見出し画像

2024年オフ新外国人候補 vol.1B/3B/DH

2024年オフの新外国人候補、1B/3B/DH起用を期待できる野手のリストです。掲載時点での契約状況やステータスに基いていますので、コールアップやトレード、怪我(コンディション不良)等による、リストの入れ替えにつきましてはご理解ください。随時追加を予定。

※noteの仕様上、動画の画質の劣化と音ズレがあります。高フレームレートでのご視聴は該当ツイートをクリックして頂き、Twitter上でご覧ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


J.D. デービス(31) 1B/3B

今季はOAKと年250万ドル+インセンティブ100万ドルの契約。中軸に理想的なスラッシュラインを誇るスラッガー。アプローチの良いローボールヒッターで、通算バレル率は11.1%と優秀。コンタクトスキルが粗く、ハイゾーンと緩急に脆さ。1B/3B共に守備レンジこそ狭いが無難、DH起用も〇。今オフはFA予定。


ロウディ・テレス(29) 1B/DH

今季はPITと年320万ドル+インセンティブ80万ドルの契約もDFA。傑出したパワーでハードヒットを量産するスマッシャー。巧みなバットコントロールと高いバレル率は中軸に理想的。アウトコースに若干脆いが、大きな穴はなし。守備レンジの狭さが△も、堅実なグラブワークの1B守備は無難。今オフはFA予定。


エディ・ロサリオ(32) OF/DH

今季はWSHと200万ドル+インセンティブ200万ドルのスプリット契約もDFA、NYM/ATLがクレームもリリース。中軸に理想的なコーナースラッガー。パワフルなイン捌きのエキスパート。アプローチが粗く、緩急にやや脆さ。守備に衰えが見え始めており、DH起用も視野。今オフはFA、獲得チャンスがあれば是非。エディ・ロザリオ等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


DJ・スチュワート(30) OF/DH

今季はNYMと年138万ドルの契約。粘り強いアプローチでゾーンコントロールするペイシェントヒッター。高いバレル率を誇るハードヒッターで、苦手な変化球がない点が◎。ベルトゾーンより上のハイボールに対応できない致命的な弱点。レンジ/アーム共に▲、守備は目を瞑る覚悟。ノンテンダーの際は是非。


エドワード・オリバレス(28) OF/DH

今季はPITと年135万ドルの契約。パワー/コンタクトツールをバランス良く両立したミドルヒッター。ファストボールとインローに弱点も、苦手な変化球のない点が特筆。フィジカルポテンシャルに溢れるが、打球判断/反応速度が鈍いため守備レンジが壊滅的、守備には目を瞑る覚悟。ノンテンダーの際は是非。


ミゲル・サノ(31) 3B/1B

今季はLAAとマイナー契約もリリース。圧倒的なパワーとアプローチの良さを兼ね備えたペイシェントヒッター。内角を芸術的に捌くが、低めに沈むブレーキングボールに弱点。ウェイトコントロールの成功により、守備レンジが大幅に改善。怪我のリスクは残るが、3B/1Bを安定してプレー。今オフはFA見込み。


エマニュエル・リベラ(28) 3B/1B

今季は開幕前にMIAへトレード。広角に長打を散らすスプレーヒッター。優れたアプローチと攻守に渡るバランスの良さが魅力。巧みに内角を捌くが、ブレーキングボールに弱点。守備レンジは△も、ライフルアームと抜群のボディバランス/グラブワークを誇るディフェンダー。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ルーケン・ベイカー(27) 1B/DH

今季もSTLの40人枠入り。粘り強いアプローチのパワフルなペイシェントヒッター。粗いコンタクトスキルに課題も、傑出したパワーツールと高い出塁力を両立したスラッガー。球場不問の圧倒的な飛距離も魅力的。アジリティを欠く上、拙いグラブワークも相まって守備には目を瞑る覚悟。要トレードマネー。


