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チーム全員でプロダクトに向き合う【プロダクトさんぽ】が結構良かった話

どうも、ITでサッカー教育をサポートしていきたい野末です。
オンラインスクール立ち上げ・運用事業を行っているNopseの新規事業責任者でもあります!

今回は、直近で実践した「プロダクトさんぽ」についてお話しします。

普段はサッカー指導者向けオンラインスクール【TRAUM COACHING ACADEMY】を開発・運用しているので興味があれば皆さん覗いてみてください!

なぜプロダクトさんぽをやったのか

具体的な状況は後述しますが、2022年の年末にTRAUM COACHING ACADEMYをリリースし、更にスケールさせたいとなった時、どうやってもう1段チームとしてのアウトカム(成果)を増やせるかな…という思いを抱えていました。

そんなときに「私考える人、あなた作業する人」というスライドを読み、このままではやばいと衝撃を受け、これはなんとかしないといけないなと身にしみて実感したためです。

「私考える人、あなた作業する人」についてはこのスライドを是非読んで見てください!(※この後の内容でもなんとなく理解できます)


チームが抱えていた課題

前提として、課題が最も顕在化していた時期(2023年2月頃)のチーム規模と事業フェーズを共有すると

チーム規模:
フルコミット4人(私・コンテンツマネージャー・エンジニア2人)
一部コミット4人(エンジニア2人・動画編集2人)

事業フェーズ:
事業立ち上げ期で、プロダクトをリリースして更にグロースさせていきたいと考えていた。

こんな状態でした。

事業立ち上げ期を経験されたことのある方は分かるかもしれませんが、この時期はとにかく何でもやらなければならず朝令暮改は当然な状態でした。
メンバーにはすごい苦労をかけたと思います。(いつも付き合ってくれてありがとうございます)

そんな状態だったので、基本的に不確実性の高い事の探索は私が模索し、ある程度不確実性が下がったらの実装をメンバーに依頼するという建て付けになっていきました。

その結果、
1. 投資管掌役やパートナー等、各ステークホルダーへの説明責任
2. プロダクトや事業に関する意思決定
3. コミュニケーションリードやプロジェクトリードの経験
これらが急速に私に集中し、「私考える人、あなた作業する人」というチームに急速に変化していきました。

課題の顕在化

メンバーのみんなに仕事をしやすいように…みんなが残業しなくてもアウトプットを出せるように…という事を意識しながら事業探索をすすめていたのですが

この言葉が出ることがチームに健全性があるシグナルだと思いこんでいて、その形に最適化していったので「良くこの言葉を聞けて嬉しいなぁ」なんて思っていたのが2022年の10月くらいでした。
…はい。皆さんもうおわかりですね。

完全にこうなってしまってたわけですよ。
事業フェーズが変わったタイミングなのもあり、必要なアウトカムは増えているのにチームとしてのアウトカムは全く増えていないという状況に陥り、更に分業体制が強化されていくというネガティブサイクルにはまっていました。

幸い、チーム規模も小さく、変わったとはいえ事業フェーズもまだまだだったので課題としてはそこまで深刻な状態ではありませんでした。(手抜きフェーズまでは行かなかった)

このタイミングで「私考える人、あなた作業する人」のスライドを読み、気づけたのは非常にありがたかったです。(moriyuyaさんありがとうございます!!!)

※余談ですが、ここで安易に採用に踏み切ったらネガティブサイクルがかなり強化して詰んでたなという実感もあります。
ぎりぎりで踏みとどまれたのは弊社社長のアドバイスのおかげでもあるので、毎週MTGをさせてもらっている環境がありがたすぎるなと毎日思っています。ありがとうございます!!!

チームのあるべき姿を考える

この状況を打破するためにとプロダクトさんぽを安易に取り入れると「やること増えたけど成果が出ない、なんだったんだろうね」ということが往々にして起こりがちです。

そのため、一旦チームのあるべき姿を考えてみました。

まぁ色々考えましたが、やはり「問題解決能力の総和が高い(=最高なアウトカムを多く出せる)」ことだろうなと。

そのために必要な要素として、
・ドメイン知識(サッカー)
・ハードスキル(プロダクトを見る力)
が分業によって集中してしまっているので、チーム全員がこれに触れる機会を作ってみよう…ということでプロダクトさんぽを実施してみました。

試しにやってみたプロダクトさんぽ

とりあえず週1での開催にして、あえて事前準備なしで「このプロダクトについて議論する前提でとりあえず触っといてください」とだけ伝えて迎えた本番。

共有する、というよりは創発の場にしたかったので、チーム全員でそれぞれのテーマに沿って話していき、最終的に自分たちのプロダクトに落とし込んで行くにはどうしたら良いのか?を考えるのをFigjamで行ってみました。

実際のFigjamボード

結果として、かなり活発に意見がかわされ、メンバーからも「プロダクトの見え方がわかって楽しかった」といった声ももらえてなかなか好評でした!

これから

まだまだ取り組み始めたばかりで「目に見えてアウトカム変わったよね」ということはまだありません。
しかし手応え感は結構あったので、今後はプロダクトさんぽ以外にも、プロダクトバトル(参考:https://note.com/yuyasan/n/n69fa5a569e94)なんかも取り入れ、意思決定やステークホルダーへの説得の機会をどんどん作っていきたいなと考えています。

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