セクシー発言でのごまかしに加担する大手メディア
小泉進次郎環境相の育休がまたまたメディアで話題になっている。小泉さんは分かりやすいネタの提供に事欠かない人だ。昨年の気候変動サミットではセクシー発言が話題になった。というか、メディアがこぞって取り上げたため、そこだけ切り取られて広がった。
朝日新聞や日経新聞までこのネタを取り扱ったのは残念だ。先日以下の記事を書いた。
国連総長が失望した「COP25」、環境NGO3団体がたっぷり解説ーー「野心強化・抜け穴・日本の石炭問題」 https://nponews.jp/article/cop25/
COP25についての報告イベントの内容だ。記事には書いてないが、WWFの人は、気候変動サミットのセクシー発言に触れていた。サミットで本当に記事にすべきことは、日本が気候変動サミットへ向けて何の準備も政策の改善や見直しをせず臨んでしまったこと。
「セクシー発言どうこうではなくて、日本がここに手ぶらでのぞんだことが問題である。わかりやすいネタでごまかされてしまった。国連事務総長の呼びかけに日本は答えていない」。
分かりやすいネタで、本質をごまかす。政治家の常套手段である。私が感じる問題点は、大手メディアがごまかしに加担してしまったこと。
ジェンダーギャップの日本の課題も、メディアの責任が大きいと言われている。メディアに、関わる一人として、なにが伝えるべきことなのかを自問していかねば。
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