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口とコンプレックス 〜そのままの私へ
顎の違和感を無くして、無意識の心の緊張をほどく。
自分が至らない、ここが足りない、気に入らない‥‥。
劣等感のようなものが「口」と関係している。
急に気温が下がっているので「ヒートショック」への対応も。
月イチ無料配信「Monthly Live」2024年12月。撮影しながら、書き起こした即時録です。実習や詳しいお話は動画をどうぞ! 楽しいですよ。
2024/12/10 天野泰司 (NPO法人気功協会 運営責任者)
於: Youtubeライブ配信 まとめ(純)
ヒートショックを防ぐには 〜右の鎖骨窩
「ヒートショック」という表現は、
高齢者が浴室で具合が悪くなることが多かったり、高齢でなくても脳障害が起こったり、そうしたことから生まれた。
まず、お風呂の入り方、心臓に障害がある人の対処から話していこう。
頭の血行障害や、極端な貧血などのある方は、まず首の根元、
「右の鎖骨のくぼみ」を通す。やさしく探して、
硬いところがあったらじーっと手をあてる。
首の両側の筋肉「胸鎖乳突筋」が下りてきたあたり。
心理的な緊張があった後も、ここをゆるめるとよい。
ごく軽く、指をあてて。
右が血が下がる側、心臓のある左が血が上がってゆく側。
右が詰まった状態で入浴し、左だけ通ってしまって降りないということがありえる。なので入浴前に、右側から手をあてる。
お湯でしぼったタオルをあててもよい。
朝起きた後も、よい。むきになったりすることが減り、
許容でき、新しい考えが浮かぶ。
基本、右側をてあて。貧血傾向がある人は、右→左。
肺、腕の血行の急処でもある。心臓の負担が軽減される。
入浴前に、首をゆっくり回したり、全身をゆらしても。
その後で鎖骨のくぼみの手あてをすると、事故が防げるだけでなく
全身が気持ちよくなる。
生きることを楽しむ
ここ30年ほどで、極端な危険性回避をしないと、責任が問われるような
風潮が起こってきた。「危険がないように」と縛られて、自分の体を壊すこともある。大きな視点を持って。
気にしすぎず、体の敏感さ、気持ちよさを上げていく方向性を選んで。
体が判断してくれる。
「ヒートショック」が話題になってきたのは最近のこと。
高齢者のうち年間6000人くらいが入浴中に亡くなって、
交通事故の倍、事故死のトップになってしまった。
けれど、圧倒的に多いのは病死。
病死を防ぐために入浴を楽しんでいたものが、本末転倒になってしまう。
入浴後のからだの状態がよくなっていれば、よい入り方。
感覚でつかむこと。
そうすると、年齢が上がっても自分でその都度、気温や体調に応じて
入浴温度を加減することができる。
毎日の食事も、同じものがいいとは感じない、その都度変わるもの。
それと同じことを入浴にも。
生きていることは楽しむこと。
充実していくには、細かい楽しみを増やすこと。
日本の入浴文化は世界一。こんなにお風呂が好きな国はない。
先に体をゆらして、緊張をほどいてから。
そして入ったら、「極楽、ごくらく~」と、もっとリラックス。
私は湯船のなかで股関節調整をして、上がりぎわに追い焚きをしている。
足があたたまってぽかぽかするし、
急に立ち上がってふらふらすることも防げる。
午前中の「足湯」も、不調がぬけやすい。全身浴だけでなく、足だけあたためるのもいい。
先に赤くなったほうは出して靴下をはき、反対をまた2分くらい。
骨盤がそろい、勢いがでる。
口とコンプレックス
口を大きく開くと、コンプレックスが抜けやすいと言われている。
顎関節、首の真ん中あたり、腰の中心が順に緩む。
縦に開く。耳や歯の違和感も抜ける。
頸椎4番(首のまんなかあたり)は耳や歯の影響を受けるので、
変わっていくのは大きなこと。
【実習】顎関節の動きを確認、てあて。
頑張りすぎが続くと負担に。本来の力が出せない。
口の開閉。頭骨を動かして。左右。下顎をスライド。自由に。大きく。
1日1回、毎日。
自己否定的なものが何となく感じられる時。
ちょっとしたことがふっと入ってしまったようなことが、影響する。
無防備な時に聞いたことが入る。例えば幼少期、
3つくらいまでの小さな子に、どんな言葉をかけていくかは重要。
みんなで暖かく育てていくことがとても大切。
よくないことを指摘すると、素直な人は一生涯、潜在的な劣等感になっなることも。それが自分で、大きく口を開くことで抜けていく。
寒くてきゅっとなりやすい季節なので、効果が大きい。
年末まで、とか決めて、新しい自分に入って。
顎関節に特別な異常がある人は自由に動かすことを。それ以外の人はみんなやってよい。音声関係全般に変化も。
縦のまま、小指で弾く。口開けポン!
実習・立って動く
Q1.今日も、ハッとする言葉が沢山でした。右鎖骨の手当てや背骨ゆらし、
心地よかったです。顎筋肉が固いので、口の体操もしてみます
Q2.最近左耳の方がボワンボワンという音がしていました。
左顎関節が固かったので、口を開けるのつづけてみます。
Q3.顎関節症気味で、大きく開けるのが怖かったですが、すっかり痛みがなくなり緩んで、肩こりもすっかりよくなりました。あまりの効果にびっくりです。続けてやってみます。
Q4.顎の動きと骨盤の動きが連動している感覚を感じてびっくりしました。身体全体につながっているのですね。続けようと思います。
Q5.自分の至らない点、人から言われたことで悶々とすることが多いので、口を開けたり、顎関節を緩める動きを毎日続けてみます。
A.「自己責任論」が最近出てきて、がんばらないといけないと思わされている。自分で立つことは大切、自立とは自分の感覚で立っていくこと。
人はひとりで生きていけるものではなく、助け合ってうまくいくもの。
生活様式が変わって単身者も増え家族の助け合いも減り、さらに自己責任と言われるのは状況に逆行している。
状況を冷静にみて、ひとりひとりが変わると政情も変わってくる。気功は突破して自然な流れに戻していくツール。
自分で判断でき、健康を保つことができるように。
それは健康な生きかた、暮らし方、住みやすさにもつながる。
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