全仏・初戦勝利直前 特別企画!〜西岡流・最強のコンディショニング〜(N論第4回)
プロテニスプレイヤーの西岡良仁が主催するオンラインイベント「N論」。
「若者たちが夢に向かって羽ばたく場を作りたい」「それも既存の枠にとらわれない自由で新しいスタイルで」という西岡選手の思いからこの企画は始まりました。
その思いに共感した英語学習アプリを提供するスタートアップのミントフラッグ、ファンファンラーニングが企画・運営をサポート。 『西岡流・最強のコンディショニング(調整法)』。フランス・パリにいる試合前日の西岡選手と約150名の参加者はオンラインでつながり、試合初戦を迎えるにあたっての調整方法などについて語り合いました。
N論も第4回!第4回は、4大大会直前のフランス・パリから生中継!試合直前のトッププロ から、調整法を学ぶ、というなんとも贅沢な特別編をお送りしました。
西岡選手に伺ってみると、西岡選手としても、試合直前のオンライン中継ははじめての取り組みとのことで、事務局も「試合直前に大丈夫かな・・」とドキドキ・・。
途中、WI-FIの通信環境悪く、いつもは全員ビデオオンでの参加なのですが、急遽西岡選手以外はビデオオフで対応!など・・もトラブルもありましたが、最後は、みんなで「西岡選手頑張ってください〜!!!」と口々にエールを送って終了しました^ ^
そして、直後のオジェ選手との所詮は見事ストレート勝ち!!西岡選手にN論のみんなのパワーも届いたはずです!?
では、当日の内容をお楽しみください〜
▼初戦を迎えるにあたり
参加者から事前に多く頂いていた質問のうち代表的な1つは、「初戦の戦い方」。
西岡選手いわく、初戦の戦い方はどんなプロでも非常に難しいため、格上のシード選手に勝つ可能性も初戦が一番高いとも言われているそうです。
1回戦に勝ったあとは、それ以降の試合で勢いがつくが、初戦だと誰もがその大会での感覚を掴めずに試合を迎えることが要因だとか。
初戦を勝ち抜くためには、準備段階から試合を想定して練習することがコツだそうです。
ジュニアの大会だとホームコートで調整し大会に臨む形になるので、試合前に対戦相手をいかにイメージして練習できるかどうかが大切。こういう相手だったら、こうして点を取ろうとか、相手のプレイスタイルを考えての練習をしておくことで1回戦からの作戦が立てやすくなり、気持ちにも余裕がでてくると思います。
プロの場合は通常、対戦相手決定から試合まで数日しかありませんが、対戦相手の情報を得やすいため、お互いに分析もしやすく、1回戦から作戦を立てて試合に臨んでいるそうです。
▼試合を見るにあたって
次に多く頂いた質問は、「試合をどういう風にみるか?」。
西岡流の試合観戦法は、自分がコートに立って試合しているかの如く「相手はどういう風に点を獲っていくんだろう」「この相手を倒すにはどうすればいいんだろう」「こういう試合運びをすれば点が獲れるのでは」の視点。
自分が試合をしている選手となって試合を観ることが新たな学びにつながるそうです。
さてここからは当日参加者との質疑応答が始まり、あっという間にZoomのチャット欄は約150名の参加者からの質問で埋め尽くされました。
Q:左利きの選手との試合は対戦しやすいでしょうか?
A:(僕は左利きなのですが)決してやりやすくないです。ただお互いさまなのでイーブンだと思って戦います。
Q:試合で一番大切にしていることは?
A:僕にとっての最重要は試合に勝つこと。試合内容とかも、もちろん大切だけど、勝てば次に違う相手と対戦することができ、新たな学びを得られるからです。
Q:1日の練習時間は?
A:日本にいる時は、2時間のテニスと1時間のトレーニング。やるべきことをぎゅっと凝縮してやりたい性格なので、練習時間は短くしています。
Q:小学生時代、週に何日間練習をしていますか?
A:週6日。ただ集中してやることが大切なので、ボールを打つのは1日1.5時間でした。
Q:試合前日の練習時間は
A:1時間だけ。前日までにしっかり調整をしておき、前日は試合に備える為、最終調整だけにしています。
Q:試合前に緊張して食べられない事は?
A:僕は性格的に緊張しないので、食べられない事はないです(笑)。また未来のことはわからないので、負けたらどうしようとか、僕は試合前に考えないようにしている。試合までに必要な準備をしておき、勝ちにいく姿勢が大切。
また海外では、好きな物を食べられない事も多い。特に今はコロナ禍なので店にはいけず、3食ともUber Eatsで配達してもらったこともありました。今はこういう環境なのだと割り切って試合に望んでいます。
西岡選手の練習開始時間まで残りわずかとなってしまった為、今回のN論はここで終了。
このN論が開催された2日後の9月28日、西岡選手は全仏オープンの男子シングルス1回戦で、世界22位で第19シードのフェリックス・オジェアリアシム選手(カナダ)を破り、2年連続で初戦突破を果たしました。
N論で子供たちに熱く伝えていた初戦の戦い方をまさに有言実行する機会となりました。西岡選手、ありがとうございます!
なお、今回のN論の様子は、テニスデイリーや、Tennis Classicでも取り上げて頂きました。
N論は、今後もテーマを変えつつ、定期的に開催していきますので、引き続きお楽しみに!
(了)
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