「褒める」って意外と難しい
こんにちは!
10月に入り、やっと後期の授業が始まった大学生のライター、花井です。
突然ですが、あなたは教員だったとします。
クラスの中にあなたが褒めたいと思っている生徒(児童)が1人いたら、どのような状況で褒めますか?
クラスメイトの前で褒める、本人の近くに行って小さめの声で褒める、後で呼び出して褒める、など様々な褒め方があると思います。
今回はそんな褒め方の話をしようと思います。
私の経験
私は小学生の頃、計算ドリルや漢字ドリルの宿題以外の部分を自習することがありました。
そんな私に、5年生の時に担任だったA先生はクラスメイトの前で褒めてくれました。
初めは嬉しかったですが、気が付けばクラスメイトに「勉強のできる人」というレッテルを貼られ、
授業中やテストで間違えることを恐れたり、プレッシャーを感じたりするようになり、先生に気づかれないように別のノートで勉強するようになりました。
また、「勉強をしたい」という気持ちから「勉強をしなければならない」という気持ちを持つようになっていきました。
一方で、6年生の時に担任だったB先生は自習をしてくるとドリルの表紙の裏に金色のシールを貼ったり、ノートにメッセージを書いたりしてくれました。
ドリルが金色のシールでいっぱいになっていくのを見たり、メッセージで褒められたりすると、また頑張ろうという気持ちになり、自習を続けることができました。
多くの人の前で褒められることを嫌う
褒められるということは誰にとっても嬉しいことだと思います。
しかし、私は先ほど書いた経験もあり、多くの人の前では褒めないでほしいと思っています。
高校生の頃にテストの点数が良く、クラスの前で褒められたときはその場から逃げ出したくなりました。
周りの人から私へ向けられる目が変わったり、褒められることで目立ったりすることを嫌っているのかもしれません。
このような人も少なくないと思います。
実際に塾でのバイトやボランティアで子ども達と関わる中でも、周りにいる人みんなに聞こえるくらいの大きな声で褒めるよりも、
その子にだけ聞こえるくらいの小さい声で褒めた方が嬉しそうにしたり、笑顔を見せてくれたりすることが多い気がしています。
また、年齢が大きくなるにつれ、この傾向は強くなっていくと感じています。
褒めるということ
褒めることは人を前向きにさせたり、自信を持たせたりすることができ、最大限の力を発揮するために必要なものだと思います。
しかし、私のように多くの人の前で褒められることが苦手な人もいれば、逆にその方が嬉しいという人もいます。
そこには性格や年齢、育ってきた環境が大きく影響すると思います。
そのため、相手の性格や特性、年齢などに合わせて褒め方も変えていく必要があると思っています。
褒めるということは簡単そうで、実は結構難しいことなのではないでしょうか。
多くの人と出会い・関わることで、その人に合った褒め方ができるような人になりたいと思う今日この頃です。
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NPO法人ふらいおん
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