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「境を越えて通信」Vol.67-2025年2月号-
今月の写真
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あけましておめでとうございます。
12月までよろしくお願いいたします。
「おい、もう2月だぞ」
そうおっしゃるあなた、読んでいただきありがとうございます!
実は、これを書いているのはお正月。今、箱根駅伝やってます。
箱根をつけっぱなしにして、耳で学生たちの走りを感じながらあれこれ用事を済ませ、お昼前にひと息ついてソファに体を預けます。もちろん私はベッドの上ですよ。
毎年変わらないわが家のお正月。
進化という名の下、あらゆるものが変わっていくこの世の中。
私たちは「変わらないもの」に身を委ねてほっとしたりする。
さて「今月の写真」です。
この写真はウチのヘルパー、赤池勇吾さんが撮ったものです。
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※つづきはこちらからからご覧ください。
活動報告
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インクルーシブ運動会については来月掲載する記事をお楽しみに!
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今月のPick up
今月は当団体会員の松村恵美子さんより最近立ち上げされた「重度訪問介護という制度を理解する会」についてご寄稿いただきました。
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重度訪問介護という制度を理解する会の活動と目標
ともに考え、共に支え合う社会へ
団体のきっかけ
重度訪問介護という制度の理解を深めるために、利用者、その家族、介助者、支援者が情報交換を行い、取り残されない社会を目指す団体が立ち上がりました。この団体は、自治体ごとに異なる時間数の問題や、事業所やヘルパー不足によるサービスの質の低下などの課題に対する解決策を共に考え、他人事にしない社会の一助になりたいと願っています。
具体的な活動内容
利用者、その家族、介助者、支援者の情報交換の場を提供
介助者の待遇改善と社会的地位向上
介助者のスキルアップを支援
ヘルパー不足に対応するための若い世代への教育と体験提供
取り組みの背景と問題意識
自治体ごとに異なるサービス提供時間の問題や、事業所やヘルパー不足によるサービスの質の低下は、重度訪問介護の利用者にとって大きな障害となっています。これらの問題を解決するためには、関係者が一丸となって取り組む必要があります。
若者への教育とヘルパー育成
多様性の理解とインクルーシブ教育の一環として、若い世代に介助者の体験を提供し、興味を持った学生をヘルパーとして育成するプログラムを実施します。これにより、ヘルパー不足の解消と、将来的には介護業界における人材確保を目指します。
未来への展望
この活動を通じて、介護という分野に関心を持つ若者が増え、介助者の待遇改善や社会的地位向上が実現されることを期待しています。また、重度訪問介護の制度についての理解が深まり、誰もが安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目指します。
将来的には、重度訪問介護の制度がより多くの人々に理解され、支援が行き届く社会を目指して、さらなる活動を展開していきます。私たちの取り組みが、介護業界において一石を投じることを願っています。
漫画 ジョニーの話
ジョニーは何してる??
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お問い合わせ
NPO法人境を越えて
境を越えては、身体がどんなに不自由でも、その人らしく地域で暮らせるしくみ作りを目指す、障がい当事者と介助者が中心となって活動するNPO法人です。
知ってもらう・育てる・繋がるという3つの柱を軸に、8つのメインプロジェクトを行っています。
パートナー会員&サポーター会員は、月100円から応援することができます。各SNSも運営しているので、私たちの活動を見る・シェアするだけでも応援になります。
ぜひ応援をよろしくお願いいたします!
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大阪府出身、現川崎市在住 2013 年 ALS 発症、2017 年気管切開。ヘルパーの手を借りながら今も写真を撮っています。 (境を越えた瞬間のコラムはこちら)
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京都精華大学マンガ学部卒業。2016年週刊少年サンデー新世代サンデー賞奨励賞受賞。ギャグ漫画描き。2018年3月~2019年7月、Webマガジン「ウブマグ」にて『ジョナのオムニバスショートギャグ漫画』『ジョニーの燃えよ裁判』を連載。また、京都の老舗クラブハウス、京都CLUB METROを中心に多数のイベントで定期的にライブペインター、VJとしても活動し、自身主催のアーティスティッククラブイベント「CANVAS」も運営。
X:@ricezhao1993
Instagram:@jonah_ricezhao