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10年後には消滅する「シニアクラブ(老人クラブ)」

地域の公園清掃について地元の地域福祉センターにヒアリングにでかけました。

対応してくれたのが地域福祉センターのセンター長さん。年齢は80歳前後か?多分80代だろう。清掃の現状について質問したところ意外な回答をいただいた。シニアクラブがサポートしてくれているのでシニアクラブに参加したら?と勧められてしまった。活動しているシニアクラブは、活発な会員が50名ほどいるそうで色々な自治会主催の公園清掃を手伝っているようだ。

シニアクラブのことをまったく知らなかったのでネットで調べると、シニアクラブは呼称で正式には「全国老人クラブ連合会」というらしい。「老会」とも呼ばれているようだが、最近では「老人クラブ」と呼ばず、「シニアクラブ」に言い方を変えているものと思われる。

歴史は古く、明治時代から今に至っている由緒のあるクラブのようだ。

ただ、全国老人クラブ連合会のホームページを見る限り、今の60代、50代に人たちにとって、なんだか違和感を感じてしまう。

平成26年から30年までの4年間で当クラブでは「100万人会員増強運動」なるキャンペーンをなされていたようであるが、結果どうだったのだろう?
結果について記載がないので成果があがらなかったのかもしれない。

当クラブのことをディスったところでなんの生産性もないのでやめておくが、あと10年もすればクラブの存続すら危ぶまれるのではないか?と思ってしまう。いや、間違いなくこのままだとなくなるだろう。私たちキッピーズの価値観とはかけ離れすぎている。

なにに違和感を感じるのか?そのひとつは加入条件。60歳にならないと加入資格がない。逆に60歳になったら加入しませんか?ということなのだろう。

ただ否定もできない。定年したサラリーマンを温かく迎え入れてくれる組織なんてない。そういった方々に門戸が開かれているのだから、とりあえず定年したらシニアクラブに加入するのも悪くはない。現に定年になり当クラブの運営で全国的に成功していると思われる「子ども見守り隊」に参加している人を知っている。温かく迎えてくれる?とは思えないのだけれど…。

でもキッピーズとしては、違うんだよなぁ~。

老人になりたくない、老人と呼ばれない、老人扱いされない生き方を目指すのがキッピーズなのだから、あなたは老人の仲間入りです!と言われているようで嫌な感じがする。

キッピーズとして地域の清掃活動に参加できないものかと思い話を聞きに地域福祉センターに出掛けて行ったわけだが…、

キッピーズのメンバーとして公園清掃するのと、
シニアクラブのメンバーとして公園清掃するのでは、
まったく同じ清掃でも内容が異なってくるように思う。

シニアクラブは高齢者が集まって活動することが目的である。
キッピーズは年齢に関係なく活き活きとした生活を目指す者が集まって活動するのが目的である。そこには家族での清掃参加であり、おじいさん、おばあさん、むすこ、娘、そして孫を含め、みんなで協力して汗を流す場にできないものかと思うのだけれど…。

そんなことを思いながら、地域福祉センターをあとにした。
こういった今の既得権で頑張っている方々の意識を変えていかねば…、
と思った次第です。


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