FIRE後の債券投資先は【eMAXIS Slim先進国債券】が最有力。
来年から始まる新NISAに向けた投資戦略として、NISA口座を楽天証券からSBI証券に移行する。
新NISAに向けた準備①(NISA口座は楽天証券からSBI証券へ)|np2030@資産運用 (note.com)
楽天グループの経営難が波及したことによるポイント還元の改悪、楽天銀行よりも住信SBIネット銀行の方が定額送金や他行振込手数料の優遇が大きい点、そして、クレジットカードのポイント還元が単純明快な三井住友プラチナプリファードの使い勝手の良さが移行を決めた理由だ。
新NISAに向けた準備②(三井住友カードプラチナプリファードを採用)|np2030@資産運用 (note.com)
そして、個人投資家にとって三井住友プラチナプリファードを保有する大きなメリットは、クレジットカードによる投信積立が最大5万円までポイント5%還元される点だ。
私は、今年4月にメインカードを楽天カードから三井住友プラチナプリファードに変更し、6月からクレジットカードによる投信積立を毎月5万行っている。クレカ積み立てでは、月2500ポイントの還元が目的であるため、低リスクの「eMAXIS Slim先進国債券」に投資している。
eMAXIS Slim先進国債券は、オルカンで有名な低コストのインデックスファンドを多く取り扱っている三菱UFJ国際投信のslimシリーズだ。
株式100%のオルカンと比べて債券100%という地味な商品であるため、SNS等のネットではあまり話題に上らないが、純資産総額は800億を超えていることからも、一部の投資家からは正当に支持されていると言えるだろう。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | eMAXIS(イーマクシス)
商品名に「先進国債券」とあるが、実際にはFTSE世界国債インデックスに連動する運用を目指しており、新興国も含めた全世界の債券市場に分散投資される商品である。
つまり、eMAXIS Slim先進国債券に投資することで、米ドル・ユーロ・人民元・ポンド・カナダドルといった主要国の通貨への分散も可能となる。
私のように外貨を保有することに対して敷居が高いと感じている人にとっては、魅力ある投資先だ。
そして、今は世界的に通貨の金利が上がっている。
配当金はそのまま再投資されるため、大きな為替変動(円高)が無い限りは、理論上では右肩上がりに推移していく低リスクな投資商品である。
まだ投資を始めて4カ月と短いが、運用成績は1.1%(+2,298円)と良い。
これにポイントを加算すれば、更に12,298円の含み益となる。
※2,298円+2500ポイント×4カ月
元金20万に対して12,298円の含み益ということは、実質6%を超えるリターンを今のところ得ていることになる。
もちろん円安の影響もあると思うが、債券市場がパッとしない中で十分な運用成績と言えるだろう。
来年から始まる新NISAでは全世界株式へのクレカ積み立てに切り替えるため、eMAXIS Slim先進国債券への投資は年内でいったん打ち切りとするが、将来的に円安に進むと考えるならば、現金で保有するよりも運用効率は確実に高いはずだ。
FIRE達成後に安全資産として投資するならば、今のところeMAXIS Slim先進国債券が最有力かもしれない。
<理想のアセットアロケーション>
① 全世界株式インデックスファンド 60%
② eMAXIS Slim先進国債券 30%
③ 不動産リート 10%