静脈瘤なぜ起きる?
脚への負担
血管の圧迫と
妊娠中期に入った証拠
クエスチョンの答え
正解は② 血管の圧迫です
静脈瘤ってどんなものかイメージがつきますか?
パパは街を歩く中で年配の女性のふくらはぎに血管が青黒く浮き出て、瘤のようなものができているのを見たことがないでしょうか。
これが「静脈瘤」です。
下肢静脈瘤は妊婦さんの10〜20%、外陰部静脈瘤は2〜4%程度発症します。
静脈瘤自体は女性だけに起きるわけではなく、男性にも発生するのですよ
なぜ妊娠中にできるの?
妊娠のママはどうして静脈瘤が起こりやすいのでしょう。
妊娠すると女性の体は子宮の体積を大きくし胎児の成長に対応します。
そのため以下のことが起こります。
① 妊娠中は体の血液が増える。
② 子宮が大きくなり、下大静脈という骨盤内の大きな血管を圧迫する。
この二つから静脈内にある弁の機能が低下するため、妊娠中は静脈瘤が発生しやすくなります。
症状は脚のだるさ、むくみ、痺れ、こむら返り、痛みです。
ふくらはぎや膝の裏にできやすいのですが、外陰部にも出来る事があります。
出産の際、外陰部の静脈瘤に傷がつくと出血が多くなりますので、妊婦健診時で内診をした時など、医師がチェックし助産師にも申し送りがなされます。
静脈瘤を傷つけ出血が多くならないように、医療スタッフは細心の注意を払ってお産をすすめていきます。
ただし静脈瘤を放置しておくと痛みが増すこともあり、悪化する静脈炎という炎症を起こすことがあります。
下肢の怠さ、むくみ、しびれ、こむら返り、痛みが強い時は妊婦健診で医師、助産師に伝えてくださいね。
下肢静脈を予防するパパミッション
★ママの体を温めよう!
①ファッションで素足にパンプス、スニーカーに靴下なしという人はよく見かけますが、足の冷えは体の冷えを起こします。
②妊娠中は少し厚手のタイツ、レッグウォーマーを身につけましょう。
首、肩、足首や膝など大きな関節を覆うのも効果ありですよ。
③シャワーだけのお風呂は体が冷えます。湯船に浸かって体を温めてください。
④マッサージや弾性ストッキングも効果あり。
(マッサージの際は血管の腫れに直接触らないようしてください。)
⑤体重の増えすぎが引き金になる事があります。
(食事内容のチェックと間食はほどほどに調整してくださいね。)
静脈瘤は産後にきれい消える?
一度できた静脈瘤は産後に血管の盛り上がりが多少は引くものの、綺麗さっぱりとは消えません。
出産のため仕方がないにしても、足の血管が目立つのは女性にとって切ないですよね。
静脈瘤の予防を心がけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またお目にかかりましょう
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