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2024年オフ新外国人候補 vol.スターター

2024年オフの新外国人候補、スターター起用が期待できる投手のリストです。掲載時点での契約状況やステータスに基いていますので、コールアップやトレード、怪我(コンディション不良)等による、リストの入れ替えにつきましてはご理解ください。随時追加を予定。


※noteの仕様上、動画の画質の劣化と音ズレがあります。高フレームレートでのご視聴は該当ツイートをクリックして頂き、Twitter上でご覧ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。


アラン・ワイナンス(29) RHP

今季はATLの40人枠入り。ピンポイントにコマンドされるレパートリーでゴロを量産する技巧派スターター。大崩れする心配のない優れたゲームメイカーで、イニングイーターとしても◎。総合力に長けたハイフロア型も、深刻なパワーレスが大きなネック。バックエンドスターターが適任、要トレードマネー。


ブランドン・ビーラク(28) RHP

今季はHOUの40人枠入りもDFA、OAKがクレーム。精密なコマンドでゾーン際を粘り強く攻めるスキルフルな右腕。レパートリーの全てが上質で、難なくカウントが取れる完成度の高さが魅力。球離れが早く、打ち辛さのない投球メカニクスが△。安定度に優れたスターター候補。今オフは40人枠外でマイナーFA。ブランドン・ビーラック等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


ヨニー・チリノス(30) RHP

今季はMIAとマイナー契約。ゾーン全体を使い切る技巧派スターター。球種特性が最大限に活きるロケーションに配球する投球術が絶品。ハードヒットを許さない、精密なコマンドとの相乗効果が◎。投球メカニクスが平凡で、突出したツールのない点が△。バックエンドスターターに絶好、今オフはFA見込み。ジョニー・チリノス等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


トゥーキー・トゥーサン(28) RHP

今季はCHWと年130万ドルの契約。ムーブメント大なレパートリーで凡打を量産するグラウンドボーラー。ブレーキの効いた滑り落ちるカーブが絶品。クイック〇で、スターター再転向も選択肢。コマンド難で球数が嵩む為、イニングイートに疑問符。1マイル超の球速低下が気掛かり。ノンテンダーの際は是非。


藤浪 晋太郎(30) RHP

今季はNYMと年335万ドル+インセンティブ85万ドルの契約。破格のエンジンを搭載したハードボーラー。多彩なレパートリーを器用に操るが、コマンド難が大きなネック。右肩のコンディション不良で球速低下も、復帰後は100マイル超をマーク。起用法不問で投手層のボトムアップに絶好。今オフはFA見込み。


ジョーイ・ウェンツ(26) LHP

今季はDETの開幕ロスター入り。投手として理想的なフレームを備えたサウスポー。剛柔を織り交ぜるスウィングマン。細かなコマンドを欠くが、アームアングルを上げた効果で大きくバリューアップ。優れたポテンシャルを秘めたスケール大な逸材、スターター再転向も視野。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ピーター・ランバート(27) RHP

今季はCOLと125万ドルの契約。デセプションに優れたクリーンなデリバリーの右腕。剛柔自在の多彩なレパートリーをバランス良く投げ分け、ゾーン全体を広く使い切るスタイル。粘り強いコマンドに加え、高い総合力とエースポテンシャルを兼ね備えた逸材。ノンテンダーの際は、獲得のチャレンジを期待。


マイケル・ソロカ(26) RHP

今季はCWSと年300万ドルの契約。鋭く滑り落ちる極上のスライダーを操るスウィングマン。大崩れしない安定したゲームメイカー。上質なレパートリーを巧みに織り交ぜ、的を絞らせない投球術が絶品。怪我が多いものの、筋肉系のコンディション不良な点が幸い。今オフはFA予定、スターター確約で是非。旧登録名はマイク・ソロカ。


カイル・ミュラー(26) LHP

今季はOAKの40人枠入り。角度あるボールを投げ下ろすストライクスロワー。デリバリーのチューンアップにより、コマンドが飛躍的に改善。常にカウント有利なシチュエーションを創り出すクレバーなスタイルも、クイックに課題。ミドル/バックエンドスターターに絶好、今オフは40人枠外でマイナーFA。


チャド・クール(31) RHP

今季はCHWとマイナー契約。剛柔自在のレパートリーをバランス良くミックスする右腕。マネーピッチを兼ねる、抜群にキレるスライダーが極上。毎オフ改良に取り組む、飽くなき向上心も◎。失投が多くコントロールも甘い為、スターター再転向も視野に入るが、イニングイートには疑問符。ノンテンダーの際は是非。


ジョーイ・ルケーシー(31) LHP

今季はNYMと年165万ドルの契約。手首の使い方でカット/フェード軌道へ自在に変化させる”チャーブ"を操る。タイミングが掴めないデリバリーで翻弄、クイック/コントロール/球持ちも〇。生命線のチャーブの出来次第という不安定さと、球種によりアームアングルにバラつき。今オフはノンテンダー見込み。


