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【とみおか文化祭】廃棄される繭をつかったねこアートの制作過程と当日の皆様の参加の様子2022年11月5日富岡製糸場西繭置き場
【とみおか文化祭】とは1日限りの手作りでお祝いしたイベントです
2022年10月に富岡製糸場は150周年を迎えました。
富岡製糸場は国宝であり、世界遺産に登録されています。
世界遺産に登録されているのはシルクを世界に流通させる上において大きな役割を果たしたからです。
その場所の歴史的な背景を踏まえて後世に伝える場づくりをマルヤマさんにお声を掛けて頂いたことをきっかけに動き出したイベントでした。
イベント詳細
廃棄される繭で猫を作成した理由
富岡製糸場は今は稼働していません。しかしながら、今も養蚕業を営む農家さんはいらっしゃいます。
その中でも規格外という理由から廃棄される繭があるため、その繭を頂きこのイベントを皆で創り上げるものとしてアートに参加いただくことにしました。
その中で富岡製糸場は昔ねずみが沢山いたということを理由に(たくさんいた背景は繭の中の蚕が好きだから食べに来ていた当時はねずみ取りがあったとか・・。)だからこそ、ねずみを避けるべく、ねずみが嫌がる猫になったわけです。
アーティストマルヤマさんに確認すると、
猫のストーリーはネズミよけってのはそうなんですが、アート的に言うとネズミっていうのはメタファーで存続を妨害する存在なので、障害に負けずこの地を守る守り神として猫(ネズミの天敵)です。未来に向けて存続するための努力をしているのでそのシンボルです。
ねこアートの制作過程(アーティスト:マルヤマトモミ)
猫のイメージは下記のイメージでスタートしました。
最初の時点で下のようなイメージでした。
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①一番最初の状態
針金の束でした。ここから何ができるかは私にはまったくわかりませんでした。
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②マルヤマさんから共有いただいた次の状態はこちら。何ができるのかまだ全く見えません。
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③猫の様子を感じ取れる状況に。
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④猫ちゃんの姿に!
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⑤繭に色を付けて削ってつけていただく・・
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繭は当日触って頂いた方にはわかるのですが、”かたい”です。”ふわふわ”にみえるのに、実際はかなり固く、例えるならば・・テニスボールのような感じでしょうか?表面がふわっとしているようですが、力をかけても簡単に形が変わることがありません。
当日は、富岡シルクのスカーフを寄贈頂いたので、
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シルクを首に巻いてもらっておめかししている繭アートの猫ちゃん
色は白・赤・青の理由については、「フランス」の国旗のトリコロールが関係しています♪富岡製糸場はフランスと関係が深いところからきています♪
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当日のアート作成の様子
クラウドファンディングで応援くださった方の参加画像
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当日富岡製糸場で参加くださっている画像
当日のボランティアメンバーの説明を聞きながら繭を切って剥がす作業をしてくださっています
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2022年11月5日(土)
本日の世界文化遺産 富岡製糸場の見学者は1,693人でした。
当日は1600名の方が来場されていて、11月の中の日数においては一番来場者が多い日でした。
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