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「ファッションの新世界」のお知らせとそのサンプル写真

「ファッションの新世界」のチラシの裏にはこんな文言があります。

古着屋をあなたのクローゼットに。身につけてみたいものを選んで、お店で着てみる。そのまま外に出ることができなくてもマネキンに着せて写真家が撮影します。イメージをひろげて自分自身とコミュニケーションしてみませんか。マネキンに着てもらった写真をInstagramなどにコメント付きでアップできます。
※個人の情報につきましては大切に守秘いたします。

と記載されています。今回そのプロジェクトの詳細を伺います。文中の写真は10月にサンプルとして撮影されたものです。

心の中にある新しい世界へ扉を開く

黒田さん それぞれの人の心の中にある新しい世界の扉をあけてみましょうという企画なんですよ。着たい、または着られるかもという服をマネキンに着せて街で撮影することで、実際にご自身がその衣服を着る場合のイメージを膨らませることができます。最終的にこういうふうにして写真を撮りますよと。

古着屋で選んだ服を着て街に出ることにためらいがあれば、マネキンに着せて街の風景の中に置いてみることができるというわけですね。

黒田さん ひとつの仮想現実と言ってもよいのかもしれません。ありうるかもしれない現実の中では、選んだ服について周囲がきっと違和感を感じるはずというその人の思いを縛る感覚を緩めてみることができます。撮影とコメントの発信を通して、好きな服を選ぶということは自由でその人自身の可能性であること、新しい世界への入口があるということを感じてもらえたらというのが狙いなんです。

オーダーメイドの撮影会がプライスレス

黒田さん 特別なイベントの日程が決まっているわけではなくて、申し込んだ人がいつ開催したいかを教えてもらって、日程を調整し、半日ほどその人にお付き合いして服選びをしながら、カウンセリングってほどではないですが、その人がどんな気持ちなのかヒアリングします。例えばいつも黒い服しか着てない人が、本当は花柄を着たいとかあるじゃないですか。それを話しながら、こんな格好してみたいというのを実際その人がするのは恥ずかしいという場合、その選んだ服をマネキンに着せて、外で撮影してどんな風になるかをフィードバックします。ご自身は言わばクローゼットの中にいたままの状態でも、小さな冒険ができるんです。

すでに応募があり、パッと見てわかるわけではないものの、ちょっと孤立を感じながら自分らしさを探している人が応募してくれているといいます。

黒田さん 普通にしているように見えて実はいつもしんどいねん、という人が、取り組みのことを聞いて、もしも自分が変われるきっかけがあるなら、それをやってみたい、と言ってくれていて。

この内容を読んでピンと来た方は、ぜひInstagramのメッセージか、下記のGoogleフォームからお申し込みください。

Googleフォーム 

https://docs.google.com/forms/d/1hafQg_Jd2CZFBDnlUZB_9HOMZ2sutuAzAI7ZwqKfCgM/viewform?edit_requested=true

撮影/江里口暁子
文/狩野哲也

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