初めまして、打撃投手です。
初めまして、某プロ野球球団の打撃投手です。
裏方とも呼ばれることもありますね。
このブログでは華やかな世界プロ野球で打撃投手としてチームを支えている
一般的にスポットライトが当たらずなんならファンに知られることなく
球団を去ってしまう可能性のある職業が
日頃何をしているか(1日のスケジュールやトレーニング等)
何を考えているか(ここは個人的偏見あり)を
書いていきもっと皆様に裏方のことを知っていただきたく始めた所存であります。
プロ野球の打撃投手は大概が戦力外になった投手がなるものですが、
近年はプロ野球を経験していない人(独立リーグやアマチュア)や
元野手や元捕手が務めていたりします。
ファーム(2軍、3軍)に至っては、打撃投手がいないチームもあり
コーチや球団職員が打撃投手を務めたりしています。
打撃投手は裏方の中で1、2番目を争うくらいチームの勝利に関わっている存在で
「天才バッターの恋人」
と呼ばれるくらい本来なら重宝されなければならない人達だと思います。
(自分で言うのもなんだけど)
それなのに球団によっては扱いが悪いところもあると聞いています。
打撃投手の評価が低すぎるのです。
打撃投手だって技術職です。
怪我やイップス(投球障害)で投げれなくなればその年でクビです。
プロ野球界ではまだまだ、打撃投手は誰にでもできると思われる事が多いです。
そう言っているコーチやスタッフはたまにしか投げずに、自分の感覚が悪かったり
肩が痛いと言えば投げなくて済むからプレッシャー自体がないのです。
ストライクを入れなくても別にいいのですから。
バッターが際どいところを見逃したら、
「入ってるだろ!打てよ!」と言えるから。
打撃投手でそんな事が言えますか?言えるわけがありません。
バッターが打ちやすい所、スピードで投げなければならない職業ですから。
打撃投手を仕事してやる事と、フラッときて投げるのとは天と地の差がありますからね。
また、待遇面でも問題があります。
まず考えてください。
現役を引退したプロ野球選手は野球しかしてこなかった人が多いので
大体が就職に困りますよね。
自分がしたい事がない人や
プロ野球の生活になれて他の会社で働けるか不安な人
生活の質を落とさなければならないので大変ですし
家族がいる人は尚更です。
なのに、打撃投手の打診を受けた選手が
「打撃投手はなりたくない」
という現状です。
現役選手が打撃投手を見ていてそう思うのですから、待遇はみなさんが
思っている以上に悪いです。
だから、独立リーグの選手やアマチュアの選手にオファーが行くのです。
彼らからすれば、プロ野球の世界に入れるのだから断る理由がないですよね
でも彼らは入って気付くのです。
「思ってたよりストライクが入らない」
「来年クビになるかも」
そして自分の感覚が悪くても毎日投げなければならない
しかも選手に当てちゃいけない
そう考えていくうちにイップス(投球障害)になるのです
来年クビになるかも知れないという不安を抱えて毎日投げ続けるのです。
そして、投げるためにウェイトトレーニングや、ランニング、ストレッチ、
毎日100球以上投げるために体も鍛えないとダメなので
準備も怠っていません。
一年でも長くという意識は現役選手と変わらない人もいます。
数年で辞めちゃう人はその待遇の悪さと、将来への不安から
すぐ辞めてしまいます。
中には他球団に引き抜きもあるのです。
現役選手とほとんど変わりませんね。
なのに!!!!!!
ほんと打撃投手への待遇を考えてもいいと思いますけどね。。。
有能な打撃投手を失ってしまってな選手にとってマイナスですし
選手にとってマイナスは、チームにとってマイナスですからね。
だから!ファンの皆様は温かい目で見守ってください!
なんなら裏方にも注目してください!!!!
あと、簡単に投げれると言わないでください。
そう言っているあなたは絶対1年間通して投げれるわけないのだから。
打撃投手を舐めないでください。
それでは。。。
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