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カンボジアのコロナの状況

こんにちは、ツカジです。

今回はカンボジアのコロナの状況や変化したことについて、少しお話したいと思います。

2021年2月20日以降、首都を中心に第3波を迎えて、感染拡大し続けているカンボジアです。

保健省の発表によると、800~1000人/日の新規国内感染者が発表され、現在では68,796名となっています(7/20発表)
また2021年3月11日に国内初のコロナ感染による死亡者が発表されてから、4カ月あまりで1,149名と増え続け、東南アジア諸国の中では、感染者数に対する死亡率が高いと懸念されている状況ではあります。
(カンボジアの人口は、日本の人口の約1/7になるので、数だけ見ると感染者数は多いと思います)

初めは、首都プノンペンとシアヌークビル州(カンボジアのリゾート地)を中心とした感染だったので、4月中旬から5月の上旬にかけて、大掛かりなロックダウンが行われていました。しかし、ロックダウン中も状況は好転せず、大掛かりなロックダウンは解除され、一部閉鎖という形で、現在もローカル市場や陽性者の出た地区のみ閉鎖が行われています。

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現在はカンボジアの地方に感染が猛威を振るっており、その状況を抑えるために、首都を皮切りとしてワクチン接種(中国製のワクチン)の強化が行われている状況です。

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私の住んでいるシェムリアップ州も7月10日からワクチン接種が開始され、現在では在住の外国人もワクチン接種の対象となり、連日各州で、ワクチン接種がハイスピードで実施されています。

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カンボジアの学校の状況ですが、第2波が落ち着いた昨年の秋ごろより、一時的に数カ月再開されていたのですが、第3波の影響で、現在は私立、公立に関わらず、全校休校となっています。
それでは長期的に授業が行われないので、現在はオンライン授業を実施して授業が進められています。

ただ、農村部でも家にスマートフォンがある家庭は、オンライン授業に参加できているそうですが、通信料がかかり生活費を圧迫してしまう家庭もあるそうです。

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また学校の管理ですが、先生たちが定期的に学校に出勤されて掃除を行い、授業が始まって子どもたちが戻ってきても大丈夫な様に管理されている様子でした。

先日、国から「カンボジア国内の12~17歳の子ども200万人を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種を行っていく」という発表があったので、ワクチン接種が順調に開始されれば、中等教育以上の学校の授業が再開できるのではないかと言われている状況です。


カンボジアにおいてはコロナ以前より、タイへ出稼ぎ労働に行っていた方が多かったのですが、コロナの状況が長引いているため、タイでの状況が厳しくなりカンボジアへ帰国される方や家族が急増し、その中でデルタ株の輸入感染が増えているのが、現在の政府の一番懸念しているポイントのようです。

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また大きな変化があれば、現地からのリアルな声をお届けできたらと思います。


NPO法人HERO
ツカジ

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