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【シスコシステムズ】世界最大のPCネットワーク機器メーカーの理論株価は?(2022年7月期)

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では、ここから本題です。

今回は世界最大のPCネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズの理論株価及び競争優位性分析です。

<りろんかぶおコメント>



りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★★

1. 企業概要



・シスコシステムズは世界最大のデジタルネットワーク関連機器メーカーです。
ルータ、スイッチ、セキュリティ、無線LAN、ビデオ会議端末、サーバ等の様々な装置の販売を行っています。

2. 業界展望



・シスコの主力製品であるルータやスイッチは、ネットワーク内であらゆるデータが飛び交う中、ある端末からある端末にデータを送信するときに最も効率よく正確にデータの運搬を行うための司令塔となる装置です。

・このようなネットワーク関連機器は、今後世の中が更にデジタル化、IoT化し、データ輸送が更に膨大になることが予想される中、肝となる機器です。今後も業界として堅実な需要が見込まれます。

3. 個別企業競争力



・シスコは主力製品であるスイッチとルータで全社売上の半分近くを稼ぎますが、他社に対する競争優位性はどうなのでしょうか?以下はスイッチとルータの市場シェアの推移です。


出典:IDC


・シスコは常に50%以上のシェアを持っており他社を圧倒しています。実はシスコは20年以上、この業界で圧倒的なシェアを誇っており、他社を寄せ付けない強さを持ってます。この強さの源泉は何でしょうか?

・インターネットに接続されたPCは世界標準の通信規約を利用して通信を行うので、ルータなどもこの規約に準拠した仕様となってます。但し、この通信規約の解釈の仕方が各メーカーによって微妙に異なるようで、異なるメーカー同士の製品は互換性が完全ではなく、同じメーカーの製品同士の方が相性がいいようです。そうなると、ユーザーとしては多く使われているメーカーのルータを使うのが都合よく、マーケットリーダーが更に強くなっていくという構図です。

・また、ルータやスイッチのようなハイテク機器は仕組みが複雑で,その操作が高度に専門的で高い知識を必要とし、かつ,そうした技術や知識がベンダー固有のものであることから,技術情報を入手しやすいベンダー製品の方が,ユーザーにとっては利便性が高いのです。
したがって,ユーザー数が多いベンダーほど他ユーザーからの情報入手が容易になり、ますますユーザーが増加するという正のフィードバック現象が起こります。

・また上述の通り、仕組みが複雑で操作が高度に専門的な製品故に、みんなが使っている首位企業の製品が安心といった心理が働きやすいです。

・上述のような理由からも、シスコは強い競争優位性を保持しており、営業利益率も20%台後半という異次元の強さを誇ります。このような観点から見て、今後もシスコが他社に対して強い競争優位性を維持し続けるのではないかと考えます。

<理論株価>


45ドル(2022年7月末時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に2%(米国の平均インフレ率)ずつ成長していくと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>



1. Secure, Agile Networks


・スイッチ
(ネットワーク内で端末間の接続を行うネットワークデバイスのひとつで、受信データの宛先を解析し、該当する端末が接続されている宛先のみにデータを高速に送信することを可能にする装置。関係のない宛先には不要なデータを送信しない為、回線混雑の低減が主な役割。)
ここがわかりやすいです↓
https://www.allied-telesis.co.jp/library/nw_guide/device/switch.html

・ルータ
(スイッチが端末と端末を接続するデバイスであったのに対し、ルータはネットワーク(LAN(Local Area Network)とLAN,LANとWAN(Wide Area Network))間の接続を行うデバイス。)
ここがわかりやすいです↓
https://www.allied-telesis.co.jp/library/nw_guide/device/router.html

・ワイヤレス(WiFiのアクセスポイントやワイヤレスコントローラ等)


2. Internet for the Future



・ネットワーク関連機器
・ Silicon One


3. Collaboration



・ビデオ会議システム
・IP電話等

4. End-to-End Security



・ネットワークセキュリティ
・クラウドセキュリティ


5. Optimized Application Experiences



・Cisco Catalyst フルスタック


6. Services



・自社製品に関するテクニカルサポート
・コンサル

<決算情報>



・売上は51,557百万ドルと前年対比3.5%増。製品販売の6%増を、サービス2%減及び前会計年度から1週間少ないことが一部相殺。現在、製品販売中心のビジネスモデルから、ソフトウェアのサブスクリプションモデルに変換中で、サブスク収入は3%伸びた。

・純利益は11,812百万ドルで前年対比11.5%増、供給制約により売上総利益率は1.5%減少するも、経費率の減少、税率の微減が寄与し増加。。

<財務情報>



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りろんかぶお

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りろんかぶお
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