【仕事にも体にも"穴を開ける"気胸に学ぶ】
最初に謝罪します。
ふざけたタイトルにしてしまいましたが、今回多大な迷惑をかけてしまった会社の方々には本当に申し訳なく思っております。
少しでも多くの方に読んでいただきたくキャッチーなタイトルにしたことをご容赦ください。。。
このnoteを書こうと思った経緯を先にお話しておきますと、私先日(といってもこのnoteを書いている今日が退院日です笑)気胸を患いまして...。
まる1週間入院しておりました。
そんな中で気付かされたことを何点か備忘録的にまとめておこうかなと思った次第です。
【①人間の体ってうまくできてるもんだよなあホント。】
【②結局1人じゃなんもできないんだな、人って。】
【③東京の空気ってまずいけど美味しいよ。】
【④"病は気から"、本当にそう、まじでそう。】
【⑤いろんな人に、ありがとう。】
ちょっと長くなりそうですが、こんな感じで行こうと思います。
では早速。
【①人間の体ってうまくできるもんだよなあホント。】
何かおかしいなと思い始めたのは福岡出張に行った時でした。
ずっと前から咳が出ていたり胸に違和感はあったんですけど、福岡に行っていつものように新規営業をしていた時、急に咳がひどくなって息苦しくなってきました。
オフィスへ戻るタクシーの運ちゃんに住所を伝えるのがやっと、といった具合です。
最初は気管支炎と思い、薬局で薬を買ってごまかしていたんですが、帰りの飛行機で事件は起こります。
上空でめちゃくちゃ苦しくなって胸がこの上なく痛くて。。。
ただ、国内線ですし1時間半ほどのフライトなので、少しだけ辛抱すれば大分楽にはなりました。
そこでも我慢をしてしまったのがいけなかったのかな、と今では思います。
次の日、さすがにまずいなと思い急遽午後休をもらい医者にかかりました。
その時も最初は気胸は疑われませんでしたが、おじいちゃん先生に「300円くらいでできるしレントゲン撮ってけば?一応」と言われて半ばノリでレントゲンをとりました。
そうしたらあらビックリ、左肺がぺっちゃんこ。
ぺっちゃんこというよりは"萎みきっている"という表現の方が正しいかもしれません。
「え、これっていま左の肺機能してるんですか?」とおじいちゃん先生に聞いた所、「いや、全く機能していない、君今右の肺だけで呼吸してるよ」とサラッと言われました。
ビックリするなと言う方が無理ですねw
1週間入院と言われたのもまあまあ衝撃でしたが、そこで感じたのが小見出しの通り「人間の体ってうまくできてるなあ」ということです。
一つ機能しなくてもちゃんともう一つで補ってくれる様にできている。
裏を返せば、「もう一つあるから比較的他の臓器よりは脆い」のかもしれませんが。
「大きな咳とかしないでね、右も潰れて死んじゃうよ」と脅され、めちゃめちゃゆっくり帰路についたのを覚えています。
医者にかかる直前まではゲッホゲッホ咳き込んでいましたがw
初っ端から結構な量書いてしまいましたが、次、行きます。
【②結局1人じゃなんもできないんだな、人って。】
そんなこんなで早速翌日から即入院となるわけです。
処置としては、
脇腹から管を入れて胸に溜まってしまってる空気を抜く
⬇︎
そうするとある程度まで肺が復活する(なぜw)
⬇︎
胸腔鏡手術で空気漏れの原因となっている部分を切除する
といった形で計1週間ほどの入院を余儀無くされるものでした。
仕事にも体にも"穴を開ける"結果となってしまった訳です。
少しだけ、上手いこと言ったなと思っていますが、仕事に穴を開けてしまうことによってかかる迷惑と大変さは重々痛感しました。
一旦それは置いておいて、結局人って誰かの力を借りて成り立ってるものなんだなと再認識しました。
起き上がるにも、着替えるにも、シャンプーするにも。
まあそりゃ病人だからそうだとは思うんですけど、普段の生活においても本質は変わらない気がして。
誰かに支えられて助けられて生きているんだなと。
