
[2024年12月版]アコンカグア州立公園を自力で日帰りトレッキング
みんなの夢!憧れ!!南米最高峰アコンカグア!!!
登山者のブログや登頂日記などはよく見かけますが、自力の日帰りトレッキングではどこまで行けるのか!?という情報が全然なかったように思うのでまとめてみました。
ガイド付きツアーに参加するのが一番簡単ですが、おそらく150 ~ 180 USDぐらいかかります。自力の場合はバス代と公園入場料で53,000 ARS (53 USD ぐらい) だったので1/3程の費用で行けちゃいます。
メンドーサのバスターミナルから離れたところに滞在している場合は、さらに交通費がかかることになりますが、バスの時間は朝早いのでターミナルから徒歩圏内の宿に泊まるのがおすすめです。安いバックパッカーホステルなら一泊 9~10USDぐらいで泊まれます。
※2024年12月1日時点での情報になります。

1. 入場枠の事前予約と支払い
メンドーサ州の公式サイトにある通り、事前に『オンライン上で入場枠を予約し、入場料を支払う必要があります。』
サイト上では予約枠をとるだけで、支払いは街中のPago Fácilという料金支払い所のようなところで予約コードのスクショを見せて現金で払う必要があります。
Google Mapで "Pago Fácil" と検索して最寄りのカウンターに行けばOKです。街中のあらゆるところにあるので難しくはありません。

Website URL: https://www.mendoza.gov.ar/aconcagua/
時期によるのかもしれませんが、私は前日の予約でも空き枠が多かったので余裕でした。前もってサイト上で確認しておくことをおすすめします。

今回の記事にしているのは真ん中の6時間トレッキングですが、一番上のラグーン散策コース (所要時間1~2時間) は5,000 ARSで行けるようです。
2. バス移動
メンドーサのバスターミナルからANDESMARというバス会社を利用しました。平日と週末でバスの時間が違うので要注意です。
私は日曜日に行ったので、午前7:00発ー午後4:35戻りの便にしました。
前日にターミナルのチケットカウンターで購入し、料金は片道11,550 ARS・往復23,100 ARSで、クレジットカード払い可能でした。

州の公式サイトで情報が確認できます。
行きは片道3時間45分程かかりました。運転手さんが「Administración del parque (アドミニストラシオン デル パルケ〜!)」と言って教えてくれるので、寝過ごさないように注意です。
降り損ねたらとたぶんチリとの国境の方まで行ってしまうんじゃ…?
7:00 バスターミナル出発
10:45 アコンカグア州立公園前到着
3. トレッキング
公園入口前でバスを降りたら、オフィスでチェックインします。この場所で標高2,800mぐらいなので、人によってはちょっと酸素の薄さを感じたり、高山病の予感?がするかもしれません。
私はエクアドル・チンボラソ山の標高4,800~5,000m地点で、人生初の高さと酸素の薄さを楽しめていたので、まだ高山病の本当の恐ろしさを知りません…。

さて、オフィスでオンライン予約の画面と支払い時のレシートを見せるとチケットがもらえます。それから、チケットと一緒に番号の書かれたゴミ袋を渡されて「ゴミが出たらそれに入れて帰りにオフィスに寄って返してねー」と言われました。

スタッフさんに日帰りトレッキングコースについて尋ねると、片道3時間ぐらいと言われ、帰りのバスが16:35発ということであまりのんびりはしていられません。(11:00頃のトレッキング開始だったので、5時間半しかない…!)
途中で写真や動画も撮りたいし軽食もとりたいしで、無理はせずともできるだけハイペースで進むことにました。


とりあえずLAGUNA HORCONESはどこだ〜?と思っていたらいつのまにか逸れてしまい見逃してしまったwwので、帰りに時間に余裕があったら見ようということで、ビューポイントで写真を撮ってからはゴールのコンフルエンシアまでがんがん進むことに。


公園入口から1時間程歩くと川にかかる橋があり、ここまでが5,000ペソのチケットの散策コース。ここから先は30,000ペソのチケットを持っている必要がありますが、ここで確認されるわけではないのでコンフルエンシアの手前まで行って引き返すこともできるっちゃできるけど、どうせ行くならビューポイントまで行った方がいいでしょう!


途中、岩ごつごつゾーンもありますが、基本的にはずっと分かりやすく歩きやすいコースが続きます。トレイルランが好きな人はきっと走りたくなっちゃうでしょう。私も小走りしてみたりしました。

景色を楽しみつつも早歩きで進んだ結果、2時間10分程でゴールのコンフルエンシアに辿り着きました。日帰りで荷物も軽ければ3時間もかからず行けちゃうと思います。

キャンプエリア内に入るとスタッフさんが出てきて、チケットの確認をされます。トイレや休憩用テーブルの場所、それから近くの小さい丘をあがったところにあるビューポイントなどを教えてくれます。

こんな自然の雄大さのなかでバスの時間を気にするなんて…とは思いつつも、座ってのんびり軽食をとる時間はなかったので帰り道にバナナやトマトやクラッカーを齧りながら歩きました。
公園入口から2km離れたところにあるインカ橋から20:00に出るバスもあるらしいのだけど、それだとターミナルに帰れるのが深夜になってしまうので、やはり16:35発の方に乗っておく方がいい気がします。

オフィスに戻ってゴミ袋を返却して、16:45頃にバスが来て、帰りも行きと同じく約3時間45分で無事にメンドーサのターミナルまで戻りました。
パタゴニア地方もそうでしたが、この季節は日の入り時間が遅く21:00近くまで明るいので徒歩移動もあまり心配なく助かります。
4. 感想
当初はアコンカグアを満喫するぞ!ということをアルゼンチンでのメインイベントとして予定していたので、3日間か7日間のトレッキングツアーに参加しようといくつかエージェントを比較検討していましたが、それにしてはあまりに装備不足だったのと、一人参加のツアー費用に加えて諸々レンタルすると料金がかなり高くついてしまうことから日帰りに切り替えました。

結果的には大満足で本当に行って良かった!!!いつか登頂を目指して、戻ってきたいなあ、とまたひとつ夢が増えました。
アルゼンチンを旅する方にはぜひおすすめしたい…!体力にあまり自信がない方でも、ガチ登山はちょっと…という方でも日帰りで楽しめるおすすめスポットです。
