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第二回湘南アップサイクルフェスタ開催レポート
2022.11.26(土)、27(日) 26日 朝方雨のち晴れ、27日 快晴
11/26(土)、27(日)の二日間に渡って、第二回湘南アップサイクルフェスタが、WeBase鎌倉、由比ガ浜を会場に開催されました。
NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会は、湘南アップサイクルフェスタ実行員会の主管を努めさせて頂きました。
テーマは、
湘南の今を感じ、アクションを起こそう 〜 feel to action 〜
地球温暖化の原因であるゴミ問題。それに伴い予想される食料危機。鎌倉でも顕在化してきている竹害。これらの課題は、経済合理性のみを追求した行きすぎた資本主義によって人間が、自然界のバランスを崩しているのが原因だと考えます。
この湘南の地で、風、波、匂いを感じるようにいろんな課題も感じて頂き、アクションに繋げて頂けたらという思いで湘南アップサイクルフェスタを開催させて頂きました。
アップサイクルとは、ゴミになってしまう物を価値のある物に替える事を言います。
例えは、NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会では、紙袋、コーヒー豆のプラ袋、チョコレートの箱、小麦粉袋、端革・鹿革などをマスク入れ、名刺入れ、手帳型スマホカバー、エコバッグ、ベルトなどの実用小物にアップサイクルする事でゴミを減らす活動を行なっています。
世の中には、そのままではゴミになってしまう物が沢山ありますが、独自の手法を使って、アイデアを入れる事で価値のある実用小物にアップサイクルする事ができます。
アップサイクルは、環境問題をはじめとする様々な地域課題を解決できる可能性を秘めています。
湘南アップサイクルフェスタでは、アップサイクルを軸としたワークショップ、マルシェ、お話会&展示。そして、海の状況を感じる為にビーチクリーン、アップサイクルトレーニングを開催しました。その様子をレポートさせて頂きます。
Day1(11/26)
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雨のスタートとなりましたが、お昼前には、地下一階の会場に陽が射し込んできました。
《エコバッグワークショップ 》 by 折人®️ - OribitO - さん
小麦粉袋をアップサイクルしてエコバッグを作りました。
白いフランス産小麦粉袋と赤いイタリア産小麦粉袋からお選び頂きました。
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4名の方のご参加でしたが、江ノ電の駅に掲出して頂いたポスターを見てご参加して頂いた方もおられました。
完成後の記念写真は、階段下のライティングが良い場所で。
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《 流木クリスマスツリーワークショップ 》 by 流木工房 鎌倉島 原嶋 さん
海に流れ着く流木をツリー状に左右のバランスを取って繋げていきます。
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《 ZAMUPプロジェクト マルシェ 》
カーテンや椅子などを作る時に出る残布からPCバッグ、おざぶ(座布団)などを作る事でゴミを減らす活動をされています。
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《KOJAYaroma マルシェ 》
ワークショップで疲れた手を、アロマの香りとマッサージで癒して頂きました。
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《 折人®️ - OribitO - マルシェ 》
通常捨ててしまわれるパンやピザの原料の小麦粉が入っていた袋をアップサイクルしたエコバッグ、害獣として駆除された鹿の革をアップサイクルしたミニポシェットをマルシェで販売して頂きました。26日、27日の両日ご出店頂きました。
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《 鎌倉島 マルシェ 》
由比ガ浜、材木座海岸に流れ着いた流木から作ったフレーム、クリスマスツリーなどの作品が並びました。26日、27日の両日ご出店頂きました。
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《 お話し会 ビーチクリーン》 by 流木工房 鎌倉島 原嶋 さん
ビーチクリーンをしている時にゴミと間違ってしまう海藻、イカの骨のお話、触ってはいけない生き物、由比ガ浜の地形と黒潮によるゴミの流れ着く場所など、有意義で興味深いお話をして頂きました。
この日、中継して頂いた鎌倉FMのパーソナリティーの方、レポーターの方も真剣に聞き入っておられました。
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《 つなぐプロジェクト》
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株式会社リーガルコーポレーションさんの靴を作る時にでる端革をNPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会がベルトにアップサイクルして、そのベルトを、第二回湘南アップサイクルフェスタに特別協賛頂いている株式会社ビルスキルさんの従業員・清掃員の方に使って頂く事で、ゴミを減らし地球温暖化防止に繋げるアクション、つなぐプロジェクトをローンチしました。
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例えば、ソファーや鞄などに比べ靴は対象物として小さい方なので、端革も面積が小さく、その結果、繋ぎ合わせる事でベルトを作るアイデアを思いつきました。
『つなぐ』という手法を使うので、この靴の製作時に出る端革をアップサイクルしてベルトを作りゴミを減らすアクションを、『つなぐプロジェクト』と命名しました。
また、地球温暖化防止のアクションとして地球を次世代につなぐという意味もあります。
更には、このプロジェクトで、株式会社リーガルコーポレーションさんと株式会社ビルスキルさんを、NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会が繋いでいます。
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Day2(11/27)
この日は、一日中快晴の暖かい日でした。
《 ビーチクリーン&タウンクリーン 》
早朝、由比ガ浜に集合して頂いて清掃活動を行いました。
鎌倉島の原嶋さんからの事前情報で、由比ガ浜は比較的ゴミが少ないと言う事でしたので、由比ガ浜のビーチクリーンチームと長谷方面、由比ガ浜方面のタウンクリーンチームに別れて清掃活動を行いました。
清掃の前に、パーソナルトレーナーの池ちゃん号令のもと準備体操を行いました。
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日差しも降り注ぎ、海の波も穏やかで、気持ち良く体操ができました。体操の後は、先ずは、集合写真の撮影。皆さん、良い顔してますね。
