【Don’t think! Feel!行と列!】Tableau超初心者の行と列分からない問題について考えてみる
はじめに
Tableau初心者からよく聞く質問に、「行と列の違いがよくわからない」というものがあります。Excelではなんとなく理解していても、Tableau特有の操作感に戸惑う方が多いようです。そんな時、相手の方の理解度にもよりますが私はこう答えています。
「とりあえず置きましょう。違ったらボタン一つで入れ替えられますし。」
DATA Saberを目指している方だったら、そんなことも言ってられないとは思います。でも、Tableauの魅力は「直感的に試せる」こと。行と列に何を置けばいいか悩むより、手を動かして体感することも大事です。特にTableauに初めて触れるようなビジネスユーザーにおいては。このnoteでは、「行と列が分からない問題」への私なりの向き合い方を紹介します。
本記事は、以下の方を対象としています。
Tableauを始めたばかりの超初心者
初心者から「行と列ってどうすればいいの?」と聞かれたとき、基本過ぎてどう答えればいいか悩んでしまう方
行と列ざっくりまとめると
ディメンションを「列」に置くとどうなる?
ディメンションが横方向に切られます。
メジャーを「列」に置くとどうなる?
メジャーの軸が横方向に切られます。
ディメンションを「行」に置くとどうなる?
ディメンションが縦方向に切られます。
メジャーを「行」に置くとどうなる?
メジャーの軸が縦方向に切られます。
行と列の壁にぶつかる理由
行と列は一見すると単純な概念ですが、Tableauでは「何をどちらに置くべきか」という選択が、可視化の形を大きく左右します。そのため、初心者には「あれ、思ったのと違う?」となるのでしょう。例えば、次のような疑問が出てくることがあります。
数値は行?列?どちらがいいの?
メジャーを置いた時にディメンションと違う動きをする…
置き方一つでこんなに変わるなんて…どうすればいいの?
これらの疑問を深く考えすぎると、手が止まりTableauの楽しさが半減してしまいます。
特にTableauなどのBIに初めて触れる超初心者のビジネスユーザーにおいては、「置けば形になる」「間違えても簡単に直せる」位で良いのでは無いかと思います。
Don’t think! Feel! ~考えるな、感じろ~
思うに、Tableauにおける行と列とは、右と左みたいなものではないでしょうか。生きてて「なぜ右は右なんだ…」とか「右と左どちらにおくべきか…」とかあまり考えないですよね。試せばいい、ただそれだけです。
Tableauを「自分の体の一部」のように使いこなすには、まずは回数をこなして慣れることが大切なのではないでしょうか。とにかく試してみましょう。
違うと思ったら?
ボタン一つで行と列を簡単に入れ替えられる機能があります。それを使えばいいだけです。ミスを恐れず、むしろ「どう変わるのか」を楽しむ気持ちで挑んでみてください。理論派のあなたへ
理論で理解したいタイプの方には、行と列についてもっと詳しく説明されている、おすすめの資料を最後にまとめさせていただきました。感覚派のあなたへ
何度も試していくうちに、自然と「こうすればこうなる」という感覚が身についてきます。スポーツや楽器の練習と同じです。
一瞬で直せるその①行と列の交換
ボタン押すだけ、秒で終わります。
一瞬で直せるその②スワップ
対象となるフィールドをShiftで複数選択した後、右クリックして「スワップ」。3クリックで終わります。複数フィールドがあり、特定の項目だけ入れ替えたい時に便利。
まとめ
正直私自身、割と長いことTableauの行と列よく分からない人でした。なんかメジャーとディメンションで若干感覚が違うので、「あれ、そっち??」ってなるんですよね(流石にそろそろ分かってはきました)。
でも正直あまり分かって無かった頃にも、「違ったら入れ替えれば良い」位で思ってたので特に困って無かったし、理解したのも何か資料を見てというよりは、「まあ、そういうもんなんだな」という理解でした。
私が物事を感覚的に理解したいタイプなだけかもしれませんが、多分物事を真に理解するのは、感覚で理解して、言葉で理解して、また感覚で理解しての繰り返しなのだろうと思います。
Tableauは「試して、失敗して、また試す」を高速に行うことができる素晴らしいツールです。そしてどんなツールでも最初は慣れるまで時間がかかるものです。行と列がよく分からなくても(最初は)問題ありません。そんなことで躓くのはもったいないです。たくさん手を動かしましょう。
Let’s Tableau!
おすすめの資料
Ishikawaさんのnote。短くサラッと理解するのにちょうど良い。
人に送るのにちょうど良い記事でいつも使わせていただいてます。
皆大好きKTさんの動画。
動画でしっかり理解したい人のおすすめ。