私が転職を決めた日の話#2
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そして私は会社を辞めることを決めた。
「辞めることを決めた」
っていうよりは、
「他の場所で働きたいと思った」
の方が私的にはしっくりくる気がするなぁ。
生きていれば辛いことがたくさんあるし、
時には立ち向かうことも大事だとは思う。
でも、この夜、私は、
この会社で盾を持って闘うよりも、
矛を持って新しい道を進みたいと思った。
その結論を導き出した瞬間、
涙でびしょびしょの枕で
ぐっすり眠ることができた。
次の日、先輩に連絡をした。
「私も会社を辞めることにしました。」
先輩が退社して、半年と少し経った頃だった。
先輩は優しい言葉をかけてくれた。
次に、家族に辞めようと思っていることを話した。
とても勇気がいった。
入社してまだ1年と半年。
「早すぎるんじゃない?」
「もう少し頑張れば?」
その言葉を覚悟していた。
しかし、家族からはそんな言葉は一言も出てこなかった。
応援してくれた。
私のしたいようにさせてくれた。
その他にも、友達や恋人、同期、
周りの人は誰も否定的な言葉を口にしなかった。
なんて、私は恵まれてるんだろうと思った。
逆の立場だったら、
私は同じように背中を押せただろうか、
「早すぎない??」
なんて、軽く鋭い言葉を浴びせてしまわなかっただろうか。
私はこの時決めたことがある。
これから大切な人が私に何かを話してくれた時、
その人の考えを信じて受け止めてあげられる、そんな人になろうと。
まぁ、そんなこんなで転職をしたわけで、
人生って本当に面白いなぁと感じた。
あの夜、転職をしようと思わなければ
まだ前の会社で働いていたかもしれないし。
あの時、「あと、1年がんばってみれば?」
と誰かに言われていたら、
今の会社で働くことはなかっただろうし。
人生って選択の連続っていうけど、
本当にその通りで。
あたりまえのことなんだけど、
なんか改めて自分で決断していくんだなぁ
なんて思ったりした。
結論、私は転職をして良かったと思ってる。
すごく、すごく勇気がいったけど、
決断してよかった。
今の会社が世界一素晴らしいかと聞かれたら
まぁもちろんそんなことはない。
それはまた追々、ぼやくとして…
新しい環境に思い切って飛び込んでみることって
すごく大切だね。
新卒の時は自分が転職するなんて
思ってもみなかったなぁ。
どっちかというと、転職否定派だったもん。
(転職は "逃げ"=悪い事 ってちょっと考えてた、そんなことないのにね。)
安定志向の私にとっては、自分の成長を感じられた瞬間でした。
と、まぁこんな感じで
今の会社で日々奮闘中でございます!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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私が転職を決めた日の話 完