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2024年オフ新外国人候補 vol.リリーバー

2024年オフの新外国人候補、セットアッパー/クローザー起用が期待できる投手のリストです。掲載時点での契約状況やステータスに基いていますので、コールアップやトレード、怪我(コンディション不良)等による、リストの入れ替えにつきましてはご理解ください。随時追加を予定。


※noteの仕様上、動画の画質の劣化と音ズレがあります。高フレームレートでのご視聴は該当ツイートをクリックして頂き、Twitter上でご覧ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


トミー・ドイル(28) RHP

今季はATLとマイナー契約。天性のビッグフレームを誇るカッタースロワー。絶えずボールを動かし打者を翻弄するスキルフルな右腕、不規則に変化するカッターとシンキングファストの2ピッチスタイルがベース。球離れが早く、甘さの残るコマンドと抜け球が多さがネック。今オフは40人枠外でマイナーFA。


マイケル・ピーターセン(30) RHP

今季はLADとマイナー契約もDFA、MIAがクレーム。傑出したアームアングルを誇るハードボーラー。回転効率の良いファストボールとタイトなカッターの2ピッチスタイル。レパートリーは多彩も、リリースポイントがバラつき、クオリティも今一つ。制圧力に優れたセットアップ/クローザー候補。今オフはFA。


ヨハン・ラミレス(29) RHP

今季はNYMの40人枠入りも、4球団に渡る計4回(出戻りを含む)の移籍を経験。鋭く沈むムービングファストでゴロを量産するパワーリリーバー。球持ちの良いグラウンドボーラーながら、抜群に切れるスイーパーで高い奪三振力を兼ね備える。対左に有効な球種を欠き、コマンドにやや不安が残る。今オフはFA。


トゥーキー・トゥーサン(28) RHP

今季はCHWと年130万ドルの契約。ムーブメント大なレパートリーで凡打を量産するグラウンドボーラー。ブレーキの効いた滑り落ちるカーブが絶品。クイック〇で、スターター再転向も選択肢。コマンド難で球数が嵩む為、イニングイートに疑問符。1マイル超の球速低下が気掛かり。ノンテンダーの際は是非。


ブランドン・ヒューズ(28) LHP

今季はARIとマイナー契約。対左を完璧にシャットアウトする左のサイドアーム。対左のtOPS+は驚愕の47をマーク。強気に胸元を突く強靭なメンタルと、ゾーン際を出し入れ可能な抜群のコマンドが◎。サークルチェンジのジャンクにより、対右に有効な球種を欠く点がネック。今オフは40人枠外でマイナーFA。


エマヌエル・ラミレス(30) RHP

今季はMIAとマイナー契約。堅実なスリーピッチスタイルのスプリットスロワー。安定したコマンドと奪三振力を両立したパワーリリーバー。メジャー有数の超低回転スプリットは平均550rpmをマーク。レパートリーが縦変化のみと限定的で、バリエーションの乏しさがネック。今オフは40人枠外でマイナーFA。


藤浪 晋太郎(30) RHP

今季はNYMと年335万ドル+インセンティブ85万ドルの契約。破格のエンジンを搭載したハードボーラー。多彩なレパートリーを器用に操るが、コマンド難が大きなネック。右肩のコンディション不良で球速低下も、復帰後は100マイル超をマーク。起用法不問で投手層のボトムアップに絶好。今オフはFA見込み。


スティーブン・クルーズ(25) RHP

今季はKCRの40人枠入り。100マイル超のファストボールを操るハードボーラー。非常に低い被打率を誇る不沈艦、球持ちの良さが際立つ。2種のファストボールでカウントを整え、スライダーで仕留めるスタイル。優れた奪三振力を備えるが、粗いコントロールが最大のネック。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ジョーイ・ウェンツ(26) LHP

今季はDETの開幕ロスター入り。投手として理想的なフレームを備えたサウスポー。剛柔を織り交ぜるスウィングマン。細かなコマンドを欠くが、アームアングルを上げた効果で大きくバリューアップ。優れたポテンシャルを秘めたスケール大な逸材、スターター再転向も視野。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ジョエル・クーネル(29) RHP

今季はHOUとマイナー契約、TORからMILを経てTBRと契約。威圧感に溢れたビッグフレームを誇るグラウンドボーラー。精密なコマンドを活かした、クレバーな組み立て/配球が魅力的。アームアングル/球持ちの良さを兼ね備えるが、マネーピッチを欠くためセットアップが適任。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ユニオル・マルテ(29) RHP

