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なぜ今、セクハラが問題になるのか?WEEKLY OCHIAI 「愛と性」を語る収録レポ(ゲスト落合陽一・大室正志)

4月から装いも新たにスタートしたLivePicks。

今回は、落合陽一氏が著書『日本再興戦略』に書き忘れたというテーマ「愛と性」について、ゲストの産業医 大室正志氏とNewsPicksコミュニティマネージャー最所あさみさんを交え、トークが繰り広げられました。

タブー視されてきた「性」をとらえなおす

冒頭、落合さんが紹介したのはスウェーデンのモデルArvida Bystromさんのインスタグラムです。

Arvida さんはムダ毛を処理しないそうですが、”ムダ毛を見せることはタブー”という社会通念を軽々と超えたその美しさに落合さんは注目しています。

そもそも、「性」は生物としての自然な営み。それを必要以上にタブー視し、一段低く見るような風潮を変えたいと落合さんは強調していました。

「不倫」がタブー視される理由

そして話題は「不倫」に移ります。

近代以前は、恋愛・結婚・性は独立して存在していたと大室氏はいいます。

ところが結婚と性は管理できるのに対し、恋愛は管理できないことから問題が生じることが多かった。そのため、恋愛・結婚・性を三位一体の制度にしたのが近代のフィクションだといいます。

「不倫」はこの三位一体制度からはずれるため、ポリティカルコレクトネスに違反するとして、最近はことのほか糾弾されています。ですが、実はこれは近代の現象にすぎないと解説していました。

メディアの恋愛至上主義

誰もが「恋愛をしたい」と思うことは、メディア洗脳の結果ではないか、とは落合さん。

日本の学校教育で「合唱」が教えられているから日本ではカラオケがはやるというのと同じように、メディアで「恋愛」の価値が高いとされているから、誰もが恋愛しようと思わされるのではないかといいます。古今東西、ポップソングは恋愛についての歌ばかりであることを思うと頷けます。

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会場にはNewsPicks Bookの編集者でもある幻冬舎の箕輪厚介氏も訪れ、恋愛や結婚の「シェア」について、問いを投げかけていました。

放送後、ツイッターには「面白かった!」との声が多数。インターネットメディアならではのタブーに切り込んだ価値が満載の放送になりました。

放送禁止用語もとびかった今回のLivePicks。トークの詳しい内容については、NewsPicksサイトに動画がアップされていますので、ぜひご覧ください。

*本記事は、5月2日(水)に開催されたWEEKLY OCHIAIのライブイベントをまとめなおしたものです。(ゲスト:落合陽一・大室正志・最所あさみ、司会:佐々木紀彦)

<ゲスト>


編集:柴山 由香

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