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そして、海チームが1チーム、街チームが2チームに別れてゴミ拾いに向かいました。
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海には、プラごみが多いようです。
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街には、吸殻が多く落ちています。
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特別協賛を頂いている株式会社ビルスキル の長谷川社長も進んでゴミ拾いをされていました。
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ゴミ拾いの後は、WeBase鎌倉さんの地下一階ラウンジに集合して頂いて、あま酒を飲んで頂きました。
鎌倉駅裏駅の扇ヶ谷と北鎌倉にお店のあるAMAZAKE STANDさんに来て頂きました。
お声がけした時に、ビーチクリーンとあま酒で何かイベントをやりたかったと即決でご協力頂くことになり流れを感じました。
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また、あま酒と一緒に、この日のために、ことことやhayamaさんに作って頂いた、廃棄されてしまうかもしれないB級野菜をドライベジタブルにアップサイクルして頂き、それを皆んなで試食しました。
ドライベジタブルは、野菜の味が凝縮されていてかぼちゃ、大根、ナス、カブなど、それぞれの特徴が感じられました。
色々感想を言いながら皆んなで試食するのは楽しかったです。
これを機会に、ことことやhayamaさんが、アップサイクルフードの研究をされたら素敵だなと思いました。
《さくら貝ワークショップ 》 by さくら貝ハンター さん
このワークショップにご参加頂いた方は、ビーチクリーンの時にビーチコーミングをして頂きました。
短時間だったので、アクセサリーにするほど綺麗な拾えなかったようなので、予めさくら貝ハンターさんが用意してくださった貝を使ってピアス(イヤリング)を作っておられました。
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さくら貝をUVレジンでコーティングします。
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さくら貝と並んで人気のナミマガシワ、後、ツノ貝も可愛らしいと人気のようです。
鎌倉島の原嶋さんによると、由比ガ浜、材木座海岸は日本でも小貝の産地だそうです。
《Sea Tile 絵付けワークショップ 》 by 鎌倉島 原嶋さん
浜辺にたどり着いたタイルに絵を描いて行きます。フレームに入れて飾ったり、キーホルダーにしたりできます。
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《マスク入れワークショップ 》 by NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会 認定講師 前田さん
毎週木曜日、土曜日にWeBase鎌倉さんの地下一階をお借りして開催させて頂いているワークショップでは、紙袋からマスク入れをアップサイクルしているのですが、今回は、午前中のワークショップでは、鎌倉ウインメルブックの試し刷りの紙からマスク入れをアップサイクルしました。
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午後のワークショップは、お役目を終えたポスターを江ノ電さんから頂いた物をアップサイクルしてマスク入れを作りました。
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お子さんにも好評で、江ノ電人気が伺えました。
《つなぐベルトワークショップ 》 by NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会 認定講師 木村さん
湘南アップサイクルフェスタの前にワークショップで作って頂いた、リーガルさんの靴を作る時に出た端革をアップサイクルしたベルト(名称:つなぐ)の最終工程をやって頂きました。
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《 soï soï kamakura マルシェ 》
鎌倉にある国産大豆100%使用の豆腐屋さんから仕入れたオカラを使ったアップサイクルスナック。
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《 さくら貝ハンター マルシェ 》
ワークショップも開催して頂いたさくら貝ハンターさんのマルシェ。
さくら貝ピアスは、二枚貝が綺麗に揃った貴重な完成形から作られています。ナミマガシワ、ツノ貝のピアスも可愛いです。
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《 鎌倉ウインメルブック マルシェ 》 by senoアトリエ
ドイツ語圏で一般的な文字の無い絵本の鎌倉版が出版されました。
今回は、絵本を作る時に出た試し刷りの紙から缶バッチを作って頂きました。
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お母さんと楽しそう。
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湘南アップサイクルフェスタのロゴは、東北芸術工科大学の学生さんに作って頂いたのですが、その東北芸術工科大学の中山学長にも奥様とご来場頂きました。
鎌倉ウインメルブックの説明を聞かれていました。
《 竹トレーニング 》 by ぼくらはしぜんたい 池田さん
ビーチでは、鎌倉の竹林から切り出して来た竹を使ったトレーニングが行われていました。
手入れをされなくなった竹は、伸び放題で竹害を起こしています。そんな竹は切り出して捨ててしまわれるのですが、その竹を有効利用してトレーニングに使っています。
まさに、アップサイクルトレーニングです。
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気持ち良さそう。
《 お話し会 ビーチコーミング 》 by 鎌倉島 原嶋さん
ガラスのボトル、崎陽軒のシウマイに付いていた醤油差しのひょうちゃんなど時代背景を交えながら紹介して頂きました。海流を知って流れ着く場所を特定する事でお宝が拾えるそうです。
スライドを使った説明の後も、コアな話が続いていました。
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最後に、前回に続き絵日記にまとめてもらいました。
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第二回湘南アップサイクルフェスタもコンテンツが盛りだくさんで、中身の濃いものとなりました。
二日間お貸しいただいたWeBase鎌倉さんに地下一階ラウンジは、素敵な空気に包まれていました。この湘南アップサイクルフェスたをきっかけに何かを感じアクションを起こして頂けるとありがたいです。また、作り手の方もこの日をきっかけに新しい世界を作っていただければと思います。
最後に、第二回湘南アップサイクルフェスタにご来場いただいた方、ワークショップ、マルシェにご参加いただいた方、当日運営にご協力いただいた方、実行委員の方に感謝いたします。
有意義で楽しい二日間をありがとうございました。