2045年の石油需要予想が意外過ぎる!OPECのWorld Oil Outlookを解説!
こんにちは。りろんかぶおです。
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では、ここから本題です。
2021年9月28日にOPECが毎年公表している「World Oil Outlook」を発表しました。
このレポートは2045年迄のエネルギー及び原油の需給予測をするもので、多くの投資家に参考にされているものです。
今回はこのレポートの概略を見ていきます。
「World Oil Outlook」 by OPEC
1.GDP成長率は2020年~2045年の平均で3.1%と予測。
2.GDPは2020年の$125 trillion(125兆ドル、1.37京円)から2045年には$270 trillion(270兆ドル)に。首位の中国が全体の23%を占める。
3.世界の総人口は2020年の78億人から2045年には95億人に。
4.先進国を中心に温室効果ガス排出ネットゼロを目標に掲げる動きが。
5.世界のエネルギー需要は2020年の日量2.75億バレル相当から2045年には日量3.52億バレル相当に。
6.エネルギー燃料として、原油は2045年においても最大比率を維持(28.1%)。ガスと再生エネが大幅増で、石炭は大幅減。
7.原油の総需要(エネルギー燃料のみならず全て)は2020年の日量0.906億バレルから2045年には日量1.082億バレルに。OECD諸国で減少する一方、Non OECD諸国で急増。
8.原油需要増の主要因は、自動車、飛行機、石油化学品(プラスチック等)。
9.長期の原油需要増加はEV普及が重し。但しガソリン車も2045年までに微増。
10.Non OPECの原油供給量が2030年で頭打ちする分、2045年迄伸び続けるOEPCの供給シェアが増加。
11.2045年までに必要な原油関連の投資総額は11.8兆ドル。80%は上流開発。
12.一方で、パリ協定実現への国際協調の強化、技術革新による省エネ化等、原油需要予測に関する不確実性は多数存在。
STOP
<著者コメント>
・こういうレポートを見て一番意外なのは、「原油需要ってまだ増え続けるのね」ということ。
・今、気候変動問題がここまで叫ばれているので、確かに先進国集団であるOECDでは原油需要が減るけど、その他新興国で激増するので、総需要は増えてしまう。
・つまりいくら先進国が頑張っても気候変動はもはや食い止められる可能性は低い、というのがベースケース。
・原油需要を押し上げる主要因は、自動車、飛行機、プラスチック。
・先進国の我々も頑張る必要あるが、新興国の経済成長をもっとクリーンな形で実現させてあげる必要がある。
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以上
りろんかぶお
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