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2020年6月 オンライン個別相談 〜その1〜
6月17日(水)オンライン個別相談を行いました。
この日、どうしたらいいだろうかと参加者と一緒に考えたのは、
「2台のiPadをミラーリング(小さい画面を大きい画面にそのまま映し出す)できないか」
なぜ2台のiPadでミラーリングする必要があるのか?
それは指でiPadにお絵描きするときに、手元で書いたものを自分で見て確認したいから。
病気や障害により身体が動かしにくく、手元で操作した様子を直接見ることが難しいケースはよくあります。
例えば首を寝違えたり、首にコルセットをつけていたりしてうまく首が回せないこともありますね。
そんなときは、テレビやモニタ、プロジェクターを使ってミラーリングすることで解決することも可能です。大きい画面に映したほうが見やすい場合は、それらが適しています。
何よりiPhoneやiPadにはミラーリングの機能がはじめからついているので、ミラーリングをオンにして接続できる家電を選べば簡単に画面を映し出すことができます。
しかし、もしiPadに映せたらアームで車椅子にも固定できて外出時も使えるし、画面の大きさも見るのにちょうど良いから、やっぱりiPadで写せるのが1番いい...
なのに、iPhone&iPadでできるミラーリングも、iPad&iPadではなぜか簡単にはできない...
アプリを経由して映し出す方法もなくはないのですが、意外と複雑な操作になるのでおすすめはできませんでした。結局その日は解決せず。
私もその他の方法を知らなかったので調べながらどうしようかと考えていたのですが、後日友人に相談してみたところ、あっさりと解決することができました!
解決策は、
オンラインミーティングの画面共有機能を使うこと。
*正確に言えばこれは画面共有であり、ミラーリングではありません。
それぞれのiPadでZoomやSkypeのアカウントをつくって、2台でミーティングを開始します。
絵を描くほうのiPadで画面共有をすると、もう一方のiPadでその様子が映し出されます。ハウリングする可能性があるので、両方ともミュート(消音)にします。
Wi-Fi環境は必要になりますが、試してみた感じ、他のアプリを使ってミラーリングをするよりもこの方法のほうがずっと簡単な気がしました。
iPad同士でミラーリングができない理由は、おそらく
・iPadを2台使う人がやっぱりあまりいないこと
・ミラーリング開始したときにどっちがどっちかわからなくなる可能性が大きいからじゃないか
という話になりました。
確かにiPadを2台同時に使う状況など、ここ最近まであまり想像していませんでした。
でも、機械の技術も子どもたちも日々進化していることを思えば、知恵を絞り工夫することで、さらに機械そのものや子どもたちの可能性を広げることにつながります。簡単に諦めてはいけないなと思いました。
正直、2台でミーティングをするという発想は、私には全く頭にありませんでした。
ふと仲間に相談したら、自分にはない発想や知識が得られ、それがまた別の人の不便の解消や喜びにつながっていく。
CSIが目指している「喜びの循環」がここに生まれた気がして、とても嬉しい瞬間でした。
記録:島津あすか
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