辺りの大切さを学んだんじゃないのかという話なんですが。
でも、ある時ふと
「明らかに以前に比べてコーディングが早くなっている」
「技術に関する質問にちゃんと答えられている」
「WordPressが理解できている、できることが格段に増えている」
「あ、私成長してるじゃん」
と気づいたのです。
それに気がついたのって、仕事をこなしている時なんですよね。
そういう意味でも腐らずに手を動かすのって大事なんだなと思いました。
だけど多分この状況から早期に抜け出すには信頼できる人に悩みを聞いてもらう、というのが適切な対応だったのではないかなと今になって思います。
2年目はスケジュール管理の大切さも感じていました。
めっちゃくちゃ忙しい時とそうでない時の差があり、これは何とかせねばと。
忙しい時に限って言えばお声がけいただいた仕事をお断りしたら次はないんじゃないかという不安もあったんですよね。
でも実際のところそうではなかった。
いろいろあって4案件くらい同時進行になってしまったことがあったんだけど、その状態でさらにご依頼をいただいて「スケジュール的に難しいです、ごめんなさい」というようなお返事をした方からも再度お仕事をいただけたりしているので、無理しないの本当に大事。
なぜなら私は主婦ママだから。
(主婦ママ以外の人も無理しないの本当に大事ですけども)
思い返すと、自分自身の成長という悩みのほかにも2年目は無理をしすぎてしまってこどもたちに負担をかけてしまったなと悩むことが多かったです。
我が家は夫の両親と私の母が他界しており、私の父は現役で働いていて住んでいる場所も遠いので、育児は夫と二人三脚でやる以外の選択肢がない。
だから夫婦二人三脚で育児をしながらこどもたちが安心して暮らせる環境を作ることができる仕事をしたいと考えていました。
だけどだんだん「安心してやりたい習い事に通わせてあげたい」「将来の学費のために頑張らなきゃ」「任せてもらった仕事は早くきっちりやらなくては」という気持ちが強くなりすぎて無理をしてしまい、結果私はカリカリするという…
お任せいただける仕事が増えたことはすごく嬉しいけど、私が目指している方向ってこっちだったっけ…と、こどもたちの寝顔を見ながら考えることもまあまあありました。
完全にカリカリしない!はさすがに無理かもしれないですが、頻度は減らしたいですよね。
3年目に向けて
向けてというかもう3年目に入っているんですが、時期が時期なのでここまでを踏まえて来年・3年目の目標を。
出身地に関わる案件を受ける
離れてみて初めてわかった故郷の良さをみんなに知ってもらいたい、そのお手伝いができる仕事をしたい。デジハリに通い始めて地域の活性化につながるクライアントワークが進んでいく様子をみているうちにそういう気持ちが強くなっていきました。
そういう仕事をしたいとずっと言い続けてきましたが、来年こそ実際にやりたいです。
今そのための足元を作り直しています。
コーディングの技術を磨きつつ仕事に関わる他の技術も強化する
現状仕事の軸になっているのがコーディングなので、コーダーとしてできることをもっと増やしたいです。とともに、上記出身地関連の仕事も軸にするにあたりデザインとディレクションの力をもっとつけたいし、クライアント様に提案できるものをもっと増やしたい。
元々そういう考えで仕事をしていましたが、この1年半くらいコーディングに能力値ほぼ全振り状態だったので改めて他の分野も伸ばしたいです。
SNSをうまく使う
特にインスタのような画像を使う発信手段の扱いを強化したいです。
今年より収入を増やす
子どもの年齢が上がるに従って出ていくものが増えますからね。あと欲しいと思ったもの・やりたいと思ったことにそこまで悩まずにお金を払う決意ができる心の余裕が欲しい
自分の時間を大事にしたい
仕事か子どものことかでずっと駆け抜けてきて、ふと「私、自分の時間全然取れてなくない…?」と気づいてしまったんですよね…来年はこの2つに加えて趣味の時間や自分の心身の健康やメンテに使う時間を大事にしていきたいです。
私、卒業してからのことを「走る」とか「漕ぐ」とかめちゃくちゃ体力使う動きに喩えてることが多いんですよね。なので何といいますか、走るときと呼吸を整えるときをうまく切り替えられるようになりたいですよね。
なんていうか、母親、というのは自分を構成する大事な要素のひとつなんだけど、私という人間は母親という要素だけで構成されているわけじゃないんですよ。なんでか世の中的に子どもがいる女性は一括りでそういう扱いになりがちですけども。
元から持ってる他の要素を大事にすることで心に余裕を持って母親として子どもに接することができる、子どもたちも安心できる、と思っているので家族・仕事・自分を軸にしてバランスをとりながらそれぞれを大事にしていく1年にしたいと考えております。
3年目はどこまでいけるかな。