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<報告>9/1 女性防災士からの発信!

2020年9月1日防災の日 今年、高岡市で多く誕生した女性の防災士たち、地域防災の活動をしている人、関心ある人が集まって、「高岡市の防災について 女性防災士からの発信!」ワークショップを行いました。

最初にNプロ大坪より、あいさつを兼ねて今日の主題に関し
「地域防災における女性の参画の重要性」について
富山県防災士会の吉澤さんより「地域防災の必要性について」
高岡市危機管理室の中澤さんより「高岡市の自主防災組織についての現状(男女構成や活動内容等)と女性の地域防災参画を進めるための今後の市の取り組みについて」
みなさんと情報共有しました。

吉澤さん

中澤さん

後半、「これから女性の参画を増やして地域防災をより充実させていくためにどうしていくか」について意見交換しました。
会場には、社会福祉協議会や市PTAからもご参加いただき、
みんなでまだまだ話し合いたいという感じで盛り上がっておわりました。

20200901ホワイトボード

危機管理室さんからの情報からも、現状は、自治会役員と同じく、地域防災役員もほとんどが男性で占められていて、女性は炊き出しと役割が決められている傾向が強いということでした。
被災地でも、その状況だったことから、女性の視点やアイディアが反映されず、実際、被災時に男性役員も女性たちもたいへんな困難にあったということをよく聞きます。そういった体験に基づく情報がたくさん発信されているので、未災地ではそれを教えてもらったことに感謝して、活かして、老若男女共同参画の地域防災を組み立てていくことが非常に重要だと思います。

前半の講演が終わった後の質問タイムでは、
「地域防災もまちづくりも、もっと女性が中心になって、中核の役員などは女性が6割の方が、うまく運営がまわるのではないか。そして、男性の参画を進めていくべきだ。」とご意見くださった年配の男性もいらっしゃいました。
コロナ以後、情報交換も、オンラインが欠かせなくなるという話も出ました。
今、地域の運営の仕方も、暮らし方も、変わるときですね。
多世代、多様な人が一緒に、みんなを元気づけるコミュニティをつくる時です。

いろいろと課題がある中で、可能性が見えた1日となりました。
終了後に賛歌のみなさんが書かれた「ふりかえり」の一部と、新聞記事を紹介します。

【ふりかり】
1.最も印象に残ったことは、(自由にお書きください)
・老若男女共同参画の推進
・女性が声を上げて自治会の中に参加して行かなければいけない。受け身ではなく、主体的に行っていかなければならない。
・防災はまちづくり。人に伝えるために自分をみがく。
・話し合うことの大切さ。気づきをしていくことを広げたい。
・いろいろな立場の人が参加されて、熱心に話し合われたこと
・男性はまだ女性の力に自覚が少ないのでは(社会的に)        他多数

2.自分たちの地域で防災役員やリーダーに女性を増やすことについて 
(最も近いもの1つに○をおつけください)
ア、男女半々程めざして増やしていきたい  92%
イ、すでにたくさんいる           0%
ウ、増やすには課題がある         8%
 ★ウと答えた方は、その内容をお書きください
 ぜひ増やしてほしいと思いますが、防災士・関連組織・行政が連携していることが必要と思います。他
 ★その他ご意見  リーダー、役員の6割は女性にすべきである。(男性からのご意見)

3.これから、みんなの力を活かす地域防災を進めるために、みんなと協力して、どんなことをしていきたいですか? (自由にお書きください)
・地域防災計画の策定
・各自の意識改革
・市危機管理室として、女性防災士の増加の後押ししていきたい。
・官民が一緒に協力しながら
・今回のような話し合いを続けていく
・男女平等推進センターで活動し、ネットワークをひろげていく
・女性がリーダーになって、防災に限らずコミュニティの結束を図る。  他多数

4.これから自分がやっていこうと思うことや、その他、ご自由にお書きください。
・自助力の強化
・小学生・中学生を対象にした防災マップ作り教室を開催したい
・自治会以外の防災ネットワークの構築
・市P連、県P連の報告を兼ねて呼びかけ
・自立した個人を育ててゆくこと。女性たちは、男性と関わる時に自分の意見をハッキリ言う訓練をしてゆきましょう。
・女性たちのネットワークづくり
・地域で小さなグループの話し合いを増やしていく
・高岡市のまちづくりに若い人たちが参画していけるよう、応援する
・男女平等推進センターを、防災の拠点の一つとなるように話しあう 
他多数

【北陸中日新聞9/3記事】

20200901防災WS北陸中日


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