絵本アンバサダーさんの模擬授業を受けて思ったこと。
こんにちは!NPO法人HIKIDASHI代表の大石真那です。
当法人では、
私の著書「げっけいのはなし いのちのはなし」(みらいパブリッシング)を通して、小さい頃からの性教育の大切さを一人でも多くの人に伝えていくために、
絵本アンバサダーさんの養成を行っています。
現在、
18名のアンバサダーさんが国内、そして海外で活躍中!
18名おられると、アンバサダーさんの背景もそれぞれで、
すでに何らかの教育や子育て支援等に携わっている方もおられれば、
全く初めてだけれど、大切なことだからぜひ広めていきたいと思ってアンバサダーになってくださった方もいらっしゃいます。
今回は、その後者のアンバサダーさんが初めて座談会を開催されるということで、
必須ではないのですが、ご本人の希望により模擬授業を開催。
その様子を、他のアンバサダーさん数名と一緒に私も見学させてもらいました。
今日はその感想を書こうと思うのですが、
一言で言うと、とても良かったです!!
一応、アンバサダー活動をするにあたり、
使用していただく既定のスライドや台本があるにはあるのですが、
必ずしも一言一句その通りにしなければいけないわけではもちろんなくて、
むしろそれぞれのアンバサダーさんの経験や思いをそこに乗せて伝えてもらうのがとても大切だと思っています。
今回のアンバサダーさんは、2児のお母さんですが、
ご自身が子育てをしていく上で、最初は性教育をする気なんてなかったし、
月経のこともずっと隠して過ごしてきた。
でも、この絵本に出会って、
小さい頃から伝えていくことの大切さがわかったし、
性教育はハードルが高いものではなく、人権教育として当たり前に子ども達に伝えていきたいことだと思った。
そういった、この活動をしようと思うまでの気持ちの変化がリアルに伝わってくる素敵なお話の流れでした。
私が「講師」という立場で講座をすると、どうしても、教える側と教わる側になってしまうのですが、
こうしてアンバサダーさんが実体験をもとに話してくださることで、
参加者の方々もすごく親近感を持って共感してくださり、
それなら自分も家庭で何かやってみよう、と思ってもらえるのではないかなと感じました。
いつもお伝えしていることですが、
「性」に対する価値観って本当に人それぞれなので、
私が私の価値観に基づいて話していることをアンバサダーさんがそっくりそのまま広めていくということは、
たぶん難しいと思いますし、そうする必要もないと思っています。
もちろん、崩してはいけない根っこの部分は養成講座でお伝えして、
それは皆さんしっかりと理解してくださっているので、
それを大切にした上で、
アンバサダーさんお一人お一人が、
ご自身の中にまずはきちんと落とし込んでいただいて、
本当に大切なことだから伝えたい、という思いを持って、ご自身の形で活動していってくださる。
そうすることで、より素敵な形で広がっていくんだろうなと思います。
まだまだ手探りで運営しているこのアンバサダー養成活動ですが、
温かい模擬授業に触れて、
私一人の限られた活動だったものが、こうしていろいろなところで広がっていくことを感じられてとても嬉しく心強く思いました。
ただいま第3期生募集中です。
良ければぜひ一緒に活動しませんか。
皆さんが仲間になってくださることを楽しみに待っています。