2020年6月 オンライン個別相談 〜その2〜
6月29日(月)オンライン個別相談を行いました。
この日に感動して思わず画面越しに叫んでしまったのは、こちら。
お母さんがつくった指伝話メモリのカードですが、
これを使って本人が挨拶するかどうかとか、
タイミングよくカードを選択して言いたいことを伝えられるかどうかとか、
そんなことはまずどうでも良いのです。
これを見た友達や先生が、ついこのカードに対してコメントしてしまう、使っている子に話しかけてしまう工夫・センスが本当に素晴らしいなと思いました。
「すごーい!!」
「これ、誰が書いてくれたの?」
「え!(本人に)そっくり〜!!」
かける言葉が何であれ、その人とのコミュニケーションがそこから始まります。時には周りにいる他の人も巻き込んだりしながら。
もう一つ感動したのがこちら。
子どもがiPadで書いた絵を印刷して、大きさを合わせて切って、スイッチのカバーとの間に入れたとのこと。
小さなことかもしれないけど、これも同じように、周りの人が見つけて話しかけるきっかけになります。
それに、スイッチを使う本人もお母さんがそんなふうに自分のスイッチをカスタマイズしてくれて、きっと嬉しい♡
子どもが「見て見てー!」って誰かに言うきっかけにもなっていると思いました。
絵を描いたり印刷したりを担当したお母さんのちょっとした工夫とセンスが、コミュニケーションを広げていきます。
誰もが同じようにセンス良く工夫できるわけではありません。
日々の慌ただしさの中で、手間をかけていられないというのもまた事実。
ポイントは、楽しいかどうか。
つくることが楽しければつくればいいし、無理なく楽しめることから始められるといいなと思います。そうは言っても、楽しいことを見つけるのが一番難しいことかもしれませんが。
どこから始めていいかわからない、なんだか最近急に行き詰まってきた。
そんなときもぜひ誰かに話してみるところから始めてみてください。CSIもそういう場になれればいいなと思いながら、日々活動しています。
相談・記録:島津あすか
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