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ふらいおん部署別インタビュー(広報部編)

こんにちは!NPO法人ふらいおんのインターン生のせっちゃんです。ふらいおんの各部のメンバーに行ったインタビューの内容をお伝えします。記念すべき第1回目は広報部長のゆたとボランティアのみさきです(インタビュー時)。

➀これまでの経歴を教えてください。
ゆた:「サボテンのまち」として有名な愛知県春日井市の出身です。中学時代は不登校でしたが, 中3で起業家のイベントに運営として関わる機会があり,様々な人との出会いを通じて,彼らとの信頼関係を構築でき, ネガティブからポジティブな気持ちに変わりました。この経験から他の不登校の人たちの支援に関心をもち, 「ネガティブな不登校からポジティブな不登校」へと概念を変えられるのではと思いました。高3の10月にAnother Way(不登校支援事業)を始めて, その後ふらいおんに入りました。IU(現在は自主退学)という大学で経営の勉強をしながら, ふらいおんでの実践にも関わってきました。

※Another wayは現在、NPO法人ふらいおんに統合されています。

みさき:私は小学校1年生から中学校3年生まで「五月雨登校」と呼ばれる学校に行ったり行かなかったりを繰り返すような状態でした。当時の私には「なぜ自分がこんなに学校に行くのが辛いのか」が全くわからず, 親や先生にもうまく説明できないため, とても苦しい思いをしていました。これは後からわかったことなのですが, 私には「感覚過敏」があって学校の蛍光灯や先生たちの大きな声などに強いストレスを感じやすいタイプなんだそうです。現在は、事前に許可を得てノイズキャンセリングイヤホンや偏光メガネを使いながら大学に通っています。当時の自分の苦しみや困難を言語化できなかった経験は今の活動にもつながっていると思いますね。

②ふらいおんで働きたいと思った理由を教えてください。
ゆた:きっかけはわかな(現ふらいおん理事)との出会いです。当時ふらいおんの事業として学生団体をしようという話があったのですが, それを彼女が担当していました。その運営に携わってほしいと頼まれ, 運営母体のふらいおんに誘われました。無料塾という事業に惹かれたのが入った理由です。高3でバイトをしながら塾代を払う生活をしていたことや不登校だった経験などから, 経済的に困難を抱える子どもや不登校に対して無料塾は魅力的な解決策だと思いました。ふらいおんを続ける理由の1つ目はマイノリティの子どもたちのための事業拡大をはかりたいからです。Another wayとしてもふらいおんの力を借りながら進めていきたいと考えています。2つ目はふらいおん愛というと少し恥ずかしいですが, 僕にとってふらいおんは成長の場・居場所になっているからです。

みさき:きっかけは Activoです。大学のボランティア実習の授業で学校外のボランティアでも単位として認められるということで,せっかくならと学校外のものを探していた時にふらいおんを見つけました。社会に馴染めるか不安だった時期に出会い,ゆたさんから仕事を頼まれたのですが,そのなかで「いろんな仕事がやりたい」と思うようになりました。入ったきっかけも続ける理由もほぼ同じなのですが, 自分も社会経験を積みながら,無料塾を通じて社会貢献できるというのが大きいです。また自分の研究したい分野が共生社会なのですが, ふらいおんの活動を通じてマイノリティーとの共生のための事前の環境整備に関心が向きました。問題が起きてから助けるのではなく, 誰がどこにいても困らないように事前に環境を整備する。無料塾も必要な人がすぐにアクセスできるように事前に作っておくほうが良いと思います。広報部について言えば, 私たちの広報が一番届いてほしいのは本当に困っている子どもたちです。彼らの居場所づくりのために広報をやりたいです。

③仕事について教えてください。
みさき:広報宣伝活動や社内アンケート・インタビューをもとにしたメンバーの紹介などを Twitter や note で定期的に行います。私は主に Twitter での広報担当です。また採用や寄付関連の広報, 他部署からの依頼に基づく事業宣伝なども行っています。

ゆた:広報部の目標は3つあります。1つ目は事業の内容や様子を発信し,僕たちが対象としている子どもたちのみならず,他の無料塾を運営している方などにも発信することで,無料塾界隈を盛り上げることです。次に僕たちの理念や考えなどを発信し, 僕たちを応援してくれるファン(寄付者など)を増やすことです。最後に教育へのモチベーションはあるがそれをどう生かすべきか分からない「潜在的な人材候補」を発掘することです。彼らがふらいおんを通じて成長し,ふらいおんも成長するという win-win な関係を目指します。

④ふらいおんで得た経験を今後どのように生かしたいですか/ふらいおんと叶えたい未来はどんなものですか?

みさき:ボランティアを始めたきっかけは社会経験を積みたいという気持ちでした。今はもっとふらいおんで真剣に活動したいと思っています。Activoの他のボランティアは「ちょっとこういうところを見てみよう」ぐらいのものでしたが, ふらいおんは違うと思いました。私はこのふらいおんで繋がった人脈や経験, 知識を自分の研究の糧にし, ふらいおんの夢やビジョンを実現するための基盤づくりを頑張っていきたいと思います。大学の講義だけでなく, 実際に現場を見て活動することでより深い考えや意見が出せるようになると思います。全ての子どもに教育を届け, 安心できる第三の居場所を作ることがふらいおんの夢であり私の目標だと考えています。

ゆた:まず無料塾を通じてマイノリティーの子どもたちが自分たちの特性や環境をネガティブに捉えず, 逆にそれを生かしてポジティブな生き方ができるように環境整備をしたいです。さらに子ども食堂の「むすびえ」のように無料塾の認知度を向上させていきたいと考えています。それに向けた広報活動を積極的に行い, 無料塾,広くは教育業界を盛り上げていきたいです。

2024年2月14日(水)の20時より, インターン採用説明会を実施します。無料塾や学習支援に興味のある方はぜひご参加ください!


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