今季もPHIの40人枠入り。鮮烈なファストボールで圧倒するパワーアーム。タイトなスライダーをベースに、滑り落ちるハードシンカーと伸びやかな4シームを織り交ぜるスタイル。コントロールに不安が残るものの、奪三振力の高さが魅力的。セットアップ/クローザーに絶好。今オフは40人枠外でマイナーFA。ユニオール・マルテ/ジュニオル・マルテ/ジュニオール・マルテ等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


カイル・ミュラー(26) LHP

今季はOAKの40人枠入り。角度あるボールを投げ下ろすストライクスロワー。デリバリーのチューンアップにより、コマンドが飛躍的に改善。常にカウント有利なシチュエーションを創り出すクレバーなスタイルも、クイックに課題。ミドル/バックエンドスターターに絶好、今オフは40人枠外でマイナーFA。


チャド・クール(31) RHP

今季はCHWとマイナー契約。剛柔自在のレパートリーをバランス良くミックスする右腕。マネーピッチを兼ねる、抜群にキレるスライダーが極上。毎オフ改良に取り組む、飽くなき向上心も◎。失投が多くコントロールも甘い為、イニングイートには疑問符。スターター再転向も視野。ノンテンダーの際は是非。


ジョシュ・ウォーカー(29) LHP

今季もNYMの40人枠入りもPITへトレード。37巡目指名からメジャーまで駆け上がったアンダードッグ。抜群のアームアングルと球持ちの良さを両立した左腕。角度のあるファストボールとタイトなカーブのコンボで捻じ伏せる。奪三振を量産する一方で、コントロールに不安。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ルイス・フリアス(26) RHP

今季もARIの40人枠入り。抜群のアームアングルからハードボールを投げ下ろすパワーリリーバー。圧倒的なファストボールに加え、複数のマネーピッチを活かした奪三振力が魅力、クイックも巧み。粗いコントロールに不安を抱えており、肩のコンディション不良も気掛かり。今オフは40人枠外でマイナーFA。


オースティン・コックス(27) LHP

今季もKCRとマイナー契約もリリース。球の出所をリリースの瞬間まで隠す、デセプションに優れた左腕。ややパワーレスも、上質で多彩なレパートリーと安定したコントロールでゾーンを広く使うスキルセットが◎。ゲームメイク力にも長けており、スターター再転向も視野。今オフは40人枠外でマイナーFA。


フィル・ビックフォード(28) RHP

今季はNYYとスプリット契約(40人枠入りで110万ドル)。超高回転のムービングファストで圧倒するパワーアーム。グリップの改良により、スプリットチェンジをサードピッチとして確立。球持ちが良く、奪三振力/低被打率を兼ね備えたリリーフも、変化球のクオリティに疑問符。今オフはノンテンダー見込み。


ライアン・バー(30) RHP

今季はPHIとマイナー契約もTORへトレード。ナチュラルにカットするファストボールと鋭く落ちるカッターの2ピッチスタイル。ブレーキの効いたスライダーもアクセントに〇。右肩関節唇の部分断裂と半月板損傷から完全復活、球速/球質の低下もなくセットアッパーに絶好。今オフも40人枠外でマイナーFA。


パーカー・ムシンスキー(28) LHP

今季はHOUの開幕ロスター入り。多彩なレパートリーをバランス良くミックスする、躍動感に溢れたリリーバー。安定したコントロールと高い奪三振力を両立、超高回転の快速球と球持ちの良さも◎。ややパワーレスながら、対左キラー/セットアッパーとして絶好のサウスポー。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ジミー・ヤカボニス(32) RHP

今季はMEXでプレー。鋭く滑り落ちるムービングボールを操る、投げっぷりの良いパワーアーム。横軸に大きく変化するレパートリーでゾーンを広く使い、サイドアーム特有のユニークな軌道も魅力的。不安定なコマンドとサードピッチのクオリティに課題。ブルペンのアクセントに絶好のセットアッパー候補。23年5月に某NPB球団が獲得調査との報道。


