22/23 33節 アーセナル対マンチェスター・シティ
どうも、サッカー教育をITでサポートしたいnozです。
サッカー指導者向けのサービスであるTRAUM COACHING ACADEMYで勉強しつつサッカーを”見る”修行をしてます。
今回は22/23 33節 アーセナルVSマンチェスター・シティの1シーンをやっていきます。
Youtubeのクリップ機能が使えるので、ハイライトを使いながら止める・蹴るといった技術の観点でシーンを切り取りながら分析・再現レポートを書いていきます!
デ・ブライネのセンスの塊なシュートを振り返る
まずはデ・ブライネのシュートを見てみてください。(Youtubeのクリップ機能で切り抜きました)
ついこの間行われたアーセナルvマンCの1点目の芸術的なシュート。これはサッカーをやっていれば技術的な所で言えばわかりやすいかもしれません。めちゃめちゃ威力があったわけでもないのにシュートコースが神がかっていたためにゴールになりましたよね。
あの距離、あのシーンで決めるにはゴールの外から巻きながら下隅に入れるしか無いという、一見デ・ブライネにしかできないよねというゴールでした。
いやいや、待ってくれと。
本当に出来ないの?というのを考えていきましょう。あのシーンはどのようにすればゴールを決められたのでしょうか。
このゴールに近づくための”運ぶ・蹴る”
私の場合はあの超人的なシュートを再現するのではなく、その手前からアプローチしたほうが良いと考えています。
あのデブライネのシュートですが、あれでなければ決まらない背景にキーパーと完全にタイミングがあっているということが言えます。
事実、よく見てもらえば分かるのですが外から内側に巻くようなシュートでなければおそらく触られていて、弾かれています。
何故キーパーとタイミングがあっているのかといえば、蹴るタイミングがとてもわかりやすかったからですね。
アーセナル6番のガルリエウを抜いたシーンを見てほしいのですが、一気にボールを蹴り出して、追いつくと同時に大きく振りかぶって蹴っていますよね。
そのため、蹴る瞬間は非常にわかりやすく、キーパーが反応しやすいためデ・ブライネの技術がなければ弾かれてしまうのです。
つまり、もっとキーパーに分かられないようなタイミングでシュートを打ち、キーパーとのタイミングをずらす…
ガブリエウを抜いた後にいつでも蹴れるように運ぶ
シュートモーションを小さくする
ラムズデールとのタイミングがずれる
ゴールが決まる
こういう流れを作ってあげることで、デ・ブライネのようなボールセンスを補うことができ、シュートを決めることができます。
身につける(or 指導する)には
いつでも蹴れるように運び、相手に分かられないように蹴るというのが重要なので、このTRがいいと思います。
分かられないように蹴るというのはどういうことなのか、何を見て、どういった基準で練習をすればよいのかがわかるのでおすすめです。
矢印というものの解像度が数段上がります。
おわり
元々Youtubeでやっていたのですが、業務多忙なのもありnoteで始めてみました。
文字にするとすごい多いので今回は1シーンだけにしてみましたが、3点目の股抜きなんかも語りがいのあるめちゃめちゃおもしろいゴールでした。
風間八宏さんが提唱する技術で見ると、真似できないスーパーゴールと思えるものも道筋が見えてすごいなと思うばかりです。
元々ベイルが好きでその流れでBBCのマドリーファンになりまして「フィジカル!!パワー!!スピード!!」という試合が好きだったのですが、最近技術を見ることの楽しさをわかってきたので、今後も共有出来たらなと思います。
もしこの試合のこのシーンやってほしい!とかあれば私のTwitterまで連絡ください!