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栗林良吏(広島)|超選手分析! #4

1. 投の新人王候補・栗林良吏

栗林良吏プロフィール

栗林は1996年7月9日生まれの25歳。ねずみ年の蟹座で、動物占いは「ロマンチストな黒ヒョウ」です。

愛知黎明高校から名城大学 、トヨタ自動車と渡り歩き、2020年にはドラフト1位で広島カープに入団しました。

身長178cm、体重83kgとそこまで恵まれた体格ではありませんが、最速154キロのストレートに切れ味抜群のフォーク、カット、カーブを武器に開幕から22試合連続の無失点を記録するなど、ルーキーとは思えないような活躍を見せている新進気鋭の若鯉です。

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今回の「超選手分析!」を進めるにあたって、まずは現時点での栗林良吏投手の成績(7月14日まで)を振り返ります。

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チーム事情もあり、セーブ数では1位のスアレス投手(阪神)に7差をつけられていますが、33回2/3を投げて失点2、防御率0.53という圧倒的な投球を見せています。

また、奪三振率でも"14.44"という優秀な数字を残しており、セリーグのセーブ数ランキングに名を連ねる投手の中では1位の成績です。

そこで今回は、栗林がそれほどまでに活躍できている理由について、自分なりに考察をしていきたいと思います。

2. フォームからの考察

「超選手分析!#2」で触れた森下暢仁投手と同じく、栗林投手も「縦回転フォーム」を採用しており、それによって高い出力と制球の安定を両立させています。

一方で、前回比較した楽天の瀧中瞭太投手のように、縦回転フォームを採用しない投手も多くいます。これだけ利点が多いにも関わらず、です。

では、なぜ一部の投手しか採用していない投げ方なのでしょうか。それは「人によって合う合わないがある投げ方だから」です。

以下、投球フォームの写真から考察していきます(トヨタ自動車時代の写真ですが、根本的な投げ方は今と変わっていません)。

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