カール・エドワーズ Jr.(32) RHP

今季はCHCとマイナー契約。天性のウイングスパンを活かした抜群の球持ち/アームアングルを誇るパワーリリーフ。カット軌道を描く4シームと凶悪なスプリットチェンジのコンボが◎。コマンドこそアバウトながら、低被打率/低バレル率を両立した不沈艦。疲労骨折は完治も球速が戻り切っていない点に懸念。今オフはFA見込み。

ジャンソン・ジャンク(28) RHP

今季はMILとマイナー契約。糸を引く伸びのある快速球を操るスターター。多彩なレパートリーを抜群のコマンドでゾーン全体に散らすストライクスロワー。総合力に優れ、大崩れしないゲームメイクに定評。エース格は望めないが、安定してローテの一翼を担える完成度の高さが魅力的。今オフは40人枠外でマイナーFA。


コリー・アボット(28) RHP

今季はCHWとスプリット契約(40人枠入りで80万ドル)。緩急を上手に駆使する、デセプションに優れたスウィングマン。大きく縦に割れるナックルカーブとシンク&シュート軌道を描くユニークなスライダーを併せ持つ。スタイルの割りに細かなコマンドがない点がネック。投手層のボトムアップに好都合、バックエンドスターターが適任。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ジェリー・デロスサントス(26) RHP

今季はNYYとスプリット契約(40人枠入りで90万ドル)。デセプションに優れたコンパクトなデリバリーのパワーアーム。細かなコマンドはないが、鋭く変化するタイトな2シームで打者を制圧。非常に低い被打率を誇る不沈艦。プレッシャーに強い骨太なメンタルが高評価で、セットアッパー/クローザーに絶好の候補。今オフはマイナーFA。


トレイ・ウィンゲンター(30) RHP

今季はDETとスプリット契約(40人枠入りで120万ドル)もBOSへトレード。天性のフィジカルポテシャルが魅力の奪三振マシン。優れたウイングスパンとインステップの相乗効果が抜群で、マネーピッチのスライダーが◎。引き出しの少なさとコマンド難がネックも、プレートを踏む位置を微調整するなど試行錯誤。今季はマイナーFA見込み、チャンスがあれば是非。


ジョナサン・ヘルナンデス(28) RHP

今季はTEXと124.5万ドルの契約。常にボールを動かしながらミスショットを誘発、ゴロを量産するドミニカンエクスプレス。ハードシンカーに目が向くが、シャープなスライダー/チェンジアップこそが真骨頂。不安定なコントロールがネックも、クローザーに適任。米メディアが今オフのノンテンダーを予想。


ジョーイ・クレイブル(31) RHP

今季はSEAとマイナー契約。ナチュラルなスライス&シンクアクションを伴うムービングファストボーラー。絶えずボールを動かしながら打者を制圧、落差のあるブレーキの効いたバルカンチェンジが絶品。ムービングファストがゾーン中心に集まるため被弾癖。セットアップに絶好、今オフもマイナーFA見込み。



ジェフ・ブリガム(32) RHP

今季はMINの40人枠入り。抜群のキレを誇るスイーパーで三振の山を築くパワーリリーバー。胸元を突くタイトなカッターの習得で配球の幅が増加。アームアングルを欠く打ち辛さのないメカニクスと被弾癖がネック。確かな実力を有するセットアップ/クローザー。今オフもノンテンダー見込み。


カービー・スニード(30) LHP

今季はSEAとマイナー契約。サイドアングルを活かした綺麗なクロスファイアが持ち味のパワーアーム。コーナーを突く2シーム/ハイゾーンへの4シームをベースに、丁寧にコマンドされたスライダーが生命線。投球メカニクスが平凡で肩のコンディションに不安。セットアッパー候補、今オフはマイナーFA見込み。


ベン・ヘラー(33) RHP

今季はPITとマイナー契約、トレードでATLへ。度重なる怪我から完全復活を果たしたハードボーラー。サイドアングルを活かした、異次元の軌道を描くスイーパーが絶品。カッターの習得で配球の幅が広がったパワーリリーバー、ブルペンのアクセントにも絶好。40人枠外でマイナーFA、チャンスがあれば是非。


マット・フェスタ(31) RHP

今季はSDPとマイナー契約もリリース、NYMを経てTEXとマイナー契約。しっかり腕を振れる投げっぷりの良いリリーバー。ライジング軌道を描く4シームと打者の手元で急激に変化するスイーパーのコンボが絶品。速くないがクイック可能、ややパワーレスで対左に有効な2シームを絞っている点が気掛かり。ブルペンのアクセントに絶好。今オフもマイナーFA見込み。


