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昨年度の活動を通して

まじプロ内での役割
社会人スタッフのすずです。昨年度のまじプロではプログラム作成を担当しました。
人生で初めてのプログラム作成だったため、右も左も分からず(笑)、手探りながら進めていました。

行う前に期待していたこと
個人的に高校生に期待していたことは2つあります。

1.グループじゃなくて、チームとなること
「グループ」は単なる個人の集まり。1+1=2にしかなりません。でも、「チーム」は1+1=3にも4にもなり得ます。
このチームの力というものを高校生に体験してほしいと思っていました。
個人的なイメージは、バスケットボールのスラムダンク(高校生からしたら少し古いのかな?)で、バラバラな個人がぶつかり合いながらチームとなることで、思いもよらなかった力を出せる場面を作り出せれば最高だな、と思っていました。

2.走りながら、考えること
まじプロの期間は約3か月。
この中で、今まで知らなかった人たちと、0から1を作り出さなければいけません。立ち止まって考えている時間はなく、あれこれ考えて、試して、形作っていくことが求められます。
これは、一見大変そうですが、常に考え事のアンテナを立てながら過ごすので、いつも何気なく見ている町の景色や友達との会話からインスピレーションを得ることができます。
この新しい世界の見え方、モードの切替えを体感してほしいと思っていました。

実際に行ってみて
実際には、なかなか難しかったことも、思いもよらぬ嬉しいこともたくさんありました。

1.グループじゃなくて、チームとなること
これは、とても難しかったというのが正直な感想です。
自分が見ていたグループは、コミュニケーションのすれ違いから、なかなか企画の完成が難しかったことがありました。高校生同士の予定が合わず、ライン上で文章のみのコミュニケーションが多くなり、本来の意図を伝えきれなかったことが原因でした。
自分も、一緒にご飯を食べに行ったりして、何とかコミュニケーションが円滑になるよう尽力したつもりでしたが、なかなか最後まで関係の修復は難しかったというのが正直なところでした。
ただ当時の本人たちは辛かったかもしれないですが、本人たちにとっても、我々にとっても、何事も人間関係が土台であることを知れた良い学びになったと思いました。

2.走りながら考えること
これは、自分が少し驚くくらい、みんな自然体でしてくれていたなと思います。
高校生の吸収率すごい!と正直に思いました。
そして、このモードの切り替えを言語化していく作業ができるともっと深まるな、と思いました。

活動を終えて思ったこと
まず、高校生の行動力はすごいなと思いました。
例えば、フェアトレードを扱ったグループは、自分たちでフェアトレード関連の企業にアプローチして、フェアトレードチョコレートやドライフルーツ等、協賛品をもらっていました。社会人たちが思いもよらない力を見せてくれて、単純にすごいな、と尊敬しました。

そして、個人的には、もっと彼らの力を伸ばせるようなプログラムにしていきたいなと思いました。
もっと学びやすく、もっと思い描いたことが実現できるように、自主的な学びを阻害しない程度にサポートしていければなと思いました。

昨年は、運営メインでしたが今年は伴走役として、もっと高校生一人一人を知って、彼らに寄り添って、少しでも彼らの力になれたらいいなと思いました。また今年も、プログラム後に一皮むけた高校生の顔を見るのが楽しみです。


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