巨人軍OP戦vs広島,ヤクルト(24.02.24,25)

打撃陣は、相変わらず力の劣る投手からは集中打を浴びせることができても、森浦・島内・矢崎・吉村などのコンパクトスインガー相手にはフルスイングができずチャンスすら作れない。まだ主力のギアも上がってないし、若手のアピールも物足りない。表ローテから3点、勝ちパターンから1点取るくらいの強い野球には程遠い。手放しで喜べる状態ではないよ。

投手陣は、回内の小さいバックスイングから、リリースで前脚が伸展するオーバーハンド、またはスリークでスイングできる投手が増えてきて、上半身が開く変則投手が主力になるような状況を脱しつつあると思う。良い意味で同じようなスイングの投手たちが、機械的に次から次へと出てくるような陣容が望ましい。ただ、それが低級にとっては特長がないと感じるのか、「色んな投げ方の選手がいるから素敵なんだ!絆が深まるんだ!」とか絶叫し始め、大江のような変則投手をゴリ押ししてくるので注意が必要である。

松井のようなアングルの低い投手や、近藤や赤星のような沈み込むドロップ&ドライブ式の投手は、高めやアウトハイに意図してボールが投げられることが求められる。

萩尾について

おいたんから言わせてもらえばね、スイングによってフルスイングできている時もあれば、できてない時もあるんよ。地面反力でスイング後すぐに前足がめくれ上がるくらい前脚を踏み込めて、その際に、後ろ股関節が伸展して、後ろ脚が自然にシザースしてる時は、フルスイングができている証拠なんよ。逆に前足が閉じたまま、すぐにはめくれあがらず、そのままだと前膝が壊れるから、無理やり後ろ脚を引くようにパワーを逃がしてる時は、瞬発力がボールに伝わってないんよ。だから手打ちっぽくなって、一軍の打席だと"岸田"に見えてくるのはそういうところが原因なんよ。

ヒッチするけど、グリップが「下がる」からの「上がる」がほぼなくて、トップが低いんよ(基本的にグリップが肩のラインで、高い時も顎下くらい)。グリップと身体の距離が取れてるのは、オコエより優れているところだけど、先述のヒッチの件と合わせてトップが低い分、トップが浅いと言わざるを得ないんよ。

バックスイングが弱いから、ファストボールに負けてしまうわけ。だから、ヘッドを地面に対して鋭角に入れるとかで補わなあかんけど、萩尾は鈍角気味に入れる。でも、打者にとってテークバックを変えることは、全身整形を加えるのと同じだから、あまり奨励できない。だから、始動を早めるとか、スイングスピードを上げるのと、あとは前脚の踏み込みを強くできない限りは、中距離打者としての格付けから脱することはできない。

スイングスピードや前脚の荷重は、オコエの方は上。でも、ヘッドステイバックの大きさは同じくらいか、なんなら萩尾の方が大きいし、萩尾は、近めのボールに対して、骨盤を三塁側にズラして、腕が伸びるところで捉えたりもできる。ここ数打席においては、一軍の投手に対して"間"が取れるようにもなってきている。

佐々木
外のボールに対しては、手首の返りを使って逆方向に大飛球を飛ばせている。グリップの落としから、更に背中側に引く二度引き動作がある。OP戦の間は差され続けてもいいから、萩尾と同じくとにかく打席を与え続けろ。

泉口
左投手に対して、煽るようなバット軌道になる時があって、結果引っ掛けだゴロになる。それ以外は強い癖がないから、ボールとの距離や間が取れて、四球が増えている。




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