煮詰まった時に試したい課題解決につながる3つの問い
どうも、ITでサッカー教育をサポートしたい野末です。
最近、課題解決のときに何を考えているのか?というのを色々なところで話す機会があったので、事業立ち上げと運用の中で培った知見を皆さんにも共有してきたいなと思います!
自己紹介
株式会社アドウェイズベンチャーズに所属しており、新卒から新規事業責任者として働いてきました。
継続サポートアプリなどを経て、やはり続ける内容がとても重要だということで現在はオンラインスクール立ち上げ・運用事業を行うNopseという事業責任者になっております。
そんな私が現在メインで稼働しているのがTRAUM COACHING ACADEMYというサッカー指導者向けのオンラインスクールになります
前提
そもそも、仕事をしていく上ではおおよそ以下の3つのレイヤーに分かれると考えています。
課題を発見する人
課題を解決する方法を考える人
決まったことを実行する人
今回はその中でも、解決方法を考えるのに煮詰まっていたり、決まったことを実行するのではなくちょっとステップアップしたいなと考えている人に向けのTipsになります
問い1. その課題(イシュー)は実在するのか?
まず最初にとりあえず思いつくことを試す…という方も多いとは思いますが、結構失敗してしまいがちです。
まずは課題の実在を確認しましょう。
多くの場合、課題を手渡す人は解決レイヤーの人よりもポジションが上なために、課題は当然あるものだと受け取ってしまいがちです。
課題の解像度は課題解決を実際に考えていくにあたって上がっていくものでもある(実際その側面はかなりある)という課題探索側の意見
上のポジションの人が考えたんだから妥当なんだろうというソリューション探索側の意見
これらがミスマッチ(ある意味マッチ)して、これに似たことが起こります。
課題の設定自体が間違っていたり、精度が低いとどんな打ち手を考えたところでそれが望んだ成果を出すことはなかなか難しいですよね。
のどが渇いてるのに、課題を空腹だと誤認してご飯を食べることを解決策にしているようなミスマッチは意外と多く生まれています。
KPIやユーザーヒアリングなど、一次情報をしっかり確認して同じ課題にたどり着くかどうかをしっかり確認し、腹落ちするまで課題をくれた人に聞きまくりましょう。
課題が間違ったままずっと結果を出せないと疲弊して、楽しかったはずのチャレンジも楽しくなくなってしまいます。
問い2.解決策にバイアスはないか?
課題が実際にあったものだとして、解決策を考える際にも気をつけたいのがバイアス。とくに確証バイアスです。
1次情報を見たり、自分の好み等によって確証バイアスが生まれてしまうことが非常に多いのがこのタイミング。
気付かないうちに自分の認知が曲がってしまい、気付かないうちに自分の都合の良い解決策を模索しがちです。
しかし課題を解決するというのは他の人が解決出来ないことをやるということなので、自分の苦手なこと(≒無意識に避けがちなこと)に積極的に取り組まないと課題解決につながる情報を得られないことはかなり多いです。
周辺の人に聞いたり、壁打ちを細かくしていくことで自分の考えのズレやが明らかになることは多いどんどん自分の考えを公開していきましょう。
IT界隈ではTimesという文化もあるので、このあたりも活用できると良いと思います。
あとは、逆に超ひねくれて自分が考えた解決策を頑張って否定するデータを集めるという作業もやったりしていますが、これもなかなかおすすめです。(画像引用元の記事で悪魔の代弁者と呼んでいるものですね)
問い3. 細かく、速く検証できているか?
ここまで話してきましたが、とはいえこれらは机上の空論です。
できるだけ素早く検証をしていきましょう、というのはよく言われることですが、実際に大切です。
私がよく行う方法としては、解決策として考えている体験を手動で提供するMVPをよく行います。
MVPの話でよく使われるこの画像ですが、
これをシステムでやろうと試みた事も何度かありますが、解決法が定義出来ていないことをシステムに落とすのは至難の業ですし、システムに落とすと狩野モデルとバッティングすることが多いのでそもそも使ってもらえないということが結構あったんですよね。
(※いい方法知ってる方いたらむしろ教えてください)
さいごに:一緒にサッカー教育現場の課題解決しませんか?
ほんの1部分ではありますが、課題解決法を考える時にいつも意識していることを整理してみました。
現在弊チームは少数での事業運営・開発を行っており、全員がこの課題解決リードをできるようになっていこうという動きが生まれています。
運用・運営はそろそろ卒業したいなというあなた。
サッカーに携わって仕事をしたい!というあなた。
この分野に興味がある方は是非以下カジュアル面談か、私のTwitterのDMまでご連絡ください!