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水野茂一先生を偲んで
「幼児教育の柱」
2012年10月4日(木)、幼児教育の先駆者であった水野茂一先生がお亡くなりになりました。葬儀は極近しい近親者の方のみで行われたということです。2009年4月22日に無くなられた七田眞先生と共に、我が国の幼児教育の先駆けとしてご活躍され、多くの功績を残されました。その中でも、「朝日幼児作品コンクール」は幼児の可能性を大きく世に知らしめたものでした。七田先生との結びつきも、この作品コンクールを通じてであり、このときから、我が国の幼児教育は飛躍的に進歩しました。
今、プリンスジュニアで行われている幼児教育は、水野先生と七田先生のお考えや思いが詰まったもので、現在、他の追従を許さない最も優れた幼児教育となっています。水野先生の得意分野は、「言語」で、幼児の日記、作文指導に於いて、数多くの指導法や実践が今も語り継がれています。私は、この水野先生の元で25年ほどお世話になりました。教育の仕事を一生涯のものと考えたのも、水野先生にお会いしたからです。当時の水野先生の授業に圧倒されました。この間、あの授業を越える実践は見た事がありません。恩師の訃報に言葉が出てきません。相次いで、私の教育の柱を失ってしまいました。
水野茂一先生のご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
2012/10/17
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫
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