エドウィン・リオス(30) 1B/3B

今季はCINとマイナー契約。忍耐強いアプローチでゾーンコントロールに長けるパワーバット。左右不問で驚異的な打球速度を誇る一方、緩急に脆く、丁寧にコマンドされたローボール全般に弱点。アジリティを欠くため、3B/OFは守備レンジに懸念あり、安定した1B起用がベター。今オフはノンテンダー見込み。


ボビー・ダルベック(29) 1B/3B

今季もBOSの40人枠入り。驚異的なバレル率を叩き出す、折り紙付きのスラッガー。インコースを芸術的に捌くスケール大な逸材も、ヒッティングゾーンが狭く、アウトコース全般に致命的な弱点。キャノンアームに加え、グラブワークのスキルアップで1B/3Bを安定してプレー。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ライアン・ノダ(28) 1B/OF

今季はOAKの開幕スタメン。失投を粘り強く待つ、ゾーン管理に長けたペイシェントヒッター。抜群のパワーと高出塁率を誇る、アダム・ダン型スラッガー。粗いコンタクトスキルとインローに致命的な弱点。柔らかなグラブワークで1Bを堅実にプレー、両翼はアームに不安有。今オフは40人枠外でマイナーFA。


タイラー・ネビン(27) 3B/1B

今季はOAKの40人枠入り。抜群のバットコントロールとアプローチを両立したスプレーヒッター。フィル・ネビンを父に持つ父子鷹。アウトローへのスライダーさえ見極められれば、NPBにフィットの可能性。球際に強いが、アジリティを欠くため守備レンジに不安、1B起用が〇。今オフは40人枠外でマイナーFA。


トレイ・キャベッジ(27) OF/1B

今季はHOUの40人枠入り。23年3Aでトリプルスリーを達成したマルチツールプレイヤー。爆発的な打球速度を叩き出すハードヒッターも、内角と緩急に脆く、粗いアプローチも相まり非常にピーキー。正確なルート取りで両翼を安定してプレー。昨オフはNPB複数球団が獲得調査、今オフは40人枠外でマイナーFA。


ウィリー・カルフーン(29) DH/1B

今季はLAAとマイナー契約。鋭いレベルスイングでギャップを射抜くミドルヒッター。ゾーン管理に長け、巧みなバットコントロールを裏付けるスクエアアップ率は、MLB有数の35.7%と驚異的。対左/ブレーキングボールに若干脆いものの、大きな穴はなし。守備には目を瞑る覚悟。ノンテンダーの際は是非。



エレウリス・モンテロ(26) 1B/3B

今季はCOLの開幕スタメン。桁外れのパワーで鮮烈なアーチを描くスラッガー。インコースを芸術的に捌くハイボールヒッター。緩急に脆く、ローボールに手が出る悪癖。守備レンジが狭くスローイング難の為、柔らかなグラブワーク/スクーピングが活きる1B/DH起用がベター。今オフは40人枠外でマイナーFA。


アルマンド・アルバレス(30) 3B/2B

今季はOAKとマイナー契約。粘り強いアプローチとプルサイドへのパンチ力を秘めたミドルヒッター。弱点のないハイフロア型、苦手な球種がない点が◎。広い守備レンジを誇り、ファーストステップの反応速度とアームに定評。3Bをメインに2Bに取り組み、起用の幅に広がり。今オフも40人枠外でマイナーFA。


パビン・スミス(28) OF/1B

今季もARIの40人枠入り。優れたアプローチとゾーンコントロールに長けたスラッガー。空振りが非常に少なく、高い出塁率/長打率の両立が魅力的。プルサイドへのパワーに加え、広角に弾き返すスプレーヒッターとの定評も、アウトローへの変化球に弱点。守備面に不安はなく、両翼/1Bを安定してプレー可。


グレッグ・バード(31) 1B/DH

今季はMEXでプレー。卓越した打撃スキルを備えた左右不問のパワーバット。怪我に泣いた元トッププロスペクト。優れたファンダメンタルに定評があり、ABLで発揮したリーダーシップ/メイクアップも高評価。変化球を巧みに攻略するが、ハイファストボールに弱点。海外リーグ経験が豊富で緊急補強に絶好。



