九州踊る!物語 その4【中井編】
あなたは市のPR活動をしてくれる観光レディを捕まえたことがあるだろうか?
語弊がないように正確にいうと、未来の観光レディを担ってくれる人を見つけたことがあるだろうか?
観光レディを見つけるのは行政や観光協会の仕事なんじゃないの?という方、そのご意見は間違っていないと思う。しかし、僕は未来の観光レディを見つけてくるということをしたことがある。それがこちらだ。
僕の住む日南市では、毎年2人の観光レディ「日南サンフレッシュレディ」が選ばれる。
日南サンフレッシュレディは、市民を代表して日南市のイメージアップを図る目的で、各種歓迎行事や市内外における観光誘致宣伝などを業務としております。
(日南市 観光協会HPより引用)
実は2020年1月時点では、この候補がまだ1人しか決まっていなかったのである。3月までに2名必要なのにもう1人の候補が見つかっていないという状況であった。
そんな話を日南市の職員さんから聞いた時に
僕「成人式があるのでそこで探してみたらいいのじゃないですか?」
職員「いいね、それ!やろう。お願いするわ!成人式に行ってくれる?」
あれ?提案をしたつもりがいつの間にか、僕が成人式に行ってもう1人の候補を見つけてくるという流れになってしまった。
せっかく乗り掛かった船だ。やるなら楽しめるように面白くやろうと決めた。
幸いにも僕は日南市のローカルwebメディア!ヤッチャのPMをやらせてもらっている。これはヤッチャの企画にするしかない。
ということで始まったのが「サンフレッシュレディ」を見つけるまで帰れません!?in2020年日南市成人式!という企画である。
この企画は日南市の新成人に「2020年にヤッチャ!いたいこと」を聞いてきました!という企画と同時並行で行ったものである。
新成人の皆さんにインタビューをしながらも、日南在住の方に「サンフレッシュレディ興味ありませんか?」と声かけをして行った。
この時注意すべきことは、臆病にならないことだ。キョロキョロして女性を見回しているとただの変態になってしまう。未来の日南市のためにという硬い意志をもちつつ、成人式の邪魔にならないよう丁寧に行った。
だいたい50名ぐらいの方に声をかけさせていただいた。
しかし「興味あるけど今は県外に住んでいて」「ごめんなさい、仕事が忙しくて」と、難航。
断られすぎてメンタルが崩壊する寸前でしたが、新成人の皆さんが友達を紹介してくれたりと協力してくれました。(本当にありがとうございます)
その後も継続して声をかけ続けた結果、サンフレッシュレディ就任を承認してくれる方が見つかったのである。
いやー、やってよかった。
結果として候補となる人材を見つけられたことだけでなく、声をかけた皆さんが「ちょっと待ってくださいね、興味ありそうな友達連れてきます!」と自ら動いてくれたり、「う〜ん、やってみようかな笑」と企画自体を楽しんでもらえたのが本当によかった。
見方によってはただのナンパを繰り返しているように見えるし、そう見えてしまうとせっかくの新成人の方々に不快な思いをさせてしまう。だからこそ見つけるまで帰れないという一見バカな企画にしたことが功を成した。
ナンパに協力してと言うと、あまり気乗りはしないであろう。
しかしこんな企画を本気でやっていて、よかったら協力して欲しいと伝えると、みんなが楽しく参加してくれるのである。
このように捉え方一つで、物事をみんなが楽しめるように変化させることができるのである。
まずは自分が本気で楽しみ行動すると、人がそれに能動的に参加してくれる。これはまさに踊りではないだろうか。
人は本気で楽しそうに踊っている人をみると自然と踊ってみたくなる生き物なのである。
この企画は市の職員、観光協会の職員の方同行のもと行いました。
協力してくださった皆様ありがとうございます。
踊ることは特別なことではない、特別な人にしかできないことでもない
おそらくこのnoteを読んでいただいている方の大半はNPB役員のお知り合いかと思います。そして、ほとんどの方はこのnoteを書いている「中井雄平」という人間を知らないと思います。ということで今更ながら簡単に自己紹介させてください。
はじめまして。1995年に誕生しました、中井雄平(なかいゆうへい)と申します。ゆーへいと呼んでいただけると嬉しいです。
私は2018年に九州大学工学部を卒業し、そのまま院に進学。
同年5月に休学を開始し、2019年3月に宮崎県日南市に縁あって移住。
そして2020年3月に大学院を自主退学をしております。
現在は九州移住ドラフト会議2021の事務局長ならびに九州地域間連携推進機構の事務局をやらせていただいたり、日南でローカルメディアヤッチャ!のPMをやらせてもらったりしています。
今までの細かな経緯やプロフィールの詳細はまたどこかで書こうかなと思っているのですが、とりあえずこのnoteを書いている人は
誰もが憧れるような大企業に入ったわけでもなく、
メディアに取り上げられるようなすごい実績もなく、
マーケティングや経営などの特別なスキルも持っておらず、
ファーストキャリアを宮崎県日南市で歩みはじめた25歳。
ということをお伝えしたかったのです。
踊ることは何も特別な行為を指している訳ではなく、まずは自分が楽しんで何かを行うと言うことが大切であると思います。
このnoteで踊ってもいいのかな、と迷われている方の背中を少しでも支えることができたらこれ以上ない喜びです。
NPBでは、踊りたくなる九州をつくる仲間を募集しています。
エントリーは9/1 まで。お題の作文「あなたが自ら踊った経験を教えてください」をNPBメンバーが「自分だったら…」と綴るリレー企画を実施中です。明日も誰かが、「九州踊る!物語」をアップするので楽しみにしていてくださいね。
仲間募集記事はこちら▼
楽しいエントリーをお待ちしています!
リレー企画ほかの作文はこちらです。
その1(永山編)
その2(門間編)
その3(田鹿編)
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