新生児さんに環境の変化はわかる?
わからない
わかる
クエスチョンの答え
正解は② わかるです。
胎児が育つ環境
赤ちゃんはママのお腹の中で、すでに耳が聞こえ匂いをも感じています。
お腹の中の赤ちゃんは子宮の中でママの子宮の壁に触ってもいます。
初めは広い子宮の内部。
やがて赤ちゃんが大きくなってくると狭くなり、体のどこかが子宮に触れています。これも赤ちゃんにとっては安心する要素でしょう。
それに、ママのお腹の中は聞こえてくる音が結構多いものなのです。
例えばママの心臓の拍動、呼吸の音、血管を流れる血液の音。さまざまな臓器が動く音。それに少しくぐもって聞こえるパパママの声。
いろんな音に囲まれて赤ちゃんは育ってきました。
なぜ赤ちゃんは不安?
お腹から出てくると、これらの音は当然少し遠くなり匂いも弱く、すぐ近くにあった子宮の壁もない。
自分を守ってくれている存在から離れてしまった!きっと赤ちゃんは不安ですよね。
特に、夜は昼より静かになります。すると、赤ちゃんは不安になるのです。
10ヶ月ものあいだ育ってきた環境。ここからの変化は赤ちゃんにとって不快なのでしょう。
慣れ親しんだ場所から離れれば、大人もちょっと不安なのと一緒ですよね。
新生児期の成長ホルモンは、赤ちゃんの眠りを短く浅くしておっぱいを飲ませようともします。(月齢とともにこのホルモンは睡眠を促すように働きます。)
このため赤ちゃんは夜になるとより敏感に周囲の変化に気がつき、泣くことも増えるのです。
病院から退院してきた昼は平気、でも夜になったら大泣きして焦った!なんてパパママも多いもの。
もちろんこの時期から個人差あり!「新しい環境?結構平気」な赤ちゃんも
「ここはどこ?ママはどこ?」の赤ちゃんも対応はさまざまです。
夜泣き新生児ちゃんへのパパミッション
★焦らず、過ごそう!
赤ちゃんが産まれてしばらくは、パパママも新しい環境に馴染むための時期です。
でも、夜中にいっぱい泣かれると不安になることもありますよね?
一晩中ママと一緒に不安を感じながら過ごす。実は育児をする中ではよくあることです。
テレビなどでよくある、スヤスヤ眠る赤ちゃんをご夫婦でにっこりしながら眺める。
これはとりあえず幻想!!と思ってください。
「夜はまた泣くんだろうなー、家事はまあそこそこにして今のうちに寝ておくか〜」
このくらいの気持ちで過ごしてくださいね。
★「助けて!」と言おう!
連日の新生児ちゃんの夜泣きに夫婦ともどもヘトヘト。
こんな時は、助けを求めることを躊躇わないでください。
助けを求める先は地域の母子保健課、出産施設、ベビーシッター
とりあえず二人で一晩ゆっくり休むと「ちょっとホッ」とします。
この「ちょっとホッと」の繰り返しが今後も起きる夜泣きには大切です。
「ちょっとホッ」としながら、パパママも赤ちゃんに慣れていくのです。