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産まれたての赤ちゃんは歩こうとする?

  1. 無理

  2. 歩こうとする

正解は2 歩こうとするです。

歩行反射はどんなもの?

新生児には「原始反射」と呼ばれる無意識下の運動があります。
いくつが種類がありますが、正しい時期にあり適切な時期に消失するかなどは乳幼児の発達の診断にも使われています。

今回のクエスチョンは原始反射のうちの歩行反射をさします。
歩行反射は生後2ヶ月過ぎには消失してしまう反射です。
赤ちゃんの脇の下に手を入れて、足裏を床などに立たせて少し体を前に傾けると、左右の足を交互に動かして歩こうとする動作をします。
この時期は反射として存在し、あくまでも無意識下の動きです。
一旦は消えたものが、生後8ヶ月から1歳くらいで意識的な動きとして出現してきます。
もしかしたら、乳児健診で医師がチェックしているのをみる機会があるかもしれませんね。

そのほかの原始反射の種類

吸啜反射:(口に周りに触れたものに吸いつこうする)
把握反射:(手のひらに何か触れると握る)、
探索反射:(ほおや口の周りに触ると頭を向け目標を探す) 
など全部で20種類ほどになります。
特に把握反射は掌を触るとギュッと握ってくれるので試しやすく、ひときわかわらいらしく感じるかもしれませんね。

人間の赤ちゃんは他の動物に比べると、未熟な状態でうまれてきます。
原始反射は赤ちゃんが生きていく上で必要な動きが含まれているのです。

新生児に接する時のパパミッション

★赤ちゃんの個人差を楽しもう!
時々パパママから「うちの赤ちゃんの反射は問題がありますか?」
こんな相談が寄せられます。
でも体重や泣き方などに個人差があるように、原始反射の現れ方にも個人差があるのです。
わかりやすい動きをする赤ちゃんもいれば、そうでない赤ちゃんも。
さまざまな条件下でも現れ方が変化する時もあります。

★赤ちゃんとママ(パパ)のペースを見守ろう!
色々な反射を知るとつい、赤ちゃんに試してみたいと思うこともあるかもしれません。「原始反射どうかな?ちょっとだけ」と思って触ったら、赤ちゃんが泣き出してしまい、ママにとても叱られました・・・こんな先輩パパさんの話は割とよく聞きますよ。
赤ちゃんのお世話を毎日してみると、寝かしつけひとつにもとても苦労していることがあります。
育児中の24時間の中で赤ちゃんが眠っている時間は、お世話をするパパママにはとっても貴重な休憩時間です。
赤ちゃんにとっても、心地よい睡眠を妨げられるのはご機嫌斜めになりますよね。
赤ちゃんに接する時には、お世話している人に状況を聞いてくださいね。

原始反射は体の発達準備が整うに従って自然に消えていきます。
赤ちゃんのお世話の中で見ることができるものもあるので、楽しんで接してくださいね。

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