働き方
仕事で少し無理な修正依頼が来たので、無理ですと連絡した。そして仕事は嫌な終わり方になった。
多分移住していなかったら普通に無理して仕事をしていたと思う。フリーランスなので経済的には大分不安定なのだが、移住をしたことで生活のコストが下がり、経済と生活を天秤にかけられるようになった。
お金があるのは有難いことだが、それ以上に精神的な安定や、日々の充足に重心を乗せることが、今は大切だ。これは自分がキャリアを重ねて、先行きをあまり心配しなくなったことも大きいが、仕事が来なければ柿もぎでもすればいいので、無理して嫌な仕事をする段階ではなくなったのだ。
いわゆるスローライフとは、田舎でのんびり暮らすみたいなことだが、田舎でも当然お金はかかるので、家族の支出分は働かないといけない。でも周りを見ると平日の真っ昼間から庭で火を焚いて持ち寄った食材を焼いたり、季節の草花を見物に行ったりしている。いつ働いてるのかわからないが、多分必要以上に働いてないのだと思う。支出が少ないと働く時間が少なくて済むのだ。平日に昼寝しても誰も怒らない。僕も家の裏のたけのこが毎日伸びるのをただ折る作業をしている。(もはや食べ切れない)
信頼関係が成り立った上での無理なお願いは仕方がないが、お金で頬を叩いたり、若人の功名心につけ込んだりする仕事のやり方は感心できない。また、発注が高いところから降りてきて、下のほうで受け取るタイプの仕事は無理をしがちだ。社会の仕組みは複雑だが、それでも、関わる人の生活を想像出来なくなったらお終い。下々の者が上の奴を引きずり下ろし、皆が同じ目線になる必要がある。
ということで、僕はソロを進めます。最近は良い曲が書けていて嬉しい。
<今日の一曲 伊藤ゴローアンサンブル - Amorozsofia: Ⅲ>
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