「SONOS One」か「HomePod」か
SONOS熱が高まった勢いでSONOS One SLを2台導入してっしまったので、HomePodとSONOS Oneの両方使ったApple&iPhoneユーザーの視点から、それぞれのスピーカーの所感を書きたいと思います。
ちなみに僕は音声アシスタントをほとんど利用しないので今回は評価の対象にはしていません。
仕様比較
HomePodのツイーター7基というのが凄いですね。
SONOSの配信サービスの種類こそ多いものの海外のサービスが多く、日本のLINE MUSICやAWAなどの記載はありませんでした。
※上記仕様は2020年6月現在の情報です。
HomePodの印象
HomePodは日本発売よりも前に使っていたのでかれこれ2年ほど使用しています。音質の良さと、安定性の高さは最高です。
ちょっとネガティブなところを言うと、散々言われている通り拡張性の低さ。Appleユーザー向け※のクローズドな製品だということ。基本的に配信サービスはApple Musicのみ。ワイヤレス接続はAirPlay2のみ。せっかくの高音質スピーカーなのにテレビやディスプレイに接続できないのはちょっと残念。
※Windows版のiTunesからもAirPlayは使えます。
低音が猛烈に鳴ります。ちょっと鳴りすぎるのでマンションだとかなりボリュームを絞った運用をしています。せっかく音はいいのに低音が鳴りすぎるが故に音を大きくできないというジレンマを感じるかもしれません。ステレオペアでつかているから顕著なのかもしれませんが、低音大好きな僕でもちょっと引いてしまうほどの分厚い低音です。
SONOS Oneの印象
SONOS OneとHomePodは少しキャラクターが似ています。どちらもWi-Fiか有線LANで接続するネットワークリスニングをメインにしていスピーカーというところ。ライン入力やBluetoothは非搭載です。
僕は音声アシスタントを使用しないのでマイク非搭載のSONOS One SLというモデルを購入しました。SONOS Oneとの違いはマイクだけのようです。
SONOSの音楽ストリーミングサービスは充実しています。
さらにSONOSアプリからNASなどのローカルネットワーク上のファイルの再生も可能です。近日予定されているシステムアップデートによりハイレゾフォーマットの再生にも対応するようです。詳細は不明ですがアップデートが楽しみです。
また、SONOSアプリはiOS、Android以外にもWindows、Mac OSも用意されているのもありがたいですね。
Wi-Fiは5GHzには非対応なのがちょっと残念ですが、2.4GHzでも長時間のリスニングで音楽が途切れるようなことはありませんでした。
SONOSはTVのサウンドバーやサブウーファーといたSONOSの製品群もシステムの一部として組み込めるのも良い点です。
音質はHomePodの方が好みだけど
HomePod(ツイーター7、ウーファー1)はスケールが大きくタイトな音。7個のツイーター効いているのか高音がキレイに分離していて、低音がとにかく派手。派手すぎる。困るくらい低音を楽しみたいと言う人はHomePodをどうぞ。
SONOS One(ツイーター1、ウーファー1)の音質はHomePodよりもスケールが下がる印象があります。低音のバランスは良く中音域も鳴るのでややフラットに聞こえます。低音はHomePodほどではないけど十分に鳴っています。
AirPlay2の認識に微妙な違いが
HomePodはステレオペアで使っていてもMacのシステム環境設定からはステレオで認識されない点。「L」と「R」の2台の個別のスピーカーとして認識されてしまいます。これだとちょっとYouTubeや動画を見たい時にHomePodが1台使えないのが残念です。ちなみにミュージックアプリ(旧iTunes)からはステレオペアで認識されます。
SONOS OneはMacのシステム環境設定からも1台のステレオスピーカーとして認識してくれます。
オススメするならSONOSかな
AirPodsで経験済みの人も多いかと思いますが、HomePodも設定はとても簡単。誰でもすぐに使い始めることができます。
SONOSはアプリをダウンロードしてボタンを押して…というちょっとした設定が必要ですが、設定で困ることはないと思います。
SONOS OneはAirPlay 2に対応して、様々なストリーミングサービスに対応しています。SONOS Oneは「Siri」には対応していませんが、Amazon Alexaに対応し、Googleアシスタントは2020年内の対応予定です。
HomePodの音質には惹かれますが、機能面でリードしているSONOS Oneに軍配が上がるのではないでしょうか。
HomePodもSONOSも頻繁にバージョンアップしているので、これからどんな進化をしていくか非常に楽しみです。
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