ディネルソン・ラメット(32) RHP

今季はLADとマイナー契約もオプトアウト、KCRとマイナー契約。意のままに変化する縦/横/標準の3種のスライダーで制圧するパワーアーム。良好なアームアングルに高速クイックも備えるが、ムービングファストがゾーン中心に集まる点がネック。スターター確約でチャレンジして欲しい大物右腕、獲得のチャンスがあれば是非。


ロブ・ザストリズニー(31) LHP

今季はMILとマイナー契約。デセプションに優れた、クリーンなデリバリーのパワーリリーバー。安定したコントロールと球持ちが良さが光る。アームアングルは平凡ながら対左に滅法強く、使い勝手の良さも◎。ブルペンのボリュームアップに絶好のリリーバー。今オフは40人枠外でマイナーFA。


アンソニー・ミセビッチ(29) LHP

今季はNYYとマイナー契約。総合力に秀でたバランスの良いスウィングマン。安定したコマンドで丁寧にゾーンをコントロール。緩急を上手に使えるため、スターターへの再転向も選択肢。投球メカニクスが平凡で打ち辛さがなく、対右に有効な球種がない点がネック。セットアッパー候補、今オフは40人枠外でマイナーFA。


ケビン・ハーゲット(33) RHP

今季はMILとマイナー契約。抜群のコマンドと投球術で打者を手玉に取る右腕。球場に合わせてプレートを踏む位置を微調整するなど、非常にクレバー。球離れの早さを、良好なアームアングルと強烈なインステップを伴うデリバリーで補完。使い勝手は良いが、アンダーサイズとパワーレスがネック。今オフもマイナーFA見込み。

アントニオ・サントス(27) RHP

今季はMEXを経てNYMとマイナー契約。国際FAとして5万ドルでMLB入りのドミニカンパワーアーム。独特のリズムを刻むデリバリーから、淡々とストライクを積み重ねるコントロールが○。豊富なレパートリーを操るイニングイーター。変化球の質が今一つながら、バランスの良いハイフロア型との評。


タイ・ブラック(33) LHP

今季はCOLとマイナー契約。レパートリーの全てでカウントが取れるゲームメイカー。絶妙なコマンドで打者の懐を突き、逃げるボールで翻弄するスタイル。ゾーンコントロールに長け、緩急自在でクイックも○。パワーレスで球離れが非常に速く、打ち辛さのないメカニクスが△。今オフもマイナーFA見込みも、コロラドネイティブの為、残留の可能性有。


ワンダー・スエロ(32) RHP

今季はHOUとマイナー契約。タイトなカッターがベースの技巧派。右打者にはインハイにフロントドア/左打者にはアウトハイにバックドアを有効に使うなど、非常にスキルフル。変化量大なチェンジアップ/カーブもマネーピッチ級。セットアップ/クローザーに絶好のユニークな右腕、今オフもマイナーFA見込み。


カーソン・フルマー(29) RHP

今季はLAAとマイナー契約。シャープな変化球を操る元トッププロスペクト。タイミングを計り辛いハイテンポなデリバリーが印象的。アンダーサイズに加え、4シームがゾーン中心に集まるアバウトなコマンドに苦心。即戦力リリーバー、今オフは40人枠外でマイナーFA。
※更新を予定


コナー・サゼック(32) RHP

今季はPITとマイナー契約。20年の2度目のTJ術から完全復活、際立つウイングスパンが良好なサイドアングルを生み出すスリークォーター。MAX100マイル越えのハードボーラーも、コマンドに苦心。チェンジアップが落差のあるスプリットチェンジに化けたようで、大幅にバリューアップした可能性。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ゲイブ・クロボシッツ(29) RHP

今季も米独立リーグATLLでプレー。恵まれたフレームを最大限に活かした、異次元のアームアングルと球持ちの良さが魅力のパワーリリーバー。角度のあるヘビーなフォーシームと、落差のあるスプリットのコントラストが印象的。セットアッパー起用の期待大。


R.J.アラニス(33) RHP

今季もMEXリーグでプレー、噴き上がるライジング軌道のツーシームと、ブレーキの効いたスライダーの強烈なコンボが武器のリリーバー。アバウトなコマンドに加え、チェンジアップの質が今一つなことから対左が大きなネック。21年にオリックス公式をフォロー。


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