巨人軍練習試合vsサムスン戦雑感(24.02.18)
野手
オコエ
トップに入る際にグリップが顔に近づいていく癖を、去年から修正中。後ろ脚のシザースが発生することから、前軸で回転するタイプだけに、トップはグリップだけ後ろに置きつつ、身体だけ並進させるイメージが望ましい。坂本みたいな感じで。
萩尾
結果だけ見れば猛打賞。使い続ければ、単打者寄りの中距離打者としてそれなりのスタッツになっていく可能性はあるが、スラッガーを目指すのなら修正すべきポイントがいろいろ見えてきた。
佐々木
左投手から開かず、かつポイントを前に切り替えライン際に引っ張った打球を放つ。しかしポイントが前すぎるし、故に手首のアンコックも早い。カタログスペック上だけで判断する低級からは単打者と評されるが、あまり並進せずに、体重を後ろに残すスラッガー寄りのスイングである。
岡本
大きいヘッドステイバック。前脚に荷重され、スイング後に軸がベース側に傾き、軸足もホームベース側に跳ね上がる。まだ立ち遅れてはいるが、空振りだけでそれと分かるフルスイング。順調です。
秋広
スイングの途中、ヘッドが投手側を向く際に、手の甲が上を向く「こねる」という状態が目立っていた。
泉口
左に対してヘッドアップせず、軸もブレていなった。股関節が強くぶつかるヘッドステイバックが大きいスイングで左中間に飛球を放つ。過去記事において言及した懸念に一発回答。
松原
前壁を作りインサイドアウトでスイングできていた。佐々木とはタイプが違う。
湯浅
肩は入るけど、オコエや萩尾と違ってトップも深く取れてるし、フルスイング度はそこそこ高い。アッパー気味に打っても干されていないあたり、阿部慎之助がそれを頭ごなしに否定しているわけではないというのが伺える。
投手
西舘
クイック投法とドアスイングは紙一重。
又木
球によっては前脚が伸展せずに"前"が小さくなっていた。
堀田
ファストボールと来ない系のチェンジアップがメインだからこそ、インサイドアウトの再現性を高めてほしい。
田中
打球は素晴らしいが、エルボーアップして"ぶん回す"大きい後ろ、この日は両膝の屈曲が強く、故に前に作られる軸が弱いのに、インパクトの際に軸足が浮くなど、肘へのストレスと再現性がどうなのはという感じはある。
松井、京本、泉は引き続きインサイドアウトでスイングができていたと思う。
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