ホッとColorワークショップを実施した話
WAKUTOKIの真人です。
昨日、『ホッとColor〜フューチャーコラージュで考える2020年のはたらくわたし』を実施しました。友人との共同開催でした。
「働くことは、それだけで尊いこと」
そう思います。働くことはそれだけで、誰かのためになっている。
じゃあ、自分はどうだ?働いている時、無理せず自分らしくいれているのだろうか?
ボクが思ってきたことです。
このプロジェクトを進めよう!と、思っても、上司がどういうだろうか、周りの目が気になってしまうとか、そういうことってありますよね。
やってみたい、やってもいいかもと思うことも、周りの状況を考えてやめてしまう。
やってみたいという純粋な心は押し込められて、行き場を失う。そうやって状況に合わせているうちに、何のために働いているか分からなくなる。
自分の心は何を求めているのか探究したい。それが、このワークショップを企画した理由です。
ボク自身も探究したかった。
集まってくれた参加者は、同僚を含め友人たち10人。
とても嬉しい。
「自分のことを見つめる機会になったよ。」
「オレ、橋にこだわっていたのは人を繋ぎたいって思いがあるからなんだよ。」
「優しい気持ちになったよ。」
「自分がやってみたいことが意外なところから出てきてびっくりしたよ。」
そんな感想をもらいました。温かく優しいワークショップでした。
少しだけ、内容も紹介したいと思います。
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オープニングは、輪になってお喋りです。
名前・好きな◯◯・今の気持ちを、順番に話しました。
順番に話すことって大切です。つい、ボクらは人の話を遮ってしまうから。最後までじっくり聴く。それだけで、優しい空間になります。
そして、今日のワークショップの意図を話しました。話そうと思っていたことは、何も話せませんでした。でも、それでいいのかもしれません。その時、出てくる言葉を大切にしていい。
続いてウォーミングアップです。今回は、Body workを行いました。
日頃、私たちは頭で思考することに慣れています。でも、ボク達は頭だけに支配されているわけではありません。
なぜなら、心で感じることができるからです。考える前に感じてしまうこと。
例えば、ため息とかもそうでしょう。思わず出てしまう。
そのことについて、曹洞宗の僧侶、藤田一照さんは『考えすぎない生き方』の中で次のように述べています。
なんとなくもよおしてきて、思わずため息をついちゃう、思わずあくびをしちゃう。そういう内なるもよおしにしたがって、体が思わずやっちゃうことというのは、たいていみっともないことだとか、人前でやるのは無作法だというような言われ方で、出そうになっても出ないように抑えてしまう。
ため息は心の表れかもしれない。でも、それを頭が抑え込んでいる。
しかし、大切なことって心が教えてくれることも多いのです。だから、日頃と違って心で感じる身体に整えるためにBody Workを行いました。
呼吸を意識したり、身体をゆるめたり、揺らしたりして、ニュートラルな本来の身体に戻していきます。
こんな本などを参考にしています。
『禅トレで生きるのがラクになる』 藤田一照著
『アーカイブス野口体操』野口三千三+養老孟司
ボクは僧侶でもあるので、仏教の「今、ここに気付く」ための修行のエッセンスも入れています。
次に、歩き回るというワークショップを行いました。これは次の本を参考にしました。
『ワークショップ』中野民夫著
『アクティブ・ホープ』ジョアンナ・メイシー著
他者を意識しない歩き回る状態から、挨拶をしたり、ハイタッチをしたり、他者に触れる状態に変化させていきます。
そうすると、他者の輪郭がはっきりしてくる。今ここに、わたしだけでなく他者が存在してくれている。
君がいて、ボクがいる
ボクがいて、君がいる
ワークショップの醍醐味である、他者とかかわる喜びを感じる身体に整えるワークでした。
ここまでが導入の部分です。
ここからが、いよいよワークショップ本体になります。
二つの大きなワークを行いました。
一つ目は、自分らしい仕事をつくるワーク
二つ目は、未来をつくるフューチャーコラージュです。
自分らしい仕事を作るために、自分のやってみたいことや、やってもいいかもと思うことを集めました。素材集めと呼ばれるものです。
なりきり自己紹介をしたり、やりたいことをカードに書いたりしました。小さい頃の自分とも向き合いました。
自分のやってみたいことがたくさん集まったら、それを組み合わせて、自分らしい仕事を作りました。
この本を参考にさせていただきました。とても素敵な本です。とてもオススメ。
『本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方』榎本英剛著
『誰のための仕事』鷲田清一著
そして、いよいよメインワークのフューチャーコラージュです。
今回のテーマは「2020年にあなたに体験させてあげたいこと」
一人一人が好きな場所で好きなようにつくっています。大切なのは考える前に手を動かすこと。これは、心で感じることを大事にすることでもあります。
それまでのワークで心に触れてきたので、なんだか心地よく取り組めたとおっしゃっていました。
できたものを見せながら、その意図を伝え合いました。
最後はコンサルテーションをしました。
作ったものが実現できるためのアドバイスを出し合いました。
釣りを始めたい人には、釣りが好きな人がオススメのyoutubeを教えていました。
ボクは最後に、「今、あなたは何を始めますか?」という問いを用意していたのですがやめました。
なぜなら、始めるタイミングはその人のものだし、ワークショップの体験は漢方のように後から効いてくることだってあるからです。
主導権はいつも当事者にある
そう思ったのです。
ボクも参加しながらのワークショップ
一緒につくった感じがするワークショップになりました。
片付けもみんなでやって、記念撮影
みんなのことを、少し深く知れて、仲良くなれた気がした、そんな1日でした。
今回のワークショップは、プロジェクトアドベンチャージャパンの安河内萌さんとの出会いから生まれたものでした。
二人で何度も話し合いを重ねる中で、ボク自身の想いを引き出していただきました。
彼女の心に届くように、考えました。
それは必然的に自分にも届く。
ありがとうございました😊
※このワークショップは仲間で行った営利目的ではないワークショップです。