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不適切保育事例 保育士が虐待『マスクで鼻を覆わない園児』にいら立ち…『痛み感じる強さで鼻つまむ』
保育園児はマスク必須なのか?
2/7(火)の17:45に配信されたYahooニュースの記事です。
奈良県の認可保育園で発生した不適切保育。詳細な記事は以下のリンクよりご覧ください。
新型コロナ感染症も5月8日から5類感染症に引き下げられることが決まっています。
このような情報は園内で周知徹底されているのでしょうか?
乳幼児のマスクの着用については厚生労働省より、しっかりとリーフレットが出されていて、これは保育園に対しても行政から通達が行っているはず。
以下のリンクがその内容です。
まず、何が問題なのかということを整理する為にも保育園内で園児や保育士がマスクを着用することへの影響を下記に挙げたいと思います。
お互いに表情が見えない(コミュニケーション情報量の低下)
幼児に言葉の指導ができない(口元が見えない為)
子どもにとって声かけがBGMに聞こえやすい
表情筋の筋力低下(咀嚼への影響)
口呼吸によるマスクへの細菌付着・増殖(不衛生) etc…
このような背景から業界団体から強く反発があり「推奨」になっている。
このニュースの問題点とは?
マスクを着用することへの園児への悪影響は記載した他にも色々あります。
そこを論じてしまうとズレてきてしまうので本題に戻ります。
次に今回のニュースの問題点は何かということ。表面的に見れば虐待・怒鳴る行為にのみフォーカスが当たりますが、それを体験した園児はこの先の将来でどのような影響が出てきてしまうのかというの綴っていきたいと思います。
今回の事件が起きたことに対する処分内容は「行政指導」となっています。
行政指導とは、日本の行政法学で用いられる概念であり、行政手続法は、行政機関がその任務又は所掌事務の範囲内において一定の行政目的を実現するため特定の者に一定の作為又は不作為を求める指導、勧告、助言その他の行為であって処分に該当しないものをいうと定義している。
つまり、今回の事件に対する対処法は「次はないように気をつけましょう」というのが奈良県三郷町の答えということです。
本当にそれで良いのでしょうか?
この時期の子どもに対する対応は一歩間違えると一生を左右するトラウマになります。(※実際にどのような対応をしていたのかはわかりません)
人前で話すことへの恐怖心
思ったことを喋っても良いのかという迷い(外言力の低下) etc…
という、種が植えられます。これが成長して目を出し始めると
自己肯定感の低下
自尊心の低下 etc…
そして見事「自己顕示欲」という花が咲くと
凶悪犯罪に手を染めてしまう
飲食店などでの迷惑行為をSNSにあげてしまう
このように押さえつけれてた事が大人になった時に急に解放されます。
大人からしたらこの些細なことでも子どもへの悪影響を考えると今回の対応は良かったのでしょうか?
本当は知っているのに。
ですが、これらのことは保育士資格を取得するための過程で学んできているのです。しかし、相手がナマモノなので学び続けなければなりません。
保育士は資格取得したら終わりではなく、子どもの前に立って初めてスタートです。
まずは原点回帰として、目の前の子どもたちがどれだけ尊い存在なのか。学び直しをするべきです。
幼児教育研修サービス
私たちが展開しているサービスの一つで先生向けの「幼児教育研修」というサービスがあります。これまで6万名を超える研修実績からさらにブラッシュアップして体系化した研修内容となっています。
保育という言葉は養護と教育という言葉の造語です。つまり保育士も幼稚園教諭も小学校教諭も私塾の先生方も先生を生業としている方全てが対象の研修サービスです。
この研修では先に述べた「生命の尊厳」に始まり、子どもの成長発達を発達心理学、認知心理学、脳科学など様々な研究、エビデンスを基に構成されています。
興味のある方は以下のリンクに詳細が載っていますので、ご覧になってみてください。
著:NPO法人フィールホーム 代表理事 宮武 直也
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