伊藤大海(日本ハム)|超選手分析 #11
今回取り上げる投手は、宮城大弥投手(オリックス)、早川隆久投手(楽天)らと熾烈な新人王争いを繰り広げている日本ハムの伊藤大海投手。
伊藤投手は大学生の頃からSNSやYouTubeを利用して積極的に情報発信しているので、今回は伊藤投手の過去の発信に関する個人的な見解も含めながら、投球動作について触れていきます。
1.大学4年~今季途中までの投球動作
今回は投球フォームからの考察になりますので、参考になりそうな記事や動画を集めてみました。
・今季途中までの投球動作(連続写真)
・今季開幕直後の投球シーン
・大学時代の投球動作
大学4年生時から今季の途中までは、ほぼ同じ投球動作です。
今季の途中から二段フォームに変更し、左膝を高く上げてからステップするようになりましたが、他はそれほど変わっていません。
2.「ヒップファースト」
セットポジションから始動します。
左膝が上がります。
グラブから右手を抜いて、左足が二塁側へ入ります。
※雑誌などのフォーム解説では、グラブから投げ手(ボールを握っている手)を抜く動作を「両手の割り」「ハンズセパレーション」と呼んだりします。
このフェーズでは、上半身で「両手の割り」が起こり、下半身では左足が二塁側へ入る動きが起こります。この2つの動作が連動して「ヒップファースト」と呼ばれる動きが作られます。
「ヒップファースト」の前後を細かく見ていきます。
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