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孤立を感じながら自分らしさを探している人が集まれる場所をつくりたい! 第一回ぬぬぬぬぬぅ!倶楽部(2024/9/6)
シェッド西成の黒田さんと松本さんたちによって企画された「ぬぬぬぬぬぅ倶楽部!」(9/6開催)は、じっくりミシンや縫い物ができます。また、ひとりひとりの手仕事とその時間を大切にし、雑談やティータイムなどを楽しんでいきます。初心者から経験者、そしてプロまで参加できるプログラムです。
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アーティストのKOURYOUさんが今回のコーディネーター役です。
大きな布をつくる、あるいは自分の私物をリペアする
プログラムは2つ用意されていました。ひとつはKOURYOUさんの作品の一部である2mほどの大きな布をつくるというもの。
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もうひとつはご自身の私物をリペアしたい人のためのプログラムです。
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シェッド西成の松本さんは、
「この作業をやってみない?」と声をかけたほうがハマりやすい人もいますし、自分の普段使っているものを修理したいという願望がある人はその作業をやってもらったほうが上達するので、両方できるようにプログラムを用意しています。
と語りました。
告知はじわじわと
今回は初回だったこともあり、気心知れた人が中心に集まりました。
シェッド西成の黒田綾さんは釜ヶ崎支援機構の関連団体だけでなく、さまざまなところをお知らせのために走り回ったといいます。
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例えばココルームさんであるとか、このあたりには何屋さんかわからないようなお店が多くて、そういうところで周囲からの孤立を感じながら自分らしさを探している人たちが集まれる場所をつくりたいと言ってまわりました。
KOURYOUさんにコーディネーターを依頼した理由
KOURYOUさんは西成区だけでなく、浪速区の通天閣の近くで活動している人たちといっしょにアート活動する方だと黒田さんはいいます。
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黒田さん 人当たりが良くて、コーディネーションできるのがKOURYOUさんです。アートを専門性を高めすぎたりセラピーに寄せすぎたりせず、好きなことやったら楽しいやん。そこからワンステップ踏めたらいいやん、というのが私と共通点だったのでご依頼しました。
9月6日は縫い物をしながらも、シェッド西成をどうしてはじめたのか、という話をし、それだったら手伝おうという人たちが話してくれたといいます。
「縫う」プロセスは、やりがいがあり、楽しく、釜ヶ崎支援機構がシェッド西成を広げて孤立を防ぎたいという目的にもあっています。
シェッド西成に集まったみんなのつながりが縫い合わされるように、誘われてなんとなく来た人たちにも何かきっかけが起きるように、見学に来たという人にも積極的に声をかけて作業に加わってもらっているそうです。
撮影/江里口暁子
文/狩野哲也