ケニー・ローゼンバーグ(29) LHP

今季もLAAの40人枠入り。手堅いゲームメイクが身上のオーソドックスな左腕。ゾーンを広く使ったクレバーな配球で翻弄する技巧派。デリバリーの再現性が高く、良好なアームアングルと安定したコントロールが〇。ややパワーレスなため、バックエンドスターターが適任。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ジェイク・ウッドフォード(27) RHP

今季はCHWからリリース後、PITとマイナー契約。バックドア/フロントドアを駆使するグラウンドボーラー。精密なコマンドと的を絞らせないクレバーな投球術の相乗効果が◎。総合力に長けるが、投球メカニクスが平凡で打ち辛さがなく、厳しいコースを狙いすぎる傾向あり。今オフもノンテンダー見込み。


オースティン・コックス(27) LHP

今季もKCRとマイナー契約もリリース。球の出所をリリースの瞬間まで隠す、デセプションに優れた左腕。ややパワーレスも、上質で多彩なレパートリーと安定したコントロールでゾーンを広く使うスキルセットが◎。ゲームメイク力にも長けており、スターター再転向も視野。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ダニエル・リンチ(27) LHP

今季もKCRの40人枠入り。粒揃いのレパートリーを備えた、エースポテンシャルを秘める大器。アームアングル/球持ちの良さを両立、クレバーなピッチングスタイルに定評のあるスターター。細かなコマンドを欠き、ファストボールがゾーン中心に集まる点がネックも、コントロールは安定。要トレードマネー。


コルビー・アラード(26) LHP

今季はPHIと100万ドルのスプリット契約(マイナー37.5万ドル保証)。デセプションに優れたオーソドックスなサウスポー。レパートリーの全てが上質で、正確無比なコマンドとの相乗効果が◎。ややパワーレス以外に欠点のない、完成度の高さが魅力。ローテの左の柱に化ける可能性。ノンテンダーの際は是非。


スペンサー・ハワード(27) RHP

今季はSFGとマイナー契約。MLB公式20/21年全体36/42位の元トッププロスペクト。圧巻のファストボールに多彩なレパートリーを織り交ぜて制圧。一貫性のない雑なコントロールとクイックに課題。エースポテンシャルに溢れたスケール大な逸材、ブラッシュアップで大化けの可能性。今オフは40人枠外でマイナーFA。


ジョナサン・ヒーズリー(27) RHP

今季はBALとマイナー契約。果敢にゾーン内で勝負を仕掛けるストライクスロワー。ゲームメイカーとしての完成度が高く、伸びのある快速球と多彩な変化球を操る。一定のコントロールはあるが、ゾーン中心に集まるファストボール系のコマンドに課題。エースポテンシャルを秘めた大器。要トレードマネー。


オスバルド・ビド(28) RHP

今季はOAKと75万ドルの契約(マイナー20万ドル保証)。強烈なインステップから対角線にスライダーを捻じ込むパワーアーム。多彩なレパートリーを同一モーションで投げ分けるスキルフルな右腕。バランスが良く総合力に長けるが、クイック不可でマネーピッチを欠く点が△。今オフも40人枠外でマイナーFA。


ジャンソン・ジャンク(28) RHP

今季はMILとマイナー契約。糸を引く伸びのある快速球を操るスターター。多彩なレパートリーを抜群のコマンドでゾーン全体に散らすストライクスロワー。総合力に優れ、大崩れしないゲームメイクに定評。エース格は望めないが、安定してローテの一翼を担える完成度の高さが魅力的。今オフは40人枠外でマイナーFA。


エリック・スタウト(31) LHP


今季はCPBL/中信兄弟でプレー。変化球をバランス良くミックスするスイーパースロワー。ややパワーレスな技巧派スウィングマン、対左に無類の強さを誇り、インハイを粘り強く突く大胆さも備える。CPBLはスターター起用も、NPBでは対左キラーを兼ねたリリーバー起用も選択肢。続報に期待。


コリー・アボット(28) RHP

今季はCHWとスプリット契約(40人枠入りで80万ドル)。緩急を上手に駆使する、デセプションに優れたスウィングマン。大きく縦に割れるナックルカーブとシンク&シュート軌道を描くユニークなスライダーを併せ持つ。スタイルの割りに細かなコマンドがない点がネック。投手層のボトムアップに好都合、バックエンドスターターが適任。


ナビル・クリスマット(29) RHP

今季はLADとマイナー契約もリリース、TEXを経てSDPとマイナー契約。ユニークな握りの魔球、2シームチェンジアップを操る技巧派。ムーブメント大なレパートリーをコマンド良く織り交ぜ、緩急で翻弄するグラウンドボーラー。股関節のコンディション不良が気掛かり。パワーレスながら安定度〇、スターター再転向で獲得を期待。


ザック・プリーサック(29) RHP

今季はLAAと年100万ドルの契約。デセプション/アームアングルに優れたコンパクトなデリバリーのスターター。ゾーンに出し入れ可能なコマンドでゴロを量産、垂直に鋭く変化する縦スラ/パワーカーブが持ち味。闘争心に溢れるが、ややパワーレスでセルフコントロールに課題。獲得のチャンスがあれば是非。ザック・プリサック/ザック・プレサック等、表記の揺れがあります。ご了承ください。