だからこれからは困っている人がいたら積極的に力を貸そう、そう感じました。
あくまで感じただけなので、積極的に力を貸せていなくても何も言わないでくださいねw
【③東京の空気ってまずいけど美味しいよ。】
金曜に入院して1週間後の土曜に退院ですから、8日間病院に篭っていましたが、その間1回も外に出ることはありませんでした。
退院すると決まった日にやっと、最後だし外に散歩に行ってみるか、と思い立ち外に出たのですが、空気がうまい。。。
いや、たぶんめっちゃまずいんですよ、渋谷区にある病院ですからww
でもやっぱ病院内の空気とはわけ違う。
やっぱり、1日の中で外の空気を吸う時間って大事なんだなと感じたまででした。
【④"病は気から"、本当にそう、まじでそう。】
これは本当にビックリするほど感じたことでした。
入院中、入院患者がよく着ているようなパジャマに身を包み、お風呂にも入れずトイレまで歩くのがやっと、みたいな生活を続けていましたが、初めてシャワーを浴びられた時、生まれ変わったのかな...?というくらい気分がよくなって、それまで手術の影響で出ていた熱も下がって、心なしか痛みも和らぎました。
そして、1週間ぶりに自分が持ってきた洋服(好きなレーベルのロゴがデカデカと入っている)に着替えた瞬間、「うわあああ俺だあああ!」となって、元気だった自分を取り戻したような気分になり、「足取り軽くなったね」とまで言われました。
"病は気から"と言いますが、本当にそうで、気の持ち様でかなり変わるな、と。
これから肝に銘じようと感じました。
【⑤いろんな人に、ありがとう。】
今回の入院を通じて計5人が面会に来てくれました。
内2人は両親です。
普段はあまり母親とは仲良くないのですが、かなり支えられました。
必要なものがあれば持ってきてくれ、家にいない間の洗濯も済ませてくれました。
もう少し成人社会人男性として自立しなければいけないですね。
父は主に送り迎えをしてくれ、心配性もあわさってか、手術の時はわざわざ会社帰りに様子を見にきてくれました。
残り3人のうち2人はゼミの同期です。
卒業してもこうやって心配して見にきてくれるのは本当にありがたいものです。
1人は宇垣アナのフォトエッセイを(前から買おうか本当に迷っていてセンスの抜群さに感動)、もう1人はおっされなお菓子を差し入れてくれました。
別に「見返りを求める」とか、「何かしてくれたからお返しする」というスタンスではないですけど、自分が困っているときに真っ先に来てくれる友達はより一層大事にお付き合いしていかなければなと思います。
H君、G君、ありがとう。
イニシャルにした意味が全くないですが、H君は日南大君、G君は元気君、ともう名前からしてパワーをもらえる2人でした。
本当にありがとう。
最後の1人は6年間お付き合いをしている彼女です。
平日はお仕事でなかなか来るのが難しかったそうですが、土日は面会時間になると真っ先に来てくれて、掃除やら整理やらをせっせせっせとやってくれました。
言ってもないのに、「あれがあったら絶対便利」と、驚くべき考察力で入院生活を豊かにしてくれました。
そして何より、日常会話の素晴らしさを思い知らせてもらいました。
普段だったら何事もなくサラッとするような日常会話も、こう言う状況で彼女が来てくれて話をするとそれだけて笑いが込み上げてきて、すごく幸せな気持ちになれます。
また肺が潰れるんじゃないか、傷口が裂けるんじゃないかと思うほど笑わせてくれました。
とてもとても、感謝しています。
ここまで、思うままに分量も気にせず文章にしてしまいました。
最後まで読んでくださった皆さま、有難う御座います。
まだもう少し自宅療養といった形が続くかとは思いますが、はやく職場に復帰して迷惑かけた分を取り返さなければと感じております。
それではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?