全ての男性・女性に!胎教②
■このブログを読まれている方へ■
今、日本社会では「安心」「安全」「安定」の3つの言葉の前に「不」と言う意味の文字が覆い被さっています。特に、子育てにおいては、この3つ「安」のことばが大切で、赤ちゃんが授かっても、その先に待ち構える苦労や苦悩が「産後クライシス」という形で母親の感情の不安定さを高めています。核家族の問題、相談できる機関がない、孤独な子育て、本来は赤ちゃんとお母さんを皆で支えることが望まれます。
「産後クライシス」は母親の子育てから来る精神不安も手伝い、それが引き金で離婚という双方にとってだけでなく赤ちゃんにとっても悲しく、辛い結果を招きます。お父さんは特に、そして周囲の方は、母子の心身ともに健康を保つため子育てにご協力下さい。
子どもは、そうした大人達の愛情を栄養に育っていきます。コミュニケーションが不足している現実を受け止め、私たちから共に人間関係を深めて行きませんか。このことは、同時に、障がいを持たれているお子さんや、その母さん方にも向けられるべきで、ことばだけでなく、行動で子ども達に伝えていくべきことではないかと思います。宜しくお願い致します。
【胎教プログラム】
妊娠ではないかと感じ、医師から妊娠を告げられるのは、受胎後2ヶ月くらい立ったときです。今現在、妊娠後期に入っている方もいるでしょう。また、妊娠を告げられたばかりの方もいるでしょう。でも、焦ることは決してありません。大事な事は「愛情」です。また、妊娠初期の場合は、安定期に入るまで身体を大切にしなければなりません。また、お腹が大きくなれば動きも大変です。私もお腹が出てきているので(?)その大変さは良く理解出来ます。冗談はさておき、妊娠は忍耐を要します。人一人を世に送り出すわけですから、それは起業より大変なことです。まずは焦らず愛情豊かに赤ちゃんと会話しましょう。
胎教には様々な考え方があります。まず大切なことは「安全な出産」です。それまでの母胎の安全管理、そして出産までをしっかりコントロールしましょう。出産時の薬物投与による出産時間のコントロールはあまり歓迎できることではありません。予定日を超え、赤ちゃんの体重との比較で母胎に無理が生じるときは別として、できる限り自然分娩が母子共に最適な方法です。
胎教とは、先のことを前提とし、お腹の赤ちゃんにご両親が「教える」ということを言います。赤ちゃんは学習しなければ何も解りません。何もできません。胎児に学習?と短絡的に捉える方が多くいます。また、幼児であっても、そのような感覚で捉える方は多いです。しかし、その後、我が子の学習能力を実感したとき、我が子の低い学力に慌てて、学習を強要していきます。このような親子関係は最悪です。子どもは、幼ければ幼いほど学びたがっています。学ぶことを当たり前の様に思っています。そうしなければ、生きていけないことを本能的に知っているからです。幼いから、胎児だからなどと思わず、大切な時期だからこそ愛情を持って、そして自信をもって我が子に学ばせてあげて下さい。
■胎教プログラムの内容■
お母さんと胎児の会話
一日の生活報告
絵本の読み聞かせ
創作話し
音楽を聴く
歌を唱って聴かせる
社会を学ぶ=父親
自然を学ぶ=母親・父親
化学を学ぶ=父親
イメージ「図形・色」
イメージ「ひらがな・カタカナ・アルファベット・漢字」
イメージ「タイル・足し算・引き算」
如何でしょうか、これだけの内容を行います。驚きですか。これらの中で、会話や、絵本の読み聞かせ、音楽や歌など、既に行われていることがいくつかあるのではないでしょうか。
ここで、胎教でも最も大切なことを確認しましょう。
第1は、母胎と胎児の健康とその管理です。
2013/11/13
著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