ブルース・ジマーマン(29) LHP

今季もBALの40人枠入り。腕を振り切る躍動感に溢れたデリバリーから、抜けの良いチェンジアップを操る左腕。インハイを正確に突けるコマンドを武器に、対左右に応じた配球/投球スタイルを確立。平凡なメカニクスとややパワーレスな点を除けば、欠点のないスターター候補。40人枠を外れればマイナーFA。


スペンサー・ワトキンス(31) RHP

今季はKBO球団とサイン寸前も出産を理由に固辞、WASとマイナー契約。毎年のように球種が増え続ける、非常に器用な右腕。ドライブラインにてスイーパーを習得、レパートリーの質も向上し大きく飛躍。コントロールは安定もパワーレスがネック。ローテの柱は望めないものの、バックエンドスターターが適任の候補。レパートリーの多い投手なので、動画を分割しています。1つ目がシンキングファスト(4シーム)/カッター/スイーパー、2つ目がカーブ/2シーム/チェンジアップ/スプリットとなります。


タイラー・ギルバート(29) LHP

今季はCINとマイナー契約もPHIへトレード。持ち前のコマンドと緩急を上手に織り交ぜた投球術が光るサウスポー。丹念にボールを動かしながら、ゾーン全体を広く使い切るクレバーなスタイル。ややパワーレスで、球種毎のアームアングルのバラつきが気掛かり。バックエンドスターターが適任、今オフはマイナーFA見込み。


ディネルソン・ラメット(32) RHP

今季はLADとマイナー契約もオプトアウト、KCRとマイナー契約。意のままに変化する縦/横/標準の3種のスライダーで制圧するパワーアーム。良好なアームアングルに高速クイックも備えるが、ムービングファストがゾーン中心に集まる点がネック。スターター確約でチャレンジして欲しい大物右腕、獲得のチャンスがあれば是非。


ミッチ・ホワイト(29) RHP

今季はTORの40人枠入りもSFGへトレード、後にWASへ再度トレード。昨オフは在阪セ球団のリスト入りも噂。堅実なコントロールと緩急を巧妙に使いこなすハイフロア型の理想形。ムーブメントが絶妙に異なる変化球を器用に操り、ゾーン際を突くタイトなスライダー/スイーパーが絶品。総合力に秀でるが、肘肩のコンディションに不安。今オフは40人枠外でマイナーFA、ローテの一角に是非。


タッカー・デビッドソン(28) LHP

今季はBALとメジャー契約(詳細非公開)。理想的な投球メカニクスを誇るスウィングマン。上質なレパートリーの全てでカウントを整えられ、粘り強くゴロを量産と安定度が◎。エース格に化ける可能性を秘めた、ハイポテンシャルな逸材。今オフは40人枠外ならマイナーFA、スターター確約で是非。
※動画/寸評の更新を予定


ブレント・ハニーウェル(29) RHP

今季はPITとスプリット契約(40人枠入りで125万ドル)もDFA、LADがクレーム。度重なる怪我で伸び悩んだ、MLB屈指の元プロスペクト。安定したコマンドと複数のマネーピッチ、スターターに必要な能力を全て備えた大器、希代のスクリューが絶品。今オフもマイナーFA見込み、争奪戦の可能性大な要注目株。


アンソニー・ミセビッチ(29) LHP

今季はNYYとマイナー契約。総合力に秀でたバランスの良いスウィングマン。安定したコマンドで丁寧にゾーンをコントロール。緩急を上手に使えるため、スターターへの再転向も選択肢。投球メカニクスが平凡で打ち辛さがなく、対右に有効な球種がない点がネック。40人枠を外れるようなら是非。


ローガン・アレン(27) LHP

今季はARIとマイナー契約。打者の懐を抉る、鮮烈なクロスファイアが光るスウィングマン。粒揃いの多彩なレパートリーが◎のハイフロア型。インステップなど工夫は見られるがファストボールの質が△、ややパワーレスで被弾癖。燻り続けるもポテンシャルは一級品、覚醒の可能性を秘めた左腕。今オフは40人枠外でマイナーFA。
※動画/寸評の更新を予定。


アントニオ・サントス(27) RHP

今季はMEXリーグでプレー後、CHCとマイナー契約。23年日本海リーグ石川でプレーした元独立リーガー。国際FAとして5万ドルでMLB入りのドミニカンパワーアーム。独特のリズムを刻むデリバリーから、淡々とストライクを積み重ねるコントロールが○。豊富なレパートリーを操るイニングイーター。変化球の質が今一つながら、バランスの良いハイフロア型との評。

タイラー・アレクサンダー(30) LHP

今季はTBRと年195万ドル+インセンティブ12.5万ドルの契約。多彩なレパートリーをバランス良くミックス、粘り強くゾーン際を攻める技巧派スターター。タイトなカッターと抜けの良いチェンジアップのコンボが絶品。ややパワーレスで被弾癖がネック。きちんとゲームを纏め上げる安定度が最大の魅力。ノンテンダーの際は是非。
※動画/寸評の更新を予定


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