1800-mil ochocientos tequila
バイト先でお酒を飲む。
この間は、人との繋がりを感じながら、
キンキンに冷えたテキーラをいただいた。
炭酸割りにして、
ハイボールのように飲んでみた。
ショットやロックでもいずれは飲んでみたいな。
少し配分を間違えて、
かなり濃かったけれど、
帰る時間も近づいてきていたから
締めの一杯として、
丁度良かったかも。
自分はバーテンダーとかは
向いてないだろうな。
なんとなく、テキーラやウィスキーには、
ビールとは違う世界を感じる。
底知れない闇と表裏一体の
飲むか飲まれるかの境界線。
これを飲んできた過去の人々のドラマや葛藤。
19世紀のスペイン人の造り手の表情。
そういえばスコッチウィスキーも以前、
いただいたことがある。
そこには、スコットランドの王に関する逸話と
そのスコッチウィスキーの誕生の経緯が、
華奢な筆記体で書かれていた。
腐った受験英語を元に、
なんとなく8割くらいは分かったけれど、
スペイン語や英語の母語話者だったらと、
ありもしないことを考えてしまう。
仲間とバカ騒ぎして飲むお酒も大好きだけど、
お酒と向き合って、
その情景を楽しむのも大好きだ。
きっと様々な人が
これらのお酒に惹かれ、
飲み飲まれ、
狂わされ、
時に支配したのだと思うと、
一人ひとりの心象風景や
生きてきた人生までも
覗きたくなる。
まだ弱冠の自分には、
まだまだ分からないことが沢山あり、
周りもお酒を道具だと思っていて
自分も例に漏れず
テキトーに飲むことが多い。
でもいずれは、
お酒と真正面から向き合ってみて
いつかの君と
会話と
心象と
景色と
表情と
雰囲気と
流れゆく時間と
二度と再現し難いその現実、
忘れられない夜を、
夢みたいなその日を、
楽しみながら、
君と一緒にお酒を飲んでみたいな。