ジョナサン・アランダ(26) IF/OF

今季もTBRの40人枠入り。巧みな打撃スキルを揃えたバットファーストなユーティリティ。変化球を苦にせず、上質なアプローチ/バットコントロールを両立。ハイファストボールに弱点も、NPBの配球にフィットの可能性。アジリティを欠き守備レンジが△、1B/3B起用がベター。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ケストン・ヒウラ(27) 1B/OF

今季はDETとスプリット契約(40人枠入りで200万ドル+α)。バレルゾーンに弾き返す天性のスキルを備えたスラッガー。ファストボールに強く、爆発的な打球速度を誇る対右キラー。緩急に脆く、20年以来のメカニクス不調によりコンタクト難が悪化しリスク大。1B/LF守備は無難。今オフもノンテンダー見込み。


ジョナサン・スコープ(32) 2B/IF

今季はMEXでプレー。優れたスキルセットを備えたパワフルなユーティリティ。左右不問のプルヒッターも、逆方向へおっつける器用さを併せ持つ。アプローチの粗いフリースインガーで、緩急に脆さ。圧倒的なDRS/OAAをマークするなど、MLB有数のクレバーなディフェンダー。ピークアウトの可能性がネック。


ショーン・ブシャール(28) OF/1B

今季もCOLとマイナー契約。傑出したパワーを秘めたスラッガー。中軸に理想的なバレル率を誇り、優れたアプローチ/ヒットツールを備える。コンタクトスキルは及第点、インコースを芸術的に捌くが、ブレーキングボールに課題。両翼の守備は期待薄も、ハッスルプレーが◎。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ルーク・ボイト(33) 1B/DH

今季はMEXリーグでプレー。ビルドアップされた屈強なフィジカルを誇るスラッガー。ファストボールと横軸の変化に強い、イン捌きの名手。ドアスイング気味のため緩急に脆く、コンタクトスキルが△。1B守備はイージーミスが多くDH起用も〇。緊急補強可能なスラッガーでは最高峰、チャンスがあれば是非。


ブライアン・アンダーソン(30) 3B/OF

今季はSEAとスプリット契約(40人枠入りで200万ドル)もリリース。総合力に優れたパワフルなコーナースラッガー。コンタクトスキルに粗さが残るが、ヒット/パワーツールのバランスが良く中軸に理想的。グラブワークがやや雑も、広い守備レンジとキャノンアームが◎。3B/OF起用可の鉄壁のディフェンダー。


ジョシュ・レスター(29) 1B/UT

今季はKCRとマイナー契約。パワーツールに特化したコーナースラッガー。ファストボールに強いプルヒッターも、粗いコンタクトスキル/アプローチに加え、変化球全般が弱点と非常にピーキー。盤石のフィールディング/グラブワークを誇る、鉄壁の1B/3B守備に定評。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ウェストン・ウィルソン(29) IF/UT

今季はPHIの40人枠入り。フィジカルポテンシャルに溢れた、稀有なパワーバット型ユーティリティ。プルクレイジーでファストボール系に強いが、粗いコンタクトスキルがネック。安定したフィールディング/ハンドリングに定評があり、SS/RF以外なら守備レンジも文句なし。今オフも40人枠外でマイナーFA。


ケビン・スミス(27) 3B/SS

今季はNYYとマイナー契約。優れたパワーに小技を絡める、剛柔自在のミドルヒッター。磨き上げたファンダメンタルと高い野球IQを誇るハードワーカーも、粗いコンタクトスキルが大きなネック。柔らかなグラブワークと安定したクイックスローを備えた3B/SS守備に不安なし。来オフも40人枠外でマイナーFA。


チェ・ジマン(33) 1B/DH

今季はNYMとスプリット契約(40人枠入りで350万ドル)もオプトアウト。ハイレンジのパワー&ヒットツールを備えたコリアンスラッガー。苦手な球種がなく、抜群のアプローチと剛柔自在のバッティングスキルを併せ持ったローボールヒッター。ファンダメンタルに支えられた1B守備に不安なし。NPB移籍も視野とのことで、チャンスがあれば是非。


