ヘルメットなしで自転車が転倒した際の赤ちゃんへの衝撃は骨折する基準値の何倍?
ヘルメットありの5倍
ヘルメットありの14倍
ヘルメットありの17倍
クエスチョンの答え
正解は③ なんと17倍です。
以下は2016年に朝日新聞に掲載された記事からです。
ノーヘルメットでおんぶをしていて、自転車ごと転倒した際に、赤ちゃんの頭にどれだけの怪我を負うかという実験でした。
結果として、6か月の赤ちゃんが骨折するとされる基準値の17倍の衝撃が加わったということです。
実はこの年、東京都下の街で赤ちゃんをおんぶして自転車に乗っていた女性が車と衝突し、赤ちゃんが亡くなってしまった事故を受け、NPO法人Safe Kids Japan(SKJ)の小児科医や研究者らによって行われた実験です。
また、前抱っこでもほぼ同じ衝撃が加わることも分かりました。
前抱っこによる運転は足元が赤ちゃんによって見えずらいという危険も加わります。
乳児のための安全策は?
法的には13歳以下の子どもはヘルメットの着用が義務付けられています。
でも、多くのヘルメットは1歳からが対象になっています。
「ちょっとそこまで」そう思って自転車を使っただけなのに、取り返しのつかない怪我をさせてしまう可能性はあるのです。
赤ちゃんの安全を考えると、ヘルメットを着用できる様になるまでは出来るだけ自転車の利用を避けていただくしかないようです。
自転車を利用する家庭のパパミッション
★自転車の使い方、家事育児分担を再考しよう!
特に都市部では自家用車がなくても交通の便はそれほど悪くない。
でも少し遠くに行くなら、あるいは荷物がある時につい使いたくなるのが自転車です。
荷物も運べ、お子さんがいらっしゃる家庭では頼りになるアイテムなのですが、使い慣れた道でも転倒がないとは言い切れません。
運転者が気をつけていても他の自転車との接触、飛び出しなど不測の事態は数多くあるからです。
安全と便利、どちらも優先させるべき事項です。
私の住居地周辺には幼稚園が多く、おんぶや前抱っこして自転車に乗っている人を残念ながらよく見かけます。
時間に追われているのでしょう。自転車もかなりスピードを出しています。
見かけるたびに、転んでしまったらと想像して心配になります。
この事故があったときパパではなかった人もいるのではないでしょうか。
しかし、赤ちゃんが目の前にいるパパたちには伝えていきたいケースです。
赤ちゃんの安全、自転車の代わりになる方法はないか、家事育児の分担について、あらためて話し合ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またお目にかかりましょう。