モイゼス・ゴメス(26) OF/DH

今季もSTLの40人枠入りもリリース、米独立アメリカン・アソシエーション(AA)でプレー。破格のパワーツールが魅力のスラッガー。態勢を崩されながらも、軽々スタンドまで運ぶリストの強さが◎。アプローチ/コンタクト共に非常に粗く、ローボールにバットが止まらない悪癖と内角に脆さ。40人枠を外れたらマイナーFA、支配下で育成/アジャストを前提とした獲得が〇。


イーサン・ディアス(28) 2B/3B

今季は米独立アトランティック・リーグ(AATL)でプレー。抜群のアプローチとパワーツールを両立したミドルヒッター。コンタクトツールに課題も、非凡なセンスとスキルセットが魅力的。球際に非常に強いが、2Bはイージーミスが目立ち、3Bはスローイング難と守備面に不安。今オフはFA見込み。


マット・ビーティ(31) 1B/UT

今季はARIとマイナー契約。抜群のヒットツールでギャップを射抜くミドルヒッター。ややパワーレスながら、バッティングセンスに溢れた強打者。弱点の少ないオールラウンダーで高い野球IQに定評あり。ファンダメンタルが高評価、1B/3B起用が理想的。今オフはノンテンダー見込み、チャンスがあれば是非。


ダリック・ホール(29) 1B/DH

今季はPHIの開幕ロスター入り。他を寄せ付けない破格のパワーツールが魅力のスラッガー。苦手な内角のカットを習得で大幅にステップアップ。ハイゾーンと対左に課題を残すが、アプローチ/コンタクトは上々。アジリティを欠くためレンジこそ狭いが堅実、懸命なストレッチが◎。今オフは40人枠外でマイナーFA。


マイケル・チャビス(29) IF/1B

今季はSEAとマイナー契約もオプトアウト、CHWとマイナー契約。アンダーサイズながら破格のパンチ力を秘めた、スケール大な元トッププロスペクト。メイクアップとハードワークに定評。早仕掛けで粗いアプローチがネック。95マイル超のファストボールに課題も、平均球速が落ちるNPBならフィットの可能性。今オフもノンテンダー見込み。


オースティン・アレン(30) C/1B/DH

今季はNYMとマイナー契約。傑出したパワー/ヒットツールを備えた大型スラッガー。対左をやや苦手とするものの、中軸として非常に理想的なパワーバット。キャッチング/フットワークに課題と、捕手としての総合力が今一つなため、打力が活きる1B/DH起用がベター。今オフもマイナーFA見込み。


ロベルト・ラモス(29) 1B/DH

今季もMEXでプレー。20年/KBOでHR38をマーク、NPB移籍も噂された長距離砲。HRアーティスト特有のスピンをかけるスキルと球場不問のパワーが魅力的。コンタクトツールに課題、緩急/対左がネックと粗さを併せ持つ。腰のコンディションに不安がある為、DH起用も要検討。アジアでのプレー経験は大きなメリット。


カーティス・テリー(27) 1B/DH

今季は米独立アトランティック・リーグを経て、アメリカンアソシエーションでプレー。パワーポテンシャルに振り切った荒削りな長距離砲。上半身だけでハードヒットできる屈強なフィジカルが印象的、アプローチ/コンタクト共に及第点の評。狭いレンジとスローイング難の為、守備には期待薄。複数年に渡った育成/アジャストで大化けを期待したい原石。

ラモン・エルナンデス(27) 3B/UT

今季もMEXでプレー。フィジカルツールに秀でたスケール大な中距離砲。積極的な走塁を始め、メイクアップに優れたエネルギッシュなスタイルが好評。アプローチに粗さが残るが、バットコントロールは○との評。守備は情報がなく不透明。磨き残しの多さがリスキーながら、大化けのリターンは計り知れず。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?